一穂ミチのレビュー一覧
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テレビ業界で働く人々にまつわる四つの短編+特別描き下ろしの5編からなります。切なくもハートフルなお話で、『スモールワールズ』とは違った一面が楽しめます。
著者のインタビューで『四編全部の中に、小さな謎や秘密がある。それが少しずつ明らかになっていくというのは、私が物語を作る時の基本のやり方みたいです。〜略〜 でも「この一瞬で充分だ」って思える瞬間が訪れる。〜略〜 その一瞬のおかげで、明日の自分が今日よりちょっと違うかもしれない。明後日には、元に戻っているかもしれない。全編を通して、そのくらいの「小さいおとぎ話」を書いたつもりです』と。
ご自身が住んでいた大阪を舞台にして描かれているのでリアリ -
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人気ミステリ作家たちによる有栖川有栖作品のトリビュート短編集。
恥ずかしながら有栖川有栖作品をほぼ読んだことがなかったのですが、この短編集のあまりのクオリティの高さに本家もぜひとも読まねばとなった次第。
中でも、青崎有吾「縄、綱、ロープ」は本格ミステリのお手本のような短編。犯人が被害者を拘束するために使用した証拠品として縄、綱、ロープとそれぞれに対応した容疑者が浮かび上がり、そこから鮮やかな解決をつけるだけでなく、キレイなオチまでつけてしまうところがあまりに見事。
もう一つ、白井智之「ブラックミラー」も容疑者が一卵性双生児で、2人の共犯によるなりすましが疑われる本格的なアリバイ崩しもの。本格で -
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ネタバレ前作で、
苑をずっと好きだった明渡の「好き」は小5の時の事故で脳に血だまりができているからだったとわかり、一度別れた後、
2年後苑の父の葬儀で再会、実家でセックスしたが、その早朝、ひとりで苑は東京に帰る。
が、その苑の職場に明渡がきて、実家をつぐのは従姉の果菜子で自分はもう帰る家はないと。二人はキスをした。
でおわったんですが、このままハッピーエンドでカップル復活なのかなぁ・・・って思ったら全然まだまだありました。
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これがこの本
2人は別々に暮らしていて、週に2~3回明渡が苑の家にごはんをたべにくる程度の付き合いをしていた。
あるとき、苑のお客さんの梨木さんに個人的お付き合いを -
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