配信予定・最新刊

作品一覧

  • モビリティーズ研究のはじめかた――移動する人びとから社会を考える
    NEW
    3.0
    1巻2,860円 (税込)
    なぜ、どのように、「モバイルな人びと」を研究するのか! 本書は、「移動(モビリティーズ)」の視点から現代社会を読み解く、モビリティーズ研究の入門的かつ実践的試みである。モビリティは人だけでなく、モノや情報、文化の移動も含む概念で、現代社会の構造や経験の核心をなしている。この本では特に、移動する人びとの経験や生活世界を通して、「移動論的転回」に基づく人文社会科学の知見を紹介するとともに、日本における研究の可能性と課題を探る。さらに、移動を個人の自由ではなく、社会的・政治的な力との関係で捉えることで、不平等の構造、社会変動の諸相を明らかにし、政策や実践に対する新たな視座を提示する。
  • 移動と階級
    3.3
    1巻1,045円 (税込)
    この世界には「移動できる人」と「移動できない人」がいる。 日本人は移動しなくなったのか? 人生は移動距離で決まるのか? なぜ「移動格差」が生まれているのか? 通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機…… 日常生活から地球規模の大問題まで、移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉 独自調査データと豊富な研究蓄積から「移動階級社会」の実態に迫る! 【本書のおもな内容】 ●「移動は成功をもたらす」は本当なのか? ●半数弱は「自由に移動できない人間」だと思っている ●5人に1人は移動の自由さに満足していない ●3人に1人が他人の移動を「羨ましい」と思っている ●移動は「無駄な時間」なのか? ●移動は誰のものか?――ジェンダー不平等という問題 ●格差解消に向けた「5つの方策」とは?……ほか 【目次】 第1章 移動とは何か? 第2章 知られざる「移動格差」の実態 第3章 移動をめぐる「7つの論点」 第4章 格差解消に向けた「5つの観点と方策」 「移動」をもっと考えるためのブックリスト
  • 徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、Microsoft Azure Fundamentals[AZ-900]の対策教科書です。2020年11月に更新された最新試験に対応しています。 Azureの講師として経験豊富な著者陣が試験を徹底分析し、合格に直結する知識を解説しています。さらに各解説では、特に試験で狙われるポイントを「試験対策」欄にまとめているので、重要な箇所がひと目でわかります。 また、単に出題範囲の内容だけを解説するのではなく、初心者にも理解できるよう「サーバーとは何か」「クラウドとは何か」という基礎から、実際の業務に役立つAzureの活用方法までをとにかく丁寧に解説。本書を読み終えたときには合格以上の知識が身に付きます。 各章末には理解度を確認するための演習問題が付いているほか、本試験を想定した模擬問題1回分をダウンロード提供。 「丁寧な解説」+「豊富な問題」で、本書一冊だけで『一発合格』を目指せます!

ユーザーレビュー

  • 移動と階級

    Posted by ブクログ


    話題の新書。
    「移動格差」という言葉を初めて知った。

    この新書、ずばりこの概念を生み出しただけで、勝ちだ。

    移動にまつわるアンケートを取り、年収別に比較している。
    くっきり結果に表れる。

    3人に1人が過去1年以内に居住都道府県以外に旅行していない
    海外渡航経験は年収によって2倍の差がある

    まあ、考えてみれば当たり前のことだ。
    移動には費用がかかる。
    年収が多い人ほど移動にお金が使える。

    64歳、定年間際の私もその問題に直面しつつある。
    定年で会社を離れれば、定期代の支給がなくなり、
    自腹で移動しなくてはいけなくなるのだ!

    思えば、、、
    私の移動は幼稚園時代に始まる。
    まずは市内の

    0
    2025年11月26日
  • 移動と階級

    Posted by ブクログ

    移動と成功率は比例するとも言われている。
    それはなぜか、新しい刺激や世界は学習能力を極限に高める。しかし元々高いスキルを持った人材が、人脈を形成するという必然の結果を生んでいるため、そのように見えている可能性もある。

    健康状態や資産、運とかそういった条件も絡んでくるので注意。移動強者だけの狭い世界に入ってはダメ

    一度移動するとさらに移動しやすくなる。
    僕が実家を出る時も確かにそうだった。

    0
    2025年11月23日
  • 移動と階級

    Posted by ブクログ

    今まで移動について深く考えたことがなかった。
    ただ漠然と経済格差によって移動に制限があることは感じるくらいだった。
    例えば、旅行だって経済的な余裕によって行ける場所が限られるのは感じていたし、住む場所だってそうだ。

    ただ、経済的な理由以外にも様々な理由で移動ができない、又は移動をせざるを得ないことがあると知った。
    より厳密に言えば、知ったと言うより今までは当たり前に受け入れていた現実を改めて格差として言語化してもらったと言った方が正しい。
    移動が良い、悪いではなく、あらゆる角度から多面的に考察されていて興味深かった。

    環境的な部分や、性別、心身の健康、障害、そして近年の気候変動など自由な移

    0
    2025年11月01日
  • 移動と階級

    Posted by ブクログ

    〈概要〉
    移動から見えてくる、分断、格差、不平等を説明した本。

    〈移動格差〉
    人々の移動をめぐる機会や結果の不平等と格差。
    また、それが原因で生じる、様々な社会的排除と階層化のこと。

    〈移動の機会と経験の差〉
    移動できる人と移動できない人、移動しやすい人と移動しにくい人の間で、移動の機会や量、経験の差が存在する。

    〈データ分析結果〉
    約半数弱は自分を、自由に移動できない人間だと思っている。
    3人に1人は、他人の移動に、うらやましいと思う。
    その一方で、移動経験が顕著に高い、モビリティ・グローバル・エリートがいる。

    〈移動と自己責任〉
    「移動力を発揮して成功」は、移動強者に限定的な特権的

    0
    2025年10月18日
  • 移動と階級

    Posted by ブクログ

    移動(モビリティ)の概説。
    簡潔に要領よく、しかし広範かつ的確に、新しい概念について解説されている。
    新書らしい入門書で好感を覚えた。

    0
    2025年10月14日

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