一穂ミチのレビュー一覧

  • 窓の灯とおく

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    ネタバレ

    「街の灯ひとつ」スピンオフ
    技師製作・灰谷新×遺伝子研究・葛井築

    人づき合いのいっさいを面倒とおもってきた築。
    痴漢にあった高校生を庇う新と出会い、しかも近所住まいで。

    仕事に真摯に向き合う姿勢が丁寧に書かれていて、くどくなく、しかも専門的な説明もGOOD。会話も、なにげない日常の切り取り方の上手さも健在。
    新のトラウマを「見せられない耳」と表現する言葉の妙。
    好きな女性がいながら築に惹かれていくのは、なんとなくイヤなんだけど、それすら許せてしまう流れのよさが悔しい。

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    2011年11月28日
  • 窓の灯とおく

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    BLには、憂さ晴らしを一番に求める私には、この方の作品は、そういう意味では小難しすぎるんだけど、さすがに読み応えはありました。

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    2011年11月19日
  • オールトの雲

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    太陽のほうが攻めだと思ってた。ボートのシーンであれ?て思ったけど。はじめは太陽のほうがリードしてる感じがしたからね。
    高校生の成長していく姿がよかった。ただ「好き」から相手を気遣うようになり、自分の心と向き合う姿がいいな。
    太陽が流星父に「流星を取り上げないで。ずっと一緒にいたい」と泣くところが好き。一緒にいたいけど、父と行くべきだ、という太陽が子供だけど大人だと思った。
    ハワイでは成長してる二人がいて、もっと続き読みたい!!離れたままだから、今後の選択をどうしていくのか、など二人で成長してく姿を見たいわ。

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    2014年06月27日
  • シュガーギルド

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    小説の舞台も、キャラクターの設定も良かったです。
    年下の男の子が、年上の相手を追いかける、その想いにすごくきゅんときてしまいまいた。
    もう一度読んで、じっくり内容を味わいたと思える作品でした。

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    2011年11月17日
  • シュガーギルド

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    緻密な構成でいかにも一穂さんらしいと思える作品。読んでいてどんどん世界観に入り込める。
    序盤から中盤までじりじりと進んでいた2人の関係が、最後一気に加速する。どきどきした。面白かった。

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    2011年10月31日
  • シュガーギルド

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    大好きな一穂さん&小椋さんの本だったんだけど、舞台があまりに身近だったので萌えあがれなかった件。
    こんなこともあるもんだねぇとw

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    2013年09月11日
  • シュガーギルド

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    ネタバレ

    商社マン、イギリス帰り課長・清坂達生×異動したての部下・白石和(なぎ)

    交わす会話が、独特のリズムで感じがいい。
    薀蓄になってしまいそうな砂糖の話が、要所要所で必要なアイテムとなってるのも。
    北海道の描写も素敵。

    過去と現在が混ざってる構成、多少混乱してしまったが、最初に過去のすべてが書いて無いから、それが明らかになる頁が楽しみって側面もあった。
    それにしても、8年は長いと思う。

    小椋氏・表紙の達生38歳、老けすぎだよ。40オーバーに見える。

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    2011年12月02日
  • シュガーギルド

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    切ない感じが凄くよかった。
    もうちょっと主役キャラクターが掴みやすい性格だったらもっと
    読みやすかったのかなと思いました。
    脇キャラの方が強いなぁと感じたので。

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    2011年10月13日
  • シュガーギルド

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    作家買い。
    林檎、オールト、おとぎ話等と較べると引き込まれ感は少ないかも。

    小椋氏の絵柄の変化のほうに気を取られてしまった……

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    2011年10月09日
  • アロー

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    おもしろかった。淡々と、というかなんというか、でも2人がそうなっていくまでの描写がいいなぁ…。
    なんとなく買ってみた本だったけど当たりだった。
    2011.9.9 購入

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    2011年09月24日
  • Don’t touch me

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    特殊清掃員×潔癖症の研究員。

    受の潔癖症具合に軽く引いてしまいました(笑)
    でもかわいい。
    終盤の猫を持ってる受が本当に可愛かったww

    あと子どもの頃の体験が人格形成にこれほど影響があるのかーと思いました。

    この作者さんは主人公以外の人物(特に女性)もちゃんと書いてくてるので
    違和感のない世界観だなーと感じます。

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    2011年09月08日
  • アロー

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    元同級生同士。

    相変わらず文章の書き方がかなり好みです。

    現代の話なのに主人公たちの生活と
    いい大人が『○○君』で呼び合っているのを読んで
    昭和初期あたりの時代設定なのかと勘違いしてしまいそうでした(笑)

    ネコちゃんカップルの存在が色々と良かった。

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    2011年09月08日
  • はな咲く家路

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    義兄弟もの。真面目で不器用な主人公と、奔放で自由な義弟。
    攻が自分勝手に見えてとても周りを見てて好感持てました。視点が過去と現在を行き来するので、若干読み辛い部分有りました。
    全体のまとまりと、描写の感性や表現は流石です。個人的に初めて致す処が見たかったです。(笑)

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    2011年08月28日
  • アロー

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    この作品の生活背景や主人公達のきめ細かい描写は一穂ミチの真骨長だと思う。「街の灯ひとつ」辺りから特に感じていたことだが、一穂ミチは小説を書こうとしている、ということだ。BL小説ではなく小説だ。良いとか悪いとか言いたいのではない。小説として成り立つ事と、BL小説としての魅力は別物だと思うし、この作品がBL小説としてイマイチだと言ってるのでもない。

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    2011年08月21日
  • is in you

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    一穂さん、2作目。
    読み応えあるなー

    先日読んだのよりBLらしかった。
    でも、前の方がかろやかさがあったかな
    (内容的に軽い・・という意味ではなく)

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    2011年08月12日
  • アロー

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    二人の心の揺らぎがすごく上手に描かれてると思う。
    Hシーンが、本編ではほとんど・・というかまったくないのも、私的にはポイント高い。
    あれで、簡単に寝てしまってたら、一気に細やかに積み上げてきたものが崩れてしまうと思うな。

    帰りの電車で読む本がなく、適当に選んだ割には、かなり当たりだった。
    初読みの作家さん。
    これから、この人チェックしてみよう。

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    2011年08月06日
  • 街の灯ひとつ

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    ネタバレ

    序盤は『酔って一線を越えてしまう』というBLにありがちな出逢い方から始まります。正直、一穂さんがありきたりなの書いてる……失敗? とも思いました。杞憂でした。一穂さんなら他にはない話を書いてくれるだろう、という期待は裏切られませんでした。

    ストーカー男のくせにひったすらヘタレな方喰の苦悩は、イライラしつつも納得できてしまう。二十七巻にわたる初鹿野観察日記には一瞬ひいたけども。

    切ないというよりは、どうやって幸せになるのかなーと、二人を見守っていく気分で読めました。

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    2011年12月11日
  • 藍より甘く

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    最初はなんとも思ってなかった一穂さんの文章に、どんどんはまっていく。途中にブログ挟むのはどうかと思ったが、よかったし、タネあかしも筋が通ってる。おまけが大変よいです。

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    2011年04月10日
  • Don’t touch me

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    BLに登場してない職業ってないんじゃないか…!
    特殊清掃員と製薬会社員のお話。面白かったけれど一穂さん独特の繊細で柔らかい美しさがなくて残念。でも一穂作品として、ではなく見ると、面白くてきゅんとしてうまくまとまってるお話だと思う。

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    2011年04月08日
  • 藍より甘く

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    情景の美しさや繊細さはさすが一穂先生ですが、わたしの読んだ一穂作品の中ではいまいちな感じ。一穂先生はもっと良いものを描いてるし、描けるはず。

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    2011年03月31日