一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作1号では何ひとつしっくり来なかったテーマ設定、今回は非常に良かったです。後半テーマが旅になってしまうのかよと途中ガッカリした位に。
どこを見ても画一的に描かれてしまった「愛」に対して、「悪」は多様な側面から描かれていて大満足ですし、「悪」というテーマなだけに胸糞エンドでも納得感があるし、綺麗に終わっても満足感があってとても良い。むしろ前作は何故ハピハピな物が無かったんですかね。愛なのに。
後半テーマの旅もブックホテルの話から始まり、「うん、本好きな人の大半旅とか興味あるわけないじゃんかねww(私個人の偏見です)」って感じで冗長ではなくサクサク読める小作品ばかりで良かったです。
ただ、仕様については黒ベースなので地味ではあります。前回の赤とピンクで見た瞬間のハピハピ感は無い。しかし、NTラシャ漆黒だったり、前半(というより3分の2)この地味な色味で総2色刷りを突き通し、良い意味でのマジかって感じです。
本が好きな人は印刷も好きだよね、と信じて疑わない特集ページも前号に続き引き続きあって良いです。
またオーディブルについての特集もあり、相変わらず本について盛りだくさんでした。
この2号は是非またもう一度読みたい。 -
Posted by ブクログ
とてもショートなストリーもあれば、読み応えあるものも。ごちゃ混ぜのジャンルなのに心にどっか残って、この先何かの拍子にこの話ってなんだっけ?と首を傾げる自分が容易に想像できる。
短編なのだけどテーマが重かったり、本当にまちまち。メニューがたくさんある居酒屋に来て、どのメニューもそこそこのバランスで美味しかったりして、逆にどれが当たりのメニューなのか不安になるような気持ちになる。
最近ハマり始めて読み始めた一穂ミチさんだけど飽きないな。
こういう形のストーリーを書く人だなってふんわりと認識して自分の中の出来上がった解像度をすぐに壊されてしまう。毎回、あれ??おかしいなって気持ちになる。でも、重いテーマであってもユーモアがあったり人情だったり言語化できない絆があったりして気づいたら心にあったかさみたいのが残ってる。
お腹空いたよぅって話とラップかけといてはうっかり泣いてしまった -
Posted by ブクログ
文芸誌というものを初めて読んだ。
GOATは表紙も可愛いので知ってはいたけれど、なんとなく購入には至らず。
12月に2025Summerの第7刷が発行されたのを本屋で発見して、ついに文芸誌デビューとなった。
特集は悪。
ヒリヒリするような悪、わくわくするような悪、悪って面白い!
特に「あの子にしか行けない天国」は、一体この後どうなるのか?が気になってSTORY BOXで続きを読み漁った。
が、現時点で残念ながらまだ完結していない。
気になる!
早く先を読ませてくれ!
と思わずにはいられない…
魅力あるたくさんの作家の作品を読めるのが文芸誌のいいところだと思う反面、続きがあるとなかなか先を読めないのは歯がゆいところ。
とはいえ、今まで触れたことのなかった作家の素晴らしい作品に出会え、新しい世界を知ることができる喜びを知ったので、文芸誌にハマっていくかもしれないと思わせてくれた1冊となった。