一穂ミチのレビュー一覧

  • 砂嵐に星屑

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    連作短篇4篇+1篇
    大阪のTV局を舞台にアナウンサーやディレクター、TKなどの仕事や恋愛の悲喜交々を描いている。心の揺れ、あり様がとても上手くて。登場人物たちが成長していく様子も読んでいて楽しい。

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    2024年11月08日
  • イエスかノーか半分か【電子限定SS付き】

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    一穂ミチさんってBL作家だったんだ。台詞の秀逸さ、続きが気になる怒涛の展開で一気に読んだ。が、BLってなんでこんなに延々とイチャイチャしてるんだ?描写が妙に細かくてちょっと引く。。。でも、なかなか他で読んだことのない、とても心に残る印象的なカップルのお話だった。

    どれくらい実際に忠実かは分からないけど、アナウンサーのお仕事モノとしても楽しかった。今までお飾りだと思ってたとこあるけど、ちょっとアナウンサーという職業のやりがいについて興味を持った。
    国江田アナは可愛いとこもあるんだけど、ちょっと潮に対して横柄すぎるところは、読者が二人の恋を応援することを前提にしてるだろう、恋愛小説の主人公の造形

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    2024年11月07日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。から始まる短編集。
    最後の仕事は一体何なのか。先ずはそれを念頭に置いて読み始めるので短編だけれどどれも読み応えがあった。それぞれの作家らしさも出ていた。まだ読んだ事がないけれど高田崇史さんの作品を読んでみたい。

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    2024年11月03日
  • 砂嵐に星屑

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    初めての一穂ミチさん。前から気になっていた読んでみたいと思っていた作家さん。

    悩みは自分の分しか理解できないもので、自分が誰より苦しいと思いがち。けれど、他から見て順風満帆で器用に生きているように見えても、それぞれが苦しんでいる。

    ネガティブになりがちな自分は〈冬〉の主人公が皆に指摘されることがグサグサと刺さった。。

    ちゃんと向き合えば少しでも前に進むことができるし、真摯でいればきっと助けてくれる人もたくさんいる。そんなことを考えさせてくれました。

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    2024年10月27日
  • 二周目の恋

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    7人の短編。初めて読んだ波木銅の「フェイクファー」が意外に面白かった。学生時代のサークル「ミッシング」で着ぐるみを作ったり着たりして楽しんだ頃と仲間たちの話し。
    「裁縫は暴力の逆だから好き」と言う発想も面白かった。

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    2024年09月28日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    ホラーがお好きな方向け

    私の好きなタイプの恐怖物ではなかった。
    私には文章が読みづらく感じるものもあり、期待して購入しただけに少しがっかりした。
    好みが別れるタイプの本だと思う。好きな人にとっては最高に面白く感じるであろうからこそとても残念。

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    2024年09月14日
  • off you go

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    is in youに当て馬で登場していた密が主人公のスピンオフ。
    当て馬時の密が好きになれず、読むのをためらってました。
    これ…BLである必要があったのかなという。
    幼少からの関係で、四十も超えて、肉欲込みでここへたどり着く。う~ん、深すぎて好みかと言われると…
    もう少し若い、30代のうちに何とかなりませんでしたかねというほどに年が行ってるよね…などと。
    浮気して子供まで作った元嫁もその年ですごいねって思ってしまう算段で…。

    #深い

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    2024年07月25日
  • 二周目の恋

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    「道具屋筋の旅立ち」
    「無事に、行きなさい」は、読んでてモヤモヤしつつ要点が掴めずにいた。
    カーマンラインはタイトルに合ってる気がした。
    ただ二週目ってなに?! 二度目ではなく二週目なのが、わからない。

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    2024年07月08日
  • 青を抱く

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    こういうお話を素直に楽しめなくなったのは、年のせいなのか感性が古くなったからなのか。
    BL小説とはこういうもの、と言われてしまうと身も蓋もないんだけど、ここまで恋愛要素の強い作品は正直苦手。特にラブシーンは読むのがしんどかった。
    表題作のラストシーンについても、結局そうなっちゃうのか、とあまりに予想通りの展開すぎてやや残念。
    描き下ろしの短編は可もなく不可もなくといった印象だけど、ラストの「Dear my her」は表題作に含めちゃったほうが良かったんじゃないかなあ。
    と、色々思うところはあるんだけど、なんだかんだそれなりにインパクトはあるし、タイトルも表紙も完璧。心理描写の丁寧さ・美しさは一

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    2024年05月12日
  • 二周目の恋

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    普段は読まない恋愛小説。
    人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
    もちろん初めての作家さんたちでした。
    二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
    「最悪より平凡」が1番好きでした。

    たまには恋愛小説も良いですね。

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    2024年04月11日
  • イエスかノーか半分か《コミック版》(2)【電子限定おまけ付き】

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    今回も良かった!ユキムラさんの描く国江田さんは表情豊かで良いなぁ。そして、いつも扉絵は「どういうシチュエーション?」って思う(笑)

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    2024年03月20日
  • 二周目の恋

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    大人な恋だったり、
    同性愛だったり、
    どうしようもない恋だったり。
    7人の先生の作品だったので
    ゆっくりゆっくり読みました。

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    2024年02月29日
  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • 二周目の恋

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    一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
    窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。

    でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな

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    2024年01月19日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
    恋愛小説のアンソロジー。

    同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
    もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
    昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよく

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    オール讀物2023年2月号に掲載された女性作家による短篇をまとめたアンソロジー。タイトルの「二周目の恋」は雰囲気で付けましたという感じかな。
    お初の作家・波木銅さん「フェイクファー」は、ちょっと特殊な設定の作品で興味深く読んだ。
    綿矢りささん「深夜のスパチュラ」は、4回のデートを重ね明日のバレンタインデーはどうしようかと悩む女子大生の、告ったほうが負け(?)な話で笑えた。
    一穂ミチさん「カーマンライン」は、国際結婚で生まれた男女の双子が父親の死後離れ離れとなり、14年振りに再会するが……。断トツによかった。

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    2024年01月05日
  • 二周目の恋

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    初めて読んだ
    アンソロジー。
    やっぱり作家さんによって文や物語の雰囲気が違くて一冊読んでる感覚がなかった!
    でも素敵な方にたくさん出会えるのはいいことだね。
    一つ一つ本当に色が違うから感じたこともそれぞれだけど、恋愛の形って本当に色々あるなってのが所感。
    実ったものも実らないものも実らせちゃいけないものも心に秘めておくだけのものも全部恋。愛。
    正しい形に囚われすぎなくたっていいんだって思わせてくれた。
    お気に入りは大好き島本理生さんの作品「最悪よりは平凡」と一穂ミチさんの「カーマンライン」

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    2023年12月27日
  • 二周目の恋

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    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

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    2023年11月25日
  • ブルーモーメント

    無料版購入済み

    三角関係得意じゃないのですが、何となくみんないい人なんだろうなって感じる。マスクしてる感じとか、一人ご飯とかリアルな感じ。

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    2023年11月20日
  • 青を抱く

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    「青を抱く」
    「青が降る」
    「be with you」
    「ウェルメイドブルー」
    「Dear my her」
    5話収録のBL小説。

    海辺の街で暮らす泉が、海岸のごみ拾いをしていた時に出逢ったのは、水難事故に遭って2年間目を覚まさない弟そっくりの男・宗清。

    この偶然はきっと必然で、二人は惹かれ合っていく事になるんだろうなと予想通りの展開だが、家族に隠された秘密や水難事故の真相など、少しミステリ要素も盛り込まれている。

    登場人物の繊細な心の動きが柔らかな言葉で紡がれ美しい表現に感嘆する。

    愛にも色々な形がある事を改めて思い知る。

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    2023年11月19日