ビジネス・実用の高評価レビュー
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さすがの小泉さんで、昨今のウクライナ情勢が分かりやすいタッチで語られている。また、内容はイラン軍事衝突が始まる前の物であるが、2026年の情勢を見通すのにも不可欠な論点が織り込まれており、まるで目下の状況を予見していたようである。
一例を上げると、今のイランに対する米国の姿勢は、まさに2章で議論されたスヴェーチンの消耗戦理論に陥っていないだろうか。また3章で語られるロシアの「ソフトな政治戦線運営」、反戦の動きをハードに抑えている訳ではなくある意味自然体で戦争を継続できているというのは大変悩ましく映るが、これが現代の戦闘的な国家の絵姿となってしまうのだろうか。
そのような環境下で我が国はどのよう -
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構造主義というものをネット検索しても
「私たちの思考や行動は、所属している社会や文化によって決められている」という文言に肌感覚的にピンとくるものがなく、初心者でもわかりやすい書籍は無いかなと探してたら、これを見つけたので購読。
読み進めていくうちになんとなーく構造主義というものが見えてくるし、
現代思想に疎い私でもわかりやすく書かれていると思う。
私の理解では、人間が生きているうちに獲得した概念や言語、習慣により身に着けた文化や想いにはカテゴライズされた名前(記号)が付けられていて、人間はその「構造」に左右されて考えさせられているため、その「構造」から外れて物事を考えることができないという -
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前著『アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 』の時はまだ未完だったが、こちらの本はゴールデンカムイが完結してから書かれた公式解説本。まさに完全版。前著と扱うトピックが被っているところはもちろんあるが、具体例や切り口が違うので2冊とも読んでよかった。分厚いぶん、読み応えがあり大満足。カムイたちと共に暮らすアイヌの人々の生活と歴史が、重厚に描かれている。
漫画の細部までこだわって描かれた絵をふんだんに用いてアイヌ文化の基本的知識を教えてくれる。裏設定までたくさん書いてくれているのが作品のファンとして嬉しい。
物語の中盤〜後半で舞台は樺太にうつり、樺太アイヌやニブフ、ヴィルタといった民族の描 -
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ネタバレこの本を読んで一番印象に残ったのは、多様性を大切にしようとする考えが、必ずしも社会を良い方向に導くとは限らないという点である。市民運動の中でも、「女性」という集団の内部に「黒人女性」「白人女性」などの違いが見つかり、さらに細かな違いが次々と現れていく。その結果、人々はどんどん分かれていき、連帯が弱まり、運動が分裂してしまうという説明はとても印象に残った。多様性を細かく見ていくと最終的には一人ひとりの個人にまで分かれてしまい、その状態では人々がまとまって社会を変えることが難しくなるという点に納得した。多様性を強調しすぎると、人々がばらばらになり、結果として大きな権力に押さえつけられやすくなるとい
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はしがきと第一章はとても読みやすく引き付けられる。が、第二章からはちょっと難しくなりました。なんとか6割くらいは理解できたかな?と思います。構造主義を説明できるレベルまでは至っていないように思う。『寝ながら学べる構造主義』も買っているので、さらに理解を深めたい。
構造主義とは「世の中には共通するパターンがある」という理解だが、小川哲さんの『言語化するための小説思考』に、多くの原理の抽象化は似た構造に突き当たるというような言及があり、似ているなと思った。私はこういう共通点を見つけるとワクワクします笑。
物事の見方(視野)が広がるような良い読書でした!
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「今年こそは○○しよう」と年始に心を決めたものの、結局続かない…
そんな経験はないだろうか?
かくいう私も、毎年のように「今年は運動を続けるぞ!」と言い続けて、椅子から根っこが生えている始末だ。
そんな私を変えるべく手に取った『習慣化大全』
全349ページと分厚いながらも、イラストや余白も多く、問いという形でワークもあるので読みやすい。
習慣化と言えば、色々「こうするべき」といったSNS情報や書籍がある。
本書では「習慣化するためには行動、思考、感情、環境それぞれの階層がある」と、習慣化できない原因を分解してそれぞれの項で詳細に解決策が書かれている。
特に目からうろこだったのが、習慣 -
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いつもながら、内田樹の主張はユニークで虚を突かれる。本書も、どの文章をとっても鋭いな、と感じたし、読んでいて面白かった。
第3章は、「改革と加速主義、単純主義-壊れていく政治と社会」と題された章であり、表題に沿ったいくつかの文章が収載されている。どれも面白い主張なのだが、「複雑さに耐える知性が社会を救う」という文章が面白かった。何かうまくいかないことがあった時に、その原因となるものを単純化した文脈の中で特定し、すべてはそれが悪いという「陰謀論」のような論を展開したりするのが、その典型であると内田樹は主張している。
これは、けっこう日本の中でもあるのではないかと思う。「緊縮財政を主張する財務省が -
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子供が、自分でお小遣いを持ち、欲しいものが増えてきたこのタイミングで、
子供にお金のことをどう教育していったら良いかが気になり読み始めました。
でも大人の自分が学ぶこともとても多くてびっくり。
お金の本質を理解すること。
自分が幸せになる使い方、貯め方をすることで、人生の幸福度があがるし、それを考えること自体が、自分の価値観を知り、人生においての目標を明確にする機会になるということを改めて学びました。
もちろん、子供への声がけや、お小遣いをあげる時期や金額、使い方についてなど
子供に対してどう教育していけばいいかという部分も勉強になりました!
読んでよかった!! -