一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビ業界で働く人々にまつわる四つの短編+特別描き下ろしの5編からなります。切なくもハートフルなお話で、『スモールワールズ』とは違った一面が楽しめます。
著者のインタビューで『四編全部の中に、小さな謎や秘密がある。それが少しずつ明らかになっていくというのは、私が物語を作る時の基本のやり方みたいです。〜略〜 でも「この一瞬で充分だ」って思える瞬間が訪れる。〜略〜 その一瞬のおかげで、明日の自分が今日よりちょっと違うかもしれない。明後日には、元に戻っているかもしれない。全編を通して、そのくらいの「小さいおとぎ話」を書いたつもりです』と。
ご自身が住んでいた大阪を舞台にして描かれているのでリアリ -
Posted by ブクログ
一穂ミチさん、同い年かつ同じ大阪出身で好きな作家さん。
今まで読んだ中で古い作品(たぶん)の短編集だけイマイチだったので、今作も古いのか新しいのか、合うか合わないかどうなんだろうとドキドキしながら読みましたが、、
好きー!!!!
すぐ夢中になりました。
それにしても大阪の人で芸人さんをテーマに書くて、すごい。よう書かはったなと今度はそのことにドキドキしながら読みました。
なんて言うか大変な世界なんわかってるし、素人が口出すな感も伝わってくるし(その割に実際は気軽に好き嫌いやおもろいおもんないも言うんやけど)、でもそのプレッシャーに勝るしっかりしたネタ(しかもベタじゃない)でさすが。
お笑 -
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Posted by ブクログ
人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格で