ビジネス・実用の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ここ数年考えていたことをほとんどんすべて網羅して整理してくれている一冊である。なにかと言い訳したくなるような話に対して真正面から向き合い、まっとうな議論になっている。正直だから怖いのである。日本が間違いなく衰退の道を進み、さらにこれに加速度がついていることを直視せざるを得ない。
日本は次のアルゼンチンになてしまうのか。かつての世界第2位の経済大国は、瀟洒な街並みが今でも人々を酔わすとはいえ、またタンゴのリズムが心地よいとはいえ、国家財政と市民生活は落ちるところまで行きついた。足下はインフレが少し緩和されてきていることだけが救いだろう。
それでも日本はまだまだ切り返せる。誰かがこれを拒む「空 -
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本書の核心は、「苦しみは異常ではなく人間の標準状態である」という認識にある。人は本来的に生きづらさを抱えており、感情はそれを知らせるメッセンジャーとして機能する。怒りは境界の侵害、嫉妬は他者が持つ重要資源の存在、恐怖は危険、不安は望ましくない事態の接近、悲しみは大切なものの喪失、恥は自己イメージの破壊を知らせる信号である。つまり感情は排除すべき敵ではなく、現実を理解するための情報なのである。
また、苦しみには「一の矢」と「二の矢」がある。一の矢とは避けられない現実の苦痛であり、二の矢とはその後に脳が作り出す否定的な物語である。多くの場合、人は二の矢によって苦しみを増幅させてしまう。これを減ら -
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ネタバレ世界で認められた経済学者宇沢弘文(「社会的共通資本」が代名詞とも言える)の人類への愛を貫く人生が綴られた読みやすい本。
宇沢の人としての魅力と世界観がよくわかる。
結局経済学というのは、人が人らしく生活できるために役立つべきものであるという強い信念に基づく言動(時に自分の命を顧みず)には迫力がある。
酒に酔った勢いでローマ法王に一席ぶっててしまったという微笑ましい一面も。
最後に特に気になった一節(3箇所)
#1. 医療や、教育、自然環境が大事な社会的共通資本であることはもちろんですが(中略)平和こそが大事な社会的共通資本
#2. 平和は人類にとっていちばんだいじな共通の財産である。
#3 -
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無駄を省き一点に集中するエッセンシャル思考をどの様に養えるかを記載する書籍
本書は原書が米国の洋書でありながら米国特有のユーモアをオチとして出すことがないのが特徴である
その為洋書特有の独特な読みづらさを感じさせる事も少なく要点のみに集中できる内容となっている
また途中でフォントを大きくした格言のみのページを入れるなど本書の伝えたい本質を端的に理解しやすい配慮もなされていて本の構成要素からも無駄を排除する事への利点を伝えることにも成功していると言える
つまりこの本書はそのミニマルな構成から作品の本質を伝える事に成功できている稀有な作品であり、ベストセラーになるのも納得できる作品である
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