一穂ミチのレビュー一覧

  • メロウレイン 完全版(下)

    購入済み

    重複購入にご注意ください

    って書いてあるのに購入してしまいました(汗。
    『完全版』とありますが、個人的には文庫版ではない方がイラストもミチ先生のコメントも各章に入っているのであちらの方が好きです。電子班は旧版を購入するのをおすすめします。後書きが1話増えてるのか?どうしてもそちらを読みたい!!!!という方は……と思いますが小話なのでまぁ。

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    2025年09月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ぽかぽかした。
    男の魅力という点で、高身長というのは外せないんだな。

    おいしいものは好きなひとと食べたらもっとおいしい、みたいな言説がありふれているせいで、一人でケーキを買って食べるという楽しみをやめてしまったのだ。いつになったら食べられるんだろうな。責任をとってくれ。

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    2025年09月27日
  • 砂嵐に星屑

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    テレビ業界で働く人々にまつわる四つの短編+特別描き下ろしの5編からなります。切なくもハートフルなお話で、『スモールワールズ』とは違った一面が楽しめます。

    著者のインタビューで『四編全部の中に、小さな謎や秘密がある。それが少しずつ明らかになっていくというのは、私が物語を作る時の基本のやり方みたいです。〜略〜 でも「この一瞬で充分だ」って思える瞬間が訪れる。〜略〜 その一瞬のおかげで、明日の自分が今日よりちょっと違うかもしれない。明後日には、元に戻っているかもしれない。全編を通して、そのくらいの「小さいおとぎ話」を書いたつもりです』と。

    ご自身が住んでいた大阪を舞台にして描かれているのでリアリ

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    2025年09月27日
  • パラソルでパラシュート

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    ここにいていいよって
    認めてくれる人や
    自分次第って
    見守ってくれる人がいると
    自分らしくいられるのかもしれない。

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    2025年09月24日
  • GOAT Summer 2025

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    今号も読み応えたっぷり510円でこんなに楽しませて頂いて良いんですか(ありがとうございます)

    どれも面白かったが一穂ミチさんの小羊ちゃんが抜けない棘みたいにジクジクしてる。
    演じさせられてる、それは徴持ちだけだろうか。正義感という熱狂を悲劇を消費する快楽を私たちは覚えこまされ知らず演じさせられていたりはしないだろうか。

    しかし現代詩のコーナーは最悪でした。
    ページを開くと顔に線を描かれてるような感覚になって、詩を読むどころか一文字も入ってこない。何回かチャレンジして読むの諦めた。
    次の号はデザインではなく文字を主役にして頂きたい。

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    2025年09月23日
  • 光のとこにいてね

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    家庭環境も性格も境遇も正反対の二人の少女。
    それでも強く惹かれ合っていく。
    それは友情なのか愛なのか執着なのか、、、。
    言葉では語りきれない、二人にしか分からない固い絆。
    大人になり、時にすれ違い、遠ざかりながらも、その結びつきは消えない。果たして二人は再会できたのだろうか?そんな問いが、余韻として残る。
    この物語は、人と人の間に生まれる、名付けようのない絆を描き出しているように思った。

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    2025年11月23日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    6名の作家による書き下ろし短編集。どの話も面白かった。鈴木光司さんの「リング」の誕生にまつわる前日譚のような話も入っていた。

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    2025年09月21日
  • うたかたモザイク

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    いくつか心に残る話があった!
    こんな少ないページの話で心動かせる文章を書ける一穂ミチさん、すごいなぁ

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    2025年09月20日
  • さみしさのレシピ

    購入済み

    物語が進むにつれ、登場人物の相関図が見えてくると、感情移入しすぎて、めっちゃしんどいなと思ってしまいました。ストーリー自体は良かったです。

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    2025年09月16日
  • ほろよい読書 おかわり

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    とても温かい気持ちになるお酒をテーマにした短編集。
    特に「オイスター・ウォーズ」の話がよかった!

    どれも人情味あふれるスッキリとしたお話で気軽に読書するにはぴったりな一冊です!

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    2025年09月15日
  • スモールワールズ

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    家族や人間関係の「小さな世界=スモールワールズ」 を描いた6話+掌編1話からなる個性的な短編集。タイトルや装丁から感じるやさしい空気感とは裏腹に、しっかり重みのある話が揃っており終始独特の緊張感が漂う。

    個人的に一番の救いを感じたのは「魔王の帰還」
    家族像の普通を揺さぶる強烈なキャラクターに心掴まれた。一筋縄ではいかない選択ながらもホームコメディのようなあたたかさも良。
    往復書簡形式の「花うた」は双方の書き手の優しさと痛みが同居しており、少し切ない読後感。

    一冊を通して人の“心の奥にしまい込んだ痛いところ”を言語化し曝け出して終わりではなく、優しい光を差し込ませてくれるような…読後がただ暗

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    2025年09月13日
  • スモールワールズ

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    今年(昨年?)の本屋大賞ノミネートで著者を知り、本屋さんでふと手に取った一冊。

    短編集は基本的に読むテンポが早く、ぽんぽんと進める印象でしたが本作品は一つ一つの物語が重厚で、なかなか次へ次へと読むことができませんでした。

    スモールワールズ、というタイトルも秀逸でまさに色んな世界を回っているような感覚でした。

    作品レベルだけでなく、作家レベルでハマりそうな予感。楽しかったです。

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    2025年09月13日
  • スモールワールズ

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    短編集なのでサクサク読める。
    魔王の帰還が好きすぎて泣いちゃう…お姉さんの人柄が現実にもいて欲しいし皆優しくていい子で全員好き…
    式日の2人のなんとも言えない距離感や関係性も好きで、心の中にぽつっとスポットライトで残るような、そういうお話集。

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    2025年09月11日
  • GOAT Summer 2025

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    沢山の有名な方達の物語が読めて良かった。ついつい好きな方ばかり読んじゃうのでこういう本はありがたい。内容も濃く面白かった。ホントに510円でいいのか…

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    2025年09月11日
  • スモールワールズ

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    一穂ミチさん2冊目。一気に読んでしまった。同時にエネルギーもかなり消費された。最近人間の持つ闇の部分を感じることが多くなり、その中でどう生きるかもがいている今の私にはありがたい毒のような感じだった。それでもそれぞれの登場人物に優しさが感じられるのが救いにもなったり。他の作品も読んでみたい。

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    2025年09月11日
  • パラソルでパラシュート

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    『この人の目はわたしを値踏みしない。
    何でもないわたしを、何でもない人間として、可も不可もなく見ている。』
    この部分大好きです。
    他人を評価しない人ってそうそう出会えない。

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    2025年09月07日
  • パラソルでパラシュート

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    一穂ミチさん、同い年かつ同じ大阪出身で好きな作家さん。
    今まで読んだ中で古い作品(たぶん)の短編集だけイマイチだったので、今作も古いのか新しいのか、合うか合わないかどうなんだろうとドキドキしながら読みましたが、、

    好きー!!!!

    すぐ夢中になりました。
    それにしても大阪の人で芸人さんをテーマに書くて、すごい。よう書かはったなと今度はそのことにドキドキしながら読みました。

    なんて言うか大変な世界なんわかってるし、素人が口出すな感も伝わってくるし(その割に実際は気軽に好き嫌いやおもろいおもんないも言うんやけど)、でもそのプレッシャーに勝るしっかりしたネタ(しかもベタじゃない)でさすが。
    お笑

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    2025年08月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食にまつわる短編小説。スキマ時間や寝る前のひとときに読みたいなと思って手に取った本。
    古内一絵さんの「ワタシノミカタ」、奥田亜希子さんの「白と悪党」、ぼる塾田辺智加さんの「初恋と食事」がよかった。また同じ作家さんの違う本を読んでみたくなった。
    田辺さんのエッセイ好きです。恋愛って頑張って、背伸びして付き合う時期があってもいいけど、いつかやっぱりボロが出るから、自然体でいかないと、長続きしないなと思った。でもあの経験があるから、今につながっているのかなと思うと、応援したくなりました。

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    2025年08月30日
  • 砂嵐に星屑

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    第一話こそ花形の女性アナが主役だが、他は報道デスク、タイムキーパー、ADと、TVを支える名もなき星屑たちのストーリー。お気に入りはBL風味もお色気シーンもちょっぴり入って、あっと驚く伏線サービスまで一穂ミチの魅力全開な「〈秋〉嵐のランデブー」。

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    2025年08月28日
  • スモールワールズ

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    可愛らしい装丁と表題が可愛らしかったので
    ほっこり系かな?と勝手に思ってたけど、
    1作目のネオンテトラを読んで
    「お?」って思ってから続く2作目「魔王の帰還」で人生のままならない感じ、3作目「ピクニック」、4作目「花うた」の不穏さや、人の心の中に渦巻く狂気の描かれ方がすごく好みでした。
    ミステリっぽい要素もあって、エンタメとしても楽しめました。

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    2025年08月24日