中室牧子のレビュー一覧

  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    メディアで拝見してからずっと読みたかった中室さんの著書。育児をする上で参考になる内容はもちろん、日本でもEBPM(Evidence Based Policy Making)が推進されていること、それが日本の教育分野に繋げていく重要性など、教育という分野が日本でどのような立ち位置にあるのかを知ることができたのも参考になった。少子化が進み、結婚にも消極的な人々が増えている日本で、教育投資に賛成する国民を増やすことができるかは大きな課題だと感じた。私自身も実体験として、教育は人を豊かにすると確信している。本書を通じて教育を重視する人が増え、子どもが楽しめる未来が訪れることを願った。

    0
    2026年09月28日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    興味のある内容を客観的・論理的に論じててすごく面白かった。

    ・企業が新卒採用で重視するのはコミュニケーション能力、主体性、チャレンジ精神。

    ・学校を卒業したあと役に立つ教育こそ重要。

    ・将来の収入を上げるために、子供の頃にやっておくべきベスト3はスポーツ、リーダー経験、非認知能力を高めること。

    ・スポーツ経験があると採用で有利、忍耐力やリーダーシップが身につく

    ・リーダーシップは才能ではなく習得できるスキル。ただし社会性(人々と過ごすことに喜びや楽しみを見出す能力)は、リーダーシップと強い相関がある。

    ・勤勉性・外向性は長生きと強い相関がある

    ・小さい頃に勤勉さを身につけた子供の方が、のちに学力が高くなりやすい。技能にも福利効果が働く。

    ・将来の収入との関連が明らかになっている非認知能力
    ①忍耐力→成績、貯蓄、健康に相関(場当たり的ではなく将来に備えた行動が取れるため)
    ②自制心→借金、病気、薬物依存と関連
    ③やりぬく力→仕事や結婚生活を安定させやすい(勤勉性と強い相関)
    ・最近になればなるほど、非認知能力の重要性が増している。対人関係能力はAI時代が来ても自動化は困難なため、価値が高くなる。

    ・非認知能力を高めるには
    音楽や美術は非認知能力を伸ばす
    好奇心を高める
    多様な仲間と共に過ごし、相手の立場に立って考える経験は子供の向社会性を身につける機会になる

    ・子供のやり抜く力を伸ばすために教員に求められるポイント
    ①目標設定が重要なこと
    ②目標達成のために努力することが大切なこと
    ③失敗や挫折を建設的に考えることが重要なこと
    ④人間の能力は生まれつきではなく、努力によって変えられること

    ・勉強が苦にならなくするには
    ①目標を立てる
    目標は達成可能なインプット(例:「読書量」、「成績を上げる」はアウトプット)に対して、他人ではなく自分が、自己管理の方法を学んだうえで目標を設定する
    ②習慣化する
    最初の一歩が踏み出せれば習慣化しやすい。一歩を踏み出すためには適度なお小遣いやご褒美は効果的。
    ③チームで取り組む

    ・学力を重視する幼児教育の質は低い。子供の主体性を尊重し、社会性を身につける教育は効果が高い。

    0
    2026年09月25日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    この本を読むまでは、教育についてデータを用いて分析する学問があることを知らなかった。私自身が数字で表せないことだと思っていただけに、教育経済学が明らかにしたさまざまな知見は、新鮮で非常に面白かった。
    本の主題とは関係ないが、政府がデータを公開することの意味も合わせて理解できたことも、この本を読んでよかったと思える点である。

    0
    2026年09月19日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    子どもはご褒美で釣ってもよい
    ご褒美はテスト結果などのアウトプットではなく、勉強した、読書したなどのインプットに与えると良い。

    自尊心高いのは大事。
    やればできるではなく、努力したことを褒めるべき。
    自制心ややり抜く力が大事。
    しつけを受けた人は年収高い。

    褒め育てはしてはいけない
    ゲームしても1日1時間ならok

    幼児期が1番投資の費用対効果高い

    0
    2026年09月11日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    経済学者による、データ分析で評価する教育の話。子育て中の身にとってはとても身近な話題で読みやすく、個人の主観ではなく客観的な視点ですごく面白かった。

    ・子供に勉強させるためにご褒美で釣るのは有りか?
    -テストの点数などのアウトプットではなく、本を読む、宿題をするなどのインプットに与えるべき。アウトプットではなくインプットに、遠い将来ではなく近い将来にご褒美を与えるのが効果的。アウトプットに褒美が与えられると、何をすべきか具体的な方法が本人に分からない。アウトプットに褒美を与える場合は、具体的な方法指南と導いてくれる人が必要。

    ・子供は褒めて育てるべきか?
    -褒められた子が学力が高いのではなく、学力が高いという原因が、自尊心が高いという結果をもたらすだけ。成績の悪い子に自尊心を高めるような介入を行うと、反省の機会を奪うだけでなく自分に対して根拠のない自信を持った人になる
    -褒める時は元々の能力ではなく、具体的に達成した内容を挙げることが重要。能力を誉めると子供のやる気を蝕む。

    ・ピア・エフェクト=友人や周囲から受ける影響
    学力の高い友達の中にいると、自分の学力にもプラスの影響がある。ただし影響を受けるのは上位層だけ。レベルの高すぎるグループにいるのは逆効果。
    問題児からも影響を受けるが、成績への影響はほぼ無く、行動への影響がとても大きい。
    同じ学力の子供は互いに影響を受けあう

    ・教育の収益率(教育により将来の収入がどれ程高まるか)が最も高いのは幼児教育。
    特にこの時期に非認知能力を鍛える事が重要。
    非認知能力は将来の年収、学歴などに大きく影響する。学校は学力以外に非認知能力を培う場でもある。
    特に重要な非認知能力は「自制心」「やり抜く力(非常に遠い先にあるゴールに向けて興味を失わず努力し続けることができる気質)」
    非認知能力は成人後も鍛えられる。
    「自制心」を鍛えるには、細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する。
    「やり抜く力」を鍛えるには、自分の能力は生まれつきではなく、努力により伸ばせると信じるしなやかな心を持つ。自分にはできないと思うとできなくなる。

    ・平等を重視した教育(手を繋いでみんなでゴール)を受けた人は、思いやりに欠ける大人になる。
    現実には学力は遺伝や家庭環境など子供にはコントロールできない要因の影響を受けるが、平等主義では元々の能力に差がないから、努力次第で全員良い成績を取れると考える。従って成功しないのは努力せず怠けているからと考えるようになってしまい、不利な環境の人を思いやることができなくなる。

    0
    2026年09月08日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    YouTubeで著者を知りました。
    教育を投資と考え、将来年収が高くなる傾向がある教育とは何かについて世界中の研究結果を元に記されています。
    スポーツや芸術系は良い効果があるんだな、取り入れたいなと思いました。
    聞いたことのある内容も含まれていますが、わかりやすくまとめられてとても参考になりました。

    0
    2026年09月06日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    データを用いて教育を経済学的に分析する

    インプットへのご褒美は効果あり
    アウトプットへのご褒美は効果なし

    インプットは何をすればよいかわかる
    アウトプットはどうしたらよいのかがわからない

    お金をご褒美にしてよいか?
    →ご褒美はインセンティブになる
    →金融教育になる

    褒め育ては効果がない
    →学力が高いから自尊心が高い
    →努力を誉めることは効果あり

    勉強しなさい、は効果なし
    →勉強を見る、勉強時間を守らせる、はあり

    学力の高い友だちの中にいると学力アップ
    だが、レベルが違い過ぎると逆効果

    教育投資の収益率が高いのは、就学前教育
    忍耐力、社会性、意欲的、生きる力といった非認知能力が高まる

    ゆとり教育や週休2日制
    →高所得層は空いた時間を勉強にあてた
    →低所得層はしないので学習時間の格差が

    親の学歴による学習時間の差は、学年とともに拡大していく

    低所得、低学歴の親への補助金は学力向上には効果なし
    所得移転ではなく、低層児童の多い学校への援助、少人数教育の方が効果あり

    学力向上には、遺伝や親の収入より、教員の質
    人数ではない

    0
    2026年08月04日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    教育政策は様々あるが、その成果・効果の検証は少ない。
    本書は「教育政策」における「エビデンスに基づく政策形成」を模索する。Evidence Based Policy Making : EBPM
    日本の不得手なところ。おもんばかる・反省をしない
    1.学校に必要な「手術室を1つ空けておく」余裕が潤滑油(258)
    全体最適が個別の円滑化を図り、全体のパフォーマンスを高める
    目先の一所懸命は逆効果 「合成の誤謬」
    「優先順位をつける」←EBPM
    2.2050年までに生産年齢人口はΔ20%減少する(257)
    ① 首都圏 生産年齢人口Δ10% 高齢者+30%
    ② 標準県 生産年齢人口Δ30% 高齢者±0%
    ③ 過疎県 生産年齢人口Δ50% 高齢者Δ30%
    ⇒セグメントグループに分ける=見通しと対策が異なる!
    3.教育の「質」を測る(217)日本では不可能 質の差は評価できない
     世界は「数値化」の努力をしてノウハウがある
     幼稚園長の理念大きい ①基礎学力重視 ②関心・経験重視
    4.「教員」こそが教育の核(246)
     教員の指導力の改善・向上
     =子どもたちの習熟度に合った指導
     ①学力②非認知能力の両方を伸ばせる先生は少ない(79)
    5.子どもたちの未来へ①スポーツ②リーダー③非認知能力
    6.目標設定 2タイプ
    ① インプットに目標を設定◎
    ② アウトプットに目標を設定✕
    やり方が判らないと成果が出ない
    7.Evidence Based Policy 科学的な根拠に基づく政策立案・実行・検証
    日本では進まない 何故か 役所がデータを開示しない 無謬性を担保している
    しかしTry & Error ができないので 小さく産んで大きく育てることが出来ない
    霞ヶ関の大鑑巨砲主義 vs ベンチャーアプローチ

    Evidenceには階層がある ランダム化比較試験が最上位
    意見・感想は最下位

    0
    2026年07月12日
  • まんがでわかる「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    教育政策は様々あるが、その成果・効果の検証は少ない。
    本書は「教育政策」における「エビデンスに基づく政策形成」を模索する。Evidence Based Policy Making : EBPM
    日本の不得手なところ。おもんばかる・反省をしない
    1.学校に必要な「手術室を1つ空けておく」余裕が潤滑油(258)
    全体最適が個別の円滑化を図り、全体のパフォーマンスを高める
    目先の一所懸命は逆効果 「合成の誤謬」
    「優先順位をつける」←EBPM
    2.2050年までに生産年齢人口はΔ20%減少する(257)
    ① 首都圏 生産年齢人口Δ10% 高齢者+30%
    ② 標準県 生産年齢人口Δ30% 高齢者±0%
    ③ 過疎県 生産年齢人口Δ50% 高齢者Δ30%
    ⇒セグメントグループに分ける=見通しと対策が異なる!
    3.教育の「質」を測る(217)日本では不可能 質の差は評価できない
     世界は「数値化」の努力をしてノウハウがある
     幼稚園長の理念大きい ①基礎学力重視 ②関心・経験重視
    4.「教員」こそが教育の核(246)
     教員の指導力の改善・向上
     =子どもたちの習熟度に合った指導
     ①学力②非認知能力の両方を伸ばせる先生は少ない(79)
    5.子どもたちの未来へ①スポーツ②リーダー③非認知能力
    6.目標設定 2タイプ
    ① インプットに目標を設定◎
    ② アウトプットに目標を設定✕
    やり方が判らないと成果が出ない

    0
    2026年07月12日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    非認知能力の大切さが分かる本。(P.78 ペリー幼稚園プログラムで書かれているように、認知能力と異なり、非認知能力の向上は長期的に良い影響を与えるなど)
    非認知能力を伸ばすために、関係する研究を挙げているが、かなり具体的な行動の結果であり一般論がどうかというところまでは記載がない。親が愛を持って行う教育が非認知能力を伸ばすと理解した。
    P.35 学力テストの結果がよくなったのは、インプットにご褒美を与えられた子どもたち。とあるように、大目標はアウトプットだとしても、大目標達成のためにインプットにフォーカスすることで、着実にインプットをこなして大目標を達成することができるのだと勉強になった。

    0
    2026年07月11日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★引用メモ
    以下の内容はすべて裏が取れている(エビデンスのある教育論)。

    ・ご褒美は「テストの点数」などのアウトプットではなく「本を読む」「宿題をする」などのインプットに与えるべき。
    なお、アウトプットにご褒美を与える場合にはどうすれば成績を上げられるのか方法を教え、子を導いてあげる。
    小学生にはトロフィーを。中高生からはお金 がよし。

    ・能力をほめることは子供のやる気を蝕む
    「1時間勉強できたんだね」「今日は遅刻や欠席がなかったね」などの子供が達成した努力内容をほめると良し。

    ・1日1時間以内のテレビ&ゲームは学習時間に影響なし。

    ・人的資本への投資は早ければ早いほど良い。
    小学校入学前が最も収益率が高い!!
    ※子供への教育を投資と捉える前提。

    ・非認知能力が将来の年収、学歴や就業形態などの労働市場における成果に大きく影響することが明らかになった
    ※非認知能力とは・・・「忍耐力がある」「社会性がある」などの人間の気質や性格的な特徴のことを指す。これらはすべて人から学び、獲得するもの。

    ・教育を受けることの経済的な価値について
    たとえば子供が「なぜ勉強するの?」と聞いた時に私はこう答えたい(本書より以下引用)
    「高校を卒業後すぐに働き始めた人と、大学を卒業してから働き始めた人の間では、生涯でで稼げるお金に、実に1億円の差があります。1億円を年末ジャンボ宝くじで当てようとすれば、その確率は1000万分の1です。交通事故で亡くなる確率が1万分の1、飛行機で事故にあう確率が20万分の1といわれている中、これは、ほとんど不可能といってよいレベルでしょう。しかし、宝くじで1億円が当たることを夢見なくても、大学へ行けば生涯で稼げるお金は1億円高くなるのですよ」


    ★備考
    ①教育生産関数とは

    インプット アウトプット

    家庭の資源 (大部分)→ →

    生産関数 → 学力

    学校の資源 → →

    ②ティーチフォージャパン
    →著者が日本で教育のデータ分析をしようと取り組んでいる団体。気になるのでメモ

    ★なぜこの本を選んだのか?
    私は来月子を産む。かわいい娘に対し親ができることは何かと考えると”正しい教育”だと思っている。
    しかしいざ本屋に行くと、尾〇ママみたいな人が持論を語っているだけで何も根拠がないと愕然としていた。
    そんな最中、PIVOTを見ていると中室さんが出演されていて、彼女の研究の紹介や取り組みに興味がわき、本書を取った。

    ★感想
    めっちゃくちゃ面白かった。教育ってエビデンスがないと思ってたもん。
    実際には、海外でたくさん実験や分析が行われていて実際に結果を残している。

    日本の政策は流行りみたいなのが合ってそのあとの効果検証は何もなされていない(ゆとりとかねw)
    とくにアメリカでは「ランダム化比較試験」で確認しないと政策として始めないみたいなルール化がされている。
    いや~~すごい。
    質の高い教育を娘にも学ばせてあげたいよ。家庭の資源は私に任せてね、娘。

    0
    2026年07月04日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    現在育児中の方におすすめです。
    3章までは効果的な子どもとの関わり方について
    4章からは現在の教育に関する政策の問題点について
    学ぶことができました。
    忙しい方はとりあえず3章まででも十分かと思います。

    0
    2026年06月20日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    本当に中室先生の本は毎回参考になります。何をしないかを決めることは特に心に残りました。今後この点を意識して仕事に取り組んでいきたいです。

    0
    2026年06月04日
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる

    Posted by ブクログ

    様々なエピソードを紹介してくれて、そこから得られる事柄をまとめていて読みやすい本。
    色々面白かったけど、これまで自分自身が「この人は天才だったからたまたま出来ただけ」って流してきたことが、違ったかもなと思い始めた。

    スペシャリストになりたいと漠然と思っていたけど、それって専門外に触れなくて済むようになりたいからかもなと思わされた。
    何か深く理解する分野を作りつつ、幅広く知識をつけないと、今後の世界では通用しないのだろう。

    0
    2026年05月24日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    内容よりも考え方が学びになった。
    エビデンスは大事。それによって決定された事項がうまくいかない場合もあるが、それはデータや最初の意思決定の間違いでは無く、取り組み方や継続の仕方に問題がある場合もある。

    最後にデータを検証して、効果のあるものを取り入れて検証した結果。最後は教師の指導力が大切だと行き着く。

    何をするかより、何をしないかが大切。
    教育は人なり。

    0
    2026年05月23日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    根拠をしっかりと載せていて、また根拠から作者の推察もあり、納得しながら読める本であった。知らない内容も多く、ためになる本だった。
    個人的に一番驚いたのは、偏差値の高い大学に行っても収入が上がる強い根拠は無いというところだった。

    以下メモ

    子供の将来の収入を上げるために、子供の頃にやっておくべきこと
    1.スポーツをする
    忍耐力、リーダーシップ、責任感、社会性などの「日認知能力」が高まる。
    大学生を除き、成績が高くなる。(特に女子に顕著)
    2.リーダーになる
    高校時代にリーダーシップを発揮した経験がある人は、そうした経験のない人に比べると、高校を卒業して11年後の収入が4~33%も高くなることが示された。
    3.日認知能力を高める


    偏差値の高い学校に行くと、将来の収入は上がるのか?(P.38)
    ・偏差値の高い大学に行くことが将来の収入を上げるという強い根拠はない。
    ・偏差値の高い高校への進学が入学後の学力を高める効果はほとんどない。
    ・偏差値の高い高校へ行くことは将来の幸福感にプラスの影響がある。

    非認知能力は学力を伸ばすが、その逆は起こらない(P.53)

    将来の収入を上げる3つの非認知能力(P.55)
    ・忍耐力・自制心・やりぬく力

    非認知能力の教員付加価値の影響は、認知能力よりも大きい(P.81)

    親の時間投資の効果は子供の年齢が小さいときのほうが大きい(P.94)

    第1子は第2子よりもデキがいい(P.110)
    生まれ順があとの子どもほど、将来の学歴が低くなる。
    仮説①:親の時間投資に差があるから
    仮説②:非認知能力に格差が生じるから。家庭内で兄弟の面倒を見ることが多い第1子は責任感やリーダーシップを育む。
    仮説③:親のしつけに格差があるから。第1子の行動を見守る時間は弟妹が増えるごとに増える傾向がある。

    勉強できない子をできる子に変えられるのか?(P.124)
    秘策1:目標を立てる
    秘策2:習慣化する
    秘策3:チームで取り組む

    女子校に行くと将来の収入が下がり、結婚や出産の確率が下がる。(P.184)
    26〜29歳の人たち(韓国)約2800人のデータを用いた分析によれば、女子校出身者のほうが共学出身者と比較して、平均月収が約10.3〜11.5%程度も低くなる。
    女子校出身者は共学出身者と比較すると、結婚する確率が8.3%、出産して子供を持つ確率が6.7%も低くなっていた。

    0
    2026年05月20日
  • 科学的根拠(エビデンス)で子育て 教育経済学の最前線

    Posted by ブクログ

    教育というとすぐ学力が連想され、いかに勉強させるかというところに結びついていた。しかしそれらは全て認知能力に分類されており、それと区別される非認知能力の方が、それと同等以上に重要であることが目から鱗だった。

    特に非認知能力は複利の力があり、幼少期の非認知能力の強化により、その後の認知能力の向上に強い効果を発揮するところは重要であると感じた。

    非認知能力をいかに育むかに関しての、概論の記述はあるが、子育てを進める上での実践的な記述は少し不足しているように感じたため、他の書を読み込んでいきたい

    0
    2026年05月15日
  • 「原因と結果」の経済学―――データから真実を見抜く思考法

    Posted by ブクログ

    良著。社会経済学や育児、医学の文脈で出てきた因果推論の考え方を整理できた。私は構造力学を専門とするが、これらの考え方には疎かった。構造力学の分野にも応用できることがたくさんあった。因果関係と相関関係の違いは基本。

    0
    2026年02月27日
  • 「学力」の経済学

    Posted by ブクログ

    なぜ日本は他国に比べて教育に関して遅れをとっているのかがよくわかり、同時に子を持つ親としてがっかりしてしまいました。国が前向きじゃないから。それによって子供への教育のアップデートを閉ざされてしまうのって不平等。

    0
    2025年12月02日
  • RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる

    Posted by ブクログ

    何度も読み返したい。
    第一章に本質が詰まっている。その後の章もわかりやすく面白い。
    専門性が一部AIに代替される時代において重要な示唆あり。

    0
    2025年12月08日