一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本屋さんをテーマにした豪華執筆陣によるアンソロジー。
本屋さんが好きなので楽しみにしていた作品。
本屋さんをテーマにしつつ、本屋さんを利用する人だったり、本屋さんで働くする人だったり、本屋さんを始める人だったり、本屋さんを受け継ぐ人だったり、舞台も関係性も様々。
どの作品も本屋さんへの愛が描かれていて、どの作品も短編ながらおもしろかったけど、一穂ミチさんの「歌うように生きて」が衝撃的で切なかった。
この始まりからこの結末に着地するのかと驚かされた。
でもどの作品も読み終えた時はスッキリとした気持ちになって、家の近くの本屋に行きたくなる。
本屋さんの現実的な危機とかも描かれてはいるけれど、それ以 -
Posted by ブクログ
よかった。すごく引き込まれて、一気読みしてしまった。
最初の章からよかった。子ども時代、大好きな友人ができたときの、あのワクワク感、会いたい感、会えなかったときの切なさ、そんな気持ちのとき、自分を包む風景のひとつひとつが、すごく「ある」感じで、匂いや光と一緒に立ち上がってきた。これは自分の物語なんじゃないかと思った。
親の都合での突然の別れ、その後、高校生の思春期特有の中途半端な出会い…と思いきや、実はしっかり追いかけて来てくれた彼女。また切ない別れを経て、やっと大人になってからの再会。そこでもまだ家族の呪縛がある。
けれど、だんだんと、光の方へ行く。やっぱり子どもの存在は大きいね。
最後は -
無料版購入済み
コロナか真っ最中は、これを題材にした漫画や小説は読めませんでした。今やっと読めるようになりました。あの時は辛かったなあという想いでと共に読みました。
三角関係は当たり外れあるのですがこれは好きです。かなり切ないですけどね。原作者の方は初めましてだったのだけど自分に合っていたようです。
続がとても気になる作品です。 -
Posted by ブクログ
ストレスを感じながら読んでいたのに、読後は
ほうっと、いい読書体験をした感覚だった。
前半の途中までは、新夏にうっすらと苛立ちを感じるシーンが多々あり。
友人や、啓久の姉の言うことのほうがまだ理解できるとさえ思い、彼女らは踏み込んでまでして新夏に助言しているかもしれないのに、そんなにマイナスに受け取るんだなあと。
新夏の立場で、傷つくのは当然だし混乱して平常の心理状態でないのだとしても…
恋人とはいえ別人格なんだから、完全に分かろうとするのは自己満足に過ぎない気がするし、今、自分の罪に苦しんでいる彼に対して、息の根を止めるくらい斬りつけるようなことをする必要があるのか?
…などとモヤモヤし -
Posted by ブクログ
愛ってつまりなんなんだろう。いろんな小説、いろんな恋愛の話に触れるたびに私が思うことはまさにこれで。そこに正しいも、正しくないも無いと思いながらも自分の物差しでしか愛というものを考えられない時があって。そんな中でいろんな愛の形が散りばめられたこの「光のとこにいてね」に出会えたのは本当に幸せな読書体験でした。本書の中で3回、異なるタイミングで出てくる「光のとこにいてね」という言葉。解説にもあった、「あなたの光になりたい」訳でもなく、「あなたを照らす光になりたい」訳でもない、ただ純粋にあなただけは光の差すところで幸せに生きていてという祈りにも近い言葉に何度泣きそうになったか。結珠と果遠だけじゃなく
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Posted by ブクログ
ネタバレコロナ禍は私たちの毎日や常識を変えた。
それを思い出させてくれる本。
読み終わるのがもったいなくて、ちびちび読みました。
人間ってこんな醜いのかな、と思うと同時に、そんなものかもしれないという思いが同居する。
謙虚であることが正しいわけじゃない。正論が正しいわけじゃない。
文庫書き下ろしの「わたしの春」、最高でした。
著者の思いがたくさん詰まった傑作でした。
改めて、直木賞おめでとうございます。
以下はお気に入りの文の引用です。
「この人は、わたしが楽をしたら自分が損をするとでも思ってるんだろうか。」
「パニック状態で身勝手な言動を取ってしまったんじゃなく、人間性の地金があらわになっただ