一穂ミチのレビュー一覧
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ネタバレ私は2人がすごく似てるなと思った。
母親が毒親、(そのせいで)思ったことをなんでもかんでも口にしない、自分にブレーキかけて生きているところ、胸の高鳴りうんぬんではなく、「自分を救ってくれた人」をパートナーに選ぶところ。
育ちの良し悪しが出てるだけで、性格とか思考はすごく似てると思った。
だから「かのんちゃんだったらこう言うだろうな」「ゆずちゃんだったらこう行動にでるだろうな」がお互い読めちゃうのかなと
どっちかが男性だったら結婚できたのにな、とかそういう感じじゃない。お互いがお互いのままでいて恋をしているというお話でした。
(が、なんか色々評価読んでたらこれは恋愛じゃないとかいう意見もあるのを -
Posted by ブクログ
ネタバレ恋愛小説?一応食わず嫌いせずに読んでおくか。読んだことある作家さんだし。と思って手に取りましたが、ずっしり重たいテーマで驚きました。
恋人が、夫が、性犯罪者になったらどうするのだろう。と考えずにはいられません。盗撮、痴漢なら受け止められる?強姦だったらダメ?いやいや性犯罪なら全て受け入れられないのでは?など。
普段あらすじはほとんど見ずに読み始めるのに、今回は先に読んでしまっていました。プロポーズの後の展開がわかってしまっていたので、ネタバレを本当に後悔しました。
すごく、新夏の気持ちがよくわかります。そんな男と別れてしまえとも、こんなことで別れるなんてとも、簡単には思えません。
そして、 -
Posted by ブクログ
久々の一穂さんの短編集。直木賞受賞作品。なんとなく表紙とタイトルから不穏な空気と重みを感じてなかなか手に取れなかった。だって「罪」と「パンデミック」ですよ。
ぞわぞわとしたホラーあり、ほっこりした話あり。主にコロナ渦でのあの異常事態に振り回された人たちが描かれている。やっぱり一穂さんの文章はとても読みやすいし面白い。あっという間に話に引き込まれ気づいたらスパンと話が終わっている感じ。
未知の病原菌への恐怖、外出自粛、先の見えない不安・・ストレスや閉塞感で少しずつ壊れていく人、歪んでしまった人、再生する人、一話一話読むごとにやるせなさを感じたり希望を感じたり、感情の揺れ動きが激しくてジェット -
Posted by ブクログ
結珠と果遠の視点の話が交互に進み、登場人物も
割と少なくとても読みやすい文章!
結珠は何不自由なく育つのだが、母から嫌われて
いるような描写があって、物語終盤に結珠と母の
関係性の決着がハラハラさせられた
果遠は、古びた団地にこれまた変わった感性の母
に育ち貧しい子供時代を送る。
結珠が小2になった時、果遠の住む団地に、結珠が母に連れて来られるのだが、怪しい男の住む部屋に母が入り、その間団地の前で待つことになる。
その時に結珠と果遠が出会い、仲良しになるが、
すぐに別れることになり、舞台は高校へ、成人して
からと変遷していく。
二人の友情は一般的な友情に収まらない何とも言えない関係性があっ -
Posted by ブクログ
謎のタイトルは「詰み」ではなくて「罪」+パンデミックの造語とのこと。
コロナ禍の混乱の中で起こる様々な出来事と人々の罪を描いた短編6編。
掲載されたのが2021〜23年、まさにパンデミック真っ只中。自分も体験しただけにあの頃の描写は生々しく思い出されます。
今だから「普通じゃなかったな」と振り返ることができるけど、当時はそれどころではなかったなぁ。
前半3編はけっこう衝撃的。後半3編はそれでもほっと息がつける終わり方で好み。
ゾワっとしたり辛かったり、しょうがないなぁと思ったり。様々なパターンの「罪」、読んだ印象は全く違うのですが、そこにずっとコロナ禍の閉塞感が漂います。
あの混乱が罪につな