【感想・ネタバレ】『ドラえもん』で哲学する 物事の見方が変わるヒントのレビュー

あらすじ

みんなが大好きな国民的作品は、最高の哲学書だった! 本書は、タイムマシン、タケコプター、アンキパンなど、ドラえもんのひみつ道具を軸に哲学し、物語に秘められたメッセージを読み解く1冊です。あなたの知らない、ドラえもんの深い世界がここにある! (本書の主な内容)●「タケコプター」とはなんの象徴なのか? ●「四次元ポケット」には本当はなにが入ってる? ●なぜ人は「タイムカプセル」を埋めるのか? ●「どこでもドア」がドアの形をしている理由 ●夢と現実のどちらが本当の世界なのか? etc. 「この本では、『ドラえもん』に登場する未来の道具を切り口に、物事の本質や私たちの歩むべき道を考えてみたいと思います。たとえば、どこでもドアを切り口にした場合には、『「ドア」とはなにか?』といった具合です。様々な角度から深く考えることで、日頃の思い込みを超えようとする点が特徴です。ぜひ皆さんも自分自身で考えることで、自分なりの答えを出してみてくださいね」(本書「はじめに」より抜粋)

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Posted by ブクログ

ドラえもんの道具からそのエピソードと共に
起きた出来事とそのエピソードでキーになる事をそれぞれ項目毎に哲学するような感じでした!

一概にそれが正解って訳ではないと思いますが、
こういう考え方もあるなと気づきにはなる事もある本だなと思いました。

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

ドラえもんのひみつ道具から時間、物の価値、変わるということ、望みなどを考えてみる本。子どもの頃は「ドラえもんの道具便利だし面白いしあったらなぁ」くらいしか思ってなかったけど、大人になって、あの時のあの道具からこう考えることができるって話を聞くとなるほどと思うことが結構あって興味深かった。ドラえもん、昔アニメや映画を観た程度だったけどここまで深く受け取れることができるとは。

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2025年07月16日

Posted by ブクログ

ドラえもんで哲学ってどういうこと?と思ったけど、なるほど!確かに哲学かも。
ポケットから出てくる様々な道具は、私たちの夢や希望を叶えてくれる。でも、必ずその弊害はあって…
のび太の「使わなきゃよかったよ〜」という声が聞こえてきそう。
この本を書くにあたって、ドラえもんを全巻読まれたということで、たくさんの道具が登場する。改めて考えてみると、その一つ一つに問いがある。
考えるヒント→ある一つの答えの形で書かれていて、気がついたら自分でも考えていた。
ドラえもんを大人になった目線で読んでみたくなった。

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2025年03月12日

Posted by ブクログ

ドラえもんって哲学書だったんだぁ…。気づかんかった…。のび太が毎回ヘマするのにはこういった事情があったんだなぁ。のび太って哀れなやつ。
ドラえもんでここまで深い哲学ができるとは思っていなかったし、漫画から見出せる哲学が割と面白くて、すらすら読めた。哲学で、難しくない本の一つ。

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2025年03月11日

Posted by ブクログ

「ひみつ道具」はのび太が小学生らしい「欲望」を実現するための手元存在であり、多くのストーリーでは際限のなくなったその欲望の実現に対して、勧善懲悪や行き過ぎた罪への罰というカタルシスを得るという構図だ。これが小学生じゃなければ、よりグロテスクなものになっただろう事は、同人誌などのカリカチュアを見れば想像に難くない。漫画自体が現代の寓話であり、読み手の共感性を含んだものである。その共感性に、ある種の正義感や教訓が組み込まれているのは、我々の生きる社会が同質の正義を組み込んでいる事の写像だろう。ドラえもんは、思考実験的なSF漫画でもある。

で、こうした考察が述べられる本か、というとそうではない。全く堅苦しくなくて、この道具にはこんな教訓があるよ、という感じの「哲学」というより、「自己啓発」にも近い内容に見えた。それだから、哲学したい人ではなく、ドラえもん好きの方が楽しめるという印象だ。

ちなみに、個人的に好きな道具は、「とりよせバッグ」だった。目的物が存在する場所に空間がつながり、物を取り寄せることができるのだが、使用者の思考を読み取って補完する機能が備わっており、曖昧な指定でも目的物に正確につながる上、設定上、取り寄せる物には大きさの制限もない。のび太の机を取り寄せるシーンやしずかちゃんを取り寄せたこともある。幼い頃、この「とりよせ方」について妄想した。例えば、「お金」を指定するのではなく、<お金を作ることができる機械部品、原材料、その作り方を説明する文章の構成>みたいに。永遠の命を手に入れる事が可能な薬、とか。

この本には懐かしい「ひみつ道具」がたくさん出て来る。それを眺めているだけでも、思い出に浸ることができて幸せだった。

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2025年01月29日

Posted by ブクログ

SNSで見かけて、子どもの頃からドラえもんが好きなうえ、今も過去の映画作品を追って鑑賞していたこともあり、印象深く頭に残っていたのでこの本を買い求めた。表紙絵もかわいかったし。

各章のテーマにおいてドラえもんの数々のひみつ道具が人間の何を象徴しているのか、ということについて著者の考えを述べるもので、ちょいちょいなんか不思議な発想もあったような気がしたが、SF(すこしふしぎ)だし仕方ないな!

ビジネス書を読みまくっている箸休めとして読んだけど、いい気分転換になったし、より深い視点でドラえもんを見ることができるようになった。なんか純粋に娯楽として楽しむ分にはノイズのような気もするが……

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

作者の小川さんは『四次元ポケット』がほしいと言うが、実はそこまでほしいものはなく、『どこでもドア』さえあればいいかな。

まあドラえもんはアニメでただ楽しむのが一番かな。

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2025年01月15日

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