一穂ミチのレビュー一覧
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料理と恋愛にまつわる短編集。
料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。
一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。
ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。
カレー食べたくなるよ
2025.11.11
204 -
Posted by ブクログ
解説が辻村さんということで最初から期待していたけど、短編を一つ読んでからあぁ好きかもと思った。久しぶりに読み終わってすぐ2週目に手を出した。
どの短編も丁寧な心理描写と散りばめられた目に浮かぶ情景が印象的で、世にも奇妙な〜を思い起こさせるような少しホラーチックなものや、涙腺が緩むものもあり、解説で辻村さんが「書かないものを読ませる」と言っていたけれど、その言葉の意味がよく分かる気がした。どれも分かるなぁ、という話では無いけれどファンタジーのようなどこか遠い所での話という感じではなく心の距離感無しに読めた。
もう一冊、一穂さんの本で読みたいと思っているものがあるのでとても楽しみになった。 -
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ネタバレここの他の方の感想見て、これがスピンオフだと知った。あわてて、元?の「ひつじの鍵」を注文した。B⚫︎⚫︎k オフありがとー!本屋にないものの入手にはお世話になってます。
といっても、2019年発行なのでまだ本屋にもあったかな?
キュレーター?画商?の和楽がとある高校で見つけた、卒業生の作品。取り憑かれるように作者を探してみつけた。足往郡という青年。
彼は体の弱い母と弟たちのために美大に進まず、配送の仕事をしつつ趣味で絵を描いていた。
和楽は彼に画材やら住む場所やらを与え、描いた絵を売り、画家として育てて行く。
1階がギャラリー,2階は和楽のオフィス、3階に群のアトリエと住処。まさしく、囲う。 -
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ネタバレ一穂ミチさんは文芸で知って、あら、BLも書くのねーって感じで両方よんでるのですが、
文芸もBLもとても好きだわ〜ってこの本読んでつくづく感じた。
3年間親友だった柘植遥に夜の観覧車の中で告白された。二人とも、男。
返事が欲しいとか,そーゆうのではなくてソレからも普通に過ごす。
告白された入江暁行には真希という彼女もいるし。
ある夏休み遥と暁行のバイト先が1ヶ月お休みするらしい。そこで、遥は実家の藍農家の手伝いバイトをしないかと誘う。
遥は次男で、兄がこの藍農家を継ぐらしい。遥自身は繁忙期には手伝いに行くぐらいで,普段はこちらでフリーターのような形手を暮らすらしい。
そしたらまただ,遥にもあえ -
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ネタバレ一穂ミチさん初めて読みました!
一穂ミチさんの作品自体は気になるものが多くて積読がたくさんあって、ようやく1冊目…。
自分は何者になれるんだろう…って話なら見たことあるし、よくあるんだけどこの作品はその逆で流されるままに生きていたいけどその難しさを語られた作品だった。
普通でいたいし、なにも考えずに過ごしていたいというのは自分も願っているし、そうであったらいいなと思っている。けど普通って人それぞれ違うし、それがいい事でもあるけどその普通をみんな一緒にされると苦しい。結婚のところとかなんかすごいそれが普通だからみたいな反応された時にしんどかった。
亨と弓彦と美雨で3人で楽しく過ごして欲しいし、お -