あらすじ
●読書術の大家が、ネット時代に教える「だからこそ本を読む」理由
「ネットがあるのになぜ本を読むのか」。
そんな話もありますが、本当にそうでしょうか?
私たちは日々情報には触れていますが、そこで何が残っているのかというと、
ただ無為に情報を消費しているだけ、のような状況もあります。
本を読むことでしか学べないことは、確実にあります。
文学・読書の大家である齋藤先生が、今の時代だからこそ勧める「読書する理由」と、
「人生と知性に深みをつくる読書」の仕方を紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
全て言うことが腑に落ちるというか、興奮した。読書することの意味がこんなにあるなんてと驚いた。今のネットばかり見てる人たちに読んでもらいたい。
メモとりながら読むのもいいよって言っていた。思いついたことや考えたことを書くと思考力が上がるらしい。実際僕も本を読みながらメモしてるからよかった。
面白いというか助かると思ったのが、知識を得るための読書で何冊読めばいいかということを示してくれたところ。ひとつのテーマごとに5冊でランクA、20冊でランクS、2000冊で研究者レベルだそうだ。いずれは何かしらで研究者レベルを目指したいものだ。
あとベストセラーを読むのも大事と言っていた。僕はあまりそういうの読まないし、昔のベストセラー本ばかり読んでいたが、大勢の人が読むってことは何かしら良い点があるってことだし、読んでみたいと思った。
この世の深い本に一冊でも多く会うために、余計なことはしていられない
Posted by ブクログ
本をなぜ読むのか?
読解力や思考力に繋がると端的には言えるものの、改めて考えるきっかけになる本です。
基本的な問いに対して、正確に言語化されており、「本」という叡智について深く学べます。
Posted by ブクログ
著者:齋藤 孝
ネットで文章を読むとき、私たちは読者ではなく、消費者。読書は「体験」。実際、読書で登場人物に感情移入しているときの脳は、体験しているときの脳と近い動きをしているという話もある。
体験は人格形成に影響する。読書は人に「深さ」をつくる。深さは全人格的なもの、総合的なもの。
深い話、質問が出来るのは、教養が大事。カギとなるのは、物事の「本質」を捉えて理解すること。
読書の楽しみはその本のワールドをじっくり味わうこと。いわば「 味読」。深い世界に触れて、それを楽しむ心が必要。
思考力のある人は、感情をよく動かしている。頭と心、両方必要。だから、思考力を深めるには「感情をのせて読む」ことが重要。
好きな文章を3つ選ぶ。
あるテーマについて知りたい場合、続けて5冊ほど読むとかなり知識が得られる。
好きな書評家さんだったり、信頼できそうな人のすすめている本をかたっぱしから読む。
読書は人格を深めるのにとても役立ち。人間的に優れた人柄の人を「人格者」と言ったりするが、知識、思考、感情、性格など統合した個人のあり方が人格。
【参考】
「100分 de 名著」(NHKEテレ)
家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)
『カラマーゾフの兄弟』
宇宙、生命、物理など自然科学の知識を手に入れると、一気に世界が広がる
京都大学の鎌田浩毅教授の『世界がわかる理系の名著』(文春新書)
『文系のための理系読書術』(集英社文庫)
『欲望の民主主義』 丸山俊一+NHK「欲望の民主主義」制作班著 幻冬舎新書
『ホモ・デウス』 ユヴァル・ノア・ハラリ/著 柴田裕之/訳 河出書房新社
古谷兎丸さんの漫画版『人間失格』
Posted by ブクログ
本を読まない近年の学生におすすめしたい本だと教授に言われ、手に取った。
本を読むと人生変わるよ!!!!といったことが書かれており、本を読むだけで人生が変わるなら読むか!!と思ってしまう、わたし。
衝撃を受けたのはツッコミを入れながら読むという方法。本を読むとき、ただ脳に文字を流し込んでいたが、ツッコミを入れることで思考しながらの読書が可能になった。今までの読書とは違い、読書後に感想がスッと出てきて感動を覚えた。
紹介された本はどれも魅力的で、早速本棚に登録した。読書から離れていたが、本の読み方や選び方を参考にし今日から毎日1時間本にどっぷり浸かろうと思う。人生変えちゃうぞ〜
Posted by ブクログ
齋藤孝氏の本は初めて読んだかもしれない
この1冊目は非常に良かった
良くある軽めの自己啓発本とは違って、内容が深く、なぜ本を読むと良いのかが深い感覚とともに心に入ってきた
読者って楽しい、深い、教養が深まるなど良いことがたくさんでしかも興味深い
もっとたくさん読書したくなる本です
自分の語彙がまだまだ浅いと感じるが、今後もしっかりと読んで楽しんでいきたい
Posted by ブクログ
同じモノを見ていても、知識がある人とない人では全くモノの捉え方が違う。例えばおんなじ漫画や映画をみても、なんも知識がなければ、ただ「面白かったね」で終わるけど、知識があればいろんな角度からの捉え方ができ、新たな興味に繋がり、知らない人の何倍もその作品を深く楽しむ事ができる。その深度の差が本を読む人と読まない人の差、ひいては人間としての格や魅力の差に繋がっていくのだな、、、と分かった。これを聞いたらもう、読まない人ではいられないよね。
Posted by ブクログ
今まではエンタメとして読書を楽しんでいたが、今年からは「読むだけでなく、アウトプットも大切にしよう」と思い、感想文を書くようになった。そんなタイミングで出会ったのがこの本だった。
たくさんのおすすめ本が紹介されており、気になったものをいくつかメモした。
この本の中で特に印象に残ったのは、「この世を過ごすうえで、深くてすごいものに出会うだけでも、もう時間がないと気づきます。薄っぺらい、浅いものに付き合っていられないわけです」という言葉。
まさにその通りだと感じた。
「あと10年早く、この本に出会えていたら」とも思ったが、今の自分だからこそ心に響いた言葉だったのだと思う。
また、「驚くべきことに驚けるのは、教養があるから」という一節にも深く納得した。
もちろん、漫画やエンタメ小説、ライトノベルも好きだし、SNSもやめられない。
それでも、今からでもたくさんの本を読み、少しずつ知識と教養を積み重ねていきたいと思った。
Posted by ブクログ
本を読むということの目的について、言葉にしてくださってます。本を読んでる人と本を読んでいない人の差って話していてわかりますよね?それが読書がもたらす深さの一つかと思います。
本好きでない人もぜひ読んでいただきたい。
Posted by ブクログ
同じ出来事に遭遇しても、教養がある人の方が驚きが多いという部分が個人的には響いた。
私は生物専門だからE=mcの2乗とか、物理や化学分野の話をされても興味を持てないしどうでもいいなぁと思っていた。だがこれを機に他分野にも触れる機会を設けたいと感じた。そこに新たな発見があるかもしれないし、大学で研究をするにあたって
も多角的な視点は重要だと思うからだ。
競技クイズ部出身なのもあって有名作品のあらすじや作者などは大方知っているが、恥ずかしながら読んだことがないものばかりだ。今はまずはカラマーゾフの兄弟から読んでみているが、わりと面白い。
Posted by ブクログ
浅い人と深い人の違いは教養があるかないか。
教養は読書で深めることができる。
ただ読むのではなく、知識を得て認識を深めたり、対話して深める。
一つのテーマを知りたい時、著書の本を5冊続けて読むことで、テーマを深めることができる。
また、難しい本でも、逃げ出さずに勢いで読み切ることが大事。そこから教養だけでなく、集中力も養われる。
人生を深める上で、読書のモチベーションがかなり上がった、とても良い本と思った。
Posted by ブクログ
最近特に本を読み始めた自分からすると色々な本がかなり勉強になっているのだが、この本を読むことでより本の楽しさだったり、本を読むことで味わえる深み、テーマごとの効率的な読み方だったり、おすすめの本、本への向き合い方などとにかく様々な視点での本の良さを知ることができたました。
最近読書を始めた身としては、知識は細胞分裂の様に増えるのページや、ペンキ塗りのの例えなどかなりしっくりきてまた本が読みたくなりました。
読みやすい!
まったく読書をしない、むしろ読書に拒否反応が出てしまうような私でもとても読みやすい本でした!
砕けた表現やクスッと笑ってしまうような文章が盛り込まれてます!
今まで「読書なんてしなくてもいいじゃん」と思っていた私ですが、なぜ読書をすることが大切なのか、本を読むことで何を得られるのかが書いてあり本を読みたいと思う気持ちが少し芽生えてきました!
また本の読み方についての紹介もあり「本を読む」ハードルをガクッと下げてくれています!
拒否反応はすぐには治らないと思いますが、「今までなんで本を読んでこなかったんだろう」と後悔の気持ちは生まれましたのでこれから自分のペースで本を読んでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
読書に興味を持ち始めた方にオススメの一冊。読書のメリット、目的、読み方、プロのおすすめ作品がこの一冊でわかります。読書続けてみようって思えました。
Posted by ブクログ
理解はマストでなく、通して読むことが重要。
読書が人生を深めるという視点から、多様な読み方や知識の増やし方を示している。
読み方の工夫が多く紹介される中で、音読することはまた違った印象になりそうで試してみたい。
もっと気軽にたくさん読み、アウトプットをガンガンする。
Posted by ブクログ
読書を割とする方だが、この本を読むともっと本を読みたいと思う事ができる本。リベラルアーツと言われる教養書の紹介などされていて凄く入り口として良かった。教養は、今生きる人生のエンタメ度を増してくれる物だと解釈する事に至った。
Posted by ブクログ
いやー、読みたい本増えちゃって困りますよね、、、
私のような駆け出しの読書おじさんは何を読んだらいいか分からないわけです。なので齋藤先生のようなSクラス読書家にこうして真っ暗な読書街道の足元を照らしていただくわけですが、、、
読みたい本ありすぎ!という状態に陥ります。真っ暗だったはずが、突如として全方位に道が開けちゃって、どっちへ行ったらいいか分からない。困りました。困りましたが!未来への希望がいっぱいです!
齋藤先生、ありがとうございます。
Posted by ブクログ
好きな文章3選
①自分にとってとんな価値があったのか、何が魅力のかを考える際に最も簡単なのは、本の中から「好きな文章を選ぶ」ことです。私はよく「好きな文章を3つ選べ」という話をしています。
②人間、「人生は一度きり」で、当然ながら他の人の人生を生きることはできません。自分1人の経験には限りがあります。本を通じて、他人の人生を追体験することはできます。別の時代を生きた人、他の国を生きた人の人生も、臨場感を持って知ることができるのです。
③知識を上手に取り出せるようになるには、「つながり」を意識して本を読むといいでしょう。古い本だったら現代とのつながりを考える。読んでいる本同士のつかながり(類似点)をみつける。
オススメ本
(01)方法序説(デカルト)
(02)五輪書(宮本武蔵)
(03)風姿花伝(世阿弥)
(04)この人を見よ(ニーチェ)
(05)君主論(マキアヴェリ)
(06)饗宴(プラトン)
(07)歴史とは何か(EHカー)
(08)E=mc2(デイビッド・ボタニス)
(09)宇宙は何でできているのか(村山斉)
(10)サピエンス全史
(11)マクベス(シェイクスピア)
(12)ドン・キホーテ(セルバンテス)
(13)金閣寺(三島由紀夫)
(14)檸檬(梶井基次郎)
(15)カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー)
Posted by ブクログ
【本に帰ろう】
人が死ぬ時に後悔すること というネット記事に目を留めたとき「あんなに仕事ばかりしなければ良かった」というフレーズに、ドキッとした。私のことだ。数日頭から離れないくらいには衝撃だった。
その頃から自分が死ぬ時に後悔しない生き方を考え始めた。人生楽しかったぁ〰️と笑顔で息を引き取りたいのだ。
そうだ、好奇心は子供の頃から自分の原動力だった。知識が増えると、それまではただ目に映るだけだった事柄も多彩な意味を帯びてくるのが楽しかった。
子供の頃大好きだった本に帰ろう。文系だけど、今さらだけど、頑張って理系の本を読んでみよう。空がなぜ青いのかを理解できても仕事での評価にはつながらない。でも、今際の際に、楽しかったと思える人生に、きっと一歩近づけるのだ。
Posted by ブクログ
これまでの人生でまったく本を読んでこなかったので本を読むことが自分の人生にどう影響を与えるかを知りたくて読んでみました。とても読みやすく本を読みたいと思わせてくれる内容が満載です。
読書に苦手意識があった自分にとって、
・お気に入りの3行を見つけるだけでもいい
・本選びに失敗しても何か一つでも気づきを得られればいいというフレーズは肩の力を抜いてくれるポイントでした。
本を読むことの大切さが多角的な視点から述べられており、かつ読書のハードルを上げない優しさのようなものも感じる素晴らしい本だと思いました。
Posted by ブクログ
安定の齊藤先生の著書。書きぶりも軽くて読みやすい。どうしてこのネット時代にあえて本がいいのかの理由や、本の読み方を学べる。
基本的にいつも自分が興味のあるジャンルの本しか読んでいないが、全く違うジャンルの本を読むことも、自分のためになることがよく分かった。
実際にこの本のなかでおすすめされた本を読み中。
Posted by ブクログ
公私共に忙しくあまり本を読んでいなかった。
この本を読んでみて、少しでもいいから読書習慣を身につけようと思った。
本を読むと知識が数珠つなぎに広がって、思考の深い人間になれるとのこと。
通勤時間にでも興味がある本を読んで行ってみよう。
Posted by ブクログ
本を読むことが珍しくファスト教養が求められる時代ですが、この本を読んでなんとしても「本を読む側」「本物の教養がある側」でいたいと思いました。
齋藤孝先生の読書の幅はすごいですね。
今は自分の興味ある内容ばかり読んでいますが、新しいジャンルや難しい古典にも挑戦して、思考力・知識・人格・人生を深めたくなりました。
Posted by ブクログ
今月始まりに祖母に本を読みなさいと言われ、
渋々手に取って読んだらハマってしまい、
1日1冊、読み始めた私。
本にハマってまだ2週間、
生まれてから本を読んでこなかったから、
そんな私に取って、すごい有難い本でした。
同じ作者、同じカテゴリーの本を同時期に読んで、
それを毎月変えていく。
最初は難しい本から読んで集中力とか鍛えていく
Posted by ブクログ
薄い本だけど、内容は濃い。TVでも有名な齋藤孝さんが、読書の素晴らしさをこれまでかと凝縮した一冊。オススメの本も紹介されていて、難しい本も読んでみたくなった。
Posted by ブクログ
読書のメリットが、書かれている本。
今後取り組みたい1番印象に残った点は、「相手の状況をよく認識して、寄り添った言葉をかけてあげる」といった、認識力が大事という点。
深みのある人間のヒントになるかもしれません。
匿名
本を読むのに才能はいらない
これからの人生を豊かにできるきっかけをもらえた気がします。
筆者の方が本を読むのに才能はいらないと言っていたのでその言葉を頭の片隅に入れて本を読む習慣をつけていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
しばらく本を読む時間がとれず、半年ぶり?に選書した一冊。
資格勉強に家事育児、本業、副業と何をこなすにも認識力、言語化能力が必要だと痛感していた。
今の自分の一助となる何かいい本はないか探していたら目に留まった本である。
読書は元々好きではないので、学生時代まるっきり読まなかった私だが、この本を読んで「ああ、やっぱり読書はしないよりした方が自分にとってプラス方向に変えてくれるんだよな」と思わされた。
読書の深め方を簡単に、そして齋藤孝さんによる良本の紹介が記載されていた。
いわば読者初心者向け、苦手な人向けのカタログのような一冊だった。
この本を読んで次のようなアクションを起こしたい。
読書中、感情を動かされたらなぜ、影響されたのか。
読み終えた本のおすすめ文「読んだ本のポップ」を考えてみる。
自分は自分として考えながら読む、ツッコミをいれる。→深い読書になる。
先を予測しながら読む。
Posted by ブクログ
正直言って微妙。最初は面白い、興味を惹かれる内容だったが徐々にくどくなってきて最後は惰性で読み切った。
本の構成があまり上手くない印象を受けた。タイトルが大袈裟すぎると思いました。昨今の見出しだけ良ければ客を寄せるられるということに甘んじた結果生まれてしまった作品なのでは。
Posted by ブクログ
自身も本好きである齊藤先生が語る「読書をする理由」。知識を深める、人格を深めるなど様々なテーマを設定し、それに合う名著の紹介も。紹介されている本もいつか読んで見ようと思う。 無為に情報を消費するだけにならない、人生と知性に深みをつくる読書の仕方を身につけていきたいと自分の本の読み方を見直すきっかけにもなった
Posted by ブクログ
齋藤孝先生のわかりやすい語り口と、様々な実例で、私にも難しい本が読めるかも?!と、思わせてくれる1冊でした。(読めるかどうかはわからないけど⋯)
Posted by ブクログ
読書のコツ、思慮深い読み方について
その本の中で3つ好きな文章を見つける
予測して読む!
1テーマ5冊読めばランクA
繋がりを意識しよう、そうすることで知識が取り出しやすくなる
流行り物は出会いを広げるチャンスに満ち溢れている
マイ名言を見つける。メモするとなお良い。
そのために本読むのも良い
読みやすい
ネットに情報が溢れている今、本を読むべき理由やネットにはなく本にのみ存在する大きなメリットが書かれている。また、本をただ読むのではなく、なにを意識して読めば良いのか、本を読むことで教養が深まるわけも書かれている。著者のオススメの本の紹介も豊富でそこから気になった本を読んでいくのも自分の世界が広がっていくようで面白い。読書をする人もしない人も一度は手に取る価値のある本だと思う。