一穂ミチのレビュー一覧
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うっとりするようなお話が多かった。全ての作品にその人らしさが浮かんでいて、それも良かった。窪美澄さんの「海鳴り遠くに」が1番好きだったなあ。女性同士の恋愛をこんなにも美しく描けるなんて。
p.290 「無事に、行きなさい」桜木紫乃
学校なんて現代的にY染色体を理解したいなって。実際のY染色体っていうのは、すごくちいさくて、ほとんど遺伝子が乗ってないんです。唯一の働きは生物をオスにすることくらい。XXYもきれば、XYYもいるとなると、もはや性別というのは見える部分の肉体差異なんです。性染色体っていうのは、もともと異常が起きやすい部分なんですよ。だから、本来真っ二つに割るのは難しいんです」見か -
Posted by ブクログ
一穂ガチファンのみんみんからの、課題図書。
2013年頃の作品。版元変更の完全版を入手いたしました。
男子×女子 男子×男子 2カップルそれぞれ同棲中。どちらも愛はあるけど悩みもある。偶然、同じ状況に悩んでいる事を知った男子二人は、メル友から飲み友、そして、居心地の良さに惹かれあいはじめる。
一穂さんが一般小説にしっかり登場してきたのは、2020年くらいだったでしょうか。
こちらも200ページくらいまで、交際中のカップルの不同意状況を、切なく率直に書いて、全く遜色ないです。
最近ドラマ化されたコミック「あなたがしてくれなくても」(観てない。。)も原作は赤裸々でなかなか良いのだけど、それと比べ