一穂ミチのレビュー一覧

  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    Posted by ブクログ

    真綿で首を絞められるようにじわじわと物語に熱中する。そんなホラーで、読み応えがあった。病院の待合室で看護師さんに何回も名前を呼ばせてしまうほど夢中で読んだ一冊。

    0
    2025年01月08日
  • ほろよい読書 おかわり

    Posted by ブクログ

    甘いカクテルの様な恋愛話から、復讐心を燃やしたお酒の話やら一気に重たいお酒に絡む話と熱燗に詳しくなるかもしれない居酒屋の話まで酔っていないけど色々満喫できました。

    0
    2025年01月06日
  • 砂嵐に星屑

    Posted by ブクログ

    「スモールワールズ」も、「ツミデミック」も、一穂さんの短編はいつも面白い中にドキッとするものもあるけれど、今回はわりと読後爽やかに読めた。

    0
    2025年01月01日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    二周目の恋ということで、ほろ苦い大人の恋物語を想像したけど、全ての短編がそういうわけではなかった。「海鳴り遠くに」の描写が綺麗だった。

    0
    2024年12月15日
  • 二周目の恋

    Posted by ブクログ

    小説のアンソロジーというものを初めて読んだけど、新鮮な感覚だった。当たり前だけど一作一作作者が違うから作風も文体も全然違っていて1冊のなかで色々なテイストを楽しめてよかった。
    特に一穂ミチさんと窪美澄さんの話が好き。

    0
    2024年12月08日
  • 砂嵐に星屑

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。なんか気持ちのいい話ばかりで、個人的に一穂さんは人間の汚いところを不快にならない範囲で照らしだす作者さんだと思ってたので、え!?こんな気持ちいい読後感!?となりました。

    0
    2024年12月07日
  • 青を抱く

    Posted by ブクログ

    海難事故に遭い2年間目を覚さない靖野(しずの)。

    弟・靖野の事故を機に実家に戻り在宅勤務しつつ弟の目覚めを待つ泉。

    泉、靖野兄弟の住む街に現れた靖野にそっくりな宗清。

     靖野の抱えていたものと、泉の後悔と、宗清のとある事情と、ある人の秘密。

     書誌情報には《感動系のBL》ってあって確かに男性同士の恋愛小説だけど、繊細な心理描写とか色々素晴らしいので恋愛小説として楽しめました。BL好きの方も、恋愛小説好きな方も、一穂ミチさん好きな方も楽しめると思います。

    0
    2024年11月15日
  • 猫だまりの日々 猫小説アンソロジー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハケン飯友
    自身が落ち込んだ際に美味しいご飯とそのご飯を共に食べ、共有できる飯友が現れるなんて素敵だなと思いました。

    白い花のホテル
     小さい頃の出来事が原因で自分が大切に思える人が離れていってしまうと思っていた主人公がお別れした猫と会えるホテルで出会う?お話。
     話したりすることはできずとも、互いに通ずる仕草が今でも互いが思い合っているような温かさを感じる素敵なお話でした。

    猫町クロニクル
     猫の町に住む2人のお話。
    生まれ変わったら猫になり、生前の家族のそばで過ごし、すれ違いながらも互いが互いを思い続けたから得られた2人は幸せになれたのかな
    と。2人の家族からすると幸せとは言い難いかも

    0
    2024年11月13日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    最初の1行は全員同じ、人気作家さん達の短編集。様々なテイストの短編があり楽しい。また色々な作家さんを知ることも出来るので、今後の作品選びの参考にさせてもらっている。

    0
    2024年11月09日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    全員同じ言葉で始まる短編て面白い企画!
    と思ったらシリーズなんだそうで考えた人粋!

    わたしが特に面白いと思ったのは、いっぱいあったーー!
    どれも素晴らしくて心から楽しめました!!

    呉さんの話はびっくりした!よくあんなの書けるなーと。作家さんてすごい。

    あと岸田奈美さんは、わたしは作家さんとは知らなくて(エッセイの人かと思っていた)びっくりしたんだけど、奈美さんらしいユーモアもある素敵な物語でとっても良かったです。

    他のシリーズもどこかで読めたら読んでみたいなと思いました。

    0
    2024年11月06日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    シリーズ第3弾。これまでの中でも1番バラエティに富んでて、面白かった。お気に入りは「声」と「悪魔との契約」。この企画で不思議なのは、元々好きだった作家さんではなく、別の人の作品が気にいること。そして、次はその方の違う作品を読みたくなります。読書が止まらない〜

    1
    2024年11月04日
  • スモールワールズ

    購入済み

    日常の出来事のようだけど

    7つの短編どれも、誰にでもありうる日常を描いている。しかし、こんなこと本当に自分の生活に起こる?ということが含まれている。だから、物語に引き込まれるのだと思う。自分だったらどうするだろう、自分の身に起こったら嫌だな、そんな気持ちになって読み進めることができる作品。一穂さんの作品をもう一つ読みたくなった。

    #共感する #深い #切ない

    0
    2024年10月27日
  • 砂嵐に星屑

    Posted by ブクログ

    テレビ局で働くさまざまな人たちの生き様が
    短編となって描かれている。

    どの立場もその人なりに悩み、苦しみ、
    それでも前に進む。かっこよく働く。
    素敵なお仕事小説だと思った。

    0
    2024年10月22日
  • 世界のまんなか~イエスかノーか半分か(2)~

    Posted by ブクログ

    シリーズ第2巻
    1巻より面白かったです。
    「面白い!」だったのが「面白い!!!!!」になった感じ。

    ギャグでもこんなに素晴らしい文章が書ける一穂先生、恐ろしや...
    数ページに1回は爆笑でした。
    笑いすぎて涙が出るシーンもあったり。

    かつ、国江田計の仕事に対する思いなどなどゴリゴリ深掘りされていて、シリアス成分も絶妙に入れてきたりしていて唸りました。

    0
    2024年10月21日
  • イエスかノーか半分か【電子限定SS付き】

    Posted by ブクログ

    どしゃぶり等のしっとり一穂先生作品が好きすぎて、ギャグ路線であろうこちらのシリーズはなかなか積読を崩せず。

    でも、いざ読んでみるとコメディながらも登場人物の心情はガッツリ描かれていて、何だか泣けてくる不思議な魅力がありました。

    このシリーズだと『ふさいで』『つないで』のふたりはシリアス色が強めで好きだと思うので楽しみです。

    0
    2024年10月20日
  • 砂嵐に星屑

    Posted by ブクログ

    自分が就活していたときは憧れの職であったテレビ局の業務は、今はそんなに人気がないと知り、びっくりした。仕事量、責任、時間と給与が合ってない仕事の代表かと思ったが、中で働いている人たちは、それぞれドラマを持って頑張っている。最後の解説にも感動した。

    0
    2024年10月10日
  • ほろよい読書 おかわり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    青山美智子さん、朱野帰子さん、一穂ミチさん、奥田亜希子さん、西條奈加さんによる、お酒をテーマにしたアンソロジー。

    青山美智子さんの、きのこルクテルを読みたくて。

    どの作品もとてもおもしろくて好きだった。


    青山美智子さんのきのこルクテル
    下戸のライターと取材先のバーの店員とのお話。

    最初の一文にすごく惹かれた。
    どう展開していくんだろうとわくわくした。
    言葉の力ってすごいなと思った。こういう風に言葉の力を使っていきたい。
    そしてラストの文。そうきたか!と思った。
    最初と対になってるのがいい。

    きのこの栽培、楽しそう。


    朱野帰子さんの オイスター・ウォーズ
    なにやら秘密を抱えている

    1
    2024年09月22日
  • 青を抱く

    Posted by ブクログ

    すごく良かった。雑に一言で説明するなら「BLの話」ということになるんだろうけど、BLとかLGBTQといった概念、枠組を超越して、「人が人を想うことの神秘」みたいなものを感じさせられる感動作だった。結局のところ、誰かが誰かを大切に想う時、その一番の理由は、性別や血の繋がりではなく「その人がその人だから」ということなんだろうなー。自分が経てきた人生や経験により自分にとっての心地よさというものが各々にあり、それがピタッとハマる相手に出会えて、かつその相手も自分をそのように思ってくれているなら、それそのこと自体が尊い、みたいな。一穂ミチさんの作品は何冊か読んでいて結構好きなので、これもと思って手に取り

    0
    2024年09月07日
  • 青を抱く

    Posted by ブクログ

    「ツミデミック」で一穂さんが直木賞を受賞
    あまり表に出てこなかった一穂さんが
    サイン会開いたり、サイン本作ったり
    こちらまで嬉しくなります

    2015年フルール文庫刊行
    2023年角川再文庫化 +ショートストーリー3編

    「ツミデミック」はもちろん素敵な作品なんですけど 私は一穂さんの一般文芸系より
    こちら系の方がより上手い、ストーリーの幅が広いと思うんですよ
    選者さん達の中にも もしかしたらそう思う人もいたかもしれない……

    静かな海辺の街で暮らす泉は、海岸散歩が日課
    ある朝、出会った男の風貌に思わず息を飲む。
    2年前、海難事故に遭ってから、目覚めない弟にそっくりだった
    BLでなくても感動的

    0
    2024年09月04日
  • スモールワールズ

    匿名

    購入済み

    あの本読みました❔

    3ヶ月程前 偶然視た番組[あの本読みました❔]で 様々なジャンルの本を紹介していて、気になった本は何冊かあったものの 実際に読んだのは初めてです。
    理由は 長編が苦手だから・・ 今回は番組的には珍しく短編集の紹介だと知り ならば読み切れるかな?と思って購入。
    番組読者の感想からも "魔王"が人気だと事前情報があり 読んでみて なるほど・・と思いました。
    深さと軽さの絶妙なバランスは 見事で ファンも大勢いらっしゃるでしょう。

    #深い

    0
    2024年09月02日