一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
プロポーズされた相手が盗撮で捕まった。その彼女の気持ちが前半。罪を犯した彼の気持ちが後半。どなたかの感想に自分だったらどうかと考えたとあったが、そうでもすればこの話は心に感じて読み進めることができたのだろうか。
どういう形にせよ、読んでよかったかと思えるところがなければ、その小説は残念だったと言わざるを得ない。読みやすいし場面設定もまあいいとして、じゃあこの2人、そして彼らを取り巻く人たちの何を描いたんだろう。何となく気持ち悪さがダラダラ続いていく感じで早く終わらないかなと思うばかりの読書時間。恋とか愛とかやさしさなら、もう少しいい話にしたらどうかね。 -
Posted by ブクログ
割に合わない
一度したことはもう巻き戻せない
一度犯罪者として見られてしまったら、そのくくりになってしまう
男性の欲求は分かることがこれからもずっとないんだろうな
なんとか自分の中でストーリーをつくってしょうがないよねって消化させたいがために都合がいい解釈して逃げることあるよなって思った
やりたくなくてもやってしまう
代表の人の衝動を抑えれない逆に可哀想だと思う
友達の
総合的に判断して割り切る考えに共感した
ずっと信じるって難しい
浮気とかもそんな感じなんかな
途中で読むのがしんどくなった
第三者がごちゃごちゃ言うなよ
まさかの後半で被害者視点
顔を評価される女性ってやっぱし -
Posted by ブクログ
30年前、とある事件をきっかけに
冬眠させられていた今日子が目を覚ました。
そこは2025年の現代で、
時代の変化についていけない今日子は親戚の家にすむこととなる。
そこにいたのは、家族関係があまりよろしくない
父と姉弟の三人。
姉の明日子、弟の日々人、お父さんであるやっちゃん。初めは違和感が続くが、徐々に心を開き、今日子のおかげで4人が打ち解けていく様がぎゅっと詰まっていた。
とくに、今日子が再度冬眠に入るシーンは
心がえぐられた気分だったが、
最後は今日子らしくて印象に残った。
重すぎず軽すぎず、
さくっと読める1冊。
家族愛、姉弟愛、人生観、
改めて時間の大切さ
これらを凝縮して -
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Posted by ブクログ
一穂ミチさんの新刊。
今までの作品とはちょっと違う雰囲気のお話だった。
彼女である、多実が旅行から帰ってこなくて、青吾が知らない場所で、知らない男の人と、事故に遭ってそのまま行方不明に‥
最初は不倫か?と読み進めていたが、調べていくうちにどんどん多実の過去のことを知っていく青吾。
青吾は長く多実と一緒に暮らしていたのに、多実の過去のことを全然知らなかった。
もっともっと話をすれば良かった。
一緒にいる時間をもっともっと大切にしていれば良かった。
少し謎解き部分もあり、一気に読んでしまった。
今一緒にいる人を大切にしようと思った。
一緒にいる時間を大切にして、過去のことも今現在のことも、たくさ -
Posted by ブクログ
ネタバレ東京のタクシー運転手の40歳ぐらいの男、青吾。
多実と言う女の子と10年ほど同棲している。多実がある日旅行に出かけたが帰って来ず。長崎の遠鹿島で転覆したクルーザーに知らない男、波留彦と乗っていて行方不明とのこと。
男の妻が来て、調査して、二人で遠鹿島に行く。
30年前ぐらい。
青吾の母親は大阪で青吾を育児放棄して遠鹿島に行きスナックをした。
多実は家がトラブって、4年生の時に遠鹿島に転校。ただ都会からなのでハミる。
学級員長タイプの波留彦は仲良くするが、父親が島の主で不倫もやりたい放題。同級生と恋仲になるも、その同級生も不倫の子とバラされ殺意。
多実、波留彦は青吾の母親の源氏名レイカとはみ出