一穂ミチのレビュー一覧
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綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。 -
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料理と恋愛にまつわる短編集。
料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。
一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。
ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。
カレー食べたくなるよ
2025.11.11
204 -
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ネタバレここの他の方の感想見て、これがスピンオフだと知った。あわてて、元?の「ひつじの鍵」を注文した。B⚫︎⚫︎k オフありがとー!本屋にないものの入手にはお世話になってます。
といっても、2019年発行なのでまだ本屋にもあったかな?
キュレーター?画商?の和楽がとある高校で見つけた、卒業生の作品。取り憑かれるように作者を探してみつけた。足往郡という青年。
彼は体の弱い母と弟たちのために美大に進まず、配送の仕事をしつつ趣味で絵を描いていた。
和楽は彼に画材やら住む場所やらを与え、描いた絵を売り、画家として育てて行く。
1階がギャラリー,2階は和楽のオフィス、3階に群のアトリエと住処。まさしく、囲う。
群の作品制作の為、いろんなものを見せようと連れ出す。美術館やその他。群はいろんなものを吸収して行く。それも嬉しい。
だんだんそれらの感情が、画商と作家とは違うモノになっていく。
が、和楽はセフレもどきは作っても特定の相手は作らない。群に手を出すなんてもってのほかと考えていた。
でも、群の方は・・・・
時々、ヤバいフラグがたって読んでても「やめてー」ってなるけど、群が「あ,やばいフラグたった」なんていうから,フラグへし折られるww
よかったーほっとしたー。
あと、攻め受けがずっと逆に思ってたわ。
だって、群めっちゃかわいいんやもんー -
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ネタバレかなり⭐︎5に近い⭐︎4。終わってからも余韻が残るような物語。
あまり焦点が当てられない(少なくとも私が読んだことのない)テーマの話であった。新夏という女性が、プロポーズした次の日に盗撮をして捕まった彼氏との関係を苦悩しながら考え続ける前編とその男(啓久)視点で書かれるその後の話の後編の2部構成。
新夏が事件後、彼を許すか許さないか、そして別れるか別れないかをずっと考え続けるのが前編である。恋人が犯罪を犯すなんて誰も考えないし、考えたくないことだから、地の文で書かれる新夏の感情が非常にリアルで明け透けで感情移入でき、彼女の悩みや苦しみが伝わってくる。お互いを大事に想っているが故に、事件後も関係を模索し、試行錯誤してたどり着いた不意の結末に胸が打たれた。あなたはよく頑張ったと新夏に賛辞を送りたくなった。愛の可能性と性犯罪の恐ろしさを見た。
「82年生まれ、キム・ジョン」を読んだときにも似たような感想を書いたが、性犯罪を身近に感じるかどうかに、ここまで性差が関係してるとは思わなかった。正直なところ、男性である私は直接痴漢や盗撮の現場を見たことがないし身近で聞いたこともないから遠い犯罪だと思っていた。しかし、女性はいつ被害者になってもおかしくないという恐怖を頭の隅に抱えながら生きている人が少なくないという。これを読んだとき、自分が聞いたことのないのはそもそも男性に言いづらい話題であるからではないかと思い、自分の想像力のなさを恥じた。
相互の家族や友人、仕事仲間達の性犯罪や2人の今後の関係についての見方がそれぞれ違っていたが、どれも大概理解できる。同時に、これほど性差や立場で見解の違いがあるから、性犯罪の法整備や加害者の社会的復帰に賛否両論があるのだろう。どのような環境で、どのような教育を受けて、どのような家庭で育てば自分の欲求をコントロールすることができるようになるなんて、正解はないのだろう。時代背景、テクノロジー、恋愛観や経験も複雑に関係する。加害者が悪なのはもっともなのだが、この物語の中の瀬名や、朝井リョウ著の「正欲」の登場人物のように衝動的な欲求を持つ人が事件を起こす前に、周りの目を気にせずに医療的アプローチを受けられる体制が作られるべきだと思う。
性犯罪の加害者と被害者が事件後どのような苦しみと戦うのか。もちろんこの物語はフィクションであり、実際どう感じるかは千差万別であるはずだ。後編の啓久が自分を棚にあげることなく自分の罪と向き合い、1人の女性を少し救ったことは、自分にとって見たことがない終わり方で、大きな希望を見せてくれている。
一番合理的でいい意味でも悪い意味でも無駄のない考えをしてるのは葵だと思う。正しいし1番わかるけど恋や愛においては必ずしも正解ではないのかもしれない。 -
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ネタバレ一穂ミチさんは文芸で知って、あら、BLも書くのねーって感じで両方よんでるのですが、
文芸もBLもとても好きだわ〜ってこの本読んでつくづく感じた。
3年間親友だった柘植遥に夜の観覧車の中で告白された。二人とも、男。
返事が欲しいとか,そーゆうのではなくてソレからも普通に過ごす。
告白された入江暁行には真希という彼女もいるし。
ある夏休み遥と暁行のバイト先が1ヶ月お休みするらしい。そこで、遥は実家の藍農家の手伝いバイトをしないかと誘う。
遥は次男で、兄がこの藍農家を継ぐらしい。遥自身は繁忙期には手伝いに行くぐらいで,普段はこちらでフリーターのような形手を暮らすらしい。
そしたらまただ,遥にもあえるしずつとまだ友だちでいられるとおもっいた。なのに
って話で、
本人たちはともかく、読んでるこちらは比較てきおだやかな気持ちでした