あらすじ
極端な二面性を持つ人気アナウンサーの計と、懐の深すぎる映像作家の潮。知り合って一年、些細な諍いは絶えないながら仲良くやっていたふたり。そんなとき計は「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が、自分のせいで旭テレビのアナウンサー試験に落ちていたことを知る。好きでなったわけじゃない自分に、ここにいる資格はあるのか。迷いから調子を崩す計は、心配してくれる潮にも素直になれず……?【※本作品はブラウザビューアで閲覧すると表組みのレイアウトが崩れて表示されることがあります。予めご了承下さい。】
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人気若手アナウンサーの国江田計は極端な二重人格。 王子と称される完璧な外面と、「愚民め」が(心の)口癖の強烈すぎる裏の顔を持っている。ある日、計は取材で知り合ったアニメーション作家の都築潮と、オフモードの時に遭遇してしまい……?
アナウンサー、誰しもがどこか必ず目にする職業で、これだけ萌えるお話を読んでしまうと……毎日のニュースの時間が楽しくなるかもです。(私は楽しくなりました)
王子の国江田さんだけでもすごく可愛いのに、本性の計が合わさると更に可愛く見えてくるので不思議です。これまでこんなにめんどくさくてカワイイ受け(しかも二重人格)が存在していただろうか…!?
そんな面倒な計と、少しずつ距離を詰めていく潮の関係性が尊すぎる!!
大きな秘密(冗談抜きで大きくて重い)を抱えた計を秘密ごとひっくるめて愛せる潮の懐の大きさ、愛の深さに脱帽です。
全ての腐女子におすすめしたい必修の一冊です。
感情タグBEST3
匿名
涙腺が
中盤から涙が止まらなくなってしまった。苦しくてしかたない。切なくてしにそうな気持ちになった。もっと気軽な気持ちで読んでいたはずなのに心を全部持っていかれるような読書タイムに。ぐわんぐわんになりましたが読めて本当によかった…。大好きなBLってジャンルを超越して、ただただ最っ高の作品。抱きしめて眠りたい。
続編だ!!
これはなかなか嬉しい。それにしても今から10年近く前に書かれた作品なのに、全く古びたところのない、むしろ新鮮に感じるとは、さすが一穂先生だと。
今作は、計のライバル的存在が裏番組に登場して、仕事に対して新たに向き合う事になる前半と、まさかの記憶喪失大事件が起こり、2人の関係にも新たな絆が生まれた後半になっている気がする。
自分の事だけ忘れた計に、不安と焦りを感じながら、そばに寄り添う潮が切なかった。
Posted by ブクログ
続編もとても面白かったです。好きでやっている人に対する罪悪感、みたいなものに悩んでいる姿がいじらしくて、そういうあなたも仕事大好きだよ!と言ってあげたくなりました。潮が言ってくれたけれど。
後半の記憶喪失は驚きましたがとてもよかったです!記憶を失っても計はやっぱり潮のことを好きになるんだなと思ったり。壁ドンの回収も素晴らしくて、まさに十点満点の二万点でした。
好きすぎて
前作が好きすぎて、迷いなく購入しました。今回は、主人公がアナウンサーになる際、代わりに蹴落とされてしまったライバルが登場。なかなか面白かったです。
外では完璧な計が潮の前では毒舌辛口なオッサンになる、でもラブラブな時はエローい。登場人物全ていいキャラしてるしほんと読むの元気でる作品。最後のまさかの事故で『国江田さん』キャラも新鮮でした。
読みやすい
ライトで読みやすく、深刻になりすぎないので、日頃の息抜きに読むのに良かったです。
主人公カプが何だかんだいってめちゃくちゃラブラブなのが楽しかったです。掛け合いが笑えます。
アップアップしていても結果を出しちゃう国江田さん尊敬です。
世界のまんなか
イエスかノーか半分かの続編、世界のまんなか。
一穂ミチ先生の作品は久しぶりに読んだのですが、とにかく読みやすかったです。
相変わらず絶望的に素直になれない計を圧倒的な包容力で潮が包み込みます。
Posted by ブクログ
今回、国江田さんがんばった。ほんと素直じゃないし、めんどくさいし、色々苦しかったけど、ちゃんと自分で立て直したし。仕事する男はかっこいい。
そして、潮は本当に懐が深すぎるなぁ〜。
それにしても、皆川くん、いいな、かるくて。計と潮って、ちょっと重め?暗め?だし。
で、後半のなんだろ、あれ。そういう展開、くると思わなかったから、え〜ってなったけど、潮の想いが伝わって必要だったのかな、と思う。静かに大らかに計を包み込んでる印象だったけど、焦りみたいなものが見えて単純に恋をしている人なんだな、と感じることができたし。
壁ドンも、気になってたから、回収してくれて良かった〜♡
かわいい二人をまた見てみたい
皆さんのレビューが素敵だったので、覗いてまたら、予想外に面白かったです。続きを大人買いしたくなりました。「つづき」と「おわり」が末長く仲良くありますように。
:(´◦ω◦`):
今回もoff計の毒舌に笑いました。
そして作中にもありましたが、計の性格って少女漫画の主人公みたいなんですよね、、、。言われるまで気が付かなかったけど。成人男性の素直になれない天邪鬼さが本当に愛おしいです。
大好きな作品
屈折しまくりだけどめちゃくちゃ可愛い計くんと、包容力のある潮が大好きです。
メインの2人だけでなく、サブキャストもとっても魅力的で、色んなキャラクターに感情移入しながら読めるのも楽しい。
Posted by ブクログ
器用そうに見えて、ぐるぐると考え込んでしまう計。自分には関係ないと思いつつも、裏番組のことや、出演者のことが気になって仕方がないのがよく分かって、ちょっと可愛く見えた。いっぱいいっぱいになって、潮に八つ当たりして後悔するところも。そんな計のことを可愛いと思って甘やかそうとする潮。意地っ張りだから、中々素直に喜ばないけれど、内心嬉しくて仕方がないんだろうな。と想像して、楽しくなった。
Posted by ブクログ
あーーーー計はかわいい!本当にかわいい!ただそれしか出てこない!というくらい、計が可愛かったです。
前作も可愛かったですが、五割増し、いや、六割増しくらいで更に可愛くなっています。
一生懸命で真面目で器用で努力家で、でも素直になれなくて器用なんだけど不器用、肩の力を抜いて上手く生きられない美人さん。
そんな計を放っておけなくて可愛くて、からかいながらそっと見守る潮。
テンポがよくて、でもハラハラする前作の良さを殺していない展開と文章がとても良いです。
恐らく麻生さんと木崎のスピンオフが来るのだろうけど、計と潮の話もこれからずっと続いてほしいなあ。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃお気に入りの小説「イエスかノーか半分か」の続編。
計と潮の掛け合いも前作に引き続き面白いですし二人の関係も甘くてたくさんきゅんきゅんさせていただきました……。
それだけに、途中の記憶喪失のくだりは唐突に思えて驚いた…んですが。
読み返してみると、「イエス~」のほうと表紙だけでなく内容も対になってるのかな?と思いました。
また、お仕事小説としても、胸にぐっさり突き刺さるものが多い作品でした……。あーすごく好き。
大好きな作品なのでこれからもちょこちょここの二人の話が読めるといいなあ…と思いつつ。
こちらもドラマCD化するといいなあ。
Posted by ブクログ
「イエスかノーか半分か 」の続編。すごく裏表のある人気アナウンサー、計が今回も心の中で毒吐きまくりで面白かったです。もう以前のように性格悪~とかはまったく思いませんwむしろ、すごく気分爽快です。
映像作家の潮とは順調にラブラブのようでよかったと思わせてくれました。彼だけには素の部分を晒してるんだけど、安心してる証拠なんだなとしっかり感じます。
絶対安全地帯なんですよね…
そこそこ波風は立ってましたが、客観的に見ても安心できる関係なんで、頭打ってあなた誰ですか状態になっても信じられるものがありましたw
お仕事ものとしても楽しい展開になっていて、思わず引きこまれてしまいました。
報道番組の抱える葛藤がにじみ出ていて、リアル番組を重ね合わせてしまいました。小難しく重くても私情入って軽すぎても視聴者は敏感に反応してしまうんですよね。
今回は裏番組アナウンサーの木崎や、地方局の楢山と関わり、アナウンサーとしても人間としても一皮剥けた感のある計の成長ぶりがよかったです。
木崎の歯並びの話で、急に母親に電話したシーンが面白かったですね~計は性格母親似w
あと「兄ちゃん」「国江田です」の錦戸もいいキャラでした。脇キャラがみんな個性的で楽しいです。そうちゃんにも笑ったし、壁ドンもいいところ突いていてしかも最後にトドメの台詞もあったりで、あらゆるところで楽しめました!…インクにも毒づける計ですw
「国江田さん」にきゅんとしてしまいました。素直だとあんなにかわいいの??
…でも、やっぱり毒がないとなんかもの足りないですよね。
そんな計でもちゃんと受けとめて愛情で包み込む潮がすてきでした。あんなに素直王子になった計を前にしてよく我慢できたなとwww危なかったけどw
計の愛すべき点をさらに沢山知ることができた気がします。あとからじわじわとくるかわいさですね。で、恋でも仕事でも、ものすごーくツボついてくる一言が痛快で。
エロ的にもドキドキさせられて萌えました。満足。
Posted by ブクログ
外側はキレイな国江田さん、今回も中身は超絶毒舌でした。ぶれない。今回ちょっぴりスランプで、でも負けず嫌い発揮してました。仕事も、恋人のことも、大好きなんだね・・・。
竜起がいいポジション確保してた!前作ではあんまり感じなかったけど、この子好きだな。
Posted by ブクログ
BL的な見せ場と山場もたくさんあって起伏に富んだエンタメなんだけど、『職業意識』を通しての物の見方考え方、生き方がきちんと描かれて人間を魅力的に描く人だなぁというのをひしひし感じさせられました。
会話のテンポ、絶好調の毒舌の裏で繰り広げられる不安と本音と焦り、すれ違いに切なくもハラハラさせられたり。
一気に二作続けて読めた後追い組ですが、半年足らずで一冊まるごと書き下ろしの続刊だったのか。
スピンオフじゃない二巻はイエスノーが初めてなあたり、それだけ反響が大きかったんだな。
前作でも感じた事ですが、計みたいに去勢を張って見せかけの自分で生きてきた人にとっては偽らない自分を受け入れてくれる相手が現れた=自分の目を背けてきた弱さに向き合わざるを得ないわけて、そりゃあ正直しんどいよね。どう甘えたらいいのかもわからないよね……。
計の泣くところが切なくもかわいいな〜。
部屋の入り口でのちゅうでいい気分になってしまう計がウルトラかわいい。笑
(この辺のゴタゴタと少女漫画〜壁ドン実演での公開ラブコール?が〆にかかってくるの、凄く上手い流れだなぁ)
突然のライバル木崎の登場によりコンプレックスを刺激されてしまい、自分を受け止めてくれる潮に対してもどう素直に向き合えばいいのか分からずすれ違ってしまう所が切なくていじらしい。
それにしても潮は彼氏力が高い……一穂ワールド最強の攻めだ……。笑
それにしたって、続編だからできる二人の関係性ありきで繰り広げられる世界だなぁとこれでもかこれでもかと要素がたっぷり盛り込まれた世界でした。終盤の綺麗な国江田さん化の流れ〜覚醒にハラハラした直後、木崎の前で本性を晒すラストに爆笑。文句無しに楽しかったです。
Posted by ブクログ
あらすじ
極端な二面性を持つ人気アナウンサーの計と、懐の深すぎる映像作家の潮。知り合って一年、些細な諍いは絶えないながら仲良くやっていたふたり。そんなとき計は「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が、自分のせいで旭テレビのアナウンサー試験に落ちていたことを知る。好きでなったわけじゃない自分に、ここにいる資格はあるのか。迷いから調子を崩す計は、心配してくれる潮にも素直になれず…?
おまけのような後半の国江多さんネタが面白かった。
ココに来て、このネタか?と思ったけれど、壁ドンの解答編の演出効果としては最高に良かった。
それにしても、あの台詞。素晴らしいです。
潮に向って言わせる言葉として、これ以上のものはなかった!!
Posted by ブクログ
イエスかノーか半分かの続編です。
シリーズ1作目は助走で、本作からがっつり面白くなります。今作はアナウンサーの計が、仕事について悩むことに。2人の関係がギクシャクし、更なる悲劇が起きてしまいます。お互い大切に思っているのに、相手を傷つけてしまう言動や行動が切ない。ですが、ラストの壁ドンがすべて払拭してくれます。
所々、一穂ミチさんらしい表現がグッときます。
今作のグッとフレーズは、"世界をちいさくちいさく区切るように腕で囲いをつくって、そのまんなかにふたりきりで。”
もう最後まで読むしかない。
Posted by ブクログ
シリーズ第2巻
1巻より面白かったです。
「面白い!」だったのが「面白い!!!!!」になった感じ。
ギャグでもこんなに素晴らしい文章が書ける一穂先生、恐ろしや...
数ページに1回は爆笑でした。
笑いすぎて涙が出るシーンもあったり。
かつ、国江田計の仕事に対する思いなどなどゴリゴリ深掘りされていて、シリアス成分も絶妙に入れてきたりしていて唸りました。
相変わらず計の毒舌ぶりが軽快で面白いです。頭を打って計がいなくなった時の潮の戸惑いは読んでいて辛かった分戻ってきたときはウルッと来ました。計の同僚達もいい味出しています。
Posted by ブクログ
イエスかノーか半分かシリーズの2作目。
1作目が素晴らしいと2作目はどうしてもそれより落ちるよね~というのが定説だけどそれをいい方向に裏切ってくれた。
計の不器用さというか面倒くささが炸裂。
はずみで就いてしまったアナウンサー業に対して悩み(本人その意識なし)、成長(本人その意識なし)する様子がなんとなーく流れるように描かれる。
やっぱり面白い
「イエスかノーか半分か」の続編。
知り合ってから1年後の話。
相変わらず、計の毒舌に笑った。
今回は、裏番組に出演する木崎をきっかけに、いろいろ、ぐるぐるしちゃうって、悩んだり、迷ったり、不器用な計が可愛かった。
いつの間にか、弟分のような竜起も、いい味出してました。
Posted by ブクログ
「国江田さん」と「計」の共存共栄がますます鮮やかになり小気味良かった。
第2の竜起のような木崎の影が薄いと思えば あれですから。
帰るところは、世界のまんなか、いちばん大切な場所。
Posted by ブクログ
一穂さんの不思議なところは、くっついた後のお話が余談ではなくちゃんと小説として成立していてかつ面白いところ。と常日頃から一穂さんの同人までも追っかけている身として思っていましたが、それは商業でも変わらず、初めての続編ものでもそんな底力を見せつけてくれました。
ただ個人的に、後半の記憶喪失は無理して本編に組み込まなくても良かったかな。綺麗な国江田さんに向き合わざるを得なくなった潮のシーンは面白かったけど、それまでがシリアストーンだったので軽さを味わうべきなのかちょっと迷った。面白かったけどね。
Posted by ブクログ
★4.5
大好きなお話だから続編出て嬉しい!面白かったー!!相変わらずの計節最高!!(笑)潮と計の安定した関係性もすごく好きー。イチャラブも沢山で満足w後半残りのページもちょっとしかないのに、まさかの記憶喪失でどうなるのかと思った;やっぱり国江田さんと計が居てこその国江田計。どっちかが欠けたら国江田計じゃない。もっともっと読んでいたい!ので続編また出てほしい!スピンオフじゃなく、潮と計で!!
Posted by ブクログ
「イエスかノーか半分か」の2巻目。
人気アナウンサーの国江田計と、クレイアニメ映像作家の都築潮は
お互いの家を行ったり来たりしながらお付き合いを続けている。
計の番組「ザニュース」の裏番組として「ニュースメント」という番組が始まった。
司会進行のサブとして木崎というタレントが起用された。
が、この木崎がアナウンサーばりに活舌と声がよく、計はびっくりする。
どうやら木崎は小さいころからアナウンサー希望で計の局を受けたが落ちたらしい。
それも、計と同じ年。
計は裏方志望で受験し、社長に「アナウンサーになれ」と言われてなったくち。
夢とかじゃない「やれ」といわれてやり始めただけ。
もしかして、木崎は自分に恨みをもって裏番組のニュースにでているのかもしれない。
そもそも、自分はアナウンサーになった経緯が不純かもしれない。
すごく罪悪感を感じる。
「ニュースメント」で潮のスタジオに木崎が取材にきた。
まぁまぁしっかりと密着で、当然その間は会いに行けない。
なのに木崎は潮と会ってて・・・
ってやきもちも焼いちゃう。
計の上司の設楽は、「当分スタジオよりロケを優先して」と言い出した。
計はいう事を聞いてくれないカメラマンたちのクルーでロケに出る。
街頭インタビューをやっても断られる。
カメラマンには怒られ、インタビューもまともにできず。
それでも必死で食らいつく。
毎日へとへとになって帰る日々。
そんな中「ニュースメント」の密着でそのスタッフたちと(木崎を含む)、旅行に行ったことをしる。
後輩で潮の事もしっている竜樹に頼んでホテルを聞き出してもらう。
ちょうどようやくのオフをもらった計はそのホテルに向かう。
って話。
イチャイチャしつつ、喧嘩もしつつ、まぁ、仲良しなんだろうねぇ・・って二人。
ラストほんの少しだけ、記憶喪失ネタがあったんですが、
あれはいらん。ってかもう、好きな人だけ忘れるっていう記憶喪失ネタはお腹いっぱいです。なんでウマイコトそこだけ抜けるかね?
逆にその人の事しか考えてないんだから、それ以外をわすれる記憶喪失ってないんけね?
Posted by ブクログ
イエスかノーか半分か の続編
潮と知り合って1年、それなりに楽しくやってる。
計の裏番組にニュース番組が組まれ、そのアシスタントが実は旭テレビを受けてたのに計と一緒の年だったために落ちたという話を聞く。それまで他人を意識したことが無かった計なのに、いろいろと追い詰められてきて、、、。
計の焦燥感とかよく出てました。
潮の基本は懐深いんだけど、たまに間違えて計を追い詰めてしまうところとか、良くできていました。
そして、解決して終わりか?と見せかけて最後のトラップ!ビックリ!
でも楽しかったです。
そして、絵がチマ絵なのが全く私のイメージと合わなくって、それがなければ評価4でもいいのに、、、。