一穂ミチのレビュー一覧

  • ツミデミック

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    ネタバレ




    『ツミデミック』



    第171回 直木賞 受賞



    こちらは 一穂ミチさん の直木賞受賞作品
    赤地に黄色い菊の花……
    なんかそれだけで ザワザワしちゃう

    黄色い菊の花言葉

    長寿と幸福
    わずかな愛
    破れた心(破れた恋) ですって

    タイトルの 『ツミデミック』
    こちらは 『罪』 と 『パンデミック』 とを
    かけあわせた 一穂ミチさんの造語 で
    コロナ禍 で 人々が犯す 罪 ということ

    ……って、もっとはやく読むべきだったのかしら?

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    2025年11月19日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    低体温治療による30年の眠りから覚めた、当時女子高生の今日子と、2025年を生きる二卵性の双子のお話。今日子を取り巻く秘密が明らかになるにつれて、時間の儚さが身に染みる。物語後の彼女らの不思議な関係をついつい想像してしまう。

    明日子「ひびにおんぶさせるから」
    日々人「三歩までしか自信ねーぞ」
    明日子「あ、バスケ部だから?」
    日々人「そこは関係ねぇよ」
    この2人の雰囲気すごく好き

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    2025年11月16日
  • OFF AIR~イエスかノーか半分か~

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    イエスかノーか半分かの番外編を含めた総集編。
    シリーズ1作目から3作目まで読んでいるので、読まなくてもいいやつかなぁーと思っていましたが、読まなくてはいけないやつでした。
    シリーズ作の補完をしてくれる作品ばかりで、特に年末年始に計の実家に潮と帰省する「なんにもいらない」は必読です。
    読み進めていくうちに、計の不器用な生真面目さが好きになっていく。潮の意外に面倒なところが見えてくる。すべて引っくるめて愛おしくなります。
    読めば読むほどハマるこのシリーズ。おそるべし。一穂ミチさん!

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    2025年11月16日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    夏休み直前の高校生より
    今が幸せかどうかと言えば
    あの高揚感にかなうものはないような
    そんな気もするし
    高揚感こそかなわなくとも
    自分の想いで進む道を選び続けてきた
    その後の時間だって
    幸せだったし
    これからどうしようかなと
    漠然と考えている今だって
    やっぱり幸せだと思う。

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    2025年11月16日
  • おうちのありか~イエスかノーか半分か(3)~

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    イエスかノーか半分か、のシリーズ3作目。
    今回は潮の家庭問題から、計と潮の関係に亀裂が入ってしまうという内容でした。
    今まで計を支えてきた潮がとても苦しい状況に。
    そこで計のとった行動がとても熱くて最高でした。
    計はシリーズを追うごとに魅力が増します。
    まだまだシリーズ作を追っていきます!

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    2025年11月14日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理と恋愛にまつわる短編集。
    料理が絡むからか、どれも一定大人の恋愛ストーリー。

    一穂ミチのエピは不思議な色気を感じる作品。地味女かと思わせといてなかなかやりおる男女だわ。
    古内一絵作品はこの人の根底にあるものが伝わるので嫌いじゃない。
    君島彼方の作品は性的マイノリティの葛藤がいい具合に滲み出ていてこれも好き。
    奥田亜希子のズルい男とそれをわかってて演じた女の話も結構好き。転がされてるようで転がす女は勝ち組だな、って思う。

    ということでどれもなかなか思いを馳せることの出来る味わい深い短編集でした。

    カレー食べたくなるよ

    2025.11.11
    204

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    2025年11月11日
  • 世界のまんなか~イエスかノーか半分か(2)~

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    イエスかノーか半分かの続編です。
    シリーズ1作目は助走で、本作からがっつり面白くなります。今作はアナウンサーの計が、仕事について悩むことに。2人の関係がギクシャクし、更なる悲劇が起きてしまいます。お互い大切に思っているのに、相手を傷つけてしまう言動や行動が切ない。ですが、ラストの壁ドンがすべて払拭してくれます。
    所々、一穂ミチさんらしい表現がグッときます。
    今作のグッとフレーズは、"世界をちいさくちいさく区切るように腕で囲いをつくって、そのまんなかにふたりきりで。”
    もう最後まで読むしかない。

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    2025年11月11日
  • イエスかノーか半分か【電子限定SS付き】

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    大好きな一穂ミチさんのBL小説。
    極端な二面性を持つ人気アナウンサーの国江田計と懐の深すぎる映像作家の都築潮の恋愛ストーリー。
    2人の出会いから、恋愛関係に発展するまでが描かれています。計の裏の顔がなかなか強烈ですが、今後少しずつ潮に絆されていくのかなぁと期待しています。
    一穂ミチさんのBLは『青を抱く』以来ですが、こちらの作品の方がラブコメ要素強めです。
    次作に進みます!

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    2025年11月11日
  • スモールワールズ

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    解説が辻村さんということで最初から期待していたけど、短編を一つ読んでからあぁ好きかもと思った。久しぶりに読み終わってすぐ2週目に手を出した。
    どの短編も丁寧な心理描写と散りばめられた目に浮かぶ情景が印象的で、世にも奇妙な〜を思い起こさせるような少しホラーチックなものや、涙腺が緩むものもあり、解説で辻村さんが「書かないものを読ませる」と言っていたけれど、その言葉の意味がよく分かる気がした。どれも分かるなぁ、という話では無いけれどファンタジーのようなどこか遠い所での話という感じではなく心の距離感無しに読めた。
    もう一冊、一穂さんの本で読みたいと思っているものがあるのでとても楽しみになった。

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    2025年11月07日
  • スモールワールズ

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    人の心の深いところに迫る短編集。
    自分だったらどうするかと何度も考えた。
    魔王の帰還、花うたが心に残った。

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    2025年11月07日
  • アンティミテ

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    ネタバレ

    ここの他の方の感想見て、これがスピンオフだと知った。あわてて、元?の「ひつじの鍵」を注文した。B⚫︎⚫︎k オフありがとー!本屋にないものの入手にはお世話になってます。
    といっても、2019年発行なのでまだ本屋にもあったかな?

    キュレーター?画商?の和楽がとある高校で見つけた、卒業生の作品。取り憑かれるように作者を探してみつけた。足往郡という青年。
    彼は体の弱い母と弟たちのために美大に進まず、配送の仕事をしつつ趣味で絵を描いていた。
    和楽は彼に画材やら住む場所やらを与え、描いた絵を売り、画家として育てて行く。
    1階がギャラリー,2階は和楽のオフィス、3階に群のアトリエと住処。まさしく、囲う。

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    2025年11月06日
  • GOAT Summer 2025

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    短編小説がたくさん読める幸せ。
    紙やデザインもお洒落でなんと税込510円は破格。
    『車止め』と『あの子にしか行けない天国』が好みです。
    この重さと厚さでは自宅で読む一択になりましたが
    書見台が欲しくなりました。
    あと4段構えになった作品は少々目にきつかった(苦笑

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    2025年10月28日
  • GOAT Summer 2025

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    悪というテーマで様々な作家さんが書いているが、切り口や題材がそれぞれ違って面白い。私は特に三浦透子さんが書いている「悪と友だち」が心に残った。

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    2025年10月26日
  • 砂嵐に星屑

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    テレビ局を舞台にした短編集。〈春〉「資料室の幽霊」に登場する雪乃さんの性格がほんと好き。さっぱりした性格の中にほんの少し人懐っこさがのぞく感じ可愛いすぎる。
    日々のあれこれに心折れかける瞬間はこれからもあるのだろうけど、それでも「星屑」はきっとどこかに散りばめられていると信じてこ。

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    2025年10月25日
  • 藍より甘く

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    ネタバレ

    一穂ミチさんは文芸で知って、あら、BLも書くのねーって感じで両方よんでるのですが、
    文芸もBLもとても好きだわ〜ってこの本読んでつくづく感じた。

    3年間親友だった柘植遥に夜の観覧車の中で告白された。二人とも、男。
    返事が欲しいとか,そーゆうのではなくてソレからも普通に過ごす。
    告白された入江暁行には真希という彼女もいるし。
    ある夏休み遥と暁行のバイト先が1ヶ月お休みするらしい。そこで、遥は実家の藍農家の手伝いバイトをしないかと誘う。
    遥は次男で、兄がこの藍農家を継ぐらしい。遥自身は繁忙期には手伝いに行くぐらいで,普段はこちらでフリーターのような形手を暮らすらしい。
    そしたらまただ,遥にもあえ

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    2025年10月22日
  • パラソルでパラシュート

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    ものすごい能力を持った人とか、ものすごく悪い人とか、特別な人物は一切出てこないのに面白いお話を書けるのって本当にすごいなぁと一穂ミチさんの本を読むといつも思う。
    普通なら見過ごしてしまいそうな日常のちょっとした違和感とか、虚しさとか、そういったものを上手く言葉にして、人の心の弱い部分にそっと寄り添ってくれる感じ。
    ものすごく良い人に見える人も悪いに見える人もほんとはそんなに違いがなくて、置かれてる環境の違いだけなのかも。
    登場人物みんな愛くるしくて魅力的だった。

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    2025年10月22日
  • スモールワールズ

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    ネタバレ

    ネオンテトラは、解説で辻村さんが言っていたことと同じストーリー展開を想像していた人なので初っ端から度肝を抜かれた。式日は後輩が先輩に救われていたことが先輩に伝わってよかったし、2人の関係がこれからも途切れずにいてほしいなと思う。

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    2025年10月21日
  • パラソルでパラシュート

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    ネタバレ

    一穂ミチさん初めて読みました!
    一穂ミチさんの作品自体は気になるものが多くて積読がたくさんあって、ようやく1冊目…。
    自分は何者になれるんだろう…って話なら見たことあるし、よくあるんだけどこの作品はその逆で流されるままに生きていたいけどその難しさを語られた作品だった。
    普通でいたいし、なにも考えずに過ごしていたいというのは自分も願っているし、そうであったらいいなと思っている。けど普通って人それぞれ違うし、それがいい事でもあるけどその普通をみんな一緒にされると苦しい。結婚のところとかなんかすごいそれが普通だからみたいな反応された時にしんどかった。
    亨と弓彦と美雨で3人で楽しく過ごして欲しいし、お

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    2025年10月18日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

    購入済み

    面白かったけど

    面白かったけど、私的にはそこまで最恐ではないかも。

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    2025年10月18日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食卓を囲む恋人たちの物語。
    こう書くと、幸せな話のように感じるかもしれないけれど、そんなおめでたい話ばかりではない。
    食欲は人間の二大欲求の一つだから。その上に立つ物語はそれはそれは濃いものでなければ成り立たない。人間の生と欲が濃密に描かれた短編集。

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    2025年10月15日