一穂ミチのレビュー一覧
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パンデミックの元で起こったエピソードを集めた短編集。と、軽く言えるような中身ではなくて、吐き気がするようなストーリーが多かった。
実はタイトルを「ツンデミック」とずっと読み違えてた。パンデミックで人生詰んでしまった人の話と解釈してた。この感想書くのに、よくよく見たら「ツミデミック」で勘違いと気づき、自分に呆れた次第。
自殺したはずの同級生と遭遇する「違う羽の鳥」
デリバリーの配達員に魅せられた主婦の末路「ロマンス⭐︎」幽霊になり自分の死の真相を知る「憐光」
失業中の調理師が近所の老人と知り合い出直す「特別縁故者」娘の妊娠をきっかけに飛び出す秘密「祝福の歌」Twitterで集められた自殺志願者 -
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恋と食のある10の風景
小説新潮掲載作品から編まれた、
人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。
顔ぶれはなかなか豪華。
「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏
「ワタシノミカタ」 古内一絵
シングルマザーの漫画家と、その息子。
忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
外見だけでなく、心までイケメン。
仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“ -
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ネタバレ作品としての完成度はすごく高いと思うが、私の心がついていけなかった。読むたびに苦しくなった。
特に「ピクニック」は、産後うつ、乳児の事故死とか、わたしに幼い子供がいるがばかりに想像できすぎてしまって辛くなり、久々に「飛ばし読み」してしまった。最後の展開、この物語の語り手が明らかになるシーンではゾワっと鳥肌が...。
「式日」で出てきた青年は「ネオンテトラ」の中学生男子。「ネオンテトラ」で美和に救われていたのだと信じ込んでいたのだが、「式日」では"近所の人に構われて迷惑だった"と言うようなことを言っていて、これも怖かった。さらに、「ネオンテトラ」内で最後あの男子が死んでしまっ -
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ネタバレ新聞社シリーズ第四弾。
is in you
off you go
ステノグラフィカ
アンフォーゲタブル
の順番で本編はこの4作らしい。
新聞社の整理部に勤める和久井冬悟が証明写真をとろうとすると、泣いたい男が乱入してきた。有村望、大手真秀製薬会社の人事部勤務。この時は喪服で泥酔し号泣する望に「泣いていいですよ」と声をかけ、帰り際に「役に立つことがあれば」と名刺を渡した。
後日、謝罪で電話がかかってきた。それから二人はちょくちょくあって飲みに行ったり、出かけたりするようになった。
望があの日、実は好きな人が死んでしまったんだという。お通夜だったらしい。
その相手は、男性の先輩だった。
冬悟は社 -
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初めて文芸誌を買った!
このボリュームで510円はお得。
「特集:キトヴォラの今」朝井リョウ
キトヴォラって何?けみさゆろって何?って思って調べてしまった。きっとこれらに当てはまるのは読者それぞれの解釈なんだなぁと思った。すごく短いお話だったけど、朝井リョウ味があって考えさせられた。
「落ち着いて」小川哲
すごいリアルだと感じた。
『優しさは冷たさでもある。「君に文句を言わないよ」という温かいルールの裏には、「だから僕にも文句を言わないでね」という冷たいルールが存在する。誰かに対して怒ってしまうのは、誰かのことを期待して信じているからで、怒るのをやめるためには、他人に期待しないように生きな -