一穂ミチのレビュー一覧
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東京でタクシー運転手をしている青吾には、一緒に暮らしている恋人·多実がいるが、多実が旅行から帰って来る日のはずが、帰って来ない。そのまま数日が過ぎ、多実が長崎の五島列島で、見知らぬ男性と海難事故にあい、行方不明になったという知らせが届く。
そんな青吾の前に、その見知らぬ男性の妻だという沙都子が現れ、青吾と沙都子は二人に何があったのか、五島列島の遠鹿島に向かう。
***ネタバレ***
二人の過去がはっきりしてくるにつれ、二人に何があったのか、知りたくてたまらなくなってくる。
そして過去があきらかになった時は、一気読みで、最後までページをめくる手が止まりませんでした。
結局二人は事故だったのか、 -
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ネタバレ「ネオンテトラ」
欲望の満たし方が斜め上だった。
他人のよくない部分をみてみたい人向けだった。
「魔王の帰還」
真央、鉄二、菜々子がそれぞれ困難を抱えている。
起きたことの規模は、困難に比べたらとても小さいものであるが、三人とも心が前向きになっていた。
自分の高校の頃を思い出した。
「ピクニック」
話の展開が目まぐるしかった。
最後まで読んだ後、少し振り返りたくなって軽く読み返した。
「花うた」
初めは疑問に思ったが、最終的に少し感動した。
「愛を適量」
愛や熱量を他人にどのように与えるのがいいのか考えさせられた。
「式日」
他人との距離感やどこまで相手の心に踏み込むかを考えさせら -
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思った以上にミステリだったな、という感想。ヒューマンミステリだろうと読み始めると、過去の犯罪が絡んでくるなどして、作中人物も「自分の手に負えるかな」てきな独白をする羽目になります。自分はミステリ好きなので嬉しい誤算でした。
主人公はある事情から対人関係やらに「蓋をして」生きている人物。まっとうに社会生活を営んでいる描写などから感情移入待ったなしです。道づれとなる沙都子のキャラがまたいい。思い切り良すぎる性格でぐいぐい展開を進めてくれます。この2人のコンビが好ましく、また痛ましく、とにかく幸せに帰着しますようにとハラハラしながら読みました。
一穂ミチさんの小説には超常現象(幽霊とか)が自然 -
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ネタバレ誰からもほんとうの意味で守られず、誰にもほんとうの意味で頼れない2人にとって、お互いだけが世界でたったひとつの希望だったんだろうな。
どんな言葉がこの2人の関係や2人の間にある感情を表すのに1番しっくりくるだろうと思って考えた。
愛とか、恋とか、どれもぴたっとはハマらなくて、ああ、光だったんだなと思った。希望で、灯台で、光だったんだ。
藤野と、サチさんの誠実さがとても好きだ。水人もそう。子供の近くに、誠実な大人が1人でもいることって本当に大切だと思う。かのんもゆずも、間違いなく彼らに救われている。
みんな何が正しいのか分からない人生を精一杯生きていた。
かのんとゆずが直くんとぜぜちゃんに対し -
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恋とか愛とかやさしさなら、
もっと素直に感情で瞬間的に選ぶことが出来るのに。信じるって難しい。なにより信じ続けることが難しい。
わからないということ。
理解できないということ。
矛盾しているということ。
もがいて、苦しんで、間違えて、
その全部を受け入れるしかないのかな。
新夏が撮れなかった写真や啓久が気付いた現実。
受け入れて覚悟を決めたとき、やっと一歩先にすすんだ気がする。
打算や甘えや妥協のない真っ直ぐな気持ちでだれかを見ることができるのか。許すことができるのか。受け入れることができるのか。
自分だったらなにを選ぶのか、どの場面でも考えた。