一穂ミチのレビュー一覧

  • たぶん、恋しい

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    絶妙なバランスを保っている装画のように、男女関係も保たれているのかも······。そんなふうに思えた短編集。タイトルも絶妙。一穂ミチさんの表現力もさすがだった。

    【エンパイアライン】
    人には見えないものが見えても、心のバランスを保つためなら、それでいいと思えた。

    【わたしたちは平穏】
    平穏な気持ちで暮らせることが一番。過去はもう終わったことだから、気にしないのが一番と思った。

    【月を経る】
    月のものをこんなふうに言ってくれる人となら、きっとうまくいきそうな気がした。

    【あなた】
    単身赴任帰りの夫に聞きたいけど聞けないこと。あるあるだけど、これから少しずつ聞けそうな感じがした。

    【すげ

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    2026年08月28日
  • 本屋さんのある街で

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    本屋さんいいな。ペーパーレスになって、どんどん本屋さんが無くなってしまってるけど、やっぱり本屋さん見つけるとフラッと入ってしまう。
    経営厳しいと思うけど、なんとかずっと生き残ってほしい。
    瀬尾まいこさん、ルイーズで繋げてくるとはさすがだな。ぜひ「強運の持ち主」を読んでから、この本を読んでください。

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    2026年08月27日
  • たぶん、恋しい

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    不思議な関係性を描いた短編集。
    共感はできないけれど、いざ自分がその立場になったらこうなるかも、とは思った。

    最後2つの話が素敵。

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    2026年08月27日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    恋愛の形や人を大切にすることについて、静かに考えさせられる物語だった。
    登場人物の不器用な気持ちがリアルで、相手を思いやることの難しさと尊さが伝わってきた。読み終えた後も、自分にとっての愛や優しさとは何かを考えさせられる一冊だった。

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    2026年08月27日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    最後は、落ち着く所に落ち着いたようだが、人は、殺意を抱いても、そんなに簡単に実行するのだろうか? 離れ島という環境が、それを助長させるのかもしれない。

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    2026年08月27日
  • うたかたモザイク

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    ネタバレ

    好きなのは「ごしょうばん」と「大阪の叔父さん」

    好きなフレーズ
    「生えるんやなくて、いらんもんがなくなって枝分かれしていくねん。俺もそんな感じやろな。何かを選び取ったわけやなくて、消去法や。自分にとってどうしても無理なもん、耐えられへんもんを削いでいったらこうなっとったんや。ほかのかたちにはなられへんかった」

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    2026年08月28日
  • たぶん、恋しい

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    短編集。私はかなり面白く読んだので★5寄り。万人向けの内容ではない(面白かった!と思う層が片寄る本)。恋しくてたまらない、のではなく、多分、好き…かな?どうだっけ?みたいな感情が詰まってます。
    「エンパイアライン」
    エンパイアラインとは洋服の形のことだが、その単語をたまに電車で見る、空想パートナーを引き連れた界隈有名おじさんのエアー会話で聞いた僕はその日、合コンでマリと会った。かなり気に入ってアタックして、ようやく恋人になれたマリにはセッコという飼い猫がいる。
    「わたしたちは平穏」
    友達の紹介で若月さんと同棲している。マンションのオーナーチェンジで立ち退きを要求されたとこぼしたら、じゃあ、うち

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    2026年08月26日
  • たぶん、恋しい

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    ネタバレ

    3.6
    なんだかんだで一穂みちさん初めての1冊!
    いろんな人がいるんだなぁ〜と
    最後のおばあちゃんの話と、出奔した母親を追いかける息子と叔父の話が個人的には好きだった
    認知症が入ってきても、大好きなおじいちゃんとの口笛で会話したかったって本当の本心なんだろうなぁ
    出奔した母親は自由すぎるけど、息子たちがよく育っててよかった

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    2026年08月26日
  • たぶん、恋しい

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    人間関係によって、様々な物語が生まれる
    人生は関わる相手によって情という感じ方が変わってくるのだと思う
    それが感情だったり愛情だったり受け取り方は様々だ

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    2026年08月25日
  • 光のとこにいてね

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    タイトルに痺れて買いましたが当たりを引きました。

    改めて、「光のとこにいてね」とはすごい言葉だ。愛すぎる。自分が影である事を自覚し相手には光の方にいてほしいと願う一方、相手からすれば私の光は貴方なのだ、と。

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    2026年08月25日
  • ツミデミック

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    誰もが経験し、もう二度と味わいたくないと思うあの日々を、巧みな筆致で書き表されている。パンデミックが過ぎ去った今、あの苦しかった日々を忘れないためにも尊ぶべき一冊。個人的には、「歓喜の歌」と「特別縁故者」が好きでした。

    ⭐︎歓喜の歌
    ◎特別縁故者
    〇違う羽の鳥

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    2026年08月25日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    タイトルから愛しているなら、すべてが抱擁される、そんなイメージで読み始めた自分の足元が一気に崩される一冊でした。

    一穂ミチさんの『恋とか愛とかやさしさなら』は、プロポーズの翌日、恋人が盗撮で逮捕されたことから始まります。昨日まで一番近くにいた人の中に、自分のまったく知らない部分があった。その事実を知ったとき、人は相手を以前と同じように愛せるのか。

    特に絶望感を感じたのは、主人公が彼を信じ直そうとしている最中、地下鉄でシャッター音が響いた瞬間、無意識に彼の様子を確認してしまう場面です。頭では許したい。けれど身体は覚えている。一度生まれた疑いは、愛情だけでは簡単に消えてくれない。その描写には息

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    2026年08月24日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    最後の最後、ハッとさせられる展開にわたしも同じ道を選んでしまうと思う。表面上はそうじゃなくても心のどこかでは疑って、また……と思ってしまう自分がいることにも許せなくなる。

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    2026年08月24日
  • ツミデミック

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    コロナ禍に関わった短編集。基本的には嫌な話、終盤に大きく印象を覆してくる話ばかり。コロナはともかく、人間がすごく醜い面を見せてたことを思い出させてくれる。文章なのか展開なのかどちらもなのか、とにかく分かり易いのでサラサラ読める上、各話どれも主題が明確で頭に入ってくる。ネガティブな場面が多い中、ポジティブな締め方をする話もあって、清々しい気分にはなる。書き下ろしもとても良かった。大人は教訓にすべき。

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    2026年08月24日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    どこかで読んだことある設定だなーと思っていたら、今はまっているドラマ「Tシャツが乾くまで』と設定が被っていた。

    テレホンカードで死んだ恋人と電話が繋がるというファンタジー要素が必要だったかはともかく、大切な人を喪った喪失感が伝わってきて最後までぐいぐい読めた。

    ただ、最後は事件にしなくてもよかったのかなーと思った。すっきり解決はしたけど、喪失感はなくならずモヤモヤしたままでも生きていく、でもよかった気がする。

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    2026年08月23日
  • たぶん、恋しい

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    『たぶん、恋しい』
    タイトルの「、」がもたらす余白のように、言葉にできない感情や深い愛情が丁寧に描かれた6つの短編集
    どの作品もなんとも言えない余韻のある終わり方がいい
    中でも最後の短編「たぶんそんな感じ」は終盤のおばあちゃんと孫(正確には少し異なりますが)の山でのシーンが圧巻で、作品全体を締めくくるにふさわしい余韻があり、心にじんわりと響く名作だった

    「ツミデミック」や「アフター・ユー」など、一穂ミチさんは、タイトルのつけ方が秀逸!

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    2026年08月22日
  • たぶん、恋しい

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    恋人、カップル、夫婦、親子、祖母と孫‥2人の関係性の中にふと足を止めた時、「やっぱりこの人のこと好きだなぁ」って自覚するような瞬間があって、そんなひとときをすくい取るような物語です。

    タイトルの「たぶん」という曖昧なことばの方がしっくりくる恋しさや、愛しさ‥。

    お互いの性格や過去や生き方を丸ごと受け入れるには、絆のような強固なものではなくて、日常生活の中の『たぶん、恋しい』という気持ちの積み重ねなんだろうなって思えました。

    著者の『スモールワールズ』や『ツミデミック』などのピリ辛な筆致とは趣きのちがう、静かな温もりを残す短編集です。

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    2026年08月22日
  • 本屋さんのある街で

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    5人の作家による、本屋さんを舞台にしたアンソロジー。
    好きな作家さんばかりだったので迷わず購入した。中でも、凪良ゆうさんの「小鳥たち」が特に良かった。
    ふらっと立ち寄れる街の本屋さん。私にも欲しい。

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    2026年08月22日
  • GOAT Summer 2025

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    GOAT第2弾の「悪」。

    今回もちまちま楽しんで読んだ。
    今回は好きな話と、よく分からなかった話と半々くらいだったな〜

    個人的に好きだったのは 木爾チレンさん、小川哲さん、モモコグミカンパニーさん、染井為人さん、市街地ギャオさん、芦沢央さんの作品。
    失礼だけど、市街地さんって誰やねんだったし、モモコグミカンパニーさんも何となく今までスルーしてきたけど、面白かったので他の作品も読んでみたくなった。

    文芸誌は続かない事が多いけど、GOATは読み切りなのがいいな♪
    対談とかも 面白かった!
    第4弾の「食」も購入済〜♪(*^^*)

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    2026年08月22日
  • ツミデミック

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    ネタバレ

    祝福の歌

    お母さんは、俺と違って歌が上手かったんだな。
    そして母さんは、俺と一緒で歌が下手くそで。

    実の母親のことをお母さん、育ての親を母さんと書き分けてる事と育ての親の方が自分と似ていることの複雑さが良かった。
    50近くでカミングアウトされたらもはやそれは本当の親なんだな。娘があっけらかんとしてどっちでもよくない?と言っていたのも良かった。

    他の話でデリバリー男ガチャをするために娘に薬を盛るところでヒェっとなった。CMソングを口ずさむのが不気味である。

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    2026年08月21日