一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大学の友人でバイト仲間の2人。受けが攻めに告白するところから
始まる。受けは攻めには何も求めない。攻めはそのことをきっかけに
意識するんだけど、やっぱり「一番大事な友達」。
「大事な友人だから、傷つけたくないから会えない」と、切ない別れを
選ぶほど、“恋”へ進んではくれない。でも、一番大切にしたくて
一番側に居たいのはわかっている、そういう2人が、結ばれていく
過程が、もの静かに進んでいくからこそ、切なくて感じる良作かと。
恋人になった後の2人の短編も入ってます。さらさらと綴られる
その上品な甘さに「ご馳走様」と言いたくなりました。お気に入り。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一穂先生のファンタジー(SF?)小説「今日の日はさようなら」も読んだことあるので今作の公衆電話で多実と会話できるくだりもまあ…受け入れられたけど、真実が明るみになるにつれ見えてくる島の過去・人間関係が生々しすぎてギャップが…
発売前にあらすじを確認したら「喪失を通して愛を問う」という言葉で紹介されていて、一穂先生の描く喪失ってどんなものなんだろう?と、純粋に人が大事な人の喪失から立ち直る話なのかなと思っていたら割と(結構?)サスペンス小説だった。
読む手が止まらず先が気になって仕方がなかったけれど、読み終えてみるとカタルシスよりも切なさややりきれなさのほうが大きかったなあ。
だからこそ大切