一穂ミチのレビュー一覧

  • アフター・ユー

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    奇しくも現在放送中のドラマ「Tシャツが乾くまで」と似通った設定。
    着地点が読めず、最後まで勢いが落ちませんでした。

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    2026年07月26日
  • 光のとこにいてね

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    『光のとこにいてね』を読んでまず感じたのは、これは二人の少女の愛を描いた物語ではなく、「誰かに理解されたい」という願いが、人をどこまで生かし、どこまで苦しめるのかを描いた作品だということだった。

    物語は、異なる家庭環境で育った少女・結珠と果遠が偶然出会うところから始まる。育った世界も境遇もまったく違う二人は、互いの孤独だけを不思議なほど理解し合い、強く惹かれていく。しかし運命は何度も二人を引き離し、再会と別れを繰り返しながら、それぞれ別の人生を歩んでいく。四半世紀にも及ぶ長い時間を描いた物語でありながら、読者の心に残るのは出来事の大きさではなく、二人の間に流れ続ける消えることのない感情である

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    2026年07月26日
  • アフター・ユー

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    えー!これなに!?恋愛?ミステリー?初めて読むジャンルかも 最初はああハズレか、、、と思いながら読んでたけど、めちゃおもしろかった
    血が繋がっていることも大切だけれど、境遇とか環境もすごく大切で、かけがえのない存在になるのだろうなと。期待していた終わり方とは違って読んでいて辛かったけれど、きっと残された2人はこれから、前向きに生きていけるんだろうな

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    2026年07月26日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    「しばらく会っていなかった娘が息子になって会いに来る」とか「兄を殺した人間と文通を通じて距離を縮める」とか前提とか設定がぶっ飛んでるけど、読んでいるうちに違和感がなくなっていく。おそらく、重要なのが世界観や設定ではなく、お話の中の登場人物が何を考えているかだからだと思う。あと登場人物の思考がすごくリアルで読んでいて置いてきぼりにされることがない。
    「愛は適量」が一番好き。あとがきがお話なのもおしゃれ。「しらじらとした蛍光灯の下で」とか「冬の太陽はじれったく昇って」とか情景描写がうつくしくて好き。

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    2026年07月26日
  • アフター・ユー

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    パートナーを失った喪失感とそれでも続く日常が描かれ、徐々に事故の真相に迫ってゆく謎解きとしてとても面白かった。
    それだけに重要な電話ボックスパートをそのまま「あり」として話が進んだのが、星ひとつ減らした理由。ファンタジーとして受け入れられればいいんだろうけど…

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    2026年07月25日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    同じ歳の女性2人が3つの年代で繋がる物語。幼少期から大人になるまでが描かれているので、それぞれの考え方の背景がよく理解できてのめり込んで読めた。
    果遠の時折行き過ぎた愛情の歪さが癖になる。きっと2人が結びついたとしても、幸せにはならないんだろうな。大人になった時の距離感がいちばんちょうどいいんじゃないかと思ったけど、今の生活よりも大事なものが周りにできるとバランスが崩れそう。離れて暮らして、心の支えとして思い出すくらいが丁度良いのかもしれない。切ない。

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    2026年07月25日
  • スモールワールズ

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    「光のとこにいてね」を読んだときから「かなり好きな作家さんかも」という予感はあったが、本作を読んでそれが確信に変わった。

    綺麗事を許さないするどい視線を持ちながらも、息がしにくい世界の中でも「生きていくこと」への希望を捨てさせない、祈りにも似た短編集。

    人間の弱さや汚さ、愚かしさ、怖さ。
    そんなものを躊躇なく書き出してるのに
    それすらも美しいと感じてしまう。



    人生の中で、数年にもわたって忘れられない瞬間というのは何気ない一言だったり、なんでもない景色だったりするけど、そんな一瞬の切り抜きを見せてもらってるような。胸が苦しくなる愛おしさであふれています。

    何度も読み返したくなる作品は

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    2026年07月25日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    ネオンテトラ
    美和さん、夫の浮気に気づいても感情をおさえて何も言わない。自分の部屋を勝手にホテルみたいな使われても何も言わない。淡々と、自分の欲しいものを手に入れて、夫も戻ってきて、かわいい娘と暮らしている。なんか、ぞわっとした。でも何も悪いことはしていない。

    魔王の帰還
    おもしろいシーンもあったり、お姉ちゃんの優しさがとても良かった。弟もめっちゃいいやつ。
    気持ちが強い方が勝つというのが印象的。

    ピクニック
    ピクニックシーンから始まり、乗り越えてきたという過去の話が続く。だれ目線で語られてるのかわかりづらいなぁと思いながら読んでいた。後半、衝撃があり、最後の最後に怖い話やん、、てなった。

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    2026年07月25日
  • スモールワールズ

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    長編じゃなくて短編だったけどどこかしら繋がっていて、わたしは魔王と花うたが好きだったな~!
    最後の話は、最初の続きみたいなもんだからああこの後は…となってしまうけど。
    新たな一穂さんをみた1冊だった。
    解説に宝物のような作家の文があった。
    わたしには宝物のような作家さんがたくさんいるけどその1人だなと思えた。

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    2026年07月23日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    数々の著名な作家さんが参加した一冊です。それぞれの書きぶりがとても楽しく、有栖川作品を愛しているのだなというのが伝わってきます。私が好きだったのは、夕木春央さんの有栖川有栖嫌いの謎です。なぞが解けていく様がすっきりしますし、物語の中で有栖川有栖さんへのコメントをしているところがクスッときました。他の物語も面白かったです。

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    2026年07月21日
  • スモールワールズ

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    一穂ミチさん、初読みの作家さん。
    事前にあらすじはチェックしない派なので、表紙のほんわか雰囲気からほのぼの作品をイメージして読み始めたら、全然違って驚いた。

    短編集。
    特に「魔王の帰還」と「愛を適量」の2作が好き。ボロボロ泣けた。
    「魔王の帰還」の姉ちゃんがとても良かった。ちゃんと近所の子どもを叱ること、なかなかできる人いない。
    「愛を適量」の親が子を思う気持ち、少しでも伝わって良かった。

    全編それぞれの主人公たちが苦しみもがいている姿を読むのが辛かったけれど、それでも生きていくのが人生で、苦しい中にも小さな喜びや小さな幸せがあって、みんながんばっていると励まされた。

    そして、文庫のあと

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    2026年07月21日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食と恋のアンソロジーなんて、好きに決まってる。

    私の好きな料理家の方のコラムもあって、さらに嬉しい。やっぱり、奥田亜希子さんの小説が好きみたい。

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    2026年07月20日
  • うたかたモザイク

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    同じ作家さんが書いたとは思えないような、これぞ一穂ワールドとも言えるような17編。ツミデミックから作品に入ったので、『レモンの目』『BL』が好きでした

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    2026年07月18日
  • GOAT Summer 2025

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    紙にこだわって作られているだけあって、めくるのが楽しい!
    特に「究極の黒い紙」が使われているページは、その黒さに引き込まれてしまう。

    「悪」がテーマだけあって、ざわざわさせてくる作品が多い。元気がある時に読むのがいい。
    後半は「旅」がテーマのページもあるので、元気がない時はそちらから読み始めるのも良いかも。

    いろんな濃淡の、人間の「黒さ」がぎゅぎゅっと詰まった一冊。
    読み応えありました。満足!

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    2026年07月16日
  • アフター・ユー

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    眠れない夜に読んだら面白くてますます眠れなくなった。明るい話ではないのに不思議と読後は心が温かくなる。五島列島にも1度行ってみたいな

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    2026年07月12日
  • 光のとこにいてね

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    本当なら出会うはずのなかった、環境も性格も何もかもが違う2人。いや、あの団地で出会わなくてもいつかどこかで出会う運命だったのかもしれない2人。

    決められたルールの中で必死に生きている結珠。
    狭い世界で自由に、好奇心旺盛に生きている果遠。

    この作品を読みながら、数回しか会っていなくても、一緒にいた時間が短くても、分かり合えた気持ちが大きければ、こんなにもずっと誰かを大切に思い続けることができるんだと知った。
    お互いがお互いを大切に思うばかりに踏み込めないもどかしさや、守りたいと思う必死さ、全てを理解してあげたいと寄り添う気持ち。沢山の愛に溢れた温かい気持ちをこの2人から感じ取ることができた。

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    2026年07月12日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    一穂ミチさん初読み。背筋がぞわっとするような話もあれば、じんわり心に染みる暖かい話もあり、引き込まれました。バラバラなようで実はそれぞれの登場人物や背景が少しずつ繋がっているところも面白かったです。
    私も幼い頃、弟を絶対に守ってやると思っていたなあとラストにほろりときた「魔王の帰還」が印象に残りました。
    「ピクニック」は幼い娘がいるため読むのがかなり辛かったです。結末も不穏で怖い話でした…

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    2026年07月11日
  • これが最後の仕事になる

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    これが最後の仕事になる。の一文で始まる24名の作家による短編集。
    おおむねひとさじの悪意が練り込まれていたが、いろんなテイストの話が読めて良かった。
    特に真梨幸子さんの話はやばかった。初真梨の洗礼を受けてしまった。

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    2026年07月10日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    温泉すきすき人間として表紙買い
    挿絵がかわいくてすき

    ひさしぶりに湯船に浸かりたいな〜
    温泉にも行きたいな〜
    あ〜いじわるな本〜

    ↓すき↓
    「モモと夏の香り」
    「回復の泉」
    「無力」
    「バスボムがなくても」

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    2026年07月08日
  • うたかたモザイク

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    17編の短編集!
    17編もある短編集を読んだのは初めてで、途中で飽きないかなと心配になったけど、そんなことはなかった。
    どこから目線なのか「短編うまぁ〜」という感想が口から漏れた。
    好きなのはDroppin'Drops、神様はそない優しない。
    でもどれも良い!

    17編もあるのだから、物語がそれこそタイトルにあるモザイクのような短編集になっている。
    現代ものだけでなく、SFだって、妖怪ものだってある。恋愛も様々。
    それがさらに味覚で分類されてるのがまた良い。
    好きなテイストの話を好きに読める。
    必ず好きになれる物語がある!

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    2026年07月07日