一穂ミチのレビュー一覧

  • スモールワールズ

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    人の心の深いところに迫る短編集。
    自分だったらどうするかと何度も考えた。
    魔王の帰還、花うたが心に残った。

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    2025年11月07日
  • アンティミテ

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    ネタバレ

    ここの他の方の感想見て、これがスピンオフだと知った。あわてて、元?の「ひつじの鍵」を注文した。B⚫︎⚫︎k オフありがとー!本屋にないものの入手にはお世話になってます。
    といっても、2019年発行なのでまだ本屋にもあったかな?

    キュレーター?画商?の和楽がとある高校で見つけた、卒業生の作品。取り憑かれるように作者を探してみつけた。足往郡という青年。
    彼は体の弱い母と弟たちのために美大に進まず、配送の仕事をしつつ趣味で絵を描いていた。
    和楽は彼に画材やら住む場所やらを与え、描いた絵を売り、画家として育てて行く。
    1階がギャラリー,2階は和楽のオフィス、3階に群のアトリエと住処。まさしく、囲う。

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    2025年11月06日
  • ツミデミック

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    コロナが生んだ人間ホラーに、他人事ではないから余計にゾッとする。
    どれもゾッとする面を持っているけれど、終わりが幸と不幸に分かれるところも、おもしろい。

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    2025年10月31日
  • GOAT Summer 2025

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    短編小説がたくさん読める幸せ。
    紙やデザインもお洒落でなんと税込510円は破格。
    『車止め』と『あの子にしか行けない天国』が好みです。
    この重さと厚さでは自宅で読む一択になりましたが
    書見台が欲しくなりました。
    あと4段構えになった作品は少々目にきつかった(苦笑

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    2025年10月28日
  • GOAT Summer 2025

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    悪というテーマで様々な作家さんが書いているが、切り口や題材がそれぞれ違って面白い。私は特に三浦透子さんが書いている「悪と友だち」が心に残った。

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    2025年10月26日
  • 砂嵐に星屑

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    テレビ局を舞台にした短編集。〈春〉「資料室の幽霊」に登場する雪乃さんの性格がほんと好き。さっぱりした性格の中にほんの少し人懐っこさがのぞく感じ可愛いすぎる。
    日々のあれこれに心折れかける瞬間はこれからもあるのだろうけど、それでも「星屑」はきっとどこかに散りばめられていると信じてこ。

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    2025年10月25日
  • 藍より甘く

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    ネタバレ

    一穂ミチさんは文芸で知って、あら、BLも書くのねーって感じで両方よんでるのですが、
    文芸もBLもとても好きだわ〜ってこの本読んでつくづく感じた。

    3年間親友だった柘植遥に夜の観覧車の中で告白された。二人とも、男。
    返事が欲しいとか,そーゆうのではなくてソレからも普通に過ごす。
    告白された入江暁行には真希という彼女もいるし。
    ある夏休み遥と暁行のバイト先が1ヶ月お休みするらしい。そこで、遥は実家の藍農家の手伝いバイトをしないかと誘う。
    遥は次男で、兄がこの藍農家を継ぐらしい。遥自身は繁忙期には手伝いに行くぐらいで,普段はこちらでフリーターのような形手を暮らすらしい。
    そしたらまただ,遥にもあえ

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    2025年10月22日
  • パラソルでパラシュート

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    ものすごい能力を持った人とか、ものすごく悪い人とか、特別な人物は一切出てこないのに面白いお話を書けるのって本当にすごいなぁと一穂ミチさんの本を読むといつも思う。
    普通なら見過ごしてしまいそうな日常のちょっとした違和感とか、虚しさとか、そういったものを上手く言葉にして、人の心の弱い部分にそっと寄り添ってくれる感じ。
    ものすごく良い人に見える人も悪いに見える人もほんとはそんなに違いがなくて、置かれてる環境の違いだけなのかも。
    登場人物みんな愛くるしくて魅力的だった。

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    2025年10月22日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    ネオンテトラは、解説で辻村さんが言っていたことと同じストーリー展開を想像していた人なので初っ端から度肝を抜かれた。式日は後輩が先輩に救われていたことが先輩に伝わってよかったし、2人の関係がこれからも途切れずにいてほしいなと思う。

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    2025年10月21日
  • パラソルでパラシュート

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    ネタバレ

    一穂ミチさん初めて読みました!
    一穂ミチさんの作品自体は気になるものが多くて積読がたくさんあって、ようやく1冊目…。
    自分は何者になれるんだろう…って話なら見たことあるし、よくあるんだけどこの作品はその逆で流されるままに生きていたいけどその難しさを語られた作品だった。
    普通でいたいし、なにも考えずに過ごしていたいというのは自分も願っているし、そうであったらいいなと思っている。けど普通って人それぞれ違うし、それがいい事でもあるけどその普通をみんな一緒にされると苦しい。結婚のところとかなんかすごいそれが普通だからみたいな反応された時にしんどかった。
    亨と弓彦と美雨で3人で楽しく過ごして欲しいし、お

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    2025年10月18日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    面白かったけど

    面白かったけど、私的にはそこまで最恐ではないかも。

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    2025年10月18日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日
  • 青を抱く

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    全く粗筋も知らずに購入。BLだ。初めての世界。生々しい表現が少しの抵抗感を覚えたが受け入れられた。もっと自分の歳に近い設定ならもっと入り込めたかも。と自覚する。
    でも単純な恋愛物でもなかった。家族の、命のストーリー。そんなつながりはあるのか無理じゃないかと思えたがそんなことなかった。
    絶対にないと思っていた展開になり、陳腐になるかなと思ったけどそんなことない。その後のアフターストーリーに繋がるとやはり良かったよ。

    倍罪深くて、百倍幸せ

    生物的な意味で繋がっていたものを止めてしまう。それでもそれ以上に幸せを感じれる。いい生き方なんだろうな。誰にも否定出来ないよ。

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    2025年10月15日
  • うたかたモザイク

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    いろいろなテイストのお話が読める短編小説で、好きなもの苦手なもの様々でした。
    永遠のアイ、魔法少女ミラクルミルキー、sofa &…、神さまはそない優しない、透子、ムーンライダーが好みでした。
    普段あまり手に取らないジャンルも読むことができたので、このジャンルも読んでみようかなと新たな発見もありました。

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    2025年10月14日
  • これが最後の仕事になる

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    続きを書いて欲しい話や、考えさせられる話または自分にはよくわからない話など色々な作家さんの作品があり、読み応えがありました。
    この中から自分のお気に入りになる作家さんを探すのもいいかと思います。

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    2025年10月11日
  • 街の灯ひとつ

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    ネタバレ

    あ~これわたしの好きな設定だ、と初っ端からウキウキで読みました。
    同窓会で見覚えのない同級生に出会った受け。思い出せないまま酔い潰れ、求められるがままその男に抱かれてしまう。目覚めると好きだと告白されその場は別れるも、次第に相手の素性を思い出していく。それは中高時代のある因縁の相手だった…。
    普通にBLとして萌えたけど、バイオ系の職につく受けだから比喩が独特で小説としておもしろかった。
    攻めが受けにキモがられ、ストーカーばりに一途で見返りは求めないし自己評価低すぎる点では凪良さんのあの某シリーズに似ている(こちらのほうが発売早い)かも。スピンオフも読みたい。

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    2025年10月01日
  • スモールワールズ

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    「花うた」
    こういう話で感動しないタイプだったけどめちゃくちゃ泣いてしまった
    「ピクニック」
    怖すぎる、なに?怖い
    自分の母親もなんか隠してんのかなとか思っちゃった

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    2025年09月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチ目当てで手にとる。あと巻末の山田詠美のエッセイ 「恩讐の彼方のトマトサラダ」も。
    さすが山田詠美!この短い短いエッセイの中にユーモアの中にちゃんと彼女らしい美学が語られている。
    今まで振られたことはないって、「男と別れるのは、相手が逮捕されるか、強制送還されるか、死ぬか、のどれかなんで」ってすごい。
    原田ひ香の小説、(夏のカレー)初めて読んだけどこの60歳過ぎたしーちゃんと冴子の好き同士だったのに結婚には至らず40年にも渡る出会いから邂逅を経て別れまで(冴子の死)せつないラブストーリーだった。
    恋、片思い、両思い、愛、婚約、浮気、裏切り、不倫、
    恋愛に関することは”結婚”以外全部(冴子

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    2025年09月30日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べるとき
    誰と食べるかは、私たちにとって
    とても大切なことではないかなと感じる

    誰とどこで、なにを食べるのか
    1人で食べた時にふわっと思い出す
    大切な記憶。
    それが恋する人ならなおさら。
    様々な作家さんのひとつひとつの物語の中に
    表れる料理と誰かの想い。

    思わずいいなぁと声が漏れてしまう
    一冊でした

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    2025年09月28日
  • ほろよい読書 おかわり

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    お酒にまつわる短編アンソロジー。一穂ミチさんの「ホンサイホンベー」をよんで、ジンが飲みたくなったし、奥田亜希子さんの「きみはアガペ」でメキシコに行きたくなり、テキーラが飲みたくなった。お酒のお供にピッタリな1冊。

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    2025年09月28日