科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

ビジネス・実用
1,980円 (税込)

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「将来の収入」を上げる教育とは? 「第1志望校の最下位」と「第2志望校の1位」、どちらが有利? 子育てには「時間」をかけないといけないの? 家庭・学校・塾・職場で「人を育てる」あなたの疑問に、最新の科学がすべて答えます!

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科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本は子育て本というよりも、
    教育に携わる人向けの本かなと思った。

    そもそも教育のゴールって?!
    を考えさせられるところからスタート。
    確かに教育の成果ってなに?だよね。
    いい大学?高い収入の職?将来の幸福感?
    その一つとして、生涯収入は目安の一つ。

    ・将来の収入を上げるために大切ベスト3
    スポーツをしていること
    リーダーになる(リーダーシップはスキル)
    非認知能力を高める
    とのこと。

    そして収入以外にも大切なことがあるよね、
    それに大きく関わるのが非認知能力ダヨ。
    非認知能力の高さが結婚や健康に関わるらしい。
    ただし、非認知能力>認知能力(学力)ではない。
    両輪である。
    非認知能力は学力を伸ばすが、その逆はない。
    →幼少期に非認知能力を伸ばし、その後認知能力を伸ばすことは効果的である。

    じゃあどんな非認知能力が必要?
    →これには国民性なども加味する必要があるため必ずしも日本人に当てはまるかわからないが、海外の研究によると、
    忍耐力・自制心・やり抜く力

    ☆勉強することが苦にならなくなる3つの秘策
    ①目標を立てる
    →他人ではなく自分が、自己管理の方法について学んだ上で目標を設定すると効果的
    また、目標はアウトプット(100点取る)よりインプット(2時間勉強する)に目標を設定するとなおよし。
    なぜなら自分でコントロールできるから。

    ②習慣化
    →何かを始める初期の抵抗感を和らげ、とりかかるきっかけを作り、繰り返すこと

    ③チームで取り組む


    データについて熟知した著者が、
    エビデンスにも信憑性の強弱があること
    エビデンスは補助的に使うこと
    エビデンスは日々変わっていくこと
     また再現性が難しいこと
    など、エビデンスについての弱点について述べられていることも好印象。


    また、このエビデンスについて 教育現場で
    「何をするかではなく、何をしないかを決めるために使って欲しい」と言っていたことも本当にその通り。
    学校現場ではやらないよりはやった方がいいが多すぎる。
    ☆やらないよりやった方がいいと考えることは、それをやらなければできたかもしれない別の挑戦への機会を失うことを意味している。

    ☆海外で1人1台端末で失敗した例が多い中、その中でもどう失敗させないかについて述べられていた点も良かった。白黒で善悪を決めるのではなく、どう使えば効果的になるのか。そこでは習熟度別に学習できるツールやアプリを使用することで学力が上がったとのこと。教育用語でいうと個別最適な学び。
    少しヒントになった。

    0
    2026年10月29日

    Posted by ブクログ

    メディアで拝見してからずっと読みたかった中室さんの著書。育児をする上で参考になる内容はもちろん、日本でもEBPM(Evidence Based Policy Making)が推進されていること、それが日本の教育分野に繋げていく重要性など、教育という分野が日本でどのような立ち位置にあるのかを知ることができたのも参考になった。少子化が進み、結婚にも消極的な人々が増えている日本で、教育投資に賛成する国民を増やすことができるかは大きな課題だと感じた。私自身も実体験として、教育は人を豊かにすると確信している。本書を通じて教育を重視する人が増え、子どもが楽しめる未来が訪れることを願った。

    0
    2026年09月28日

    Posted by ブクログ

    興味のある内容を客観的・論理的に論じててすごく面白かった。

    ・企業が新卒採用で重視するのはコミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神。

    ・学校を卒業したあと役に立つ教育こそ重要。

    ・将来の収入を上げるために、子供の頃にやっておくべきベスト3はスポーツ、リーダー経験、非認知能力を高めること。

    ・スポーツ経験があると採用で有利、忍耐力やリーダーシップが身につく

    ・リーダーシップは才能ではなく習得できるスキル。ただし社会性(人々と過ごすことに喜びや楽しみを見出す能力)は、リーダーシップと強い相関がある。

    ・勤勉性・外向性は長生きと強い相関がある

    ・小さい頃に勤勉さを身につけた子供の方が、のちに学力が高くなりやすい。技能にも福利効果が働く。

    ・将来の収入との関連が明らかになっている非認知能力
    ①忍耐力→成績、貯蓄、健康に相関(場当たり的ではなく将来に備えた行動が取れるため)
    ②自制心→借金、病気、薬物依存と関連
    ③やりぬく力→仕事や結婚生活を安定させやすい(勤勉性と強い相関)
    ・最近になればなるほど、非認知能力の重要性が増している。対人関係能力はAI時代が来ても自動化は困難なため、価値が高くなる。

    ・非認知能力を高めるには
    音楽や美術は非認知能力を伸ばす
    好奇心を高める
    多様な仲間と共に過ごし、相手の立場に立って考える経験は子供の向社会性を身につける機会になる

    ・子供のやり抜く力を伸ばすために教員に求められるポイント
    ①目標設定が重要なこと
    ②目標達成のために努力することが大切なこと
    ③失敗や挫折を建設的に考えることが重要なこと
    ④人間の能力は生まれつきではなく、努力によって変えられること

    ・勉強が苦にならなくするには
    ①目標を立てる
    目標は達成可能なインプット(例:「読書量」、「成績を上げる」はアウトプット)に対して、他人ではなく自分が、自己管理の方法を学んだうえで目標を設定する
    ②習慣化する
    最初の一歩が踏み出せれば習慣化しやすい。一歩を踏み出すためには適度なお小遣いやご褒美は効果的。
    ③チームで取り組む

    ・学力を重視する幼児教育の質は低い。子供の主体性を尊重し、社会性を身につける教育は効果が高い。

    0
    2026年09月25日

    Posted by ブクログ

    YouTubeで著者を知りました。
    教育を投資と考え、将来年収が高くなる傾向がある教育とは何かについて世界中の研究結果を元に記されています。
    スポーツや芸術系は良い効果があるんだな、取り入れたいなと思いました。
    聞いたことのある内容も含まれていますが、わかりやすくまとめられてとても参考になりました。

    0
    2026年09月06日

    Posted by ブクログ

    本当に中室先生の本は毎回参考になります。何をしないかを決めることは特に心に残りました。今後この点を意識して仕事に取り組んでいきたいです。

    0
    2026年06月04日

    Posted by ブクログ

    内容よりも考え方が学びになった。
    エビデンスは大事。それによって決定された事項がうまくいかない場合もあるが、それはデータや最初の意思決定の間違いでは無く、取り組み方や継続の仕方に問題がある場合もある。

    最後にデータを検証して、効果のあるものを取り入れて検証した結果。最後は教師の指導力が大切だと行き着く。

    何をするかより、何をしないかが大切。
    教育は人なり。

    0
    2026年05月23日

    Posted by ブクログ

    根拠をしっかりと載せていて、また根拠から作者の推察もあり、納得しながら読める本であった。知らない内容も多く、ためになる本だった。
    個人的に一番驚いたのは、偏差値の高い大学に行っても収入が上がる強い根拠は無いというところだった。

    以下メモ

    子供の将来の収入を上げるために、子供の頃にやっておくべきこと
    1.スポーツをする
    忍耐力、リーダーシップ、責任感、社会性などの「日認知能力」が高まる。
    大学生を除き、成績が高くなる。(特に女子に顕著)
    2.リーダーになる
    高校時代にリーダーシップを発揮した経験がある人は、そうした経験のない人に比べると、高校を卒業して11年後の収入が4~33%も高くなることが示された。
    3.日認知能力を高める


    偏差値の高い学校に行くと、将来の収入は上がるのか?(P.38)
    ・偏差値の高い大学に行くことが将来の収入を上げるという強い根拠はない。
    ・偏差値の高い高校への進学が入学後の学力を高める効果はほとんどない。
    ・偏差値の高い高校へ行くことは将来の幸福感にプラスの影響がある。

    非認知能力は学力を伸ばすが、その逆は起こらない(P.53)

    将来の収入を上げる3つの非認知能力(P.55)
    ・忍耐力・自制心・やりぬく力

    非認知能力の教員付加価値の影響は、認知能力よりも大きい(P.81)

    親の時間投資の効果は子供の年齢が小さいときのほうが大きい(P.94)

    第1子は第2子よりもデキがいい(P.110)
    生まれ順があとの子どもほど、将来の学歴が低くなる。
    仮説①:親の時間投資に差があるから
    仮説②:非認知能力に格差が生じるから。家庭内で兄弟の面倒を見ることが多い第1子は責任感やリーダーシップを育む。
    仮説③:親のしつけに格差があるから。第1子の行動を見守る時間は弟妹が増えるごとに増える傾向がある。

    勉強できない子をできる子に変えられるのか?(P.124)
    秘策1:目標を立てる
    秘策2:習慣化する
    秘策3:チームで取り組む

    女子校に行くと将来の収入が下がり、結婚や出産の確率が下がる。(P.184)
    26〜29歳の人たち(韓国)約2800人のデータを用いた分析によれば、女子校出身者のほうが共学出身者と比較して、平均月収が約10.3〜11.5%程度も低くなる。
    女子校出身者は共学出身者と比較すると、結婚する確率が8.3%、出産して子供を持つ確率が6.7%も低くなっていた。

    0
    2026年05月20日

    Posted by ブクログ

    教育というとすぐ学力が連想され、いかに勉強させるかというところに結びついていた。しかしそれらは全て認知能力に分類されており、それと区別される非認知能力の方が、それと同等以上に重要であることが目から鱗だった。

    特に非認知能力は複利の力があり、幼少期の非認知能力の強化により、その後の認知能力の向上に強い効果を発揮するところは重要であると感じた。

    非認知能力をいかに育むかに関しての、概論の記述はあるが、子育てを進める上での実践的な記述は少し不足しているように感じたため、他の書を読み込んでいきたい

    0
    2026年05月15日

    Posted by ブクログ

    エビデンスに基づいて筆者の考える良い子育て方法について書かれている本かと思いきや、子育てに関する近年の研究をたくさん紹介している本だった。
    エビデンスで子育て、ではなく「子育てのエビデンス」でした。

    とはいえ、内容は結構良く書かれており、なんとなく今まで良いと思ってきたようなやり方が実際にはさほど効果が見られなかったり、以外なやり方が効果があったりと参考になる。

    本書は基本的には育児の指南書ではないので、こうしたら良いという書き方はされてない。そのため、どうしたら良いか悩んでいるという人には向いてないと思う。
    既にやり方は考えていたり、実践しているけど、本当に正しいのか、効果があるのか、というのを知りたい人の方が読むのに向いていると思う。


    また研究紹介ということで、どうしても多人数の数値データを整理した結果から結論を出しているので、個々の子供達の細かな特性などは考慮できていない。
    本書の内容だけが正しいとは考えず、自分の子供にあった子育てをする上での参考資料として役立てたい。

    子育て本をいくつか読んでいる人は一度読んでみても良いかと思う。
    初めての育児本に選ぶようなものではない

    0
    2026年10月21日

    Posted by ブクログ

    YouTubeでよく拝見してたので読みました。

    納得するところも多いけど
    エビデンスってどうしても統計的に見ていると思うから、わが子がそこにハマるのかは別物って感じがしまくりました。
    いいとこ取りで行こうと思います。

    税金などで教育に関し子どもたちにたくさん投資したり再分配したりするけど

    やっぱり一番影響力は親の職業や収入や考え方だといろんなところに書いてあった気がして
    そうなんだなと思ったし、実際にそう感じる。

    どんだけお金や税金を突っ込んでも
    ある程度親がしっかりしてないと無駄になるんだろうなと。

    となると親を教育する必要があるのかな。

    公的機関は
    子どもを洗脳教育したいのか、本当に考えられる人を育てて国を強くしたいのか
    どっちなんだろうかと疑問は残りました。

    字を読み書きすらまだできない1年生(低学年)にタブレットを配るのは本当にやめてほしい。
    失敗したとハッキリしているなら方向転換してほしいです。

    0
    2026年09月27日

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