一穂ミチのレビュー一覧
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ネタバレ今までの著者のものとはちょっと作風が違う感じで始まり、ミステリーかと思いながら読み進めていくが、最終的にはいつものように主人公の心の動きについて描かれている。
今回の主人公はタクシードライバーの青吾、同居する多実が旅行から帰らないことから行方を捜す。「妻」ではないことでなかなかうまくいかないこともあるが、多実と一緒に行方不明になった出口波留彦の妻の沙都子と一緒に行動することで少しずつ行動や関係性が見えてくる。
話は多実がまだ子どもの頃から繋がっていて、青吾が知らなかったことも次々と新しく出てくる。それは、公衆電話からかける多実への電話で知ることも多い。多実はこの世にすでに存在しないとわかっ -
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タクシードライバーの青吾は同居していた恋人の多実が一泊旅行から戻ってこないことから捜索願などだすが、法的につながっていないため手続きなどうまくいかない。青吾は多実がいなくなり改めて大切さを感じる。そして、長崎の五島で船の難破により行方不明になった男女のうち一人が多実と知らされる。なぜ彼女はそんな場所で男と船に乗っていたのか?そのうちかなり行動的な相手の妻、出口沙都子が青吾に会いに来て、二人は何が起こったのかを探し始める。淡いイメージのミステリー小説でした。
大切なパートナーの喪失から始まり、しかも相手が他の人と旅行していたなんて!ずーっとせつない渦のなかで読み続けさせられた本書ですが、最終よみ -
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ある日突然、双子の高校生の家に、それまで存在すら知らなかった従兄弟が来ることになった。しかもその子は1995年から30年間も冬眠していて、2年前から解凍され、高校生のままという設定!ありえん!
前半は、なんじゃこりゃと思いながらも、30年前のデパートの屋上やポケベルのことなど懐かしく読めた。また、解凍された高校生の、2025年の言葉遣いに対する疑問や意見には大きく共感することも出来た。
しかし、後半になり従兄弟の事情がわかり、30年前に好きだった子や友達の視点から当時の様子が語られると急に切なくなった。やっぱり胸がキュッとなった頃の話は響く。。。(2016年に刊行された物に加筆➕️5つの掌 -
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作品紹介・あらすじ
最初の1行は全員一緒。
1編6ページ、24種の「最後の仕事」。
早起きした朝、昼の休憩、眠れない夜ーー。
ここではないどこか、今ではないいつかへ、あなたを連れ出す7分半の物語。
『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』に続く、会員制読書倶楽部:Mephisto Readers Club(MRC)で配信(公開)された大人気ショートショート集第三弾。
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24編からなるショートショート集。
Mephisto Readers Club(MRC)が贈る大好評シリーズ第3弾とのこと。第6弾の「それはそれはよく燃えた」をまず読んだので、次はこれということで -
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母親ってなんで子供への影響が強いんだろう。子供はどんな嫌な母親でも捨てれないんだろう。世の中子供に迷惑かける母親や子供を傷つける母親だらけ。そのまま母親からの育て方の問題。結局そう言う親から育った人は子供を産まない方がいいってことになってくる。それか愛情がないなら誰かに託して欲しい。
ゆずとカノンはお互いのことをとても分かり合えて支え合えて存在だけでも繋がっていけてそんな人と出会えるのは幸せだよ。
そしていい人に囲まれて母親はほっとけばいい。男や女関係ない時代がすぐそこまで来てる気がする。それでもそんなソールメイトと会える気がしないな。うらやましいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ出版は去年だが、まだ読んでなかったので読むことに。
内容は、主人公・新夏がプロポーズされた翌朝に、恋人が盗撮で捕まる。
そこから二人だけでなく家族や友達等周りの人のいろいろな感情が描かれている。
結果はハッピーエンドではないし、タイトルからも想像がつかないが、なかなか考えさせられる作品。
後半の「恋とか愛とかやさしさより」は、恋人のその後を恋人目線で、被害者の女の子とのなんとも不思議なやり取りが描かれている。
被害者の女の子の微妙な家庭環境、容姿に対するコンプレックスなどを大人からの目線と女の子世代からの目線で上手く表されていると思う。
「すっごく感動した」とか「とにかく面白い」というこ