伊藤将人の作品一覧
「伊藤将人」の「移動と階級」「徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「伊藤将人」の「移動と階級」「徹底攻略 Microsoft Azure Fundamentals教科書[AZ-900]対応」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
話題の新書。
「移動格差」という言葉を初めて知った。
この新書、ずばりこの概念を生み出しただけで、勝ちだ。
移動にまつわるアンケートを取り、年収別に比較している。
くっきり結果に表れる。
3人に1人が過去1年以内に居住都道府県以外に旅行していない
海外渡航経験は年収によって2倍の差がある
まあ、考えてみれば当たり前のことだ。
移動には費用がかかる。
年収が多い人ほど移動にお金が使える。
64歳、定年間際の私もその問題に直面しつつある。
定年で会社を離れれば、定期代の支給がなくなり、
自腹で移動しなくてはいけなくなるのだ!
思えば、、、
私の移動は幼稚園時代に始まる。
まずは市内の
Posted by ブクログ
今まで移動について深く考えたことがなかった。
ただ漠然と経済格差によって移動に制限があることは感じるくらいだった。
例えば、旅行だって経済的な余裕によって行ける場所が限られるのは感じていたし、住む場所だってそうだ。
ただ、経済的な理由以外にも様々な理由で移動ができない、又は移動をせざるを得ないことがあると知った。
より厳密に言えば、知ったと言うより今までは当たり前に受け入れていた現実を改めて格差として言語化してもらったと言った方が正しい。
移動が良い、悪いではなく、あらゆる角度から多面的に考察されていて興味深かった。
環境的な部分や、性別、心身の健康、障害、そして近年の気候変動など自由な移
Posted by ブクログ
〈概要〉
移動から見えてくる、分断、格差、不平等を説明した本。
〈移動格差〉
人々の移動をめぐる機会や結果の不平等と格差。
また、それが原因で生じる、様々な社会的排除と階層化のこと。
〈移動の機会と経験の差〉
移動できる人と移動できない人、移動しやすい人と移動しにくい人の間で、移動の機会や量、経験の差が存在する。
〈データ分析結果〉
約半数弱は自分を、自由に移動できない人間だと思っている。
3人に1人は、他人の移動に、うらやましいと思う。
その一方で、移動経験が顕著に高い、モビリティ・グローバル・エリートがいる。
〈移動と自己責任〉
「移動力を発揮して成功」は、移動強者に限定的な特権的