あらすじ
あの名門校の先生は、
これから大人へと成長していく、中学生・高校生たちに
どんな本を薦めているのでしょうか?
生徒たちに薦めたい本、授業で扱った本、自分が好きな本を紹介しながら
学校の特色や、本にまつわるエピソードまでをとことん語ります。
直木賞作家、伊与原新さんのプロローグも収録。
【掲載校一覧】
開成
豊島岡女子学園
国際基督教大学(ICU)高校
灘
フェリス女学院
広尾学園
渋谷幕張
聖光学院
「無駄な読書というものはおそらくない。
人生に何が起きるか、世界がどう変わるか、
そのとき何が必要になるかはわからないのだから
――(中略)――
生えるものを選ばない原生林は強い。
文字を追う時間を惜しまずに、気になった本を開いてみればいい。
読んだ端から中身を忘れてしまっても構わない。
知らぬ間に、森は育っている。」
――伊与原新 プロローグ「知の原生林」より
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備忘録
各校先生のおすすめ本
・開成 鎌田先生
藤谷治「船に乗れ!」
高樹のぶ子「小説伊勢物語 業平」
冲方丁「はなとゆめ」
宮本輝「錦繍」
山田詠美「つみびと」「血も涙もある」
・豊島岡 降籏先生
三浦しをん「舟を編む」
「倉本美津留の超国語辞典」
野矢茂樹「語りえぬものを語る」
ハンナ・アレント「責任と判断」
・ICU 仲島先生
上間陽子「海をあげる」
永井玲衣「水中の哲学者たち」
郡司芽久「キリン解剖記」
柏木ハルコ「健康で文化的な最低限の生活」
小梅けいと「戦争は女の顔をしていない」
フランク・パヴロフ「茶色の朝」
佐々涼子「ボーダー 移民と難民」
温又柔「『国語』から旅立って」「台湾生まれ 日本語育ち」
・灘 井上先生
安部公房「笑う月」
坂本旬・山脇岳史「メディア・リテラシー吟味思考を育む」
渡辺裕「考える耳 記憶の場、批評の眼」
橋本武「伝説の灘校教師が教える一生役立つ学ぶ力」
ダン・ロスステイン、ルース・サンタナ「たった一つを変えるだけ クラスも教師も自立する『質問づくり』」
フェリス 阿部校長
みなもと太郎「風雲児たち」
アゴタ・クリストフ「悪童日記」「怪物」
木村真三「『放射能汚染地図』の今」
V·E·フランクル「それでも人生にイエスと言う」
・広尾 岸田先生
石牟礼道子「新装版 苦海浄土」
小林亜津子「はじめて学ぶ生命倫理」
石田勇治「ヒトラーとナチ・ドイツ」
角川ソフィア文庫「ビギナーズ・クラシックス」シリーズ
谷崎潤一郎「少将滋幹の母」
難波江和・内田樹「現代思想のパフォーマンス」
渋谷教育学園幕張 青木先生
・「孫子」
・藤子F不二雄の作品群
・山本弘「アイの物語」
・米沢富美子「ブラウン運動」
聖光 野谷先生
・岡真理「『戦争』の対義語としての文学」
・小川洋子「人質の朗読会」
・田辺聖子「おちくぼ物語」
・手塚治虫「ブッダ」
・小川糸「ライオンのおやつ」
Posted by ブクログ
こんな先生に出会いたかった
灘、開成、渋幕など有名校の先生が生徒に薦める本。それぞれ自己の読書体験から学んだ人生観が強く表れている。決して強制されるべきものではないが、本書に紹介される本には是非とも読んでみたいものが多い。
多感な時期、良著に出会い、悩み、考え、友と語る、そんな経験はいつの時代にも普遍だろう。懐かしい思いと共にさらに新たな読書への道が拓けた一冊。
Posted by ブクログ
名門校の先生たちが「人生を変えた本」「生徒に読んでほしい本」を紹介していく本。
そして、その先生方の考えや思いを通じて、各学校が生徒たちにどのような学びをしてほしいと考えているかを窺い知ることのできる学校案内的な要素もある一冊。
登場するのは、開成、豊島岡女子、ICU高校、灘、フェリス女学院、広尾学園、渋谷教育学園幕張、聖光学院の8校。
先生方の個人的な趣味や興味による部分もあるのだろうとは思うが、読んでいると思った以上に学校ごとにカラーが出ていて面白い。
その学校が、学校生活の間に生徒にどのような学びや気づきを持ってほしいと思って日々教育にあたっているかがよく伝わってくる。
もちろん、自分の読書の幅を広げるためのブックリストとしても有用で(これら名門校の生徒たちにオススメする本は、大人が読んでも十分手応えもあり楽しめもするレベル)、一石二鳥どころか、得るところの多い面白い本だった。
Posted by ブクログ
開成や灘など、中学や高校の名門私立高校の先生が、おすすめor生徒に薦めている本のリスト。
人がお勧めするというのは、何らかの意図があり、そういう意図を持って育てられた子供は幸せだなと思いますし。公立中高出身の私は読んだ事がない本がほとんどだったから、読んでみようと思った。
注意点は、書籍のラインナップが国語(古典)より、反理系より、そして政治的には左側よりだという事。理系の私からすると、主張に対してそうじゃ無いんだよな、という違和感を持ったのも事実。なので星4。
Posted by ブクログ
本書は、名門校と言われる中高一貫校や高校の教諭や元教諭、校長が、中学生・高校生に薦める本を紹介している本です。
かといって、一方的に名作と言われる本を説教臭く薦めているわけではありません。
例えば、「4 読書を通して生徒の「当たり前」をゆさぶる」を寄稿している、灘中学校・高等学校の井上 志音(いのうえ しおん)教諭は、「日本の中高生は得てして知識というものを、変わることのない絶対的なものであると考えてしまいがちです。~中略~ 大切なのは、うのみにせずに、分析しながら考え、吟味してから判断すること、つまり、クリティカルに物事を捉えること。」と書き、そして、「読書というものの大きな役割として、他者が書いたものを通して自分の当たり前を揺さぶる、ということが挙げられるのではないでしょうか。」と説いています。
また、「2 背伸びをしてでも読んでほしい哲学書」を寄稿している、豊島岡女子学園中学校・高等学校の降籏 みなみ(ふりはた みなみ)教諭は、哲学書を薦める理由を「どのような道に進むのであれ、大学生や社会人になればまったく価値観の異なる人との関わりは避けられませんよね。~中略~ 仲間うちで閉じていたら、どうしたって見えてこないものがあります。」と書いています。
いずれも極めて柔軟で実践的な観点から読書を捉えて、本を紹介しています。
中高生に薦める本を紹介している本書ではありますが、今どきの教育や読書についての知識をアップデートしたい大人の方にオススメしたい本です。
みなさまの本の選び方にも示唆を与えてくれるかもしれませんよ♡
〔作品紹介〕
あの名門校の先生は、これから大人へと成長していく、中学生・高校生たちにどんな本を薦めているのでしょうか?
生徒たちに薦めたい本、授業で扱った本、自分が好きな本を紹介しながら、学校の特色や、本にまつわるエピソードまでをとことん語ります。
直木賞作家、伊与原新さんのプロローグも収録。
【掲載校一覧】
開成
豊島岡女子学園
国際基督教大学(ICU)高校
灘
フェリス女学院
広尾学園
渋谷幕張
聖光学院
「無駄な読書というものはおそらくない。
人生に何が起きるか、世界がどう変わるか、
そのとき何が必要になるかはわからないのだから
――(中略)――
生えるものを選ばない原生林は強い。
文字を追う時間を惜しまずに、気になった本を開いてみればいい。
読んだ端から中身を忘れてしまっても構わない。
知らぬ間に、森は育っている。」
――伊与原新 プロローグ「知の原生林」より