一穂ミチのレビュー一覧

  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    ネタバレ

    私が女性だから、というわけでもないのだろうが、私は結構真帆子に近い考え方を持っていたので、読んでいてずっと新夏に対してのもどかしさや、啓久に対しての怒りのようなものがあった。
    特に新夏については、0か100かで割り切れるわけではない葛藤が伝わってくる分、読んでいて苦しくもあったが、それだけ心の機微が丁寧に描かれているということなのだろう。

    最後に啓久が莉子の義父に対峙して発した言葉と、それについて莉子が「尊重される」って恋愛よりもいいもんだ、と言った場面が印象的だった。
    性的なモノとして扱われず、人として尊重される、って本当に大事なんだな。
    そこに啓久が気づいてくれたことが、救いでした。

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    2026年07月05日
  • 本屋さんのある街で

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    久々に一気に読めた本。本屋好きにはその景色が浮かんでほっこりする。本屋存続の危機とも言われるが、本屋の役割をさりげなく主張してくれているのが嬉しい。自分も本屋でバイトしてた頃を懐かしく思い出した。

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    2026年07月05日
  • たぶん、恋しい

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    短編集。首都高から眺めるマンションや団地の小さな明かり一つ一つに誰かの生活があって、人生がある。一穂ミチさんの小説はそんな感じがする。知らないはずなのに、どこか懐かしいような切ないような温かな気持ちになる。

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    2026年07月05日
  • アフター・ユー

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    残された人が生きていく為
    自分の心と向き合う時間と場所が必要。
    多実さんからの最後の言葉は
    自分と向き合って、やっと聞こえてきたんだなー

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    2026年07月05日
  • たぶん、恋しい

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    一穂ミチ先生の新刊、大変楽しみにしていた。
    この世にない感情の単語を、日常で感じる雰囲気や違和感で表す圧倒的な語彙力が好き。

    短編集ということもあってスピーディーに読める分、重さもいつもの一穂ミチ作品よりは感じない。
    サクッと読むのにとても良い。
    ただ、私はもっとダークな一穂ミチが好きなので☆4


    以下好きなセリフ
    「言いたくなければ言わなくてもいいんです。言わないことで伝わるものもあるでしょう。知らなかった悔しさは来歌さんのもの、言葉にしない痛みはそれを抱えた人たちのものです」
    このセリフがしみるね~。

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    2026年07月05日
  • 光のとこにいてね

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    誰もあの子を傷つけませんように。
    わたしみたいな勢いだけの人間と違って、結珠ちゃんがとんでもないことをする時はよくよく考えての結果だと思うから、わたしはその責任を半分でも引き受けたい。
    わたしたちは互いが互いのお守りだった。会えない時も、それぞれの生活に必死で思い出さえ見失う時も。
    行かないで。あしたも一緒にいて。そしてあさってのことをふたりで考えよう。
    今はそんなのくそ食らえだ。だってその時よりお前のことが好きだから。

    娘にとっての母親は、救いか呪いかに分かれるとしたら、お互いの呪いを解きあった物語だった。

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    2026年07月05日
  • 本屋さんのある街で

    ネタバレ 購入済み

    本屋(街の小さな)を巡る短編集。それぞれに面白かったが、一穂ミチさんの「歌うように生きて」が、特に心に残った。リウとルン(潤)の人生が、また交わりますように。なんてね。電子書籍を読みながら、思うとは(笑)

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    2026年07月04日
  • スモールワールズ

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    スモールワールズ=小さな世界たち。
    それぞれの作品で、主人公が自分の思考や視点で今を生きてるのが分かる作品だった。
    まさにタイトルの通りの話が7つあり、全てが共感できるものではなかった。
    やはり主人公の考え方や生き様を象徴するもので、読み手の考え方と主人公の考え方が違う為か話の結末の予想を裏切られる事が多かった。
    多分自分には想像も出来ない人生観や価値観だからだと思う。
    顛末が予想とは違うため腑に落ちないところもあるが、そういう考えもあるのかと考えさせられる。

    個人的には「魔王の帰還」が推しの話。

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    2026年07月03日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ほろよい読書の2作目です。
    1作目も良かったですが、2作目も各作家の個性が光る短編集でした。
    特に、青山美智子さんの作品は、酒がテーマの中で下戸のライターが主人公というのが新鮮で、物語に引き込まれました。
    また、朱野帰子さんの作品は、SNS時代の人間関係を巧みに描き、現代社会について考えさせられました。
    お酒にまつわる多彩な物語が楽しめ、読後にはほろ酔い気分を味わえる一冊でした。

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    2026年07月03日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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     自分の価値観を見直すきっかけになった一冊。

    新夏の思いにも理解できる部分はあった。でも、もし自分が当事者だったら、きっと別れるという選択をしてしまう気がする。それは「性犯罪だから」というよりも、犯罪をしたにもかかわらず「大事にならなかったから大丈夫」と、本人も母親も受け止めているように感じたからだ。

    もう一つの性別として生きることはできないから、その感覚は結局ブラックボックスのままなんだと思う。女性だって男性を性的な目で見ることはあるのに、性犯罪の加害者として語られるのは圧倒的に男性が多い。どれだけ理性的な社会になっても、本能や欲望のあり方までは簡単に理解し合えないのだと感じた。

    一方

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    2026年07月03日
  • たぶん、恋しい

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    人それぞれにそれぞれの思いがあって、一緒にいても、血が繋がっていてもわからない。
    でも、それがすごく愛おしいつう。
    か、恋しい。
    「すげえ泣くじゃん」が響いてしまった。
    その言葉がなんか嫌だったという恋人。嫌の意味が関西弁か否か(笑)
    それを寝たふりして聞いている甥っ子(弟か!)
    離れていくかもの恋人の前で泣いて「めっちゃ泣くやん」と言われまた、手をつないで欲しいな。離れていく怖さはもうどうやっても拭えないけど。
    どの短編も人の奥底の恋しい琴線をつまぶいてくる。
    かけがえのない人か。
    いるかな、いないかな、たぶんいるからこの本買ってしまったのかも。希望かあるから

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    2026年07月03日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    他の方の感想にもあるように、前半と後半では雰囲気が違った。後半の視点の方が理解できたからなのか、読みやすかった。
    男性と女性との決定的な価値観?考え方?がなんとなくだが伝わってくる本だった。
    啓久が初犯で前科も残らないことを軽く考えていたことも男性視点なら理解できる。逆に新夏たちの視点も心に見えない傷のように苦しむことも理解できる。まさにブラックボックス。
    男女でなのか性別関係なく人によるのか分からないが、こんなにも価値観や考え方に差がでるものなのだと感じた。
    こういう違いは現実でもよく起こることだったので、改めて同じ人間なのに不思議だなと思った。

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    2026年07月02日
  • スモールワールズ

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    スモールワールズという題名がピッタリな短編集でした。
    驚いたのは一つ一つのお話しが個性を持ち際立っていた。どの短編にも感情を揺さぶられ、印象の強い作品ばかりだった。すべてが4番打者のような短編の書き手に出会えたことが、本当に幸せだと思いました。

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    2026年07月01日
  • ほろよい読書 おかわり

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    シリーズ一巻目が好きだったので、大好きな一穂ミチさんの作品も入ったおかわりを。

    一穂さんのゾワっとする話も良かったのだけど西條さんの「タイムスリップ」を読んで一人で小洒落たおつまみと頂く日本酒が恋しくなって、それだけのために一時帰国したくなった。

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    2026年07月01日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    30年の眠りから覚めるというのはどういう感覚だろう。今日子のセリフの「好きだったものの続きとコピーばっかりあふれて」がものすごくしっくりくる。チープだけど体験に満ちていて過去と、リッチだけど流されていくばかりの現代は、どちらが幸せなんだろう。そんなことを考えさせられた小説でした。

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    2026年06月30日
  • 光のとこにいてね

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    こんな人間に出会いたい。
    受動的かもしれないけれど、自分を否定も肯定もしない存在に振り回されたい。
    ただ、その人のことを考えると頑張れすぎてしまったり、何もできなくなってしまったり、そんな重い感情を抱いて生きてみたい。

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    2026年06月30日
  • たぶん、恋しい

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    かけがえのない大切な人との短編集。
    皆それぞれ違った形の関係性が描かれていて、どの短編も良かった。
    人との繋がりを大切にしたいと思えた一冊。

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    2026年06月30日
  • アフター・ユー

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    他人のせいにせず自分のことは自分で解決したい。そうすればすべてのことに納得できそう。ずっとわからなかったことがはっきりするのはサッパリするのだろうけど、大切な人にもう会えないというのは悲しい。

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    2026年06月30日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    〈備忘録・ネタバレあり〉
    裕福な医者の家庭で暮らす大人びた結珠と、
    母子2人団地で暮らす、子供らしく純朴な果遠。
    物語は2人が出会う小学二年生からはじまり、高校での再会、結婚後の再会…と、
    時期ごとにそれぞれの目線から、交互に語られながら進行する。

    自分の家は普通と違う、自分は馬鹿だと自認しながらも、
    結珠の恵まれた環境を聞いても妬まず純粋な目を向ける果遠と、
    変わった環境だとは思いつつも偏見を持たずに接する結珠。
    実は時計を読めないと告白した果遠に対し、
    結珠がバカにせず「そんなの教えてあげる」と教えたとき。
    果遠にとってこの経験が「自分は馬鹿じゃないかも、変な家庭環境でも自分を諦めない」

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    2026年06月30日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    久々にページをめくる手が止まらない本を選べたぞー!と思ったけど、最後がちょっと物足りなかった‪(ᵕ ᵕ̩̩)
    もう少し公衆電話についても深掘りして欲しかったし、もう少し浦さんがしたことについて内容があってもよかったんじゃないかなあ、とか思ったり、、、。

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    2026年06月29日