中室牧子の作品一覧
「中室牧子」の「科学的根拠(エビデンス)で子育て」「「学力」の経済学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中室牧子」の「科学的根拠(エビデンス)で子育て」「「学力」の経済学」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
著者中室牧子:慶應義塾大学総合政策学部教授。慶應義塾大学卒業後、米ニューヨーク市のコロンビア大学大学院でMPA、Ph.D(教育経済学)を取得。日本銀行等を経て、2019年から現職。デジタル庁シニアエキスパート(デジタルエデュケーション担当)、東京財団政策研究所研究主幹、経済産業研究所ファカルティフェローを兼任。政府のデジタル行財政改革会議、規制改革推進会議等で有識者委員を務める。日本学術会議会員(第26期)。朝日新聞論壇委員。
子育てに成功したという親や、優秀な生徒を育てたという指導者の回顧録には「生存者バイアス」(事故の生存者の話だけを聞いて、事故のリスクを過小評価してしまうこと)があると
Posted by ブクログ
本書では、教育や子育てにおいて「科学的根拠(エビデンス)」に基づいたアプローチの重要性が説かれている。特に印象に残ったのは、学力だけでは測れない「非認知能力」を育てる意義についての議論だ。これは学校教育においても非常に重要であり、児童の将来に直結する力だと感じた。
終盤では、日本の教育政策の検証が行われており、GIGAスクール構想についての分析が興味深かった。1人1台端末の導入が学力向上に必ずしもつながっていないという指摘や、アダプティブラーニングには一定の効果がある一方で、やはり教育の質を左右するのは教員の力量であるという結論には深く共感した。
どんなに優れた政策や技術があっても、最終的