岩崎春夫の作品一覧

「岩崎春夫」の「人間主義的経営」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 人間主義的経営
    3.6
    1巻1,760円 (税込)
    世界のトップ経営者たちが「未来の経営モデル」として注目する「人間主義的経営」についてクチネリ自身が語った一冊 自然と人間と夢への志を尊重する「正しい労働」という概念。ブルネロ・クチネリが掲げる人間の尊厳と自然との調和を事業の目的とした「人間のための資本主義」は、イタリア国内に限らず広く海外からも注目され、数々の賞を受賞しています。 ブルネロ・クチネリは、1978年、色鮮やかなカシミヤセーターを製造する小さな会社を立ち上げ、事業の目的を倫理的にも経済的にも人間の尊厳を追求することと決めました。1982年、イタリア・ウインブリアの小さな村、ソロメオに移り、そこを「人間のための資本主義」を実現する場所と決めました。3年後には廃墟となっていた村の古城を買い取り本社としました。2000年、村外れの古い工場を買い取り、そこを改修して事業の拡大に合わせた新たな生産体制を整えました。2012年、ブルネロ・クチネリ社はミラノ証券取引所に上場しました。同年、若者たちが技術を身につけ、誇りを持って働くことを願い、本社のある城の一角に職人学校を設立しました。 ソロメオの豊かな暮らしを取り戻すため、村を修復し、文化、芸術、人々の交流を促進するために、彼は、劇場、図書館、公園などの施設を設備しました。 人間の幸福のために、人にも自然にも害や苦痛を与えずに豊かに生きる。 農村生活と哲学の中に見出した人間主義的な価値のもと偉大な企業家になるという、一人の農民の夢の話をお届けします。 【目次】 ソロメオ、精神の宿る村/幼年時代/私の心の大学/カシミヤの彩り/世界へ/親愛なる匠たち/輝く未来/創造物との対話/心の中の揺るぎないもの/日々の印象

ユーザーレビュー

  • 人間主義的経営

    Posted by ブクログ

    ブルネロ・クロチリのことが知りたくて手に取った本。ファッションについてというより本人の育った土地のことやカシミヤ愛や伝統についての想いを重点にした内容。思っていたのと違う内容だったけれど、自分もいい人になったような心が豊かになった気がします。どことなくマールコウサカさんのすこやかな服の内容にもリンクして誰にとっても心豊かな服作りの素晴らしさとは、ということが多くの人に伝わるといいなと思います。

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    2025年03月07日
  • 人間主義的経営

    Posted by ブクログ

    本書には、人間主義的経営が書かれたハウツー本ではない。クチネリ氏の回顧録に近い。発する言葉の温かさとメタフォリカルな点は、賢人録を読んでいる気にもなる。

    幼少期から形成された伝統的家族観、歴史家や賢人との対話(多くの読書体験)を通じて得た言葉の数々とともに、自身が経営する会社の根幹的な思考について示唆する。
    読者に求められるのは、著者の見聞から具体と抽象を往復し、思索することではないだろうか。

    0
    2024年03月27日
  • 人間主義的経営

    Posted by ブクログ

    0.5があるなら、3.5な感じ

    考え方は素晴らしいし、共感するし、もっとひろまればよいと思う。

    書籍としても、伸びやかだととらえればよいが、
    翻訳物だからもあるかもしれないけど、
    ゆったりと描かれるので、読み応えとしてはもっと期待していたのも事実。

    ボリュームの見た目よりはサクサクと読み進められる。

    0
    2024年01月27日
  • 人間主義的経営

    Posted by ブクログ

    人間主義的経営、人間主義的資本主義を体現する経営者の自伝の書。幼少期や学生の頃に体験を素直に解釈し、それが行動の指針になっている。沈黙や日常のシンプルな出来事からの価値、判断ではなく観察することの重要性。「子供が10歳になるまでは良き教師であれ、20歳になるまでは良き父であれ、そして生涯を通じて良き友人であれ。」「あなたの家の前が綺麗なら、あなたの街は綺麗になる。」など、これらの言葉はそのまま経営や人付き合いにも大切な考え方となる。良い本でした。

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    2023年05月28日
  • 人間主義的経営

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●本の内容
    高級カシミアセーターの創業者、ブルネロ・クチネリが自身の経営哲学について書いた著書。売上770億円、世界137店舗に広がる会社であるが、人間のための資本主義「人間や自然を傷つけ攻撃せずに利益を生む資本主義」を貫き、事業目的を、倫理的にも経済的にも人間の尊厳を追及することとし、現代の資本主義からは一線を引いた上で正当な成長を続けている。
    これらの考え方は、クチネリが農村で自然と家族の中で育ってきた経験と、書籍(特に哲学)からの学びを基に構築されており、イタリアのソロメオ村で、城の中に本社や職業学校、劇場、公園を作り実践している。
    著者の夢は過去の美しさと未来の美しさをつなぎ合わせるこ

    0
    2022年02月14日

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