一穂ミチのレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べ物を囲む二人の間柄も境遇も様々。ほっこり穏やかばかりではない。
    丁寧で淡白だったり、舌が痺れるほどジャンクな味わいだったり一筋縄でいかない閉じた空間は止まらない味わい。

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    2026年05月20日
  • is in you

    購入済み

    正直、主人公みたいなタイプは、苦手です。あまり感情移入ができませんでした。心理描写が緻密で、この作者さんは流石だなと思うとともに、読んでいる間、ずっと苦しかった。

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    2026年05月20日
  • GOAT Summer 2025

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    せっかくの紙の本でほとんどが読み切りなのに「続きはWebにて」がちょっと不満。

    気に入った話
    ◎おやすみなさい、小羊ちゃん 一穂ミチ
    ◎願えば叶う 染井為人

    紹介と広告で気になった本
    ◎銀座で一番小さな書店 森岡督行
    ◎ピクニック部 嶽本野ばら
    ◎寝ても覚めても 柴崎友香
    ◎記憶喪失になったぼくが見た世界 坪倉優介

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    2026年05月13日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋 アンソロジーなので
    どの短編も単純なハッピーエンドではない。
    けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。

    収録作は以下の8作品

    「感情旅行」・一穂ミチ
    「独身の女王」・麻布競馬場
    「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
    「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
    「不機嫌依存症」・田中兆子
    「出会い」・朝比奈あすか
    「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
    「となりの独り」・カツセマサヒコ

    私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
    「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
    スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩

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    2026年05月10日
  • パラソルでパラシュート

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    初めの出逢い方から仲良くなるまでは割と好きな感じでよかったけど、自分自身が関西弁とお笑い苦手なのもありあまりハマれなかった…世界観は優しくてゆるく好きだっただけにそんな感情を覚えてしまった自分が残念だった。

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    2026年05月09日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    一穂ミチさん、2冊目。「スモールワールズ」にはとても惹きつけられたものの、その後、間が開いてしまった。

    2025年、明日子と双子の弟・日々人は、歳の近いいとこがいて、明日から彼女と一緒に暮らすことになることを父に知らされる。戸惑う二人の前に現われた彼女・今日子は、コールドスリープから目覚めたばかりの30年前の女子高生だった…という出だし。
    1995年と2015年を見比べながら風俗やテクノロジーの違いが話題の中心になる前半は懐かしさで面白くはあるがやや冗長。そこからちょっとひねった展開になるが、小さいところをぐるぐるしてただけで、話が広がる前にドクターストップがかかった感じ。
    軽い語り口でサク

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    2026年04月28日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロジーで、シリーズものを知ってると更に楽しめる的な話もあった。
    リングの裏話的な話は本当にそうなのか信じそうになって、営繕かるかやシリーズは長くなってきて今更手を出しづらくと思っていたけどお試し的に読めてよかった。
    あとやっぱ澤村さん怖すぎるでしょ。

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    2026年04月27日
  • パラソルでパラシュート

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    ジャンル分けが難しいが、スムーズに読めてしまうような作品。一穂ミチさんの光のとこにいてねが好きで読んだので、いまいち関係値の深さが物足りなくも感じたけれど、全体として読みやすい文章で好きだった。亨がいい、かっこいい。

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    2026年04月25日
  • 朝から朝まで

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    ネタバレ

    テレビ局を舞台としている物語なので、
    「YESかNOか半分か」のシリーズかと思ったら,そうでもなさそう。また別のお話。

    テレビ局でバイトする20歳の大学生、羽村結(はむらゆい♂)と報道記者兼解説員の後藤京平の恋愛ものではあるけど、
    半分はやっぱりテレビ局で働く人たちのお仕事物語。

    一穂ミチさんのBLは、大体半分仕事、半分(弱)恋愛ってのが多いかなーと思う。今回もそれ。

    結の母がテレビ局で働く事をものすごく反対していている理由も、それでもテレビ局でバイトしている理由もちゃんと出てくるのがいい。ただの過保護母ではないのだなーと(それでも過保護だけどね)

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    2026年04月24日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    相手の真意を理解する。
    相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
    そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
    相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
    無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
    少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。

    「恋は中央線」という言葉があった。
    中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
    でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
    同じ駅に何回着いたとしても新鮮を

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    2026年04月23日
  • 砂嵐に星屑

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    あんまり読んだことのないお仕事小説?に挑戦
    〈資料室の幽霊〉が一番好きだった。
    仕事をしていればいい事なんてそんなにないよなって思った。
    ただ、その中で一瞬でもこれで良かったんだと思える日があればいいなと思う。
    上手くいかない中で出会う人や、ぶつかることで見えるもの、進んでみなきゃ分からない部分を優しく描いているように感じた。
    個人的には、上手くいかない日々のリアルさにちょっと苦しくなってしまった部分がある。
    現実は物語のようには救われないから。
    それでもこの物語を読んだことがいつか希望になるのかなと思った。

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    2026年04月22日
  • 砂嵐に星屑

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    星3.5
    人それぞれ見えている世界が違うし、考えていることも違う。外見(年齢、性別、顔、行動)によってこういう人だろうという印象と、本当のその人は違う。そういうことが丁寧に書かれていた。

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    2026年04月18日
  • パラソルでパラシュート

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    ジャンルとしてはどんなジャンルになるんだろう。
    違うとしても自分はこの物語に詰められたものは青春なんではないかと思った。

    結婚には興味がないし、仕事も食べていける収入があれば充分。
    受付嬢の美雨が三十歳の契約終了を前に出会ったのは、
    売れないお笑い芸人の亨だった。
    亨や相方の弓彦、亨とシェアハウスで一緒に住む芸人たちと
    過ごす中で訪れる嵐。
    周りに合わせて生きてきた美雨が見つける、初めての希望とは。

    個人的には芸人たちの生き様に惹きつけられる一方だった。
    確かに、不幸を救えるのは笑いだけかもしれないし、
    夢や目標は、それを追いかける人にとっては一種の呪いかもしれない。
    それでも、歯食いしば

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    2026年04月14日
  • うたかたモザイク

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    一穂ミチさんの短編集。
    個人的には、「永遠のアイ」「sofa&…」「透子」が好きだな。

    短編集だと、すぐにどんな物語だったか忘れてしまうのが難点。
    長編の方が読んだ後の達成感があって好きかも。
    私にとって短編集は、ちょっとしたおつまみのような感覚。

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    2026年04月12日
  • GOAT Summer 2025

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    三浦透子のエッセイが強烈だった。「矛盾するようだが、私は明らかな悪に対しては、それは間違っていると自信を持って言えるように自分を磨き、いつも大きな刀を振りかざしたいと願って心に炎を燃やしているタイプではある」。
    『異邦人』みたいな人だ。

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    2026年04月12日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自業自得、傲慢、踏ん切りがつかないの?
    相手?自分?が好き?承認欲求?
    はっきり言えば、人には同じような経験があるかも
    なんとなく共感してしまうのは何故?

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    2026年04月09日
  • 砂嵐に星屑

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    毎日ニュース番組を観ているが、そのキャスターについて、見た目にも気を使わなきゃいけないし流れるように原稿を読まなきゃいけないし、大変そうな仕事だなという印象しかなかった。
    今作はそんなテレビの裏側が舞台であり、幽霊の登場などいかにもな創造物はあれど、全体的に割と現実的なありふれた日常な雰囲気。
    キャスターの日常を主観的に覗いたような感覚で、キャスターという仕事人としての印象が少し変わった。

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    2026年04月09日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    アンソロジーの良いところは、今まで読んだことのない作家の作品に触れられるところ。6人のホラー作家のうち、私はなんと4人が未知の人。映画化作品ではよく知っているのに原作は未読だったりして、今さらながら「読んだことなかったわ」と自分で驚く。

    「最恐」を謳っているけれど、さほど怖くはありません。でも登場人物たちの確実に潰えて行くさまは感じ取れます。個人的には『にえたかどうだか』にドキドキしました。

    そういえば、私の勤務先の博物館にも「見える人」「感じる人」はやっぱりいて、そういう人たちが「絶対近寄れない」という場所があるんですよね。憑いていてもおかしくないものを収集してきているわけだから当たり前

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    2026年04月08日
  • これが最後の仕事になる

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    色んな方の短編が読めるとの事で拝読。
    胸糞が多かったように思う。最初の2つが個人的に不快で、次も不快なものならやめようと思っていたが、3つ目、親友は良い話なので読み進めた。
    半分以上が不快なように思う。あくまで個人の感想である。
    そんな中面白いのが何作か合えたので良かった。

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    2026年04月08日
  • 砂嵐に星屑

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    ネタバレ

    テレビ局周りの人物を描いた連続短編。
    軸になる人物がいるわけではないが、後半にかけてメッセージ性が強くなり面白かった印象。

    とくに阪神淡路大震災で兄弟を亡くしたお笑い芸人にインタビューし、VTR作成をする無気力な新米ディレクターの回である〈冬〉の章は刺さる言葉がいくつかあった。

    序章の〈春〉は幽霊が出てきたりして、「そんなのありか…?」とは思ったが妙なオカルト系に引っ張られず、現実感のある話がその後は続いたのでよかった。

    舞台はテレビ局だったが、皆が少しずつ持っていそうな不満や問題を上手にフォーカスしていて身近なものに感じる一冊だった。

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    2026年04月08日