一穂ミチのレビュー一覧

  • 光のとこにいてね

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    この人がいるから何かを頑張れて、自分らしく生きたいと互いを必要とするのに、相手を思って離れる選択をする。
    人が人を大切に思いやる心や関係性の難しさが丁寧に描かれていると感じました。

    ・せっかく大人になったのに正しいほうを、幸せなほうを選べないなんて、選ばないなんて、そんなことがあるの?

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    2026年02月14日
  • ツミデミック

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    2024年第171回直木賞受賞作品。

    目立つ装画は画家の目黒礼子さんの作品です。この本を書店で目にしたら、思わず手にとってみたくなるほどインパクトのある色あいです。

    一穂ミチさんは初読みです。タイトルはパンデミックの時期の罪でツミデミック。うまく考えたなと思いました。コロナ禍の先の見えない不穏な時期を背景にイヤミス。ただそれだけではなく、救いの部分もあったりして面白かったです。6つの短編集は、そうきたかと思いつつ楽しめました。

    【違う羽の鳥】
    自死したはずの井上なぎさと再会した男性の話。緊急事態宣言が出る前の不穏な雰囲気とマッチしていました。

    【ロマンス☆】
    ワンオペで多忙な主婦がイケ

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    2026年02月16日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    仲良くなったら離れ、仲良くなったら離れ、仲良くなったら…?って展開だった。
    一周回って3回目の出会いは仲良くなるな!!!っておもったけど、お互いが名前で呼び合うようになってからこっちまで嬉しくなった。

    キリスト教におけるフィリアを越えたアガペーをおもわせるような愛のかたちを見た。

    大人になるまでのテンポ感が少し悪く感じたことが星4の理由。
    だけど、それもそれで本を読んでいないときでも『あの2人どうなるんだろう…』って考えてしまうくらいのめり込んだ作品だった。

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    2026年02月12日
  • 青を抱く

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    学生ぶりに男性同士の恋愛を読みました。一穂ミチさんの柔らかい文体が好きで、雰囲気も好きで、一気読みでした。出てくる人たちみんな可愛らしくて優しくていいですね。

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    2026年02月12日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    2026.02.12

    思いの外早くにこのタイトルの一文が出てきてから、ずっとこのフレーズを頭の片隅に置いて読み続けた。
    仄暗い影がずーっと纏っていて、たまに光が差すようなそんなお話だった。

    「切ない」の一言では言い表せないような、複雑な感情、出来事、人間関係が絡まった2人の女の子のストーリー。ずっともどかしくて、早くこの2人が光のもとで過ごせるようにと願いながらページをめくり、そのまま読み終えた。

    光のとこにいてほしいと願う果遠ちゃん。
    でも自分という過去があることで結珠ちゃんに影が付きまとうからと、自ら離れていくラストは
    とても苦しく、なぜこんなにも報われないんだろうと思わずにはいられ

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    2026年02月12日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    性加害をしたときの罪の重さが感じられると同時に、当事者と第三者の思いや意見が交錯してて、最終的にはなんとも言えない気持ちになった。
    最後、莉子に対して行動発言したことをきっかけに
    啓久の今後が大きく変わるような展開になるのかなと考えさせられるような終わり方だった。

    新夏の許したい気持ちと許していいのか迷う気持ちがとてもリアルだった。この先を続けるにしても、葵みたいに狡賢的な思考でいたとしても、涼音みたいに再犯に付き合うことになるかもしれない。自分ならどうするか考えさせられる本だった。

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    2026年02月11日
  • GOAT Summer 2025

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    前作1号では何ひとつしっくり来なかったテーマ設定、今回は非常に良かったです。後半テーマが旅になってしまうのかよと途中ガッカリした位に。
    どこを見ても画一的に描かれてしまった「愛」に対して、「悪」は多様な側面から描かれていて大満足ですし、「悪」というテーマなだけに胸糞エンドでも納得感があるし、綺麗に終わっても満足感があってとても良い。むしろ前作は何故ハピハピな物が無かったんですかね。愛なのに。
    後半テーマの旅もブックホテルの話から始まり、「うん、本好きな人の大半旅とか興味あるわけないじゃんかねww(私個人の偏見です)」って感じで冗長ではなくサクサク読める小作品ばかりで良かったです。

    ただ、仕様

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    2026年02月11日
  • うたかたモザイク

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    とてもショートなストリーもあれば、読み応えあるものも。ごちゃ混ぜのジャンルなのに心にどっか残って、この先何かの拍子にこの話ってなんだっけ?と首を傾げる自分が容易に想像できる。

    短編なのだけどテーマが重かったり、本当にまちまち。メニューがたくさんある居酒屋に来て、どのメニューもそこそこのバランスで美味しかったりして、逆にどれが当たりのメニューなのか不安になるような気持ちになる。

    最近ハマり始めて読み始めた一穂ミチさんだけど飽きないな。
    こういう形のストーリーを書く人だなってふんわりと認識して自分の中の出来上がった解像度をすぐに壊されてしまう。毎回、あれ??おかしいなって気持ちになる。でも、重

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    2026年02月11日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    澤村伊智のとても良かった!これが面白すぎたなと思います リングの作者のやつがつまんなすぎて進まなかった

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    2026年02月10日
  • 光のとこにいてね

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    お初の作家さん。
    うらぶれた団地の片隅で出会った小学2年生の数珠と果遠。正反対の境遇に育ちながら、同じ孤独を抱える2人は強く惹かれ合う。お母さんが団地を訪れる週一の一時間は幸せな時間だったけどある日終わりを迎えてしまう。

    8年後名門女子高で再会を果たす。


    小学生、高校生、大人で再会を果たすんだけど、どの再会も素直になれずに時を過ごしているもどかしさがあった。

    誰にも甘えず生きている果遠。水人にだけは甘えたらよかったのになぁって思う。


    503ページ

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    2026年02月11日
  • 光のとこにいてね

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    互いにまるで違う環境にありながらそれぞれが抱える孤独が知らず知らずに呼応し合う。
    何度も別れと再会を繰り返しそのたびに互いの大切さを思い知る。

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    2026年02月10日
  • アフター・ユー

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    『弔いという儀式は、死者の魂をあちらに送ると同時に、生者の魂をこちらに繋ぎ止める役割を持つのだろう。』
    本当そうだな、と思った。

    過去と現在、何人もの人の人生が交差して、すごく引き込まれる話だった。
    テレホンカードと公衆電話、なくてはならないアイテムだったのかもしれないけれど、そこだけファンタジー感が出ていて。
    少し心がざわついた。

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    2026年02月09日
  • アフター・ユー

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    一穂さん4冊目。暗い内容が多い。今回はミステリーとファンタジーも加味されていたが、なかなかサクサクとは行かなかった。
    10年も一緒に暮らしていながら、相手のことを何も知らない青吾と、相手構わず突き進む沙都子。二人のパートナーが一緒に行方不明になったことから二人の調査が開始される。次々と明らかになる事実。殺人事件が殺人事件を呼んでいく。
    残された二人が接近するのかと思うとそうではない。時空を超えたパートナーとの電話が秘密を解き明かす。色々な要素が絡みあった内容なのに、何故か歩みが遅い。てんこ盛りに盛りすぎたのかも知れない。
    タイトルの「お先にどうぞ」が出てくるのは、ほとんど最後の場面。納得したよ

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    2026年02月09日
  • スモールワールズ

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    それぞれ別ジャンルのお話なんだけど、どれも面白かった。ピクニックと花うたは読み終わったあと、え?ってなって他の人の感想すぐ探した。普通からは想像つかない結末。
    嘘をつくことは人を守ることなのか…?真実を伝えることは罪なのか…?
    憎しみを持っている相手に親しさを感じていくことはこれもまた罪なことなのか…?
    常識、普通、当たり前と思っていることをもう一度疑ってみたくなるそんな本だった。

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    2026年02月08日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    わかりたいけど、わからないという苦しさがずっと続き、ヒリヒリしながら読んだ。
    性加害への嫌悪感では切り捨てられない問いを突きつけられる。
    被害者の傷つきは罪の重さに比例しない。
    そして、罪の意識を感じていることを示したからといって、加害者が許されるわけでもない。
    ホテルでの儀式のような写真撮影も、かなり歪んだ行為に思える。そこまでしないと「終わらせて、前に進む」ことができないのだろうか。

    その後の物語の転換には驚いた。

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    2026年02月08日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    考えたくもない、もし、自分の夫が。
    だけど考えずにはいられない。
    性被害について少しでも触れたことがある女性なら、必ずどこかに引っかかる何かがある作品。

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    2026年02月08日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    お互いの義理の家族と
    息子を残して出ていった母に

    モヤモヤするし

    お先にどうぞって意味分からない


    だけど電話に救われた。

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    2026年02月08日
  • アフター・ユー

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    同棲中の多実さんが、旅行から帰ってこない。長年一緒に住んでいるのに互いの家族や過去や友人ですら知らない。警察に行っても家族じゃないとと言われる。物語はここから。ここで、私はうっと唸る。遠方の友人やそれ以上?の相手と遊ぶとき、そこでなんかあったらと誰が探しだしてくれるだろうかと。それはさておき、彼女が多分亡くなったであろう、しかも別の男性と一緒に。喪失感と共に何故?を思う、青はその男性の妻と、亡くなった島で2人の痕跡を探る旅に。と、私はファンタジー要素は苦手で、公衆電話はちょっとなあって、思いつつ、私にとっても何故!?が止まず。
    謎解きが終わったところで泣けてきた。
    青は「好きな人と住む」と、言

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    2026年02月08日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    最後、白いプリウスで果遠の事を追いかけた結珠が無事に追いつけたのか、二人が再び別れて行くことになったのかはわからない。
    あの後どうなるのかをずっと考えてしまう。二度も急な別れを経験した彼女たちが今度こそ悲しい決別をする事がなければいいなと願ってしまう。
    しかし、これまで果遠と結珠は違うから惹かれあっている様を書かれ、果遠と水人が別れた様に結珠が藤野と別れることはないのではと考えてしまう。
    只々、ふたり共に光のとこにいて欲しいと願う。

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    2026年02月08日
  • 光のとこにいてね

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    「光のとこにいてね」タイトルの意味を理解したときにはやられた。相手への思いが詰まっていて、刹那的で。

    一見、光のとこにいるけど影を見ている結珠と、影のとこにいるけど光を見ている果遠。形の違う同じ孤独を抱える2人の、切なく苦しい日々の中でお互いと居る時の不安定な安らぎ。

    離れている間にそれぞれの時が流れても、また出会ってしまえばお互いでしか埋められないものができる。それぞれの夫も必要だった存在であることは間違いなく、ただ、代わりにはならない。

    一気に読んでしまったものの、個人的には感想が難しいお話。読むときによって浮かぶ思いが変わりそう。またいつか読み返したいです。

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    2026年02月07日