一穂ミチのレビュー一覧

  • ツミデミック

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    人間の黒い部分を煮詰めたような後味の悪い話が続いたので、全編暗い話だろうと身構えて読んでいた。
    しかし、結末に予想外のあたたかさを感じる作品もあって、自分まで励まされた気がして、思わずホロリとした。

    文庫書き下ろしの「わたしの春」も、パンデミックに翻弄される子ども目線が新鮮で、切なくもとても良かった。

    人間の「業の深さ」がリアルに表現されていて、一穂ミチさんの他の作品も一気に読みたくなった。

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    2026年08月08日
  • 光のとこにいてね

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    サスペンスでもないのに、すごい引き込まれるお話でした。こんなにもお互いがお互いを欲してる存在がいるってすごいなと思った。
    自分もそんな相手と巡り会えるといいな。

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    2026年08月08日
  • ツミデミック

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    コロナ禍を物語に落とし込んだ短編集。特にパンデミック初期のあれやこれやって、今から見ると当時に増してトンデモに思えることが多かったんだな、とあらためて。そんな訳で面白く読めはしたけど、ただ今回の直木賞で”保己一”が取れなかったこととか考えると、本作が受賞したことに関しては、ちょっと複雑な気分にもなる。

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    2026年08月07日
  • ツミデミック

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    パンデミック、あの時はただ毎日毎日明日がどうなるのか、これがいつまで続くのか不安な日々だった。
    こんな毎日が一生続くのか、と思った時期。リモートが増え便利になった反面人と会うこと会話をするのとにも尋常でない気の使い方をしたし、そもそも制約や制限が多くある。誰が決めたのかわからない成約に縛られながらの生活だった。
    今はまるでなかったことかのように元通り?の生活を送ることができている、ように見えるだけなのかもしれないがきっとあの数年間はなかったことにならず、今も苦しんでいる人がいると思う。どんな形にせよ。
    普通を取り戻した今、読んでよかったと思える。

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    2026年08月07日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    どの話も好きすぎる。
    死んだら骨と焼いてほしい。
    双頭の悪魔と、鍵の掛かった男と、この短編集を入れて焼いてくれ。
    エモすぎる。
    こんなにすごいのに、有栖川有栖先生の作品をある程度読んでることが前提だから人に勧めるのを躊躇してしまう。悔しい。
    寄稿している先生たちの愛がすごい。
    とても豪華。
    この企画を立てて作品にまとめてくれた方、ありがとうごさいます

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    2026年08月06日
  • たぶん、恋しい

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    お話毎に登場人物の性別、物語のテイスト、表現の仕方全てが様々。一穂ミチさんの読者を引き込ませる圧倒的な筆致に魅了されつつ、全6篇を堪能。
    湿り気がなく、心に爽やかな風を吹き込んでくれるお話たち。次作も必ず読むし期待せずにはいられない。

    壮大な長編小説も好きだが、テンポ良く話が進む短編集も同じくらいに好き。一冊で複数のお話に出会えてお得感もあるし。

    為書きを書いていただいた思い出も含めて大切な一冊になりました。一穂ミチ先生ありがとう!!

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    2026年08月04日
  • 砂嵐に星屑

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    テレビ制作に携わる人々の物語を紡いだ短編集で、作者らしい人間の内面や感情の揺れ動きを丁寧に描かれていた素晴らしい作品だった。

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    2026年08月04日
  • ツミデミック

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    コロナ禍に生きる人の罪を切り取った短編集。コロナで友達を失い、仕事を失い、自分の人生を終わらせようとしたり…淡々と書き連ねる感じがとても読みやすい。

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    2026年08月04日
  • スモールワールズ

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    「ネオンテトラ」を読んだ時はちょっと苦手かもなぁと思いつつ読みすすめたけれど、章を追うごとにずっしり心に残る作品だった。

    自分が知らない世界の、でもきっとどこにでもいるような人たちの、人生を覗かせてもらってるような物語たちだった。
    前の章に出てきたワードや似たような設定が出てきたりして、それぞれが別の世界の人たちではなく、世界はどこかで繋がってるんだろうなと思わせられた。

    全ての物語が、「これが幸せなのだろうか…」と唸ってしまいたくなる終わり方だった。
    でも、それが彼ら彼女らにとっては最善で、最良であるのだろう。
    理解はできなくても、様々な思いや背景が人にはあることを改めて気付かされた。

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    2026年08月03日
  • 本屋さんのある街で

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    表紙のイラストもノスタルジック
    どの作家さんの話も良かった。

    特に気に入ったのは、
    坂本司さんの《手に取ってみろよ》
    凪良ゆうさんの《小鳥たち》
    一穂ミチさんの《歌うように生きて》は
    驚きの展開だった。

    本屋を舞台に、登場人物達それぞれの
    恋愛や失恋、結婚、離婚など、様々な事情が
    描かれている。派手な出来事はないけれど
    淡々とした日常の中の、ちょっとした出来事が
    丁寧に描かれていて、とても優しい気持ちになった。

    今、本離れや書店の減少など、いろいろと
    問題になっているけれど、町の本屋さん、
    本当に頑張って欲しい。
    (本屋さんは私の心のオアシスです!)

    出版取次という仕事を、この本を読ん

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    2026年08月02日
  • ツミデミック

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    コロナ関連の短編集。
    特別縁故者、祝福の歌が特に良かった。
    少し怖い話だけでなく、ハッピーエンドな話もあって良かった。
    予想外な展開になる話があったが、読みやすくて纏まりが良かった。
    改めてコロナ流行期は大変だったと思った。

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    2026年08月02日
  • GOAT Summer 2025

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    また最近新しい号が出ていてちゃんと続いていることにホッとする。
    でも調べてみたらめっちゃ売れているらしい。今まであまり本を読んでなかった20~30代がよく手に取っているらしい。

    仕組み面白い、紙質へのこだわりも凄いし、何と言ってもめちゃ安い。これ、採算取れてるのだろうか。今時文庫本も普通に1000円する時代だけど?雑誌のキャラもめっちゃ可愛いので女子や可愛いもの好き男子にも絶対ささってそう。

    今回のテーマ悪は前回の愛より断然面白かった。自分は愛よりの人間だと思っていたのに悪寄りだった事に気付いて少し愕然とした。前回も書かれていた小川さん、ショートだとまた全然違う雰囲気醸し出してて割と好き。

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    2026年08月02日
  • 光のとこにいてね

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    読んだのは半年ほど前

    タイトルと表紙でずっと気になっていたけど、ふたりにしか分からない関係を見ているのは心地よかった。

    いつも捨てるのは弱い方ってセリフにすごく救われた。

    私は弱いから捨てられないわけじゃなかった。

    ふたりの先が、光のところにあるといいなと思う

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    2026年08月01日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    「これが最後の仕事になる」で始まる24編のショートショート。
    特におもしろかったのは、
    「二重螺旋の虚夢」
    「教壇にて」
    「アイドル卒業」
    「声」
    「時効」

    自分の知らない作家さんの作品も読めて、たまにはこういうのもいいなと思った。

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    2026年08月01日
  • ツミデミック

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    単行本を読んで面白かったことだけ覚えていて、文庫化されて再読。内容はキレイに忘れてて改めて楽しく読みました。どのお話もダークで密度があって一穂さんらしいエッジが効いているのにスルスルと読みやすい。文庫書き下ろしの小学校6年生のお話も良かった。

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    2026年08月01日
  • ツミデミック

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    ネタバレ

    忘れたくても忘れられないコロナ禍という最悪の時代を、生々しく思い出させられる短編集。ウイルスそのものよりも、マスク警察とか飲み会警察とか人間の醜さが本当に嫌いだったことを思い出した。

    違う羽の鳥
    母に復讐するために自殺したように見せかける発想が怖くて良い。あの時街のど真ん中をクラウチングスタートでダッシュすればよかった。

    ロマンス⭐︎
    モラハラ夫が不快だったけど、主人公の方がもっとやばかった。フーデリ配達員をガチャに例えるのが現代的でいい。

    憐光
    主人公が誰からも好かれてなくて可哀想すぎた。つばさは親友を殺してまでお金が欲しかったんだろうか?

    特別縁故者
    自分自身が最近縁に助けられて生

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    2026年07月31日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    愛を適量
    感動した。複雑な関係でももう会うことが無いかもしれないけど確かに心の中に残っていてその人が残した習慣だったり思い出や価値観を大事にして生きていく、生活を続けていく。

    ホラー要素もある作品もあって怖かった。母と娘むずかしい。複雑、

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    2026年07月30日
  • ツミデミック

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    あの頃の、みんな余裕がなく今を生きるのが精一杯の日々を思い出しました。
    あの一連の出来事が変えてしまったものを、完全に忘れてはいけないなと。

    久々に一穂ミチ先生の文章に触れて、こんな鋭い文章書くっけと思ったけど、ありのままの人間の内面を言語化するのに長けた方だったなと思いもしました。

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    2026年07月30日
  • ツミデミック

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    コロナ禍を生きる人びとの刹那の罪を切り取った直木賞受賞の短編集。
    まだそんなに昔の話じゃないのに、あの頃のことをすっかり忘れていたのは、たぶん自分だけではないはず。そして、すっかり忘れられる人ばかりではない、ということをグイグイと突きつけられた。
    あの時代を生きた(生き抜いた)すべての人が読むべき一冊。

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    2026年07月29日
  • ツミデミック

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    どの短編も読みやすかった。
    『ロマンス☆』のヒヤッとする感じも良かったが、『特別縁故者』が個人的には1番好き。
    この短編集も以前読んだスモールワールズも良かったので、話題になっている『光のとこにいてね』の購入を決めました。

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    2026年07月28日