中室牧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
専門性に特化した教育vs多様性の教育
経験が役に立つ分野では
専門性に偏る意味はあるかもしれないが、
世界のほとんどは急速に変化していて
新しいアイデアを結びつけたりする必要がある。
経験が役に立たないから多様性の方が大切。
やり抜く力が強すぎると
多様性は身につかず専門性だけ高くなる。
選択肢を全力で試し、それが自分に合っているか
できるだけ早く知ろうとしないといけない。
ゴッホみたいに何度も職種を変えていくのが例
早く学ぶ方法では、
誰もができることを人より早くできるように
なるかもしれないが
それは遅いか早いかでみんなできる。
大切なことを学ぶには時間がかかる
目の前の問題を解決 -
Posted by ブクログ
「知識の幅が最強の武器になる」というキャッチコピーに惹かれて手にした本。幅広いあらゆる経験が自分の中で消化される、経験値を貯めていくような感覚の裏付けになるような論旨であり、まさに期待していた内容だった。スポーツ選手や芸術家から色んな分野の研究まで、根拠としてあげるエピソードの多種多様さにも驚いた。
できるだけ早期に狭い領域に専門特化すべきという考え方は、過大評価されている。より複雑化した現代社会では、従来のパターンに頼らず新たなパターンを導き出して変化に対応することが求められ、1つの問題や領域の概念的な知識を全く別の問題や領域に適用する、「知識移転」の能力が求められる。多くの文脈で学べば -
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Posted by ブクログ
内容的にはとても面白い。
今ピンポイントな課題ではないなあという観点から4点。
この本自体は大学在学中に経済学部界隈で話題になっていたので前から気になっていたもの。今回漫画化されているのを発見して購入。
「その教育にエビデンスはありますか?」
今まで曖昧な基準の中で行われてきた子供の教育を経済学で読み解いた一冊。
最近のあらゆるものがデータで読み解かれて行く流れはとても興味深い。
#コロンビア大学のミュラー教授の実験。
子供に対して「能力を褒める(あなたは良くできる)」グループと「努力を褒める(あなたは良く頑張った)」グループを作って検証したところ、努力を褒めたグループは長期的にIQテス -
Posted by ブクログ
ネタバレ因果関係か相関関係か。
全くの偶然ではないか、第3の変数(交絡因子)が存在していないか、逆の因果関係(原因と結果が逆方向ではないか)。
反事実を証明できればいいが、実験できなければ不可能。
回帰分析で交絡因子の影響を取り除く=重回帰分析
事前実験と類似実験=偶然の出来事で生じた数値を活かす
ランダム化比較試験=対象をランダムに割り当てて実験する。
メタアナリシス=複数のランダム化実験を結果を統合する。メタとは、高次の、という意味。
統計的に有意=95%以上の確率で。表が4~5回連続で出る程度の確率。
健診に長生きとの因果関係はない。特定の検診は別。国立がん研究センターの「科学的根拠に基 -
Posted by ブクログ
エビデンスをベースに子どもの発達や子育てを考えることで、よりマクロな視点から子育てを捉え直すきっかけを与えてくれる本だった。研究結果を整理しながら意思決定のヒントを提示してくれる点は、とても参考になると感じた。
一方で、引用されているエビデンスの出典国がかなり幅広いこともあり、特定の主張や仮説を裏付けるエビデンスを集めているように見える部分もあり、読み手としては少し距離を置いて解釈する必要もあると感じた。
本書の内容をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分の子育てや教育観に照らし合わせながら、参考になる部分を取捨選択して取り入れていきたい。