一穂ミチのレビュー一覧
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各人の本屋“愛”と個性が滲み出る素敵なアンソロジーだった。
収録作品全部良い、好き!って思う事なんて滅多に無いから相当クオリティ高いと思うんだよね。
自分が本屋とか書店が好きだからそう感じるんだろうか。
瀬尾さんの『続きは書店で』は読むと心が洗われる。
菅原君のキャラが最高なんですよ。
彼に本を紹介されたいぐらいだわ。
一穂さんの『歌うように生きて』はどうしようもなくて泣いて、凪良さんの『小鳥たち』は切ないけど温かくて泣いた。
坂木さんの『手に取って見てみろよ』では本屋経営の裏側を知れて面白かったな。
短くてもちゃんとお仕事小説してて、めっちゃ好きだ。
三浦さんの『見晴らし書店の一日』では書店 -
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短編5編
瀬尾まいこさんの「続きは書店で」
は、読んでいて、え?、この人なんか知ってる⋯ってなって、
『強運の持ち主』の登場人物だ!って気づいてテンション上がった!
占い師ルイーズ吉田でてくる!
思わぬ続編が読めて嬉しい。
その中のフレーズもいい
大きな変化などそうそうないし、望んでもいない。だけど、本がやってくる。そんなちょっとしたことで、私たちの暮らしに少しだけ風が吹く。それだけでありきたりな毎日は十分愛しくなる。
いい言葉だなぁ
本があるという、ちょっとしたことでワクワクしたり、嬉しくなったりする
私の心に響いて心地よかった
他の作家さんの短編も良かった
もっと街の本屋さんが増 -
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楽しみにしていた、一穂ミチさんの短編。
みんなそれぞれに「かけがえのない存在」がいて。それに気付くことが出来ること、その存在がいることってすごい幸せなことなんだな。
"燃える思いも焦げるせつなさも、わたしたちの間には存在しなかった。ふたりとも、そういうのに向いていない。ささやかな意見の一致を見出した時の喜び、共感のほのかな温もりを互いに持ち寄り「恋人」という箱の中に詰め込んで成形した、それでいいと思う。"
"始まりたての人生に用意されていたたくさんの扉は、いつしかぱたんぱたんと閉じられていく。自分で閉める時もあるけれど、ほとんどはタイムリミットによって、登校時 -
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ネタバレ小説新潮のテーマに合わせてその時々に書かれた短編集。
どうしてもネタバレになってしまうので
以下、未読の方でネタバレ絶許な方はご注意ください。
イマジナリーな猫と生活する彼女の話や(エンパイアライン)
彼の家に出奔した元妻が時折現れるお話(わたしたちは平穏)
48歳、開けていた扉より閉じていく扉が多くなり、ままならない日々を送る緋佐子のお話(月を経る)に
23年ぶりに単身赴任から帰ってきた夫の目元から見える粘膜とは…のお話(あなた)
甥っ子が1人で東京から
母を一緒探して欲しいとやってきたお話(すげえ泣くじゃん)
施設で暮らす大叔母がなぜか口笛しか吹かなくなったお話(たぶんそんな感じ)の
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爽やかな小品集。とても良かった!!
第1話 通勤電車で透明人間と会話しているおじさんを見かける。合コンで出会ったマリは猫を溺愛している。つきあいだして半年後に家に招かれた。行ってみると猫はいなかった。エア猫だったのだ。同棲を始めた。マリはエア猫セッコのために猫タワーを組み立てる。ある日子猫を拾う。連れて帰ったら、セッコがびっくりすると言われる。セッコが原因でマリと喧嘩して出て行ってしまった。
第2話 井子は若月さんと同棲を始めた。若月さんの家は平屋の一戸建てだ。そして女の人が現れる。アルバムの中にその人はいた。若月さんの元妻らしい。離婚届を残して出奔した。
第3話 すごい月経過多だった。 -
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ネタバレ「プロポーズされた翌日、恋人が盗撮で捕まった」
なんという掴み!圧倒されて、最後まで一気読みしてしまった。
出来心で女子高生のスカートの中を盗撮ってのが、俺には全く理解できない価値観と性癖。しかも酔っぱらってるとか疲れすぎてて正常な判断ができない状況とかでもない。こういうヤツほんまにおるんやろな。
前半は彼氏が盗撮したことで、人生が一変する彼女側のカメラマンの新夏が主人公。そりゃもうとんでもなく可哀そうなまでに葛藤する。本人は何も悪いことをしておらず完全に振り回されてる側なのに、罪悪感とか裏切りの気持ちを抱いてしまったり、可哀そうすぎて読んでて吐きそうになった。
とっとと別れてやれば良い -
Posted by ブクログ
「不在」と「喪失」から優しい愛にきづかされるという作品。忘れられない作品になりそうです。
日常が突然失われ、その原因を探るために長崎の遠鹿島へ向かったのは、遭難した多実と暮らしていた川西青吾。そして遭難時、多実と一緒にいた波留彦の妻の沙都子。2人がたどり着いた真実は、過去から手繰り寄せたものでした。
全てが分かり、悲しみが溢れだしたときの日常の切なさがたまりませんでした。誰が悪かったのかと逡巡する思いに自らも含めていることに、悲しみの大きさを感じました。
先が気になりどんどん読み進めた後にたどり着いた結果は、「アフターユー」という言葉と同じ、優しさでした。
一穂ミチさん、心に残る小説を -
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大好きな一穂ミチ先生の短編集。
ちょっと不思議な感覚のお話たち。
一穂ミチ先生の軽妙な文章や会話劇で、深刻だったり不穏だったりするシーンも生き生きしたセリフにクスッとしたり、軽やかに進んでいってとても読みやすいし、嫌な気持ちになることがなかったです。
一番好きだな、と思ったのは
「月を経る」共感だったし、保さんがすごく素敵。
「エンパイアライン」も好き。ちょっと不思議で共依存っぽい感じが好みだった。
「すげえ泣くじゃん」は余韻が残って、なんとも言えない気持ちになりました。
全部良かったです。
「たぶんそんな感じ」自身も親のこととか、大人になって初めて知ることとかたくさんあって、当たり前だけ