一穂ミチのレビュー一覧
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アンソロジーを読むのは初めてだけど、好きな作家さん揃いで、これは読まねば!と即決し、その日のうちに読み終えてしまった。
紡ぎ出される言葉のトーンやリズム、温度や質感がそれぞれに違って、笑みが溢れて、少しドキドキして、涙ぐむ。どの物語も、とても良かった。
こんな錚々たる作家さんのアンソロジー、誰がどう企画したんだろう。
昔、人にはサードプレイスというものが大事だというのを読んだことがあるけれど、私のサードプレイスは間違いなく本屋さんだ。
読みたい本があるときはもちろん、ないときに立ち寄って、ビビっとくる、本に呼ばれるあの感覚。そうして読んだ本は期待を裏切らずおもしろくて、本屋さんに行くのに夢 -
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ネタバレ【あらすじ】
恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。
第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー!
島本理生 『最悪よりは平凡』特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。
綿矢りさ 『深夜のスパチュラ』バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は?
波木銅 『フェイクファー』大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後……
一穂ミチ 『カーマンライン』日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。
遠田潤子 『道具屋筋の旅立ち』容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の -
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本屋さんを愛する作家5人の本屋さんの物語。
めちゃくちゃ良い!
・「続きは書店で」瀬尾まいこ
主人公のパートナーが「料理の基本」を買う件に吹き出しました(笑)
・「歌うように生きて」一穂ミチ
初々しい青春物語かと思いきや、急展開!
実は青春も続いているような。
・「手に取ってみてみろよ」坂本司
「触って、くらべて、確かめて、ゆっくりじぷの好きなものを選んでほしい」
ほんとにね。
・「小鳥たち」凪良ゆう
「誰でも座れる公園のベンチ」のような本屋さん、理想的です。
一番好きかもしれん。
・「見晴らし書店の一日」三浦しおん
本は「心の窓を開き、見晴らしのいい風景を眺めるためには必須のもの」 -
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『本屋さんのある街で』は、本屋を舞台にした5編の短編集。それぞれが恋愛や結婚、離婚、家族の老いなど、人生のさまざまな場面を丁寧に描き、静かな感動を与えてくれる作品でした。
派手な出来事ではなく、日常の中にある小さな喜びや切なさが積み重ねられ、「何気ない毎日こそが、実はかけがえのない幸せなのかもしれない」と気づかせてくれます。人生経験を重ねた人ほど、登場人物たちの想いに深く共感できる一冊ではないでしょうか。
本屋が人と人をつなぎ、それぞれの人生にそっと寄り添う物語は、時に切なく、時に懐かしく、読み終えたあとも温かな余韻が残りました。
本屋離れや書店の減少が話題になる今だからこそ、街から本屋 -
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★ 4.5
本屋にまつわるアンソロジー
書店がどんどん消えていく現代で、親の代からあった書店を形を替えて受け継ぐ娘。
ガラガラになった商店街に一から駄菓子屋兼本屋を友人と作ろうとする若い男性たちの思い。
色んな思いで、本好きから始まって、本を愛する人たちに本と場所を提供する。
経営が難しいけれど、代々バイクで配達まで無料で行って地域の人たちにも愛される本屋さん。
凪良さんのは先日読んだ短編集の中にあった一編だけど、内容が好きだったから再読出来て良かった。
全体的にほのぼの〜。◕‿◕。
やっぱり私にとっても本屋が近くにあるだけでうれしい。 -
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一穂ミチさん作品は初めてでした。あまりにも良すぎて震え、一穂さんの作品を読み漁ることになりそうです…。
全部良かったのですが、特に「花うた」と「愛を適量」が好きでした。
普段あまり小説で泣くことはないのですが、久しぶりに読みながら少し込み上げるものがありました。でも感動とか泣けるとか、そういう簡単でありふれた言葉で片付けるのが勿体ないと思う、そんな読書体験でした。
時々想像を裏切られたりする感覚が気持ちよく、グイグイ読めました。
出てくる人達はみんな、人間らしい複雑さや、他人らしい分からなさを持っていて、それがすごく良かったなと思います。心の片隅が救われたようなそんな気持ちになれる小説でし -
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ネタバレ百合小説というより二人のかけがえのない運命のお話だと思った。視点が交互に変わって、読みやすい印象。
ずっと一緒にいて幸せになってほしいって思うけど現実はそう簡単ではなくて、辛かった。途中結珠は藤野と、果遠は水人と結婚して瀬々がいて、現実ってそう上手くはいかないけど、結婚して何なら子供もいるんだって思って悲しかった。でも結珠と果遠がまた会える保証がない中で、藤野や水人のようなとてもいい人がいたならば結婚していても仕方ないなって感じた。
果遠が結珠からもらったリボンや防犯ブザーを大切に持ってるところがとても愛おしくて、辛かった。
結珠と果遠、藤野や水人、瀬々、直、チサさん、みんなが光のところ -
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ネタバレ邑子さんと雪乃ちゃんのシスターフッド、結花ちゃんの木南くんへの片想い、晴一さんと広道さんの人生がふとしたきっかけで交わったこと、人と人が関わって紡がれるその人たちだけの関係性が今回も大好きすぎる。
一穂さんの小説に出てくる人たちは本当に一人一人「ここ」に生きているなあって気持ちにいつもさせられて。今回は連作短編だからより一層、角度を変えれば全員が脇役であり主役であって、例えば誰の目にも温和な上司として映っている人だって、みんな完璧ではなくて常に悩みもがいているなあっていうのがすごく愛おしかった。
全部好きだったけど、「眠れぬ夜のあなた」は特に印象的でタイトルの意味がわかると切ない。晴一さんは結 -
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ネタバレ一穂ミチは短編しか読んだことがなかったから長編が自分に合うか不安だったけどめちゃくちゃよかった!
あらすじを読んで勝手に、もっとポップでライトな感じの恋愛小説かと思ってたから良い意味で裏切られた。帯には恋愛小説って書いてあったけど、これ恋愛小説なのか…?
お話全体の雰囲気はふわふわしていて地に足つけてない感じなのに、ところどころ現実を突き付けてはっとさせてくる。まさに、重石をつけて今まさにダイブしようとしている人たちのお話。でもやっぱりどこか空気が軽く感じるのは、主人公を含め登場人物たちが大切な人たちと暮らしているからかなと思った。
未来への明確な不安があるのに「この人たちと一緒にいれば笑っ