一穂ミチのレビュー一覧
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結珠と果遠の視点の話が交互に進み、登場人物も
割と少なくとても読みやすい文章!
結珠は何不自由なく育つのだが、母から嫌われて
いるような描写があって、物語終盤に結珠と母の
関係性の決着がハラハラさせられた
果遠は、古びた団地にこれまた変わった感性の母
に育ち貧しい子供時代を送る。
結珠が小2になった時、果遠の住む団地に、結珠が母に連れて来られるのだが、怪しい男の住む部屋に母が入り、その間団地の前で待つことになる。
その時に結珠と果遠が出会い、仲良しになるが、
すぐに別れることになり、舞台は高校へ、成人して
からと変遷していく。
二人の友情は一般的な友情に収まらない何とも言えない関係性があっ -
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ネタバレ著者の皆様が大好き過ぎて!本屋に関する短編集です。一気読みです。
私は新卒のときに大手書店の内定をいただいたことがあり、「そこで働いていたらなぁ」と思うくらいは本屋好きです。
こんなに魅力的な人たちばかりだったら、毎日入り浸るのに!!
凪良ゆうさんの「小鳥たち」は、多類婚姻譚にも掲載がありました。多類…の中の一つの構成なので、こちらを読むのもオススメです。
以下はお気に入りの文です。
『歌うように生きて』by一穂ミチさん
「あなたが、あなたの場所で幸せでいてくれたら。月光の下、誰かと手を繋いでいてくれたら。それは、わたしの些細な胸の痛みなんてどうでもいいくらい、素敵なこと。」
『小鳥 -
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謎のタイトルは「詰み」ではなくて「罪」+パンデミックの造語とのこと。
コロナ禍の混乱の中で起こる様々な出来事と人々の罪を描いた短編6編。
掲載されたのが2021〜23年、まさにパンデミック真っ只中。自分も体験しただけにあの頃の描写は生々しく思い出されます。
今だから「普通じゃなかったな」と振り返ることができるけど、当時はそれどころではなかったなぁ。
前半3編はけっこう衝撃的。後半3編はそれでもほっと息がつける終わり方で好み。
ゾワっとしたり辛かったり、しょうがないなぁと思ったり。様々なパターンの「罪」、読んだ印象は全く違うのですが、そこにずっとコロナ禍の閉塞感がつきまといます。
あの混乱が罪 -
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コロナを軸に描いた短編集。
パンデミックと罪の物語ということで、タイトルは「ツミデミック」。
私は4つ目の「特別縁故者」が好きだった。
コロナでレストランを首になった主人公が、職を通して一人暮らしの老人と関わっていくお話。
最初の下心から本当の縁故者のような絆が芽生えて行く流れが、とても温かくて。そして人間心理描写がとても上手な作家さんだなと。全ての感情に同意できる感じ。
5つ目の「祝福の歌」も好き。重たかったけど。
コロナによって人生を狂わされてしまったお隣さんご夫婦の話も、主人公たちの家庭に起きていたさまざまな出来事も、全て戻ることができない“今の出来事”。
でも、祝福の歌だけは何 -
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ネタバレ【続きは書店で】瀬尾まいこ
かなり好き。
小説の中の登場人物と友人になれそうか、どうかと考える
菅原くんがいい。
確かに、共感できない、好きになれない主人公のお話を
読むのは苦痛かもしれない。
初めての作家さん。他の作品も読んでみたい。
【歌うように生きて」一穂ミチ
これまで何事も難なくこなしてきた主人公は、他人も含め、
何にも興味がないように見えた。その結果が、とんかつ屋
のナンパまでの出来事だと思う。
主人公を好きになれなかった。
【手に取って見てみろよ】坂木司
男性二人のやり取りが面白かった。
書店を経営するのがどれだけ大変か知った。
ネットではなく、書店で本を買わなきゃと改めて思った。 -
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ネタバレ突然恋人を失った青吾もそうだけど、「お土産、楽しみにしてて」と言った多美自身も、なんで自分が…!と悔しくて怖くて悲しかったはず。
お互い何の疑問もなく普通に帰ると思っていたのにこんなことになるなんて。
多美と一緒に海難事故に遭った出口波留彦の妻・沙都子と一緒に、青吾は事故の真相を調べることになるが、真相が分かって少しでも喪失感が癒える結末になればいいと思ったらとんでもなかった。
波留彦(ハル)の子ども時代、父との関係、島という閉鎖的社会、いろんな要因が絡み合ってこの事故が起きてしまった。
誰が悪いというか…そもそもの要因はハルの父親だけど。
青吾の喪失感が痛々しくて結末が辛かった。
願わくば