一穂ミチのレビュー一覧

  • アフター・ユー

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    何重にも張り巡らされた伏線を解きほぐしていくには、ヒントをくれる不思議な“あの世と結ぶ公衆電話”というアイテムは必須か。推理小説でこのパターン、あまり好きじゃないけど。「誰の何があかんかったんやろ」重い言葉。「いい奴がすべて正しいわけではなく、悪い奴がちゃんと報いを受けるわけでもない。」知りたいからといって古傷ほじくり返さないで、グレーのママがいいことの方が多いけど、ヒトは知りたがりだから仕方ないか。

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    2026年02月07日
  • アフター・ユー

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    ミステリーのようなファンタジーのようなとてもきれいな物語だった。ラストに向かって全ての謎が解かれて行き、最後はもう(涙)
    主人公の2人に幸せが訪れますように、と余韻に浸っている。
    舞台の島は実在の島らしく(漢字は変えてある)検索して写真を見ながら想像して読み進めました。

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    2026年02月06日
  • アフター・ユー

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    途中から展開が予想できたが、それでも読み進めていくうちに切なさや虚しさ、命ある時の後悔しない生き方などを考える機会になり、満足感を得られた。

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    2026年02月04日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    きっかけはほんの出来心だったとしても、性犯罪の事実は一生ついてまわる。
    婚約者が盗撮で逮捕された女性と、逮捕された側の男性、さらには盗撮被害に遭った女性の視点からそれぞれの心情が語られるのだが、やはり女性である自分は婚約者に裏切られた新夏の立場から考えてしまう。自分だったらどうするのかと。
    結婚相手に求めるものは信用か、安定した生活のために多少傷があっても目をつぶるのか。
    人間の打算的な部分も描かれていて、きれいに終わらないのが逆に良かった。これからこの2人はどう生きていくのだろうか。

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    2026年02月03日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    波留彦もさとこも多実も青吾も浦も浦のお父さんも久美子もみんな被害者なのに、幸せを奪われていて悲しかった。重彦が悪いよ全部。
    小値賀(遠鹿)にも野崎島(野咲島)にも行ったことあるから、よりリアルな描写が想像できて面白かった。

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    2026年02月03日
  • アフター・ユー

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    行方不明のパートナーを探す旅に出た2人。

    とても良いお話でした。主人公の多実への思いがあちこちに静かにあふれていて胸を打つものがありました。謎に迫る要素もあるけれど、それが心情描写を邪魔するほどではない感じで、私にはバランスが良かったです。

    ただ、2カ所ほどどうも話に納得できなかったというか、その推理は飛躍しすぎでは?と引っかかったところがあったのと、不思議な電話を手がかりにしてしまうのはなんかこう、ファンタジー入れちゃうとなあ、とちょっと冷めたところがありました。後者については、むしろそれが作者にしたかったところかなとも思うけど、やや唐突にぶっこまれたかな。

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    2026年02月03日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    読んでいて、ヒリヒリする内容。
    本作は盗撮だけど、誰しも何かやらかした、
    後悔はあるはず。
    やらかした内容が、揉み消せるかどうかの差で。
    わたしにとっては、結構、ホラーな作品だった。

    気をつけよう。。

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    2026年02月01日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    恋とか愛とかやさしさがあっても、理解できないものや許せないものがある。そういうお話でした。私はまだ19だし周りにそういう人が有難くいないので初めてこの本の内容を想像して、考えました。どんなにそれまでに愛を育んでいても、信頼は一気に崩れてしまいます。嫌なことを多少されても愛は完全になくなりませんが、犯罪なことをそんなに意識せずでもしてしまうと信頼というのは0に近くなる。それくらい信頼というのは純度100%のもの。純度100%だから信頼できるんだろうな、と。

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    2026年02月01日
  • アフター・ユー

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    最近ハマってる一穂ミチさんの長編。
    恋人喪失から始まるのか…重いかな…と思いつつ読んでたらちゃんとミステリー。
    しっかりミステリー作品。ファンタジー要素もあってそこもスパイスになってとても良い。

    切ない決して穴埋めできない恋人喪失から始まったのにスルスル読めるし読みたくなる物語でした。

    なんか後半はもう、入り込みすぎてて完全に私は、荒れた海と島の風と絶対に埋まらない心の穴を抱えて島にいたもの。

    声が聞きたい、身体に触れたいって亡くなった人のこと思う時にどうにもならない身がちぎれるような気持ちになるよね。でも生活は続くし、生きていかなきゃいけないし。残された2人に今回のことでできた縁とか思

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    2026年02月01日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    一気読み
    恋人を許す、許さない…
    相手がどうしてくれたらとか、相手がこうなってくれたらとかいう問題でもなく、自分の中の無意識の問題。「生理的に無理」の一言は、まさにそうだと思った。
    一つの過ちを一生許さない、いつまでも罪に縛られて生きることを強いられる社会。

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    2026年01月31日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    続きが気になり一気に読み終わりました。自分ならどうしたかな、と思いながら読んでました。何をどこまで許せるかとかいろいろ考えさせられるけど、コスパでは考えられないかなー。そこまで割り切れないような気はするけど、わっかんないなー
    (笑)

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    2026年01月31日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    新夏と啓久の2人の立場から書かれていて、取り巻く色々なひとの背景や気持ちを想像できて楽しかった。最初はもし私が新夏だったら受け入れられないし、啓久の母親、姉も面倒くさそうで到底結婚なんてできないとと思ったけど、葵の話(許容できる)って言うのも聞くと、それくらいは許すのかな、完璧な人はいないのかなと思った。みんなどこかで無意識に妥協して、相手を見つけてるのかな。理解するって思ってるよりずっと難しくて、その過程でお互い傷ついてしまうこと、どうしても罪を忘れることはできないし、一生消えないこと、もどかしいけど、2人には結ばれないことも最前の選択だったと思う。

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    2026年01月29日
  • ツミデミック

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    ネタバレ

    パラソルでパラシュートが面白かったから、別の本も読みたいと思った。
    この本は本屋さんで良く見かけていた。

    いろいろなお話があって、どれもちょっと心が暗くりそうになる要素があったりなかったり、でも救いがある話ではあった。

    高校生の女の子が妊娠した家族の話は泣けた。

    どの話もインパクト強かったなぁ。
    最後のさざなみドライブにはパラソルでパラシュートみを感じた。

    掴みどころがないようで光を忘れてない、軸があやふやなようで実はある、みたいなとこかなぁ。

    自殺しようとしてた人たちの話を聞いてて、みんな死なないで〜!って思った。
    だからここからそれぞれがなんとか心の中にひとつの軸というか、まだ光

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    2026年01月29日
  • うたかたモザイク

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    読書スランプに最強に良き。
    いろんな味わいが楽しめる短編集。

    「神さまはそない優しない」が特に良いです!!関西弁の語り口調に惹き込まれる世界観で深夜に泣いちゃいました…

    どれか一つは刺さるお話あると思われ。
    誰かどのお話が好きか語りましょう…

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    2026年01月29日
  • アフター・ユー

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    一穂ミチ作品には珍しいミステリーテイストの話。恋人が一人旅をしていた先で行方不明になり、知らない男性と一緒だったと知らされた主人公が、その男性の妻と共に謎を追いかける。
    「パートナーが浮気中に亡くなり、死んでから浮気していたことを知る」的な話は多いのでそれに似たテイストかと思いきや、過去の恋人と電話が繋がるというSFっぽい設定が途中で入ってきて、どうやらよくある話ではないようだ、と分かった。ミステリーとしては超常現象はご法度ではないかとも思うが、物語の良いアクセントになっているので違和感なく読める。
    主人公が自分の母親と会って救われることを願う。

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    2026年01月27日
  • アフター・ユー

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    切なさがじわりと沁みる…

    大切な人が確かに生きていた…という証を探し集めるなかで、事故の真相が明らかになっていく

    テレホンカードの描写が徐々に効いてくる

    感謝や謝罪は日ごろから、きちんと言葉にして伝えたいと思わさる一冊✨


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    2026年01月26日
  • ツミデミック

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    言葉に力がある感じがすごくよかった。
    今の時代を生きている人の小説って感じで、口語体がちょいちょい入ってくるのがなろう系とかWEB系のコンテンツが台頭して以降の文体なのかなと感じた。
    コロナ禍での人々の生活や葛藤を描くというのも時代性があってキャッチーだった。
    読みやすく、全ての短編に起承転結があってそれに伴い隠れた疑問が露わになり解決されていく気持ちのいい流れがあり、そしてそれを綺麗に読み終えさせる文体、言葉の力。女子高生の娘が妊娠してしまった話や近所の金持ちのじいさんと仲良くなる話が特によかった。

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    2026年01月26日
  • アフター・ユー

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    遠鹿島での不可解な海難事故や島民が封印し続けた厭わしい過去、繋がるはずのない公衆電話…青吾と沙都子がタッグを組み、丁寧に謎を解き明かしてゆく様に心を打たれた。多実が青吾に手渡したお守りが導いた真実。そして愛も遺した。

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    2026年01月26日
  • ツミデミック

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    短編集だった。どの話も続きも読みたい!って思うほどのクオリティの高い内容だった。予想通りに物語が進まないというか、そうくるかって展開に次の話も楽しみになった。特に、おじいさんのところへ料理を毎日持っていく話が好きだった。実はお金もちのおじいさんなのでは?と下心から近づいたが、そう簡単にお金はもらえず。でも、、の結末が好きだった。お金が全てではない。お金をたくさんもっていても、人情をやはり忘れてはいけないと思う。どれも平凡な人のよくある人、だけど、濃い話。周りにいる人にも平凡そうに見えて、えっ!?っと驚くような体験をしている人もいるのかもしれない。そして、1冊を通して設定されているコロナウイルス

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    2026年01月26日
  • アフター・ユー

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    ヒューマンドラマかと思いきや、ミステリ要素、ファンタジー要素もある作品。一穂ミチさんらしい登場人物の細やかな心理描写と、それぞれが抱える過去や秘密が徐々に明かされていく展開で飽きることなく一気に読めました。
    当たり前の毎日が突然に終わってしまうかもしれない。大切な人がいなくなってしまうかもしれない。それでも生きていかなければいけない。そういう苦しみや葛藤がたくさん描かれています。
    テレホンカードを通じて起こる出来事だけは、ちょっとご都合主義というかファンタジーすぎて、この物語のなかで異質に感じてしまいました。

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    2026年01月25日