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以下は3巻についてのレビューです。
(個人的)BL小説界の至宝『イエスかノーか半分か』の番外編です。本編の主人公、国江田計が出演するニュース番組「イブニングファイル」のプロデューサー・設楽と、前回の番外編にちらっと出てきた怖すぎプロデューサー・栄が主人公です! 待ってました!
本編でも謎多きデキる男・設楽Pと、『横顔と虹彩』にて傍若無人っぷりを披露した栄Pの過去のお話です。なぜ設楽は本編直前まで地方に飛ばされていたのか?栄が報道番組を嫌う理由とは?『横顔~』のときの設楽と栄の空気感の謎が解ける……!
本編の2人とはまた違った、大人な恋愛が描かれた最高の一冊です。読んだ後、栄の可愛さと設楽のスパダリ(?)っぷりにメロメロになること間違いなし! タイトル『ふさいで』の意味にも注目です。
全人類、お願いだから早く読んで……!
俺をお前の男にしてくれ
なんというか潮と設楽がとても似ているような気がしましだ。
二人とも仕事には非の打ち所がないが、性格面ではいくらかの(?!)欠陥がある計や栄を物心両面で支えてる、
計や栄が素の姿を見せる唯一の存在的な面で共通しているのでは、
とにかく設楽を真の大人で、栄は天才で面白かったです。
どころで、新登場の「基が計に一目惚れして、潮に激怒され深に相談するのを竜起が誤解し暴走する」的な展開はなれないのかなとひそかに思ったりします。www
Posted by ブクログ
相変わらず物凄く面白いお仕事小説を読んでいたらそういえばBLだったんだよな…となります。
一穂さんはこの手の社会派のお話での手腕が凄まじい。
カップルごとにラブシーンの描き方が違うのはさすがだなぁ。物凄く濃密かつ扇情的なのに嫌な感じのいやらしさを感じさせないのは手腕だなぁと思います。
ワーカホリック気味な栄の仕事にかける思いと、不思議な結びつきと信頼関係が伝わる大人の恋模様はいままでの一穂キャラにはなかった持ち味。
シリーズも長らく続き、お馴染み皆川くんになっちゃん、ニューヨークに赴任したコタくんも再登場。コタくんよ、君はなぜそんなに相馬さんにあっさり懐ける…そこは皆川くんに勝ってるね。笑
それにしても日帰りでニューヨークに飛んで行けるフットワークの軽さと仕事にかける熱意はすごいや。
一穂キャラのエキセントリックで常識はずれの行動力にはびっくりさせられます。
若者組にしてみれば『大御所の大先輩』のそうちゃんも設楽さんにしてみれば同期。
というわけで、設楽さんにも負けじ劣らじの曲者であるらしいそうちゃんが重要な局面で大きなインパクトを残してくれたのが印象的でした。
通して描かれるのは、二度壊れてしまい、大きな欠落を「ふさいで」もらった相馬さんの本当の意味での再起なのかも。
ネット配信、SNSとシリーズが長く続いたからこその2020年現代のメディアが物語に大きく関わってくるのも面白い。
「報道」やメディアのあり方について斬り込んでいくのがこの二人のシリーズの本題なのでしょうか。
そして出番が恐らくごく少量に意図的に抑えられていて、だからこそとっておきの印象的な局面で「国江田アナ」が国江田アナとしての立ち居振る舞いと発言の中で、我々読者しか知らない「計」の心の内から漏らされた言葉を聞かせてくれるあたりがほんとうに心から素晴らしい。
麻生さんも付き合いの中で「国江田計」の中にある優等生なアナウンサーにおさまらない部分をちゃんと見ているし、渡された台本通りではなくその場での本心から発する計の言葉の中には潮との出会いや経験がもたらした実感や重みが詰まっているからこそ、我々やテレビの向こうで見ているはずの潮の心を動かすんだろうな。
いやはや、凄いなぁ。
新キャラB作くんも登場したところで、まだまだ続いていくのかな?
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