一穂ミチのレビュー一覧

  • GOAT Summer 2025

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    この本のおかげで文芸誌デビューできたことがとても嬉しい!それだけでこの本好き。
    今をときめくたくさんの作家さんが短くてキャッチーで楽しめる作品を書いてくれていて、どれも面白い。この人の他の本読んでみたい、とまで強く心を掴まれたものはなかったかもしれないけど、今度本屋行く時にここにて出て作家の本が目に止まって買うかも。

    心の蛍光ペンでハイライトを引く、っていい表現だよなぁ。心のシャッターを切るみたいな。

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    2025年12月28日
  • 二周目の恋

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    お気に入りの話
    1「カーマンライン」一穂ミチ
    2「最悪よりは平凡」島本理生
    3「海鳴り遠くに」窪美澄

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    2025年12月24日
  • つないで~イエスかノーか半分か 番外篇4~

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    イエスかノーか半分かの番外編。
    『ふさいで』の続編です。栄はザ・ニュースのC.Pとなりますが、思い切って仕事が出来ずモヤモヤとする日々。報道の在り方と仕事に対する思いが、栄を少しずつ変えていきます。
    前作同様、お仕事内容がメイン。栄も少し大人になったなぁと感じる内容でした。麻生さんと足ツボマッサージに行く話しが面白い。
    シリーズ作を完走してしまい、嬉しいような寂しいような。一穂さんのBLは最高でした!

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    2025年12月20日
  • ふさいで~イエスかノーか半分か 番外篇3~

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    イエスノーシリーズの番外編第三弾です。
    今作は『横顔と虹彩』に出ていた相馬栄と設楽とのお話し。今までのシリーズ作とは雰囲気が変わり、大人の後悔と喪失が描かれていました。
    栄がなかなか面倒な性格ですが、それをまるっと受け止める設楽さんの包容力にやられます。
    BL要素よりストーリーが面白く、一穂さんらしさを感じる作品でした。

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    2025年12月16日
  • OFF AIR(3)~イエスかノーか半分か~

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    イエスかノーか半分かの総集編第三弾。
    今作の中で『Ribbon』が、計と潮の両親の過去が描かれていてよかったです。
    あと、『c/w』で、『秘密と虹彩』が計視点で描かれているのも面白かった。それぞれの短編で、計と潮の内面も丁寧に描かれているため、よりファンになってしまいました。
    シリーズ作を通して思うのが、潮が作る料理が美味しそう過ぎる!
    残るは番外編あと二作。楽しみだけど、終わりが近づいてきた淋しさもあり。番外編に進みます。

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    2025年12月03日
  • 二周目の恋

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    綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は、現代っぽくて入ってきやすい。でも文章が続いていて読みにくい。主人公がかわいい。
    一穂ミチさんの「カーマンライン」は、表現できないけれど良さがあって好きだと思った。双子って素敵だなあ。
    遠田潤子さんの「道具屋筋の旅立ち」は、いかにも昭和的な男と、女の話で最初は嫌だなあって読んでた。でも、八角魔盤空裏走(はっかくのまばん、くうりにはしる)という言葉を聞いてからの優美の自分自身と向き合っていく姿が清々しかった。最後の誠とのシーンがなんかいいなあって。
    窪美澄さんの「海鳴り遠くに」は、紡がれている物語の雰囲気がなんだか好きだなあ。最後ちゃんと結ばれてよかった。

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    2025年12月02日
  • OFF AIR(2)~イエスかノーか半分か~

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    イエスかノーか半分かの総集編第二弾。
    計と潮の物語に戻ると、やっぱりこのカップルが最強だなぁと感じます。
    特に好きな作品は『sugar me』で、ちょっと不思議な感じか良かった。久しぶりに計ではなく、国江田さんと潮のやりとりが懐かしいです。
    『ばらいろポップ』のオアシスという作品も、計の両親がとてもあたたかくて良いです。
    短編や掌編ですが、内容には大満足。
    本編を読んでからすぐに読むのがオススメです。

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    2025年11月24日
  • 恋敵と虹彩~イエスかノーか半分か 番外篇2~

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    横顔と虹彩の続編。
    皆川竜起と名和田深が付き合いはじめて間もなく、旭テレビに中途採用の新人・恵小太郎が入社。小太郎は竜起の幼馴染みで、竜起を目の敵にしていた。小太郎は深に懐いていき、2人の関係性に変化が起きるというお話し。小太郎という新キャラクターが登場したことにより、竜起と深の関係性がより面白くなっています。竜起の「こらー!」とか「なんだとー!」という怒り方が子どもっぽくてかわいい。
    『秘密と虹彩』で、計がある人物を鬼太郎と呼ぶシーンがとても笑えました。
    次の番外編に進みます!

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    2025年11月19日
  • 横顔と虹彩~イエスかノーか半分か 番外篇~

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    イエスかノーか半分かの番外編。
    シリーズ1作目から登場している国江田計の後輩・皆川竜起と『ザ・ニュース』を担当することになったAD名和田深のお話し。
    2人の恋愛要素も描かれていますが、お仕事要素が多くてとても面白かったです。
    深の、憧れの先輩に心酔し過ぎていたところから、自分がどうなりたいのか問われ考えていく姿が良かったです。竜起の意外な一面もグッときました。
    計と潮が少しだけ登場しますが、安定の2人。
    次作に進みます!

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    2025年11月18日
  • OFF AIR~イエスかノーか半分か~

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    イエスかノーか半分かの番外編を含めた総集編。
    シリーズ1作目から3作目まで読んでいるので、読まなくてもいいやつかなぁーと思っていましたが、読まなくてはいけないやつでした。
    シリーズ作の補完をしてくれる作品ばかりで、特に年末年始に計の実家に潮と帰省する「なんにもいらない」は必読です。
    読み進めていくうちに、計の不器用な生真面目さが好きになっていく。潮の意外に面倒なところが見えてくる。すべて引っくるめて愛おしくなります。
    読めば読むほどハマるこのシリーズ。おそるべし。一穂ミチさん!

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    2025年11月16日
  • おうちのありか~イエスかノーか半分か(3)~

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    イエスかノーか半分か、のシリーズ3作目。
    今回は潮の家庭問題から、計と潮の関係に亀裂が入ってしまうという内容でした。
    今まで計を支えてきた潮がとても苦しい状況に。
    そこで計のとった行動がとても熱くて最高でした。
    計はシリーズを追うごとに魅力が増します。
    まだまだシリーズ作を追っていきます!

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    2025年11月14日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理と恋愛にまつわる短編集。
    料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。

    一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
    古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
    君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
    奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。

    ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。

    カレー食べたくなるよ

    2025.11.11
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    2025年11月11日
  • 世界のまんなか~イエスかノーか半分か(2)~

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    イエスかノーか半分かの続編です。
    シリーズ1作目は助走で、本作からがっつり面白くなります。今作はアナウンサーの計が、仕事について悩むことに。2人の関係がギクシャクし、更なる悲劇が起きてしまいます。お互い大切に思っているのに、相手を傷つけてしまう言動や行動が切ない。ですが、ラストの壁ドンがすべて払拭してくれます。
    所々、一穂ミチさんらしい表現がグッときます。
    今作のグッとフレーズは、"世界をちいさくちいさく区切るように腕で囲いをつくって、そのまんなかにふたりきりで。”
    もう最後まで読むしかない。

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    2025年11月11日
  • イエスかノーか半分か【電子限定SS付き】

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    大好きな一穂ミチさんのBL小説。
    極端な二面性を持つ人気アナウンサーの国江田計と懐の深すぎる映像作家の都築潮の恋愛ストーリー。
    2人の出会いから、恋愛関係に発展するまでが描かれています。計の裏の顔がなかなか強烈ですが、今後少しずつ潮に絆されていくのかなぁと期待しています。
    一穂ミチさんのBLは『青を抱く』以来ですが、こちらの作品の方がラブコメ要素強めです。
    次作に進みます!

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    2025年11月11日
  • アンティミテ

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    ネタバレ

    ここの他の方の感想見て、これがスピンオフだと知った。あわてて、元?の「ひつじの鍵」を注文した。B⚫︎⚫︎k オフありがとー!本屋にないものの入手にはお世話になってます。
    といっても、2019年発行なのでまだ本屋にもあったかな?

    キュレーター?画商?の和楽がとある高校で見つけた、卒業生の作品。取り憑かれるように作者を探してみつけた。足往郡という青年。
    彼は体の弱い母と弟たちのために美大に進まず、配送の仕事をしつつ趣味で絵を描いていた。
    和楽は彼に画材やら住む場所やらを与え、描いた絵を売り、画家として育てて行く。
    1階がギャラリー,2階は和楽のオフィス、3階に群のアトリエと住処。まさしく、囲う。
    群の作品制作の為、いろんなものを見せようと連れ出す。美術館やその他。群はいろんなものを吸収して行く。それも嬉しい。
    だんだんそれらの感情が、画商と作家とは違うモノになっていく。
    が、和楽はセフレもどきは作っても特定の相手は作らない。群に手を出すなんてもってのほかと考えていた。
    でも、群の方は・・・・

    時々、ヤバいフラグがたって読んでても「やめてー」ってなるけど、群が「あ,やばいフラグたった」なんていうから,フラグへし折られるww
    よかったーほっとしたー。

    あと、攻め受けがずっと逆に思ってたわ。
    だって、群めっちゃかわいいんやもんー

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    2025年11月06日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    かなり⭐︎5に近い⭐︎4。終わってからも余韻が残るような物語。
    あまり焦点が当てられない(少なくとも私が読んだことのない)テーマの話であった。新夏という女性が、プロポーズした次の日に盗撮をして捕まった彼氏との関係を苦悩しながら考え続ける前編とその男(啓久)視点で書かれるその後の話の後編の2部構成。

    新夏が事件後、彼を許すか許さないか、そして別れるか別れないかをずっと考え続けるのが前編である。恋人が犯罪を犯すなんて誰も考えないし、考えたくないことだから、地の文で書かれる新夏の感情が非常にリアルで明け透けで感情移入でき、彼女の悩みや苦しみが伝わってくる。お互いを大事に想っているが故に、事件後も関係を模索し、試行錯誤してたどり着いた不意の結末に胸が打たれた。あなたはよく頑張ったと新夏に賛辞を送りたくなった。愛の可能性と性犯罪の恐ろしさを見た。

    「82年生まれ、キム・ジョン」を読んだときにも似たような感想を書いたが、性犯罪を身近に感じるかどうかに、ここまで性差が関係してるとは思わなかった。正直なところ、男性である私は直接痴漢や盗撮の現場を見たことがないし身近で聞いたこともないから遠い犯罪だと思っていた。しかし、女性はいつ被害者になってもおかしくないという恐怖を頭の隅に抱えながら生きている人が少なくないという。これを読んだとき、自分が聞いたことのないのはそもそも男性に言いづらい話題であるからではないかと思い、自分の想像力のなさを恥じた。

    相互の家族や友人、仕事仲間達の性犯罪や2人の今後の関係についての見方がそれぞれ違っていたが、どれも大概理解できる。同時に、これほど性差や立場で見解の違いがあるから、性犯罪の法整備や加害者の社会的復帰に賛否両論があるのだろう。どのような環境で、どのような教育を受けて、どのような家庭で育てば自分の欲求をコントロールすることができるようになるなんて、正解はないのだろう。時代背景、テクノロジー、恋愛観や経験も複雑に関係する。加害者が悪なのはもっともなのだが、この物語の中の瀬名や、朝井リョウ著の「正欲」の登場人物のように衝動的な欲求を持つ人が事件を起こす前に、周りの目を気にせずに医療的アプローチを受けられる体制が作られるべきだと思う。

    性犯罪の加害者と被害者が事件後どのような苦しみと戦うのか。もちろんこの物語はフィクションであり、実際どう感じるかは千差万別であるはずだ。後編の啓久が自分を棚にあげることなく自分の罪と向き合い、1人の女性を少し救ったことは、自分にとって見たことがない終わり方で、大きな希望を見せてくれている。

    一番合理的でいい意味でも悪い意味でも無駄のない考えをしてるのは葵だと思う。正しいし1番わかるけど恋や愛においては必ずしも正解ではないのかもしれない。

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    2026年09月14日
  • 砂嵐に星屑

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    テレビ局を舞台にした短編集。〈春〉「資料室の幽霊」に登場する雪乃さんの性格がほんと好き。さっぱりした性格の中にほんの少し人懐っこさがのぞく感じ可愛いすぎる。
    日々のあれこれに心折れかける瞬間はこれからもあるのだろうけど、それでも「星屑」はきっとどこかに散りばめられていると信じてこ。

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    2025年10月25日
  • 藍より甘く

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    ネタバレ

    一穂ミチさんは文芸で知って、あら、BLも書くのねーって感じで両方よんでるのですが、
    文芸もBLもとても好きだわ〜ってこの本読んでつくづく感じた。

    3年間親友だった柘植遥に夜の観覧車の中で告白された。二人とも、男。
    返事が欲しいとか,そーゆうのではなくてソレからも普通に過ごす。
    告白された入江暁行には真希という彼女もいるし。
    ある夏休み遥と暁行のバイト先が1ヶ月お休みするらしい。そこで、遥は実家の藍農家の手伝いバイトをしないかと誘う。
    遥は次男で、兄がこの藍農家を継ぐらしい。遥自身は繁忙期には手伝いに行くぐらいで,普段はこちらでフリーターのような形手を暮らすらしい。
    そしたらまただ,遥にもあえるしずつとまだ友だちでいられるとおもっいた。なのに


    って話で、
    本人たちはともかく、読んでるこちらは比較てきおだやかな気持ちでした

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    2025年10月22日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    面白かったけど

    面白かったけど、私的にはそこまで最恐ではないかも。

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    2025年10月18日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日