一穂ミチのレビュー一覧

  • ナイトガーデン 完全版

    購入済み

    良かった

    最初藤澤さんがめちゃくちゃ感じ悪かったのですが、後半は別人のようでした。でもそれが全然不自然ではなく、色々閉じ込めてしまっていただけで、本当は愛情深くて寂しがりやだったんだなということが分かるので素敵な結末でした。文章が本当に素晴らしいです。

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    2026年04月04日
  • アフター・ユー

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    最初から暗いトーンでハマれるか心配だったけど、夢中になって読んで、久々に夜更かしした。

    ある日突然いなくなったパートナー。
    旅行から帰って来ない。しかも、1人じゃなかった。知らない男性と一緒だった。
    謎を解き明かすべく、男性の妻とともに旅立つ…。

    切ないラストだった。そこに行き着くまでの展開に引き込まれた。なんだか胸がいっぱいです。

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    2026年03月30日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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     もし自分だったらどうするか、容易に答えの出ない問いを読後もずっと考え続けさせられた本書。婚約中の恋人が不意の出来心で犯した電車内での盗撮を許すことができるのか。「盗撮」という比較的軽微な性犯罪である点がミソ。比較的軽微とはいえ犯罪は犯罪であり、一線を超えた人種と区別されることに変わりはない。啓久の姉・真帆子の性格が主人公・新夏と対比させるために、性犯罪は一生許さないと振り切れたスタンスだったのが判断を惑わせる。ただ断罪するのではなく、正しさや贖罪、信頼、愛情など様々な事柄をいろんな立場から深く考え続けることを忘れないでいたい。

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    2026年03月29日
  • スモールワールズ

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    すごく良かった
    新人賞受賞の短編集なので、もっとライトでハートウォーミングな作品かと思ったけど、そんなことはなかった。多様性や孤独といったよくあるテーマなんだけど、人の愚かさや醜さ、ずる賢さや弱さ、諦めや苛立ち、様々な人の感情の複雑さが描かれていて、どの短編もゆっくり心に沁みる。夫婦、姉弟、先輩後輩、親子、加害者と被害者など、それぞれの関係からの人生が面白かった。この作家の他の作品も読みたい。

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    2026年03月28日
  • アフター・ユー

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    1ページ目の同棲している多実が旅行に出て、LINEで連絡不通になった場面からいきなり惹き込まれ、この世界に没入してしまうほど面白さ抜群だった。ミステリー、ファンタジー、ノスタルジー、冒険そしてロマンスとあらゆる分野に跨った小説と言える1冊。
    主人公の川西青吾を始め、訪問してきた多実の弟・康二、出口波留彦の妻・沙都子、五島で会うことになる波留彦の幼馴染の浦耀司、池田みどり…。登場人物がいづれも意味があり、深い縁に結ばれていることが明らかになるとともに、青吾、多実、波留彦、沙都子、耀司、みどりの驚きの過去や、青吾の母のことが明らかになってくる。五島でのテレカを使った公衆電話で繋がる処は話を展開させ

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    2026年03月26日
  • アフター・ユー

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    悲しすぎる( ; ; )
    途中が長く、これは結論出るのかなと思って読んでいたが、後半は怒涛の巻き返しと伏線回収だった。
    これから人を大切に生きて行こうと思う。

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    2026年03月25日
  • パラソルでパラシュート

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    ベッタベタな関西弁で気軽に読める恋愛系〜だけではなく、気持ち的なところまで一歩踏み込めて、シミジミしてしまった。

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    2026年03月24日
  • ツミデミック

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    コロナ禍で人生が狂ってしまった人たちの短編集。怖い話や、読後感が暗い話が多かった。ミステリー仕立てでだんだん真相がわかってくる話もあってドキドキした。

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    2026年03月23日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    自分が女性だからこそ、とても考えさせられる作品だった。

    結婚間近の婚約者による盗撮。
    自分だったら許せるかどうか、分からない。
    でも、「気まぐれでやった」では済まされない。
    さっさと別れた方が良い───
    そう言うのは簡単。だからこそしっかりと、どこまでも相手に向き合う主人公。
    でも、ふとした仕草で二人は道を違えてしまう…。
    盗撮した婚約者の側に立ってみると、ちょっとした出来心だったのだと分かるし、別れることはなかったのではとも思ってしまう。

    盗撮された女子高生が、何故自分を盗撮した相手に声を掛けたのか。
    「振り返った時にがっかりした顔をされた」
    母に「顔が私に似てたら完璧なのに」と言われる

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    2026年03月22日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    よりを戻してハッピーエンドみたいな事にならなくて良かった。いや、それもそれで悪くはなかったし期待していたのは否めない。だからこそ、この終わり方が良かった。
    あなたのしたことは、そうゆうことなんだよ。そして、まだ捕まってない人は捕まったらこんなことになりかねないよって言うのは、スゴク響く気がする。理屈じゃない感情が、とても伝わってきて、その感覚が心地よいものでした。

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    2026年03月21日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    「青春って、すごく密なので」
    新型コロナ禍で話題となった、仙台育英高校野球部の須江監督の言葉をふと思い出した。

    30年の冷凍睡眠から目覚めた今日子と、17歳の双子明日子と日々人の、ひと夏のかけがけのない青春。

    大人になっていく希望も子どもではなくなっていく悩みも全てを内包した青春、その大人と子どもの間の貴重な期間を友達や彼氏と過ごすことを今日子は奪われてしまった。大きく流れる時代に取り残された孤独を抱えながらも、明日子と日々人との出会いが、彼女の青春を取り戻していく。
    明日子と日々人もまた、青春を生きる中で、今日子によって貴重な青春の日々に光がもたらされていく。

    そんな青春の尊さを本書

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    2026年03月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート作品。
    7人の作家が「有栖川ワールド」のキャラクターや世界観などを自由に使って短編を競作している。

    有栖川作品でお馴染みの火村や有栖といったキャラクターが、生みの親の手を離れてもイキイキ活躍していて、各作家のリスペクト具合が伝わる。
    それでいて、作家による文体・ニュアンスの違いも出ている。
    単なるお祭り作品の枠に収まらない、見事な1冊に仕上がっている。

    本作を読むことで、久々に有栖川有栖の作品(元ネタ)を読んでみたくなった。

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    2026年03月19日
  • 光のとこにいてね

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    一穂ミチさんの本に出会えて良かった。
    果遠ちゃんと結珠ちゃんが気になって一気読み。
    数日たっても果遠ちゃんどうしているかなぁと思ったり、2人の名前の意味を考えたり、
    光のとこにいてね。まだまだ余韻が続きそうです。

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    2026年03月19日
  • アイズオンリー 【イラスト付】

    ネタバレ 購入済み

    人の感覚は不思議

    ずっと目が見えなかった人が、なんらかの事情により見えるようになる。ただただ素晴らしい事だという認識だった。見えるというのはそれほど大切な感覚だと信じていた。それが、まさか苦痛を伴うとはつゆ程も思っていなかった。
    先生の着眼点や五感の捉え方に改めて脱帽。

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    2026年03月19日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    【2025年お気に入り本】


    いろんなことがリアルすぎて読んでて
    こっちまで苦しくなった…

    自分が主人公の立場だったらどうするだろう?
    どうするのが正解なんだ?
    って考えさせられる作品。

    久々の恋愛要素強めの作品が
    ここまで重たい内容でしばらくいいや…って
    思ったくらい。

    最終的に主人公が選んだ道は
    間違ってなかったのかも。
    自分でもそうしてたのかも。
    読んでるうちにそう思えてきたくらい
    重いけど心にスーッと入ってくる。
    また改めて読みたい。

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    2026年03月18日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    タイトルと表紙の雰囲気に騙された1人です。

    「ネオンテトラ」で何この本思ってたのと違う!と驚き、「魔王の帰還」でいやちゃんと心温まる系もあるんかい!と驚き、「ピクニック」で語り手の正体にゾッとして、「花うた」で二人の関係性の変化に引きつつ心温まる要素もあり、「愛を適量」で最後の仕打ちにショックを受けて、「式日」で「ネオンテトラ」の男の子が何を考えていたのか知らされて呆然として、終始予想を裏切る展開で面白かった。

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    2026年03月18日
  • アフター・ユー

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    分類が悩ましいですが、恋愛ミステリーかな。
    一人旅に出かけた恋人が海難事故で行方不明に。しかも見知らぬ異性と二人連れだったらしい。複雑な不安を胸に恋人の消息を追う主人公を待つ真実とは・・・

    設定も展開も決して斬新ではないのに、すごく引き込まれた作品です。
    熱いわけでも冷めているわけでもない。ただ長い時間を一緒にいるのが当たり前だった恋人が消えたときの何とも言えない空虚・喪失感が伝わってきて、そこからは結末が気になってしまって一気読みでした。

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    2026年03月15日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    これ好きだー最後涙が止まらない。青春とか、家族とか、未来とか、今とか、、、切なくて尊いものを見せてくれるた。

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    2026年03月14日
  • アフター・ユー

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    40歳を過ぎた2人が結婚せず同棲をして10年。
    穏やかに暮らしていたけど、彼女が1泊の旅行に行き連絡もなく帰ってこない。
    行方を探して彼女の故郷に行く。
    そこで彼女の知らなかった過去が分かってくる…
    奥さんとか彼女が出て行って探し、彼女の知らなかった一面を知る
    って本、3冊目だなぁ…と思って読んだ。
    ただこの本はファンタジー、ミステリー要素もあり、前に読んだ2冊とは少し違った。
    2人が良くて同棲という形をとるなら問題ないと思ってたけど、捜索願1つだすにもこういう関係だと立場が弱くてなんとかしてあげたかった。
    お互い大切だから、全てとは言わないけどやっぱり大切なことはその時にちゃんと伝えないとい

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    2026年03月14日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    すごい……………

    カフネに続き、非常に刺さった

    恋愛とも友情とも言えないようなゆずとかのんの関係……

    救いようのない酷い大人たちも出てくるんだけど、最終的に彼女たちを支えてくれるパートナーや近所の大人たちはとても素敵でよかった

    夫2人!!!いい人すぎる!!!!

    私と一緒にいてね、ではなく光のとこにいてね、はかのんとゆずだけではなく夫達の気持ちでもあるんだろうなぁと思い、彼らにも感情移入して読めた


    汝、星のごとくやカフネもそうだけど、風景の描写が綺麗でそこも好きポイント


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    2026年03月14日