一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大阪の民放テレビ局で働くアナウンサー、報道デスク、タイムキーパー、ADたち、華やかそうに見える裏側にある悩み、葛藤、辛さ、ままならない思いなど。小説の題材としてはいかにもではあるし、一穂ミチの描き出す物語は傷ついた心を少し癒すような、労わるようなところがある。
お話としてはしょうもないなあ、まあそうね、でも何とかなるよ、とか思いながら読み進めたが、この作家の傑作を読んできたところからすると、かなり物足りない。というか、この軽さやよく言えば優しさが、この作者の真骨頂なのかもしれない。大阪とマスコミという自分が好きでない題材による評価は必ずしもこの小説への正当な評価とは言えないが。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ人生甘いばかりではない、だから人生。
sweet, spicy, bitter, salty, tastyの5つに区切られてそれぞれ短編集がいくつか収められている。SFもあり、現代もあり、タイトル通りモザイクのように色々に煌めいている。
「ごしょうばん」ちょっと不思議な存在を主人公にした話。戦を望むごしょうばんの気持ちが怖い。
「BL」真っ向からSFである。こういうディストピア好き。嘘だらけの世界で本物とは。
「sofa & ...」勇気をもらえる話。自分が選んだものと生きていく、自分が生き方を選ぶ。それを受け止めてくれるのは、休める場所なのだ。 -
Posted by ブクログ
なんかすごい文芸誌が出たらしいと、文芸誌読んだこともないのに見たくなって買ってしまった。
たしかに本としても頑丈で紙も色々使われていて通勤時に毎日3週間くらい持って行っていたが、鞄が本当に重くなった(笑)
そして今回の特集は「悪」だったために、その内容はおかしい笑えるハッピーとは少し違った暗い、不幸せ、理不尽…などといったいわゆる比較的ダークサイドのお話がやっぱり多くて、帰りがけに読みながら快適な気持ちにはあんまりなりづらかった(笑)
「全身政治家」は割と面白く、「サンクトペテルブルクの鍋」に至っては、闇鍋のようなお話であって途中からうまく追えなくなってしまった。しかし短編の間に挟まれてい -
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