一穂ミチのレビュー一覧

  • スモールワールズ

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    すごく良かった
    新人賞受賞の短編集なので、もっとライトでハートウォーミングな作品かと思ったけど、そんなことはなかった。多様性や孤独といったよくあるテーマなんだけど、人の愚かさや醜さ、ずる賢さや弱さ、諦めや苛立ち、様々な人の感情の複雑さが描かれていて、どの短編もゆっくり心に沁みる。夫婦、姉弟、先輩後輩、親子、加害者と被害者など、それぞれの関係からの人生が面白かった。この作家の他の作品も読みたい。

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    2026年03月28日
  • パラソルでパラシュート

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    ベッタベタな関西弁で気軽に読める恋愛系〜だけではなく、気持ち的なところまで一歩踏み込めて、シミジミしてしまった。

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    2026年03月24日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    「青春って、すごく密なので」
    新型コロナ禍で話題となった、仙台育英高校野球部の須江監督の言葉をふと思い出した。

    30年の冷凍睡眠から目覚めた今日子と、17歳の双子明日子と日々人の、ひと夏のかけがけのない青春。

    大人になっていく希望も子どもではなくなっていく悩みも全てを内包した青春、その大人と子どもの間の貴重な期間を友達や彼氏と過ごすことを今日子は奪われてしまった。大きく流れる時代に取り残された孤独を抱えながらも、明日子と日々人との出会いが、彼女の青春を取り戻していく。
    明日子と日々人もまた、青春を生きる中で、今日子によって貴重な青春の日々に光がもたらされていく。

    そんな青春の尊さを本書

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    2026年03月21日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート作品。
    7人の作家が「有栖川ワールド」のキャラクターや世界観などを自由に使って短編を競作している。

    有栖川作品でお馴染みの火村や有栖といったキャラクターが、生みの親の手を離れてもイキイキ活躍していて、各作家のリスペクト具合が伝わる。
    それでいて、作家による文体・ニュアンスの違いも出ている。
    単なるお祭り作品の枠に収まらない、見事な1冊に仕上がっている。

    本作を読むことで、久々に有栖川有栖の作品(元ネタ)を読んでみたくなった。

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    2026年03月19日
  • アイズオンリー 【イラスト付】

    ネタバレ 購入済み

    人の感覚は不思議

    ずっと目が見えなかった人が、なんらかの事情により見えるようになる。ただただ素晴らしい事だという認識だった。見えるというのはそれほど大切な感覚だと信じていた。それが、まさか苦痛を伴うとはつゆ程も思っていなかった。
    先生の着眼点や五感の捉え方に改めて脱帽。

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    2026年03月19日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    タイトルと表紙の雰囲気に騙された1人です。

    「ネオンテトラ」で何この本思ってたのと違う!と驚き、「魔王の帰還」でいやちゃんと心温まる系もあるんかい!と驚き、「ピクニック」で語り手の正体にゾッとして、「花うた」で二人の関係性の変化に引きつつ心温まる要素もあり、「愛を適量」で最後の仕打ちにショックを受けて、「式日」で「ネオンテトラ」の男の子が何を考えていたのか知らされて呆然として、終始予想を裏切る展開で面白かった。

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    2026年03月18日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    これ好きだー最後涙が止まらない。青春とか、家族とか、未来とか、今とか、、、切なくて尊いものを見せてくれた。

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    2026年03月14日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    花うたが心に残りました。手紙のやりとりだけで進むふたりの物語。秋生と深雪がお互いの言葉で変わっていく様子がすごく良かったです。

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    2026年03月14日
  • イエスかノーか半分か《コミック版》(1)【電子限定おまけ付き】

    購入済み

    素晴らしいコミカライズ!

    あまりの面白さに既刊3巻まで一気に買ってしまいました。原作小説まで手を出してしまい、原作には原作のセリフ掛け合いの面白さがあってノックアウト。
    でもでも、原作のテンションを壊さないコミカライズがあってこそ!たどり着けた原作小説です。
    コミカライズでは特に、アナウンサーの国江田計の顔、端正な微笑が多めで最高です。絵で納得させるマンガ家さんはすごすぎ。本当に素晴らしい。ぜひぜひ末永く続きをお願いします!!

    #カッコいい #笑える #胸キュン

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    2026年03月14日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    ネタバレ

    【あらすじ】
    昔好きだった男性の息子と、ふたり旅 「感情旅行」一穂ミチ
    崇拝していたインフルエンサーが電撃結婚!「独身の女王」麻布競馬場
    友人が付き合い始めたのは、元恋人だった「オレンジシャドウの憂鬱」砂村かいり
    脛に傷持つふたりの行く末は――「さみしがりやの恐竜たち」こざわたまこ
    恋人へのひどい仕打ちを止められない「不機嫌依存症」田中兆子
    名前も知らないカフェ店員への想い「出会い」朝比奈あすか
    冒険しない三十三歳、それで正解?「振りかぶって、さよなら」千加野あい
    友達がほしかったはずなのに――「となりの独り」カツセマサヒコ

    とびきり不幸でもないけれど、完璧な幸せでもない。そんな「30代」を

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    2026年03月10日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    とても読みやすくこの先どうなるの??
    と好奇心をくすぐられてあっという間に読めました。

    私はマカンマランの世界観がとても好きなので、この中でのやはり古内一絵さんの『ワタシノミカタ』が一番胸が熱くなりました。その中で心に残った一文です!

    『人生を丸ごと自分だけのためだけに使い切って何が悪い』古内さんの作品らしいなぁと!笑

    他の小説もエッセイも全部とっても美味しくいただきました(o^^o)

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    2026年03月06日
  • パラソルでパラシュート

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    芸人さんの話。なぜか「花火」の悲哀な感じが似通っている。芸人さんは確かに最終目的像のわかりにくい職業だ。テレビに出るより舞台で漫才やコントする方が好きな人もいるだろうし、番組持ちたいとか、俳優さんになりたいとかでもアリな気もする。

    美雨は29歳で受付嬢。30歳になったら退職しなければならない職場で働いている。誕生日プレゼントにもらった音楽ライブ先で靴擦れになってめちゃめちゃ痛かったのだが、変な男についてくるように言われてついていってしまう。男は手当してくれて、チケットをくれた。お笑いライブだった。

    お笑いライブの打ち上げに誘われて、ついて行ってみる。彼らはシェアハウスで住んでいるらしく、ま

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    2026年03月05日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    私のは『角川ホラー文庫30周年記念 最恐の書き下ろしアンソロジー 特装版BOXセット』で、その1冊。文庫サイズだけどハードカバーで、おどろおどろしい表紙が素敵。ボックスのにゃんこはかわいい。

    『828-1』は文庫版『身から出た闇』で読んでいたので再読。「死神」の定義が妙に納得できて怖い。そういうものかもなと思うと、ふと頭に繰り返し浮かぶ言葉を訝しんでしまう。

    一穂ミチさんは初めましてだったけど、その「体験描写」がとてもリアルで「視える人ってこうかも」と思えるほど。憑かれる理由も抗う様子も生々しくて読んでいて力が入った。

    鈴木光司さんのお話はまるでドキュメンタリーを追っているかのよう。モキ

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    2026年03月05日
  • メロウレイン 完全版(下)

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    どハマりした、ふったらどしゃぶり
    の、後日談集なので安心安全何の心配もなく
    ただただ幸せな二人を生暖かい目で愛でる………
    そんな時間が楽しかった
    上巻も同様

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    2026年03月03日
  • メロウレイン 完全版(上)

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    どハマりした、ふったらどしゃぶり
    の、後日談集なので安心安全何の心配もなく
    ただただ幸せな二人を生暖かい目で愛でる………
    そんな時間が楽しかった
    下巻も同様

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    2026年03月03日
  • ナイトガーデン 完全版

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    ふったらどしゃぶり
    を、読んだらこれも読まずにはいられない

    前作で整との関係に区切りをつけたもう一人のカズアキこと藤澤和章と新しいパートナー柊との、甘ったるい物語
    和章も幸せになってくれて良かった良かった

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    2026年03月03日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    スモールワールドに続いて
    一穂ミチさんを読むのは2冊目

    こっちの方が個人的には好きです。

    30年後の世界で目覚めたと聞くと
    SFっぽいけど、
    どちらかと言うと青春小説

    30年前の描写もわかるし、
    その延長にあるってことも納得

    最終ページの初出を見ると、
    2016年とありびっくり…

    1995年からちょうど30年経ったから
    出したんじゃなかったんだ…

    文庫化にあたり、コロナとか予言なんかを
    加筆していたようですね。
    だから違和感なかったんだ。

    あと、文庫版での書き下ろしで
    本編のスピンオフが追加されていて
    それも大変楽しめました。

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    2026年03月03日
  • スモールワールズ

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    この本を購入してからずっと積読にしていたことを後悔した。もっと早く読んでおけばよかった。この本はこれから先の人生できっと何度も読み返すのではないかと思う。宝物のような1冊に出会えた。

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    2026年03月02日
  • 二周目の恋

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    全部の話が読みやすく、おもしろかった

    特に、綿矢リサさんの「深夜のスパチュラ」は、バレンタイン前夜の片想いする女の子の焦る心情の文章が共感すると共に引き込まれてた。

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    2026年02月23日
  • GOAT Summer 2025

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    とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。

    収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。

    とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。

    こういう話大好き。

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    2026年02月22日