一穂ミチのレビュー一覧
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ネタバレOff you goを先に読んでしまってたのもあってか、佐伯さん、ああ佐伯さん……みたいな複雑な気持ちに。
一束も佐伯さんも実らなかった初恋に囚われた同士で惹かれあってたのかな。
タイトルと、そこに纏わるエピソードがとても好きです。
思春期のゆらぎともどかしさ、そこで止まった時間がもう一度動き出し、二人が歩み出す姿がなんとも言えないひりひりした痛みと切なさを色鮮やかに残していきます。
香港と日本、ふたつの舞台の対比がうまく生かされていて、劇的な展開を盛り上げてくれたなーと。
圭輔は一穂キャラ随一の子どもっぽい攻めですが、そこがなんともかわいい。
is in you=あなたのもの、というまっす -
購入済み
願いが叶った!
『is in you』が好きすぎて、月1の頻度で読み返してましたが、まさか念願の番外編が出るなんて!夢じゃなかろうか?!(笑)。
落ち着く所に落ち着いた二人のその後が読みたくて、時には一人妄想していましたが、やっぱり本物のラブラブには敵わないよ…幸せ~
ふたりの絆が強くなっていくのが感じられます
一穂先生、再び二人を書いてくれてありがとうございます!
2でもぜひお願いします!!
相変わらず圭輔先輩カッコ良くて一束が羨ましいよ☆
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今まで発行されていた新聞社シリーズの同人誌や小冊子掲載作品などを集めた本。同人誌や小冊子を集めていた身としては…(以下略)ですが、買えなかった本も収録されておまけに挿絵もあるしでファンにとってはお得な一冊。
ただ、そんな事情を知らず普通に続編だと思って購入した人は、戸惑ってしまうかも。林檎と違ってこちらはひと組のカプだけではない上、ひとつの話自体が極端に短い話もあるし。でも、それを差し引いても、読む価値のある貴重な話ばかり。カプが出てこない脇キャラ(女)のその後の話を、さわやかな気持ちで読めるとは思ってもみなかった。
一見雑多に見える細かいエピソードが、今も連綿と続いていてカプたちの世界を彩っ -
購入済み
面白いです
一穂さんの作品の中でもかなり好きなお話です。先に文庫本でも買ってましたがデジタルでも読みたくて、続刊ともに両方揃えちゃいました。主人公の心中の悪態と、外面に対するひたむきな努力が可愛らしくて憎めません。楽しくもどこか考えさせられる。素敵なお話です。
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ネタバレ家族に恵まれず、満たされない欠落を抱えた二人が互いの孤独に寄り添ってくれた故人を媒介に運命の巡り合わせのように出会い、ゆっくりと穏やかに心を重ね合わせていく物語。
特に何か劇的な展開があるわけでもないのですが、しっとりと霧雨が雨が降り続けるようなけぶった世界観の中で二人のさみしさがゆっくりゆっくり重なり合い、やがてあたたたかな想いとなって形を変えていくのがとても心地よかったです。
いまにしてみると、どしゃぶりの原型的な世界観のようにも思えます。
デリケートで繊細で他人に心を閉ざし、虚勢を張っていた慈雨が剥き出しの孤独をそっと包んで寄り添ってくれた亡き妻への想いを綴った裸の想いが描かれたエッセ -
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ネタバレめちゃくちゃお気に入りの小説「イエスかノーか半分か」の続編。
計と潮の掛け合いも前作に引き続き面白いですし二人の関係も甘くてたくさんきゅんきゅんさせていただきました……。
それだけに、途中の記憶喪失のくだりは唐突に思えて驚いた…んですが。
読み返してみると、「イエス~」のほうと表紙だけでなく内容も対になってるのかな?と思いました。
また、お仕事小説としても、胸にぐっさり突き刺さるものが多い作品でした……。あーすごく好き。
大好きな作品なのでこれからもちょこちょここの二人の話が読めるといいなあ…と思いつつ。
こちらもドラマCD化するといいなあ。 -
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「イエスかノーか半分か 」の続編。すごく裏表のある人気アナウンサー、計が今回も心の中で毒吐きまくりで面白かったです。もう以前のように性格悪~とかはまったく思いませんwむしろ、すごく気分爽快です。
映像作家の潮とは順調にラブラブのようでよかったと思わせてくれました。彼だけには素の部分を晒してるんだけど、安心してる証拠なんだなとしっかり感じます。
絶対安全地帯なんですよね…
そこそこ波風は立ってましたが、客観的に見ても安心できる関係なんで、頭打ってあなた誰ですか状態になっても信じられるものがありましたw
お仕事ものとしても楽しい展開になっていて、思わず引きこまれてしまいました。
報道番組の抱える -
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ネタバレBL的な見せ場と山場もたくさんあって起伏に富んだエンタメなんだけど、『職業意識』を通しての物の見方考え方、生き方がきちんと描かれて人間を魅力的に描く人だなぁというのをひしひし感じさせられました。
会話のテンポ、絶好調の毒舌の裏で繰り広げられる不安と本音と焦り、すれ違いに切なくもハラハラさせられたり。
一気に二作続けて読めた後追い組ですが、半年足らずで一冊まるごと書き下ろしの続刊だったのか。
スピンオフじゃない二巻はイエスノーが初めてなあたり、それだけ反響が大きかったんだな。
前作でも感じた事ですが、計みたいに去勢を張って見せかけの自分で生きてきた人にとっては偽らない自分を受け入れてくれる相 -
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ネタバレ優等生で外面を完璧に取り繕いながら素顔はがさつで超毒舌、心の中での口癖は「愚民が」の俺様キャラ。表裏を完璧に使い分ける、ある種の二重人格の王子様アナウンサー計はひょんな事から仕事で知り合った【表】の顔を知る相手、ストップモーションアニメーション作家の潮と素顔の自分で対面してしまい……。
何でもそつなくこなす完璧な王子様、と見せかけて人一倍真面目で勤勉な努力家、家族以外に一切素の顔を見せないよう気を張って虚構の世界を生き続ける計はある種不器用なのかも。
性悪と取られても仕方ないイイ性格なのに、清々しい程の毒舌の裏での並外れたたゆまぬ努力や苦悩をきちんと描かれているからか、計のキャラクターは嫌味 -
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ネタバレあらすじ
極端な二面性を持つ人気アナウンサーの計と、懐の深すぎる映像作家の潮。知り合って一年、些細な諍いは絶えないながら仲良くやっていたふたり。そんなとき計は「ザ・ニュース」の裏番組に出演するタレントの木崎が、自分のせいで旭テレビのアナウンサー試験に落ちていたことを知る。好きでなったわけじゃない自分に、ここにいる資格はあるのか。迷いから調子を崩す計は、心配してくれる潮にも素直になれず…?
おまけのような後半の国江多さんネタが面白かった。
ココに来て、このネタか?と思ったけれど、壁ドンの解答編の演出効果としては最高に良かった。
それにしても、あの台詞。素晴らしいです。
潮に向って言わせる言葉 -
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ネタバレ▼あらすじ
八年のイギリス駐在を経て日本に戻って来た達生(たつお)は、帰国したその足でオフィスに向かい、 海外赴任中に入社したり異動してきた社員たちと初めて顔を合わせることに。
しかし、達生の存在に気づいていないのか、ひとり黙々と仕事を続ける男がいた。
その男――和(なぎ)は、渡英直前に旅先で一夜を共にし、置き去りにしてきた相手だった……。
白くて、四角くて――砂糖みたいにとびきり甘いきみ。
大人のためのビタースウィート・ロマンス。
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途中で何度も目頭が熱くなりました。
BL小説でこんなにも心が揺さぶられ、感動したのは久し振りです。
一度読み始めたら止められなくて、一気にラス -
Posted by ブクログ
ネタバレ林檎〜のスピンオフ、人の感情を玩具のように弄ぶ脅威の男・栫と何故かそんな彼にどうしようもなく引き寄せられてしまった生協バイトの青年嵐のお話。
BLのレーベルから出てはいますが、物語の本質は数奇な運命に翻弄される人たちのサスペンスドラマなのかな。
止まった時間に囚われて壊れてしまったそ栫とその家族、母親である翠子の描写はぞっとするほど。
5年間付かず離れずの距離で友人として付き合い続けてタイミングを見計らったように秘密を暴いて感情を砕こうとする栫は怖すぎる……。
内側から破綻した栫にとって、それでも自分から離れようとしない嵐は彼が初めて手にした希望であり、生きる意味に繋がる程の唯一無二の存在な -
ネタバレ 購入済み
もう~大好き
すごくいいお話!
初めて読んだ一穂さん作品で、これをきっかけに一穂ワールドにはまりましたが、このお話がダントツ好き!!
13年経っても、一束を真っ直ぐに求めてくる男らしく純粋な先輩にもうドキドキが止まりませんでした!
不器用ながらも先輩を想う一束も可愛くて、、
写真立ての間から一束の書いた英文の紙切れが出てきた時は、BL読んでいて初めて涙が出ました。
なんて素敵な世界観なんだろう…
もっともっと二人の話が読みたい…
いつか再びこの二人の話で続編が出ることを願ってやみません。 -
Posted by ブクログ
なんというか本当にしみじみとするお話でした。
一穂さんの他の本、他の新聞社シリーズに比べて本の厚さが薄い…?と思い割とさら~っと読み終わっちゃうのかな?と思っていたのですが、その考えを裏切る、読み応えのある本でした。
このページ数に、主人公の二人、有村望と和久井冬梧の長い長い年月の物語が描かれています。
話は過去、有村と和久井の出会いから始まり、二人の別れ、そして十七年後の再会…までが書かれています。
二人の出会いは、証明写真のボックスという何故ここ!という場所なのですが、その出会いが最後にとても大切な意味を持ちます。最初は想像できなかったのですが、全て読み終えた後に、この出会いのシーンをも -
購入済み
年下攻めに目覚めた!
やっぱり大好き一穂さん!
タオルにくるまるくだりがなんだかほっこりと幸せでした。
数真が最中によくしゃべるのがかわいくてきゅんきゅんしました。年下攻めとか特に好きとも嫌いとも思ってなかったけどこれはいいなー