一穂ミチのレビュー一覧

  • キス

    購入済み

    もやもやする

    こういう味の作家さんなのは何作か読んでいて知っていましたが。それにしても、もやもやする読後。
    起承転結の転がこれか!と読み進めたらラストが・・・
    ええええ・・・・
    んー、んー、そうお?これでいいんだ。

    1
    2018年02月20日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    ネタバレ

    事故などでなくなった人が猫として生まれ変わった視点や神社猫のはなしなどちょっと不思議な猫にまつわるお話がつまっています。
    どれもラストはハッピーエンドで心あたたまります。

    0
    2018年02月18日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    猫にまつわるお話の短編集です。「白い花のホテル」は、読んでいる途中でページを遡って読み返したくなるような仕掛けがあり、一番好きなお話でした。仕掛けに気づいてから読み直すとほっこりした気持ちになります。
    他のお話も和むストーリーばかりで、猫好きの方にはおすすめの一冊です!

    0
    2018年02月09日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

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    猫は不思議な生き物だ。私はアンソロジーが苦手だ。なぜだかはわからない。でもこの本は好きだ。どのはなしも同じくらい好き。ここの作家さんたちの本が読みたくなった。

    0
    2018年01月21日
  • キス

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    いつもの一穂さんとは大分毛色の違う話。そのせいか、最後の最後まで、物語がどんな終わりを見せるのか不安で仕方なかった。ハッピーエンドで(´▽`) ホッ
    でも終盤の、それまでの物語がひっくり返る展開はいらなかったかな。個人的には、あのまま執着攻な彼に愛され幸せ…的な(安易な)話でも良かったんじゃないかなって思います。

    1
    2017年12月30日
  • キス

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    ネタバレ

    手放しで好きかと言われたらそうとは言えない。読んでいる間終始感じるのはえっまじか……辛いな……。
    田舎の閉塞感溢れる人間関係、民話モチーフ、家業を継ぐこと、明るく強気な幼なじみの女の子、家族の死と葬い……一穂作品でおなじみとも言えるモチーフがところどころにちりばめられつつ、今回の家族は見てて辛かった。さみしさのレシピの智明の家庭をもっと容赦なく酷くした感じかな。
    静かに閉ざされた関係性はどしゃぶりの幼なじみふたりを思い出しました。
    明渡の無邪気さも主体性を奪われてる? というくらいに終始明渡に引っ掻き回されているとしか思えない苑も見ていて辛い。
    ディアプラでこれなんだ、ルチルじゃなくて? イエ

    1
    2017年12月20日
  • キス

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    ネタバレ

    あらすじ
    クラスの人気者の明渡と、持て余し者の苑。
    明渡が自分に構うのが不思議でならない苑だったが……? 
    光と影のような幼馴染み同士の恋物語。



    手術後の心変わり?とか、よくわからなくて、私的に消化できなかったりするのです。

    あとがきとかにも解説めいたものがないので、分からない処は分からないまま。それはそれで良いのかもしれないけど、スッキリしない感じ。
    察して・感じて系は苦手なんです。読解力ないんで。

    明渡の勝手さと苑の卑屈さで、二人の恋心にも共感しづらくて読み進めにくかったのに、読後感が悪くなかったのは、作家さんの腕によるのでしょうか?

    3
    2018年02月05日
  • ぼくのスター

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    ネタバレ

    一穂さんは思春期の焦燥を描くのがとても上手くて、あとがきを読んでいても「あの頃」の感情をとてもやわらかに優しく胸に留めているのかな、と思わされます。
    在宅ドルオタで半引きこもりの侑史が強引な性格のクラスメイトに無理やり教室へと引き戻され…から始まる青春物語。
    小さなつまづき(年頃の子には心を揺るがす大事件)に身動きを奪われていた男の子がキラッキラのまばゆい輝きを放つ男の子に手を引かれての成長物語という構造はハートの問題のヨウを思い出します。そういえばレーベルいっしょ。
    すごく真っ当でよい青春ものでキラキラしてるがゆえに、この友情はいつ恋愛になり、セックスで結ばれたいとなったのか正直よくわからな

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    2017年11月26日
  • シュガーギルド

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    旅先で行きずりのつもりで出会った相手と八年ぶりに帰国した日本で上司と部下として再会するが……粗筋だけ聞いて予想していたのとはいい意味で違う、が第一印象。
    モチーフづかいもキーアイテムの登場も「仕事」やこだわりが作品世界を引っ張っていく様も一穂さんならではだなぁと。
    ディアプラス文庫ですが、書き下ろしなのでじっくり一冊分の尺で世界に浸れるのもまた良きかな。

    0
    2017年07月31日
  • 甘い手、長い腕

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    会社を辞めて半世紀ぶりに別れた父親に会いにきた理一は父を慕う毛糸工場の息子、真尋と出会い…。
    シャツの縫製工場と毛糸工場、町工場を舞台のほんわか可愛らしい歳の差ラブ。

    ううーん、良くも悪くもいつもの一穂さんのディアプラの小説だなぁという感じ。ぐっさり突き刺さる勢いで好きな作品に比べるとやや印象は控えめ。
    奔放な理一母とそんな母に恨み言を言わない大らかで優しい理一父。家族関係、母という存在の描き方が一穂さんだなぁ。
    千鶴のキャラクターがとても生き生きしています。太一の愛くるしさにはほんわか。
    モチーフづかいがすんなりやわらかに縦糸として編まれているあたりは心地よいですね。

    仕事を通して働くこ

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    2017年07月31日
  • 横顔と虹彩~イエスかノーか半分か 番外篇~

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    イエスこノーか半分か の番外編
    竜起と深カップル

    竜起が大人になった!!
    大好きな人に出会えて、誰にも渡したくないっという嫉妬を覚える
    仕事も今まで不真面目ではなかったが、ノリの感覚でやり過ごしていたのが、ちょっとずつ変わってきてる

    欲を言えば、竜起と深のいちゃいちゃをもう少し読みたかったなぁ〜

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    2017年06月06日
  • ひつじの鍵

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    雑誌で既読済。買うまでしばらく間を置いたので楽しく読めました。攻の職業を興味深く書くのはさすが一穂さん。社会人×高校生の恋愛なので、事件がきっかけとはいえサラッとHしちゃうのは個人的にどうかなと思った以外は、面白かったです。
    同級生の和楽の存在が、いいアクセント。幼馴染だからこそ踏み越えられなかった部分があってもだもだしていたら、トンビに油揚げされちゃって…と考えると不憫だけど、まっすぐ主人公に向かう気持ちは高校生らしく好ましかったです。

    0
    2017年06月04日
  • ステノグラフィカ

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    主人公のふたりはもちろんのこと、
    その他の登場人物も含め
    心情がとても細かく描かれていて、面白かったです。
    なんだかとってもしっくりくる、
    いい影響を与え合っていくふたりだと思います。
    何度も読み返しそうな予感。

    0
    2017年04月29日
  • ハートの問題

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    ネタバレ

    騒音トラブルに巻き込まれたことをきっかけに始まるご近所ロマンス。
    一穂作品は女性が魅力的でかつ、元彼女を決して悪く言わないところが心地よいですね。本当の優しさをちゃんと持っている健やかな男の子が人を好きになって相手に向き合っていく過程を見られるというか。
    コンプレックスを抱える要にグイグイ迫っていくキラッキラのサンの底抜けの明るさはまさしく太陽のごとく。悩みのない子を書こうとしたらアホの子になった、というのもまぁなんとも微笑ましくて良きかな。「楽しいBL」としてするするグングン読めるこの安心感は変えがたい。
    底抜けに明るく、出会いや経験を経て前向きに生きていこうとするところが見れるのはなんとい

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    2017年06月15日
  • 横顔と虹彩~イエスかノーか半分か 番外篇~

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    ネタバレ

    見過ごしていた竜起の良い面をたくさん知ることができた。 計ととは裏表。たとえば 計なら心の中で毒づきながらもスマートにこなす善行を 本能でさらっと片づけてしまう。羨ましい。 
    竜起回にして さらに輝く計! でも竜起 見直しましたよ。 
    深は、、、控えめな感じなのに何故 竜起にはポンポン言えるのだろう。 それも 竜起の持っている何かがそうさせるのかな?

    ひとつ  野球の実況の練習って、ネット裏で数人並んで 試合見ながらひたすらブツブツしてました。 かなり大変そうですよ。実況と現地レポートとは全く別物。 きっと竜起もしてたよね。 

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    2017年04月08日
  • シュガーギルド

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    ネタバレ

    すっごーーーいツボ♪
    おじさんの域に達した主人公が私にはすっごく読みやすかった。

    それにしても一穂さんの小物使い、うまいなあ。
    マネークリップにはやられたあ。

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    2017年03月04日
  • ひつじの鍵

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    ネタバレ

    持ち主も気づいていない心の扉と 誰が持っているか分からないその鍵。
    裏表の無い羊と それを使い分ける一色。子供と大人。接点の無かったはずの二人が どんどん近づいていく。
    打てば響くように会話がはずむのは楽しい。  

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    2017年02月04日
  • 朝から朝まで

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    ネタバレ

    一穂さんのテレビ業界ものって初期にもあったんですね。報道記者としての仕事との関わり方はアンフォゲの冬悟を思い出しました。
    結はイラストの印象もあって羊の原型ぽいなぁなどと、後追いなのでその後の作品につながる布石がぽつぽつ気になります。
    (時間をかけてより「報道」が掘り下げられたのが「ふさいで」だよなぁとか)

    ルチルの作品はどれも一般向けっぽいじわじわいいお話なのですが、こちらもそんな感じ。
    すごくインパクトはないけれど人間模様と会話のテンポ、感情の切り取り方と積み重ねが丁寧。京平のドキュメンタリーのくだりは泣けました。
    結のお母さんが過保護気味なのは過去もあるんですかね……一穂さんの家族の描

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    2017年01月04日
  • アロー

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    ルチルの一穂作品は一般文芸っぽいな、というのが読んでの印象。

    長屋をリノベーションしたバーに流れ着いた何やら訳ありっぽい元同級生との二人暮らしから始まる物語。
    物事に執着せず低体温で似た者同士(麦と草で名前も似ている)と、ご近所さんの金子くんカップルとのゆるゆる日常はドラマを見ているように穏やか。心の結びつきがゆっくりふんわり描かれて行く様が丁寧でおだやか。
    小道具使いと感情を拾い上げて行く様が一穂作品らしい。
    畳み掛けるようにキャラクターのうちに秘めた想いがぱたぱたと紡がれて行くところも。
    いい話を読んだな、感。

    金子くんカップルがとても良い雰囲気。彼らがいてくれてよかったねえ。

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    2017年07月06日
  • 窓の灯とおく

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    街の灯ひとつ、のスピンオフ。初鹿野の同僚葛井さんのお話。
    他人に関心が薄く、恵まれた環境にいて頭も良い葛井のキャラクターは一穂ワールド的というか、どしゃぶり(ナイトガーデン)の和章を思い起こします。
    新はBLにありがちな重いバックグラウンドを抱えたキャラクターですが、悲壮感が強すぎず、傷を抱えながらもひたむきにまっすぐ生きている健やかさの持ち主であるところに好感を持てました。
    考えも生き方も違う二人が静かに穏やかに心を寄せていく様が言葉運びの軽妙さと繊細な感情描写で丁寧に穏やかに思いを育てていく様が心地よい。
    派手さはないのですが、静かな灯火のように心に灯るぬくもりが優しかったです。

    個人的

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    2016年12月25日