あらすじ
2021年、惜しくもこの世を去った知の巨人・立花隆。
彼が全生涯をかけて追ったテーマは、
人はどこから来てどこへ行くのか……?
人間とは何か、生死とは何か、人生とは何か?
そしてよりよい人生のためには
どう生きればよいのか?どう考えればよいのか?
知の巨人の思索の旅と、読者へのメッセージを一冊に凝縮。
池上彰の解説とともに贈る「21世紀の君たちはどう生きるか」
生きるとは、旅すること。考えること。立花隆の膨大な著作のなかから
厳選したテキストをダイジェストで収録。
彼が終生追い続けた
人間とは何か、死とは何かを振り返り
そこから「ではなぜ、どのように生きるか」を
学んでいく一冊となっています。
書籍の冒頭、立花隆の思索世界にいざなう解説文は
同じくジャーナリストである池上彰氏による書き下ろしです。
この本を読めば見えてくる、
限られた人生の正しく、楽しく、おもしろい生き方。
※カバー画像が異なる場合があります。
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Posted by ブクログ
哲学的なタイトルであり、本書がカバーする内容は、途轍もなく広いものであると感じた。
大好きだった筆者の遺作には、自ずと力が入った
気がする。
本書は、全部で6章から構成されている。
人間や死について言及し、人が生きる理由等の
考察もあり、予想に違わない広範囲な内容を扱っている。
筆者は、本書のタイトルに付した問いに対しては、あまり多く語っていない印象だ。
しかし、筆者が遺した地球文明の枠を超えたレベルの思考が必要である旨の記載からも、子孫繁栄のためにも私たちには、未来に向けて脈々と知的財産を含めた地球力を伝承していく義務があると考える。
それゆえに、一意的に今を生きることを考えたい。
本書を通じて、今一度自己を見つめ直すことを含めて、根本的な問いに対して考察することができた。
個人的には、『読書14カ条』が参考になった。
『注釈を読みとばすな。注釈には、しばしば本文以上の情報が含まれている。』
身に沁みるこの言葉をいつまでもこの身に刻んで
おきたい。
余談だが、約15年前に母校にて特別講義を実施したことを知った。文化系理科系を問わず縦横無尽に活動されていた故立花氏に、ここに改めて敬意を
表したい。
Posted by ブクログ
見当識。医学用語で、自分の置かれている状況を客観的に正しく把握する能力をいう。
著者は人間たしての見当識を得たい。と書いている。
世界の広がりを知る上で、何より大切なのは、人間の多様性について知ることである。フィジカルな存在としての多様性について知ることも大切だが、それ以上にメンタルな存在としての人間の多様性について知ることが最も大事。
人間は関係性の中にある。
人間に美徳もあることを否定するものではないが、それと同じだけ悪徳の天性があることを忘れてはなるまい。
わからなくても良い、がむしゃらであれ。
動かないことには、心理はつかめない。
仲間を呼ぶには夢を語ることが必要。
人の幸せは、やりたいことをやりたいようにやると言う1点に尽きるというのが著者の考え。勝ち負け生きるな。
二者択一で考えてはいけない。あれかこれかではなく、人がやっている事は、全てあれもこれもなのである。
非常に刺激される本であった。
著者が泣き今、やはり本文字に残っているものが強いと思った。
Posted by ブクログ
他の方が指摘している通り、著作や言動の編纂書なので、タイトルに惹かれた人が求めるようなテーマで一貫した主張や考察が記されたものではありません。
私自身そういった類の書籍を避けている中で、本書を店頭で衝動買いした結果、若干の後悔を引きずったまま本書を読み始めることとなりました。
しかし、内容に関しては非常に面白く、興味深い考察や主張が多かったです。
それは立花隆という人をそもそも全く知らない私だからということが起因しているのは間違いありません。しかし、過去読んできた偉人、経営者、著名人の類書を同じ条件で比較しても、本書より面白かった本はないように思いました。
飾り気のなさと思考の深さが際立っている印象で、主張の根拠や類推等で引かれる知識も他では見たことがないものが多く、刺激に富んだ内容でした。終盤はやや自己啓発本のような内容になりますが、読者に発破をかけるような鼻息の粗い話ではなく、どこか淡々としていて、吸い込まれるような説得力に満ちています。
それぞれの考察や主張には出典が分かりやすく記載されているため、付箋をつけた箇所をメインにこれから何を読もうか考えるのが楽しいです。
Posted by ブクログ
結局生きるためとしか言いようがないてのはその通り。結局人生は旅で、旅の本質は計算になじまないような出会いというところ救われた。がむしゃらは仲間を呼ぶにも。
Posted by ブクログ
分量は199ページと多くなく、読みやすい文章のため、スラスラあっという間に読め、人間誰しもが悩んだことがあるであろう「死」や「生」について、知の巨人から前向きな考えを得ることができる。
特に、"第4章 人はどう生きるのか?"には、人生を無駄にせず、謳歌するためのヒントが熱い言葉と共にたくさん散りばめられている。
私は大学生だが、本書を読み、これから迎える青春と「船出」に向け、今後もしっかりと準備を進めたいと再確認することができた。
特に30代以下の若い人におすすめできる。
Posted by ブクログ
立花隆さんの本は初読み。
「人間はどこから来てどこへ行くのか」という問いに様々なテーマから切り込んでいく。
多数の著書から抜粋された内容で、考え方を幅広く知るには良い本だった。
「人間とはなんだろう?」「死とはなんだろう?」「人はなぜ生きるのか?」「人はどう生きるのか?」「考える技術」「今を生きる人たちへ」
どの章にも、ふいに頭に浮かんでくる疑問や悩みへの見解が書かれていて、共感したり、新たな気づきをもらったり…
知の巨人と呼ばれる立花さんもやっぱり一人の人間で、同じようなことで悩んだりされるのだと少し親近感を持ってしまった。
Posted by ブクログ
かなり前に読んでたの完全に記憶からなかった笑
定期的にメンタルやばくなる。
特に先月から今月まで入札とかいろいろ、忙しすぎた。ホンマにやばかった。涙出てたしな…
何とか耐えた?というより過ぎたという感じ。
死に対しての恐怖ははっきり言って全くない。
いつ死んでも良い。
死にたいと思った事なんて何度もある。
でもそれも珍しいことではなく、むしろ普通。
人生の先輩はすごいなー
しんどいことがあっても生きることを辞めてない。
今25歳。
人間はやりたいことをやらないと楽しくない。
そのために生きているまである。
じゃあ特にやりたいことが無い人はどうすれば…
教えてくれ!
そういう時に何かあって、ちょっと元気になるんよな…
不思議やわ…
もうちょっと人生楽しみながら頑張ろう
Posted by ブクログ
知の巨人立花隆の膨大な著作の中から『人間とは何か』をテーマに再構成した本。
『一見いかに成功し、いかに幸せに見えても、それがその人の望んだ人生でなければ、その人は悔恨から逃れる事ができない。反対に、いかに一見みじめな人生に終わろうと、それが自分の思い通りの選択の結果として招来されたものであれば、満足はできないが、あきらめはつくものである。』
Posted by ブクログ
頭の良い人の代表のような意味で「知の巨人」と思っていたが、もの凄い知的好奇心、探究心ゆえに知の巨人と言われていると理解を改めた。
橘氏の過去の著作のダイジェストと言う感じに編集されており、価値があると感じている。
橘氏の知的探究心は、人間とは何か、死とは何か、そしてやがて死ぬのに何のために生きるのかという問いに向かい、多方面に行動、思索している。
特に死についての考察は深く考えさせられるものがある。死は恐ろしいと感じるのはなぜか、我々が漫然と考えている不安を「自分が消える不安」「苦痛への不安」「死後の世界の不安」に分類。特に死んだらどうなるのかわからない不安に対して、橘氏自身考えだしたら止まらないと言う。
また、脳死とは何か、ドナーから心臓をとる行為は殺人ではないか、など様々な問題提起により、考察を深めているが、結論は、死ぬまでの人生を悔いなく生きると言うようなものであった。何のために生きるのか、多方面に興味の食指を伸ばし、知識も知恵もずば抜けている橘氏をして、答えが出ない問題ということとされている。そして、同時に自殺は悪いと言えない、というのも橘氏の結論となっている。
しかし「何のために生きるのか」本当に答えがないのか、わからないだけではないのか、橘氏は見つけられなかったが、我々自身が自分ごととして知的好奇心を向けてみた方がよい問題と感じた。
Posted by ブクログ
果てしない知識の海を漂うような読後感。いくら考えても答えのないテーマであるからこそ興味が湧き立つ。知の巨人、立花隆さんのお話を直に聴いているような、そんな贅沢な読書時間でした。
Posted by ブクログ
立花隆の著作から人間とは?死とは?なぜ生きる?どう生きる?考えること、これからの人へといったテーマに沿って抜き出した「立花隆思想抜書」です。出典が50冊以上に及ぶので、全て読んでる人はいないはず。知識に基づいた見識が染みました。小学生にはまだまだ難しい知見だとは思いましたが、評論読みの勉強にもなるし、少しずつ読み聞かせで興味を持たせる方法もアリだと思います。基本は中学からかなぁ。
私が読みたいと思った本は『未来をつくる君へ』『二十歳の君へ』。『脳死』『サル学の現在』『臨死体験』あたりは確か読んだはず。そちらももう一度パラパラ読みたいと思いました。
『サピエンスの未来』からの抜粋で、ヒトは染色体情報をはるかに超えた言語情報を世代を超えて伝えられるという叙述があり、知識や本の素晴らしさを再認識しました。
Posted by ブクログ
知の巨人、立花隆さん。
ほんとうに、色々なことを教えて頂きありがとうございます。
「宇宙からの帰還」
最初の出逢いでした。
想いを馳せて、改めてご冥福をお祈りします。
Posted by ブクログ
冒頭の池上彰氏の解説から、知の巨人からのフレーズをピックアップして分類化されています。
表題見て買ったときは少々後悔しましたが、後半にかけて余韻が出てくる感じです。
最後まで読み通すことをおすすめします。
Posted by ブクログ
題名のテーマについて、多くの著述の中から、文章や考えを抽出そしてまとめた書だった。
なぜ生きるのかを考えるために
なぜ人間が生まれたかからしり、
なぜ死ぬのか、そもそも死ぬとはなんなのか
そしてそれを知った上で生きるとはなんなのか
さらにはどう生きていくべきなのか
そんなことを多くの抜粋された文章から考えさせられた。
そのテーマについてずっと語るというよりは、いくつかの抜粋されたいくつかの文章を見る感じだったので、関連性はあるけど、それぞれの文章に繋がりはあまりない感じがした。
でも正解を追い求めるばかりじゃなくて、考えることこそが大切だと思える本だった。
Posted by ブクログ
説得力のあるタイトルに引かれて一読
亡くなった立花さんが何を生や死について考えていたのか、彼が調べた物理的哲学的な側面からの意見はフラットで受け容れやすい内容だった
キリストの思想にも1部あるが、死が新たな複数の生を産むという事実は、非常に興味深い事だった
(ミスリードないように念のため、死を求めている訳では無いが)
Posted by ブクログ
立花さんが書いたというより、彼の著作の中にある記述をテーマごとに整理したもの。知の巨人が残したものが大きいだけに、整理したいという気持ちが強かったのでしょう。よくわかるし、確かに整理してもらってよかったような気がする。とにかく興味の範囲が広範だけど、きわめて深い。探求する気持ちが強かったのでしょう。それと、どこか真理はつながっているといわんばかりに、広く深く対象を掘り下げていく。まさに知の巨人でした。