中室牧子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
エキサイティング! なにこれめっちゃ面白い。n=1の経験よりデータが大事。
教育の収益率の話は資本主義的ではあるが、非認知能力の高低も将来の収入を左右するのなら、育児の指標に適している。
非認知能力は成人後も鍛えられるという話には救われる。
やり抜く力とは「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる気質」 。なるほど、受験勉強ができた人にはやり抜く力が備わっているのかもしれず、学歴主義はスクリーニングとして機能しているのか。
自制心を鍛えるのに有効なのは、「細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する」こと。そういえばレコーディングダイエットというものもあった。
一方で、学力の35%は遺伝という話に驚く。言われてみれば、医者の子は医者になるし、弁護士の子は弁護士になるもんなあ。
しかし、それは獲得形質が遺伝するという意味だろうか。全国民の学力が上がれば次世代の学力も底上げされるのだろうか。それでも、家庭環境とは別の話とされているから、何かしら根拠があるのだろう。
巻末の注や根拠資料の多さは、FACT FULLNESSを思い出した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【データが覆す教育の「定石」】
◎子どもと関わる全ての方にオススメ
・教育政策に科学的な根拠が必要
・人生の成功に重要な非認知能力
・大人でも非認知能力は鍛えられる
・ご褒美をいつ与えるのか、また「ほめ方」か大切
【感想】
2015年発行の本書、夢中で手が止まらず読み進めました。とても10年前とは思えない。
どうしても学力、数字で見えるものに囚われてしまいがちですが、「自制心」「やり抜く力」を育てることを頭の片隅に置いて子育てします。
大人も「非常に遠い先にあるゴールに向けて、興味を失わず、努力し続けることができる」、これからの人生まだまだ成長できそうです!
それにしても…日本では全ての人が教育を受けており、教育に関しては一家言ある(あくまで個人的な経験なのに)、なるほど…。
全然(?)変わっていない日本の教育にがっかりしつつも、しっかり目の前の子どもと向き合おうと思わせてくれた本書。お手軽な育児はありませんね。 -
Posted by ブクログ
全体的にテンポよく書かれていて、開くたびに"そうなのか"とタメになる事が書かれていて、とても面白い。世の中の当たり前をデータに基づいた正しい結果でぶった斬っていく感じや、その中でデータ分析手法を教えてくれるところなど、総合的にとても読みやすく勉強になった。
そして読み進めていくと、いかに世の中に出回っている情報が根拠に乏しく、いかに我々がそれに踊らされているかを痛感させてくれる。
ただし、根気やとして書かれる論文の元ネタは海外での実験結果であることが多いため、全ての結論を日本にも当てはまるかと言うとそうでもなさそうのスタンスで読む必要あり。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ続かないダイエット。足りないのは非認知能力。GRITの本でもあったやりぬく力と自制心の事。
マシュマロ効果実験に当てはめて鑑みれば、私は遠い未来よりも近い未来の利益を追っている、自制心の足りない大人(笑)
細かく計画を立て、記録し、達成度を自分で管理する事で自制心を鍛えるのに有効であるとのことだ。
生まれつきの能力に頼らず、後天的な努力により能力は伸ばせると思う方が効果は出やすい様だ。私は今でこそ生まれや育ちなど原因論的に人や自分を決めつけていた様に思える。考慮すべきは未来論、今から何をやり遂げられるか。
少しでもいいから前進する事から始めよう、と思えた。子供の教育に対し悩む親への本であるが、自己(子供な大人の自分)研磨にも使える名著であった -
Posted by ブクログ
ネタバレ様々な事例を用いながら、早期の専門化による影響と、様々な経験を経る(寄り道する)ことで、新たな発見や特出した成果を残すことを説明している。
早期に専門化が決して悪いという観点ではなく、専門化が遅くなっても、決して悪くはないし、様々な道を通ることで、成功した事例を紹介している。1つの分野にとっては、当たり前なことでも他の分野に適用した際には、新しい発見を生み出すこともある。
任天堂の枯れた技術の活用
フェデラーのテニスへの専門化の時期など、
いくつか刺さる部分があった。
チャレンジャー号の例を見ていると、数値やデータだけに頼るというのが間違いというわかる。
* 何かが違っているのであれば、そこには何かがある。
多様な視点、様々な経験、知識の幅(レジン)を得ることがこの不透明で不確実な現代を生き抜く上で重要な考え方だということだ。
最初から自分にあった仕事や、スポーツをやっている人は本当に恵まれている人だ。たいていの人(自分もあなたも)は何度も挑戦して失敗して、そこから学んで自分のやりたいことを徐々に見つけていければいい。そのためには、自分の経験の幅(レジン)を非効率で地道で遠回りしながら見つけていこう。