一穂ミチのレビュー一覧

  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    【あらすじ】
    くたくたに疲れて帰った日、ショート動画でだらだら時間を溶かしてしまう日。
    「お風呂に入らなきゃ」と頭ではわかっているのに、入る覚悟が決まらない!
    あなたに効く小説、ここにあります。

    『わたしは本当にばかだ。あの会社を蹴ってしまうだなんて。
    けれど、わたしが何度も頭を下げて選んでいただくなんておかしい。いま、こちらが未来を選んでいるはずだった。もっと気高くいなければ。わたしは落ち込んで醬薇風呂に入るような女なのだから。』

    【個人的な感想】
    お風呂に入りたい!とはならなかったが、色々な方の作品が読めて面白かった。
    特に、この2作品が好きだった。
    ・無力 小原晩
    ・薔薇風呂の日々 くどうれいん

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    2026年09月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    一穂ミチ先生の「感情旅行」がよかった。いつもそうなんだけど、先生の描く小説に出てくる観光地は、行ってみたくなる。具体的な地名などが出てくるからなのかもしれないが、読んでて、行った気になってる。今回は出雲の玉造温泉。出雲大社では「二礼四拍手一礼」。一穂ミチ先生の小説には毎度豆知識がぎっしりで、そこも魅力の一つ。賢くなったような気がして気分が良い。
    肝心の内容だが、今回の私の中でのキーワードは、「通用してる」かどうか。なるほどな、こういう分類もあるんだ。少しどきりとした。当然、いつまでも「通用してる人間」でありたいと思うが、歳をとっていくに連れて、少しずつ不安になる。この小説内での「通用してる」は社会的信用を指していると思うけど、歳をとるに連れて、たとえば、機械操作がうまくいかず、もたついて、後ろで並んでる人やスタッフさんに迷惑かけるだとか、増えていくのかなぁ、少し先だけど、定年をむかえ、会社という組織から離れることで、それって「通用してる」人間から、少しずつ遠ざかることだよなぁとか。違う?
    徐々に「通用しない」人間になることを想像して、どきりと恐怖を覚えた。

    それはさておき、私が勝手に恐怖を覚えたことはおいておいて、千歳と華の関係は奇妙なものだけど、今は亡き、蒔生を介して、ずっと繋がっていくんだろうな、と。千歳は頑張って医師免許とってね。

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    2026年09月05日
  • 砂嵐に星屑

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    人それぞれに生きづらさがあって、自分のことで精いっぱいで、うまくいかないことばかりで、他人がうらやましい。

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    2026年09月03日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    テーマは面白いが、風呂キャン界隈の人もよく出てくるので、読んだ五分後にお風呂に入りたくなるかと言われたら正直微妙
    短編の集まりなのでスキマ時間にサクッと少しだけキリよく読みやすいのはよかった

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    2026年09月02日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    本格ミステリの短編集という感じでした。こんな短編だけど書くの超大変なんだろうなー
    有栖川有栖読んだことないけど(なんで買ったんだ)良かったです

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    2026年09月01日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    ある事件からある事がきっかけで目覚めた平成女子高生と令和高校生の家族が一ヶ月共に過ごすSF現代小説。最初は明るい話かと思いきや事情が分かりだすと切なく悲しくて少しウルッとしたSF物語でした。平成当時とのギャップがまた面白かったです。

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    2026年09月01日
  • アフター・ユー

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    恋人が見知らぬ男性と海難事故に遭い行方不明になった。男性の妻と五島列島に探しに行く。詳しく覚えてないけどファンタジー要素が不思議だったのと切なかった

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    2026年09月01日
  • たぶん、恋しい

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    うーーん、
    なんか物足りない…
    もうちょいガツンとなにか欲しかったような…?

    架空猫を飼い始めて精神安定してる子とか
    平熱いつも35度ですみたいな人とか(あの感じでモテるのすごい…)
    結婚してすぐ単身赴任に行った夫が帰ってきてまさかの整形してそうだけど突っ込めない妻とか
    口笛でコミュニケーションとるおばあちゃんとか
    設定とか状況、面白いのになんで…!!

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    2026年09月02日
  • うたかたモザイク

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    『神さまはそない優しない』『sofa&…』が好き。近所の猫と、自宅の座椅子(ソファではない)がもしそうだったら?と見るたびに思いそう。『BL』『ごしょうばん』も、短編なのにずしっとピリッと読み応えがあってよかった。多彩だな〜。

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    2026年08月31日
  • アフター・ユー

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    一穂ミチさんの小説とのことで読んでみました。

    読んでいて、なんとも切なくなってくる……。

    ある日、パートナーが「旅行に行く」と家を出たまま、帰らぬ人となってしまう。
    しかも、そのパートナーは異性と一緒に亡くなっていたらしい。

    残された人たちは、その事実とどう向き合えばいいのか。

    生前の多実の足跡をたどるように、彼女が亡くなった島へ向かう青吾。
    そして、多実と一緒にいたと思われる波留彦の妻・沙都子。

    青吾と沙都子は、それぞれのパートナーが亡くなった島で、二人がなぜそこへ行ったのか、その理由を少しずつ探っていきます。

    中でも印象に残ったのが、沙都子のこの言葉でした。

    「本人にとっては不本意でしょうが、現状、わたしに残されたいちばん大きなものは、夫の秘密です。わたしはそれと向き合いたい。傷ついたっていいんです。それだって形見です。生きている彼が、わたしを傷つけることはもうないでしょうから」

    “秘密すら形見”という言葉が重い。

    夫が亡くなった以上、本人に問いただすことも、怒りをぶつけることもできない。
    だからこそ、たとえ自分が傷つくことになっても、残されたものと向き合いたい。
    沙都子の覚悟が伝わってくる言葉でした。

    物語は衝撃的な幕開けから、青吾と沙都子が島へ渡り、多実と波留彦のつながりを一つひとつ紐解いていく形で進んでいきます。

    そして、何か一つわかったと思えば、そこからまた新しい事実が浮かび上がってくる。

    非常に情報量の多い小説でした。

    人と人が関われば、そこには必ず感情が生まれます。
    けれど、その感情はそう簡単に割り切れるものではないんですよね。

    許すのか。
    許さないのか。
    忘れるのか。
    抱えたまま生きていくのか。

    割り切るためには時間が必要で、その時間がどれくらい必要なのかは本人にさえわからない。
    しかも、その間にも時代は変わり、人の心も変わり、周囲の環境まで変化していく。

    何でも合理的に整理できないのが、人間なんですよねぇ。

    この小説では、人の持ついくつもの顔についても考えさせられました。

    一見いい人に見える人ほど、実は深い闇を抱えていたりする。
    逆に、一つの行動だけを見れば理解できない人にも、そこに至るまでの事情や感情がある。

    人は一面だけを見て判断できない。
    そんな当たり前だけれど難しいことを、改めて突きつけられたような気がします。

    ラストの青吾と沙都子は、島での出来事を経て、それぞれ新しいスタートを切れたようにも見えました。

    でも、だからといって、それまでの出来事をすべてきれいに割り切れたわけではないんですよね。

    特に、青吾がタオルケットを受け取るシーンは感極まるものがありました。

    前へ進むことと、忘れることは違う。
    抱えているものが消えなくても、人は少しずつ次の時間へ進んでいくことができる。

    そんなラストだったように思います。

    かなり“大人の物語”でした。

    明らかになる事実が一つひとつ重く、そのたびに登場人物たちの感情までこちらにのしかかってくる。
    簡単に答えの出ない人間関係や、愛情、秘密、喪失を描いた作品でした。

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    2026年08月31日
  • たぶん、恋しい

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    「月を経る」の保はとても良い奴

    「すげえ泣くじゃん」は最後の最後にあ?…え?ってなって、衝撃的だった

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    2026年08月31日
  • パラソルでパラシュート

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    結婚するつもりはない。今はそう言う人もいるし、そういう人に対して結婚したほうがいいよとか聞いてもないアドバイスをすることはナンセンスという風潮もある。一方で、まだまだ結婚や出産への無言の圧は(主に上の世代から)ひしひしと感じる。家族や近しい人なら言っても許される、むしろ助言してあげなくてはと思って口にする人は意外と多いよなぁと、本作を読んでいて改めて感じた。
    こういう考えを持っている人は意外に都会でも一定数存在する。と同時に、主人公・美雨のように結婚に興味はなく、仕事も食べていける収入があればいいという人も男女問わず実在していて、ここ数年で増えている気がする。とても現代的でリアルな大人だと感じた。

    そんな彼女が出会った、芸人の亨と相方の弓彦。美雨は彼らと偶然出会ってコントを見ることになり、ファンになって本人達とも遊ぶようになり「変なやつ(笑)」と面白がられて…って、展開自体はなんだか夢小説のようだった笑
    美雨の価値観や核の部分があまり掴めなくて最後までふわふわした印象だった。けれど亨と弓彦による「安全ピン」のコントや掛け合いはなんだか不思議な居心地のよさがあった。

    一穂ミチさんは「光のとこにいてね」以来2作目。「安全ピン」と同じで不思議な魅力があるから別の作品も読んでみたい。

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    2026年08月30日
  • ツミデミック

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    コロナの時、自分はどうだったかな。正直そんなに気にしなかったが、でもマスクはずっとしていた。今も職場ではマスクしないと気持ち悪い。
    まるで「さざなみのドライブ」の女の子のよう。
    共感できるところは色々あった。
    あの頃には確かに戻りたくない。でも、コロナがあったから良かったことがあるのも事実。
    今、普通に外に出られること、外食できること、人と会話できることは当たり前じゃないんだと、感謝しなきゃいけないな。

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    2026年08月29日
  • たぶん、恋しい

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    短編で余韻がそれぞれの話で違っていたから1話ずつ読んだのがよかった。『ツミデミック』読んでみたい。高学年の子なら読むかな?

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    2026年08月29日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    最近よく本を貸してくれる人がいてありがたいです。これも職場の人が貸してくれた本。
    うまくいかない恋の短編集でした。可もなく不可もなく、かな。ちょっと共感する部分もあったけど、そんなに心に響くものはなかったです。

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    2026年08月29日
  • たぶん、恋しい

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    ネタバレ

    【収録作品】
    エンパイアライン
    わたしたちは平穏
    月を経る
    あなた
    すげえ泣くじゃん
    たぶんそんな感じ

    自分らしくいられるように生きていく。
    ささやかなことなのになぜ難しいのだろう。
    「たぶんそんな感じ」の母親と大叔母の生き方が好ましい。

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    2026年08月29日
  • アフター・ユー

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    登場人物の相関図を作ってみないと
    もはや頭の中がぐちゃぐちゃで、
    全然ストーリーが見えてこなかった。

    多実にかけた電話が繋がるという
    不思議な場面から
    あー
    ちょっとこのお話しムリかも…って思ってしまったけど、頑張って最後まで読みました。

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    2026年08月24日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    お風呂好きとしては、読まずにはいられないタイトル。お風呂をテーマにした小説やエッセイ22話。
    1話が10ページ足らずなので、すいすい読める。
    「お風呂」は私にとっては、湯船にゆっくり浸かって1日の疲れをとる癒しの時間。そんな話が続くのかと思いきや、予想を超えるバリエーション。お風呂って、人によってこんなにも違うものなんだとびっくりしてしまった。

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    2026年08月21日
  • パラソルでパラシュート

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    大人になって違う環境にいる人と知り合うのはとっても貴重だよね。自分が崖っぷちにいるときは余計にそうなんだろうなぁ。ちょっとドリカムみたいな3人の続きを見たいな。

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    2026年08月19日
  • アフター・ユー

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    大切な人を失った人たちの様子の描写が非常に巧みだが、過去の事件との絡め方は強引な印象。
    それにもまして、ファンタジーの要素は必要だったのだろうか。

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    2026年08月18日