一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
王様のブランチでも紹介され、一穂ミチさんの作品は個人的に外したことがないので、迷わず手に取った。
合コンで知り合い、交際をはじめた僕とマリ。マリは飼い猫・セッコを溺愛し、猫のために夜は早めに帰り、旅行もしない。つきあって半年、ようやくマリが自室に招いてくれたのだが…
巻頭の『エンパイアライン』を含む6話からなる短編集。どこか不思議でファンタジーテイストなものから、大人の恋愛、家族もの、どんでん返しまで、多種多様な物語。
それでいて、全体を通してじんわり沁みるような、ほっこりするような、優しい気持ちになれるような… たぶん、恋しい空気感が漂っている。
中でも、個人的には『すげえ泣くじゃん -
Posted by ブクログ
本屋さんを舞台にしたアンソロジーで、かつ、作家が凪良ゆう、瀬尾まいこ、坂木司、一穂ミチ、三浦しをんと来たもんだ。信頼置いて買ってみた。
5人5様。まさに。5人5様で楽しめる。
三浦しをんは久々に読んだが、そうだったこの軽妙さ。と思ったし、瀬尾まいこは相変わらずのとぼけた優しい人々満載だし、凪良ゆうは切なく切実で現実的でありながらささやかな希望。坂木司は読んだことなかったみたいだが、なるほど和菓子のアンの人って感じね、で、書店についてよくわかるし、今後この作家のお仕事本読んでみたいなと思わされた。
そして、一穂ミチ。
特に異質感あるミステリアスというかダイナミックな。
「中国の大半を横切り、 -
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Posted by ブクログ
本屋さんのオススメになっていたので買ってみました。初めての一穂ミチさんでしたが、あっという間に引き込まれて一気に読み終わってしまいました。
会話のテンポがよくとても読みやすいです。
内容は罪をテーマにした短編集でそれぞれが独立したお話になっています。どのお話も一癖あって、展開が想像と違ったりして面白いです。個人的に展開が面白かったのは憐光です。豪雨で亡くなった主人公の女の子が数年の時を経て遺骨が見つかったことで、幽霊として現在をみるという視点で話が進んでいきます。登場人物のほとんどが不気味です。主人公のお母さんのつくるお菓子に髪の毛が混入している描写や娘を許していないという話ぶりから、詳細には -
Posted by ブクログ
恋人がSNSで裏アカ女子と繋がっていた経験があって、その時を思い出しながら泣きながら読んだ。そうそう、性犯罪者と付き合ってる自分って思うと別れなければいけない気がして、周りの人には「わたしなら絶対別れる」とか無責任に言われて。愛しているから許したい気持ちと、女として許してはいけない気持ちと、いっそのこと知らなければと思う気持ちと、それでもそれまでしてくれたことへの感謝と。色んな呪いに縛られながら、その日からずっとずっと、別れるかどうか考え続けることになる。
してしまったら、知ってしまったら、もうその痛みと共に生きていくしかなかった。それでもなお、その人に対する気持ちは感謝や幸せであって欲しい