ビジネス・実用の高評価レビュー
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最近は高市さんの本を読んでいたが、ほかの保守政治家の著作も読んでみたいと思っていたところ、片山さんのXの固定ポストでこの本を知った。『常識保守』という言葉にも惹かれ、読んでみることにした。
これまで「保守とは何か」と聞かれた時に一言で答えるのは難しかったが、これからは「国民の常識を捉え、保ち守る政治だ」と答えられそう。
もちろん国民の常識というのも難しいが、筆者は「日本人であれば、だれもが持っているはずのたいせつな価値観」こそが日本の常識だと述べている。実際この本に出てくる内容は、自分にとっても自然と「そうだよな」と思えるもので、この価値観を今後も大事にしていきたい。
特に「皇室・男系男子 -
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この地味なタイトルからは想像できない読み応え。久々の入り込む読書体験でした。
町内会なんてみんな嫌々入ってるだけでメリットもそんなにから廃止してしまえばよいのになーとうっすら感じていた。それは町内会本来の存在意義である特権的な「階級性」が希薄なっている反面、機能として求められる「統治性」の比率が重くなっているからなのだ、という私の理解。うっすら感じている嫌悪感の根本理由を指摘されたようで開眼ものです。
同じこれって必要なのかな?代表格のPTAに関する政治学者によるフィールドワーク(私的な営み)を開陳してくれる『政治学者、PTA会長になる』岡田憲治著とテーマの類似性を感じる。本書は歴史的経緯 -
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ネタバレスマホ依存症、といった言葉は最近よく耳にするし、精神疾患患者が増えていることも知っていたけど、人間の脳が一万年前から変わってなくて、科学の進歩が人間の身体に追いついていない。という視点から分析するのがとても面白かった。
なるほど…、これ自分に当てはまっているよな、無意識のうちに脳がハッキングされていた、、、とか、読書中何度思ったことか…
これを読んでから、スマホがとても恐ろしいものに思えてきて、その嫌悪感から手にとる時間が減った気がする。
SNSがあることで、沢山の人に繋がれるメリットも私は大いに感じているから、良い塩梅で付き合っていけるようにしたい。
本書の伝えたいメッセージ軸とは違 -
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ダーウインさんの進化論が楽しく学べます! 「進化」は現在進行中、あちこちで起きているんですね!
取り上げられている事例をみていくと、著者の深野祐也さん(SF大好き)がおっしゃるように、ダーウインさんの進化論のシンプルさと普遍性が実感できます。
「進化」って、ヒトの寿命よりもはるかに長い時間、何万年の単位で起きるイメージでした。
そんなことないみたい。ほんの数年、数十年で起きる「進化」が観察できるそうです。
なんとなく知っていた「進化」ですが、本のはじめの「1.これを読めば進化がわかる!」に、簡潔にまとめていただいていて助かります。
進化のエッセンスは「変異」「自然選択」「遺伝」だ -
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フジテレビ問題の第三者委員会による報告書に関する書籍、という言葉に留まらない内容でした。
報告書を通して、
どの組織におこりうる問題のメカニズムと、
それに対してどう考えていくか?
が分かりやすく纏められています。
273pにわたる魂の報告書を世の人たちに広く知ってもらいたい、という著者の熱い思いに溢れおり、
報告書の要点をまとめるのが上手いのもさることながら、それに関わる論拠の肉付けも面白く、押し付けがましさを感じない優れたビジネス書でありました。
自分の置かれた組織での、えもいわれぬ気持ち悪さを紐解くのに必要な視点を与えてくれたことに感謝
集団浅慮と人権尊重、
この二言はセットで心 -
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喉が乾いた時に、水を飲むと体に染みていくように、読みながら、体に沁みていく感覚でした。あっという間に読みました。
最近、集中力が続かず、本を読んでも、なかなか入ってこず、何度もページを戻っていましたが、こんなにサクサク読めるなんて、自分でも驚きです。
今の自分の状況にあてはまる部分も多く、自分でも何がおきてるか分からないままに、精神科を受診しましたが、特に何かも分からないまま
薬が処方されました。
この本で症状の説明など理解できた部分も大きいです。回復の順番が分かってよかったです。
この先生の温かさが、活字を通して感じられ、涙がでました。
他の方も書かれていましたが、実用書で泣くことは初めて -
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出雲の真実がわかる 出雲大社について、ほとんど知識のないところからの読書だったため、一回で十分理解できたとは言えないが、少なくとも非常にわかりやすく、説得力のある記載がなされている。大国主命が多くの名前を持っていることについても、いつもバラバラに色んな所、名前で出てくるのでその異同すら認識できていなかったが、かなり整理して考えることができるようになった。やはり大陸からの文化は日本海を経由して入ってきたこと、北九州からの航路は瀬戸内海より日本海が海流の影響で有利な事、弥生時代に特徴的な古墳が日本海側に広く分布していたこと、邪馬台国が不自然に記紀から省かれている事、等々… 私には事の真贋を判断する
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新型コロナの流行で病態解明が進んだ! うつ病の原因について、ウイルス研究者である近藤一博氏が、エビデンスを積み重ねて解明してきた経過を理論的に書かれており、非常にエキサイティングな一冊だった。
・疲労はeIF2αがリン酸化されて炎症性サイトカインを産生することで生じる。
・軽い運動はeIF2αの脱リン酸化を誘導し、生理的疲労を軽減する。
・疲れると潜伏しているヘルペスウイルスが再活性化する
・うつ病の原因遺伝子は、SITH-1(シスワン)で、これはヘルペスウイルスの一つHHV-6Bが持っており、嗅球のアストロサイトに潜伏感染しているときに発現する。抗体保有者のリスクは12倍。
・SITH-1は -
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非常にわかりやすいパレスチナ問題 ・19世紀末に、民族主義、帝国主義の流れで、ヨーロッパのユダヤ人が建国を目指してシオン山のあるパレスチナに移住「シオニズム」。そもそも、ある宗教の信者であることをもって「○○人」と分類されるのはユダヤ人をおいてない。神に選ばれた人達であるという認識であり、ユダヤ教では布教は行わない。
・搾取なき社会という理想を目指すという理想もあり、その地に移住したら農耕も自分たちでするので、現地の人と共存することは難しい。
・パレスチナはもともとオスマン帝国が支配しており、複数の宗教・人種が問題なく共存していたが、第一次大戦で連合国側のイギリスが、同盟国側のオスマン帝国を混
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