一穂ミチのレビュー一覧

  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    私のは『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』で、その1冊。文庫サイズだけどハードカバーで、おどろおどろしい表紙が素敵。ボックスのにゃんこはかわいい。

    『828-1』は文庫版『身から出た闇』で読んでいたので再読。「死神」の定義が妙に納得できて怖い。そういうものかもなと思うと、ふと頭に繰り返し浮かぶ言葉を訝しんでしまう。

    一穂ミチさんは初めましてだったけど、その「体験描写」がとてもリアルで「視える人ってこうかも」と思えるほど。憑かれる理由も抗う様子も生々しくて読んでいて力が入った。

    鈴木光司さんのお話はまるでドキュメンタリーを追っているかのよう。モキ

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    2026年03月05日
  • メロウレイン 完全版(下)

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    どハマりした、ふったらどしゃぶり
    の、後日談集なので安心安全何の心配もなく
    ただただ幸せな二人を生暖かい目で愛でる………
    そんな時間が楽しかった
    上巻も同様

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    2026年03月03日
  • メロウレイン 完全版(上)

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    どハマりした、ふったらどしゃぶり
    の、後日談集なので安心安全何の心配もなく
    ただただ幸せな二人を生暖かい目で愛でる………
    そんな時間が楽しかった
    下巻も同様

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    2026年03月03日
  • ナイトガーデン 完全版

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    ふったらどしゃぶり
    を、読んだらこれも読まずにはいられない

    前作で整との関係に区切りをつけたもう一人のカズアキこと藤澤和章と新しいパートナー柊との、甘ったるい物語
    和章も幸せになってくれて良かった良かった

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    2026年03月03日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    スモールワールドに続いて
    一穂ミチさんを読むのは2冊目

    こっちの方が個人的には好きです。

    30年後の世界で目覚めたと聞くと
    SFっぽいけど、
    どちらかと言うと青春小説

    30年前の描写もわかるし、
    その延長にあるってことも納得

    最終ページの初出を見ると、
    2016年とありびっくり…

    1995年からちょうど30年経ったから
    出したんじゃなかったんだ…

    文庫化にあたり、コロナとか予言なんかを
    加筆していたようですね。
    だから違和感なかったんだ。

    あと、文庫版での書き下ろしで
    本編のスピンオフが追加されていて
    それも大変楽しめました。

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    2026年03月03日
  • 二周目の恋

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    全部の話が読みやすく、おもしろかった

    特に、綿矢リサさんの「深夜のスパチュラ」は、バレンタイン前夜の片想いする女の子の焦る心情の文章が共感すると共に引き込まれてた。

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    2026年02月23日
  • GOAT Summer 2025

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    とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。

    収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。

    とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。

    こういう話大好き。

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    2026年02月22日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    ネタバレ

    生身の人間の感情と人間関係を描くのが本当に上手すぎるし、登場シーンが数ページのいわゆる脇役の人たちにもなんだか思いを馳せてしまうし、SFの一言で済まされないお話。
    沖津くんを見に行ったデパートの屋上で「いっそ何もかも違ってたらいいのに」「私の世界が半端に残ってるのに全然嬉しくない」って今日子が気持ちを吐露するシーン、すごくリアルな感覚だなあと思った。30年ってそう、絶妙だよね。全く違う世界ではないけど決定的に違っていて、大事な人や好きだった人の人生からは当たり前に置き去りにされてて。タイムリープものが大好きで色々な作品に出会ってきたけど、実際にもし自分がそうなったら普通にこういう感覚になるかも

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    2026年02月18日
  • GOAT Summer 2025

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    テーマは“悪”

    ダースベーダーもジョーカーもドロンジョも、嫌われてなんぼの悪役だけど、悪びって粋がる合間に見せるちょっとした何かが、妙に萌えてしまう。

    何を“悪”とするかは自由自在で、時には何層にも覆い隠して姿すら見せないものも……創作するものにとって魅力的な“悪”
    ひょっとしたら“文学”とは“悪”を表の世界に引き摺り出す作業だったりして。

    黒と緑
    本全体からおどろおどろと漂う質感
    さらに、行きつ戻りつスキマ時間でつまみ食いの許される値段。
    ただ、寝落ちに注意。
    顔面打撲が恐ろしいほど、分厚いから。

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    2026年02月13日
  • 青を抱く

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    別レーベルで出版されていた方をずーっと積読していたのですが、うかうかしているうちに角川から修正加筆版が出版されてしまったので、こちらを読みました

    一穂ミチ作品は何冊持ってても無問題ですからね
    2冊隣に並べたいと思います

    結論から言うと
    めちゃくちゃ泣いた
    何度も泣いた

    最初はキュンキュンしてただけなのに
    どんどん深く苦しくなっていって
    辛くて泣きながら読みました

    何で一穂ミチ作品のBLって
    幸せなだけじゃないんだろう

    世の中にハッピーで浮かれただけのBLなんて溢れまくっているのに、こんなにも藻掻きながら生きなきゃいけないなんて

    でもそんな幸せの形を、こちらが決めることさえ烏滸がまし

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    2026年02月13日
  • 砂嵐に星屑

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    よかった…まずタイトルがいい。砂嵐は放送が終わったTVである。その向こうに微かに見えるまたたきである。
    こんなに言葉を的確に、揺れ動き正体の掴みづらい心を表すことができるのか、と驚きの連続だった。
    例えば、「Bコースの答え」。本音と建前、と言うところである。Bコースは本筋から逸れてはいるが、まったくの嘘ではない。いわば、右に行くか左に行くかの違いである。
    そういった、言葉で説明するのは野暮になりかねない微妙なところを美しく表現するのだ。
    一穂ミチさん初読みでしたが、とっても好きな作家さんになりました。繰り返し読みたい本のため⭐︎5です。

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    2026年02月13日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    「それでもわたしはここに来た。結珠ちゃんにもう一度会いたかったから」
    そんな純粋さを、ただひたすらに眩しく思う。


    「光のとこにいてね」というのはいつも果遠だけど、結珠にとっての「光」は果遠じゃないか、と思わせる数々の描写。なのに果遠の方から遠ざかっていく。
    結珠はずっと、「光のとこ」を選べない。


    もどかしいけど、大人になるに連れて増える自由と引き換えにしがらみもまた増えていく。
    選ぶ自由ができたからこそ、選択に躊躇いができて選ぶことができない。
    純粋に自分の気持ちを大切にできた幼い時とは違うということを、明確に表現してる。



    忘れられない『特別な人』、誰にも教えたくない『特別な人』

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    2026年08月08日
  • GOAT Summer 2025

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    今回のテーマは悪。改めて悪は人間特有の観点であり、様々なストーリーを色付けする重要な要素であることを再認識させられました。今回も大満足

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    2026年02月07日
  • ブルーモーメント

    無料版購入済み

    苦しかったあの時代を思い出して辛くなりました。でもymz先生は昔に比べて線がすっきりしてとても見やすくなったし、コロナと恋愛の両方に後ろめたさを感じたりする心情がリアルで引き込まれました。

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    2026年02月05日
  • ナイトガーデン 完全版

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    ふったらどしゃぶりのスピンオフ
    私としては
    和章救済ともとれるこのお話はとても好きです
    柊といることで感情豊かになっていく和章を見るのが
    なんとも幸せでした(*˘︶˘*).。.:*♡
    おじいちゃんの葬儀で柊が髪を染めるところ
    和章のなんとも嫌そうな感情が特に好き
    ベッドの上ではあんなに甘々なんだね(/ω\*)♡
    二人の新生活の話!?
    次作で読めたりするのだろうか
    あー期待!

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    2026年01月30日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    元々ライトノベル向けレーベルから出版された作品ということもあり、かなり強引な展開やSFチックな設定が出てくるので、一般文芸書と同じように読むとツッコミどころがいっぱい出てくると思う。だけどそんな読書は楽しくないので、多少の強引さには目をつぶり、童心に帰ったつもりで読むと、自分は世代的に今日子とほぼ同じということもあり、彼女が回想した30年前の風景が懐かしくてかなり心に響いた。いわゆる「エモい」ってやつですわ。
    それにしても一穂さんって女子の一筋縄ではいかない心情を描くのが上手いなあ。ラストは恐らくこれ系のお話だとよくあるパターンなんだろうけど、それでもくっときちゃったからねえ。
    本編の後に収録

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    2026年01月24日
  • 砂嵐に星屑

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    春夏秋冬に分かれた短編集、冬の物語がイライラしつつも1番心に響きました
    いろんな人がいて本心では何を考えているのかわからない、小説はいろんな人生を覗き見することができて楽しいなと改めて感じました
    最初関西弁に馴染みがあまりなく読むのに苦戦しましたが、春の途中あたりからすんなり頭に入ってくるようになりました
    大阪の背景などがわかるともっと入り込めるのかなと思いました

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    2026年01月24日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    遺伝子の影響で仮死状態で眠り続けなければ
    本当に死んでしまう少女「今日子」と親戚家族の青春物語。
    わずか数日間の出会いが、切ない。


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    2026年01月22日
  • ふったらどしゃぶり~When it rains, it pours~ 完全版

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    ネタバレ

    ボリュームを感じさせない
    気付いたら読み終わってました!
    色んなところが刺さる(꒪꒳꒪;)
    私も顔作ってるなと…wそこじゃないだろw
    心が要所でかき乱された(/ω\)
    中盤以降~
    正直になる!簡単なようでムズいね

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    2026年01月17日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    今日子と明日子・日々人のみずみずしいひと夏の物語。今日子は30年前からやってきた高校生。高校生同士の話、やり取り、うまくいかなくてやるせない感情、相手を思う感情が、夏休みの日常の中でキラキラと輝いて見えるお話でした。
    よくあるSFのように未来に来て喜んですぐ馴染む、みたいなことはなく、その戸惑いや葛藤がすごくリアルだし、そんな今日子を思いやる明日子・日々人の想いが心温まります。
    物語は意外と唐突にエンディングですが、特典ストーリーがたくさんあって、違う視点から物語の広がりをつくっていてステキです。全部ひっくるめて一つのストーリーかな。
    ハッピーエンドではないかもですが、すっごく良い読後感。みず

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    2026年01月13日