一穂ミチのレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 購入済み初めて読む作家さんではあったが、人間の小さな心の機微を書くのが上手だなと感じた。
特に「ピクニック」「愛を適量」の2編が気に入った。
「ピクニック」は母親にも祖母にも感情移入してしまい、小さな娘の命が失われたばかりなのに犯人扱いし心を壊してくる医者や警察が敵に思え憤りを感じながら読んでいたのに最後でひっくり返される。でも祖母が悪い訳でもなく、刑務所に入る事に意味もなく、真実を見つける難しさと適切な医療へと繋げる難しさなど、リアルだからこそ色々と想いを巡らせてしまった。
「愛を適量」ではどちらの心情も理解でき、泣けた。親子そろって不器用で適量が理解できず、周りから見放されてしまったが、娘(息子? -
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ネタバレ好きが詰まった盛り合わせ!めっちゃ良かった!
最悪よりは平凡 (岛本理生)
魔美のしんどさがしんどくて、それでも好きな人ができてこれから始まっていく感じに、人生捨てたもんじゃないよねと思えた。
深夜のスパチュラ (綿谷りさ)
ひとりで買物行く時のグルグルハイテンション感にめちゃくちゃ共感。スパチュラに泣けちゃう気持ちもわかりみしかなかった。
カーマンライン (一穂ミチ)
回想から始まるストーリー展開に安心感。「ホテル・ニューハンプシャー」読んでみようと思った。
無事に、行きなさい (桜木紫乃)
「アプンノ パイエ」の言葉の意味と2本の線のデザインがそのまま主人公へのメッセージになっていて良か -
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大好きな有栖川有栖の、デビュー35周年のトリビュート作品集。
どれも非常に面白い…!!
一番印象に残ったのが有栖川有栖嫌いの謎。
いとこに有栖川有栖の本を借りようと思いお薦めを訊いたらボロカスにけなされたんだけど、その割には全部読んでる?なぜ?というお話。
面白いなぁ。よくこんな発想できるよなぁ。
『幽霊刑事』を、「タイトルがピーク。背表紙だけ見てればいい」とバッサリ切り捨てるところなど、もうとにかく笑ってしまった。
夕木春央と今村昌弘しか読んだことなかったけど、他の作家のも読んでみたくなった。
その前にもう一度アリスシリーズから読み直したいな。
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ネタバレ重いテーマであったが一気読みしてしまった。いつもはあらすじを見て何となく結末を予想するが、この作品に関してはどういった結末になるのか全く予想出来ず、第1章の後半、ラブホテルの行でなるほどこれで落ち着くのかと思いきや、そうならない所に現実感を感じ、苦しい気持ちになった。ハッピーエンドでもバッドエンドでもなく、何となくモヤモヤした感は残りつつ、でも実際にリアリティのある結末であったと思う。
主人公である新夏と啓久が身近に居そうな若者であり、家族や友人・知人の言葉に時に反発する所も随所にあり、ご都合主義で終わっていないところも高評価になった理由である
最近、一穂氏の小説を読む機会ができたのだが、スト -
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一穂ミチさん、実在する固有名詞や小物をモチーフに使いながら、その時代のリアルな世界を鮮やかに描く人だと思うのですが、この作品だけはちょっと異質で、オカルトというか、ファンタジーっぽい要素が入ってる不思議な話です。
嵐と栫の関係に恋愛的な甘さがほぼないのですが、そこらの恋人に負けないくらいお互い相手の理解度が半端なくて、ある意味感動します。
栫の酷い言葉で傷つけられても、まともな人間関係を築けない、いろんなものが欠けている栫のために涙を流してしまう。嵐の考え方や優しさに切なくなります。
栫は客観的にみて壊れている人なんですが、それでも、過去の自分の言動に後悔し罪悪感に囚われて苦しんでいた嵐を -
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恋人とは、血縁でも制度でもなく、好意と信頼だけで成り立つ関係だ。その関係が家族へ移行しようとした瞬間、盗撮という性犯罪が発覚する。
本作は、その事実を前にして下される選択と、そこに絡みつく感情の複雑さを真正面から描いている。
別れるか、許して共に生きるか。選択肢は単純でも、感情は決して二分できない。30歳という年齢的な焦り、昨日まで確かに存在していた愛情、「これを失っていいのか」という現実的な打算。
それらが絡み合い、主人公・新夏の思考は堂々巡りを続ける。その姿は、読む側の倫理観や価値観を容赦なく揺さぶってくる。
犯罪という明確な「線」を引ける出来事でありながら、それ以前から積み重なって -
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あぁー!恋したい!恋したくなるわぁー!!(既視感)
てな訳で下巻です。
上巻の感想で大体言いたい事は言い切ってしまったのですが、下巻は恋人になった2人がこれからもお互いに恋をし続けて行くであろう、というロマンティックがより止まらない構成になっていた気がします。
シンデレラのその先は幸せだったのか論争で言うと(一時期流行りませんでしたか?気のせい?)一晃と整は理想系だなあ。
同期会で整が勘違いしてヤキモチを妬く話が好きだったのですが、一穂さんは女性の気持ちを描くのも本当にお上手だなと再認識し、感心しました。
下巻での季節の移り変わりや日常の景色が美しく表現される担当は和章と柊のカップルでし -
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人と知り合うのは、新たな自分を知ったり、お互い、いい刺激になって、成長していける。『イエスかノーか半分か』のあの竜起くんが、怒ったり、嫉妬したり、緊張したり、今まで知らなかった表情を見せてくれて楽しかったです。深くんは一つのことに、あそこまで身を捧げるものがあるってすごいなと、栄さんとの関係も良かったし、最後はまっすぐにぶつかることができて良かったと泣けたー。あと関西弁が最高!「あかん、、」とか、もうあかんって!!って読んでて悶えました。竜起くんがリードするベッドシーンとか、こんな竜起くんを見て(読んで?)いいなかなぁーとドキドキしながら読みました。最高でした。竹美家らら先生の描いた深くんが竜
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あぁー!恋したい!恋したくなるわぁー!なんじゃこの胸キュン(死語)ストーリー達は!
シマシマのお師匠様、みんみんさんとおびのりさんのご助言通り、人生で初めてアニメイトで本を購入しました。お友達を連れて行くと良いわと言われましたので素直な弟子の私、唯一付き合ってくれるであろうA氏に直電。
私「お忙しい所をすみません。New文学を買いに行きたいので、お付き合い願えませんでしょうか?つきましてはご都合のよろしい日時を…」
A「はぁ?ニュー文…。ああ…(察し)まあ、ええけど…。え…?」
この間、15秒程の妙な間。
A「俺とお前で…?」
うん、言いたい事は伝わったけど、1人より2人の方が心強い