一穂ミチのレビュー一覧

  • 藍より甘く

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    彼女がいる攻めと、男にしか恋をしない受け。大学生二人の、そんなすれ違いと哀しい恋の物語を、とても丁寧に書いていると感じます。彼女も、友達としての受けも、どちらも捨てられない攻めの葛藤や、どうしても攻めへと想いを断ち切れない受けの苦しさが、読んでいるこちらも切なくなってくる。描写がとても美しく、静か。こういう書き方をする人、BL作家さんには珍しい気がします。

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    2011年01月08日
  • さみしさのレシピ

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    これはすごく好きだと思った。やっぱり細かい描写が持ち味の方なのか。
    途中まで、受攻の区別がついてないまま読んでましたよ。

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    2010年11月07日
  • Don’t touch me

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    特殊清掃人(死体のあった部屋やら腐敗物のある部屋やらそういう
    特殊なところのお掃除屋さん)の攻めと、超潔癖症の受けのお話。

    潔癖症で、歴代の彼女には結局引かれ、傷ついて生きてきたせいか
    開き直ってズケズケモノも言う受け。
    攻めの職業を聞いた瞬間こそ、酷いことを言って攻めを傷つけたりも
    したけれど、側に居て何故か心地良く、おおらかで、受けのトゲトゲも
    受け止めてくれる攻め。最初は友人として急接近する。

    『雪よ林檎の香のごとく』が好きな人なら、気に入るんじゃないかと思う
    ポイントは、2人の会話。『雪よ~』のように、ぽんぽんと心地良い会話で
    2人の気持ちが近づいていく様子に萌えるあのパターンなの

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    2010年05月21日
  • Don’t touch me

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    すべての要素が物語に深く関わり合っていて、
    ?とならないのに理論的じゃない。
    どんどん吸い込まれて行く感じがすごくよかった。
    一穂ミチさんは本当に・・文章と言葉で感情を率直に感じさせてきます。
    心で好きになる気持ち。
    なんか好きになるって気持ちを大切に想うキャラたちの感情に感動させられた。
    一穂ミチさんが更にどんどん進化してる・・
    だいすきだわ・・

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    2010年05月18日
  • Don’t touch me

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    書き下ろしの、二人が海沿いで再会するシーンがなんとも言えません。
    二人の、緊張感のない会話がほほえましいのがまた切なかったりしました。
    一穂さんの、ぽんぽんとやりとりされる会話って好きです。

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    2010年05月16日
  • Don’t touch me

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    一穂さんの本久しぶりに読んだ気がします。やっぱり素敵だなあ。恋愛の切なさとか小物の使い方とか女子キャラの絡めかたとかすごいといつも思います。あと大体一回はじんわりしてしまう。地元で再会してからの流れに引き込まれました。

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    2010年05月15日
  • 藍より甘く

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    2回も続けて読んでしまいました。ハルの暁行に対する愛情が静かに溢れてくるようなとこがせつなくて愛おしくてたまりません。

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    2010年04月16日
  • はな咲く家路

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    失明しかけるシーンと、その原因になるシーン、ハナさんの木彫りのシーン(高校時代のも、大学のも)がいい。
    過去と現在が入り乱れてるから、読みながらたまに頭がこんがらがるけどいい話。職人気質な格好よさが好きならオススメ。

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    2009年12月08日
  • 藍より甘く

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    美しすぎる話。飛び降りるフリとかを筆頭に、ノンケを好きになったのについうっかり口に乗せちゃった後の苦悩と、逆にノンケだったはずなのに惹かれてる事実に対する混乱がどっちもすごく綺麗。

    消えるつもりでブログ見てたこと明かしたコメントとかも、ニヤリとする反面切ない。
    くっついたあとの甘さも好きですが、この葛藤がいい。

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    2009年12月08日
  • はな咲く家路

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    BL小説。
    ほのぼの。切ない系。

    再婚で一緒に住むことになった義兄弟の恋。
    いい話なんだけど、時間軸が「高校生(過去)」と「大学生(現在)」を行ったり来たりするとき、どちらも「学生」なので一瞬どっちの話かわからないときがあった。

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    2009年11月29日
  • 藍より甘く

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    一穂さんの作品は「雪よ林檎の香のごとく」が一番好きだったんですけどそれと同じくらいこれも好きです。遥の一途っぷりとかがひたすら切なくてディッシャーのくだりでじわりときました。短編はまた雰囲気が変わってかわいくて素敵です。

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    2009年11月22日
  • 藍より甘く

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    大学の友人でバイト仲間の2人。受けが攻めに告白するところから
    始まる。受けは攻めには何も求めない。攻めはそのことをきっかけに
    意識するんだけど、やっぱり「一番大事な友達」。

    「大事な友人だから、傷つけたくないから会えない」と、切ない別れを
    選ぶほど、“恋”へ進んではくれない。でも、一番大切にしたくて
    一番側に居たいのはわかっている、そういう2人が、結ばれていく
    過程が、もの静かに進んでいくからこそ、切なくて感じる良作かと。

    恋人になった後の2人の短編も入ってます。さらさらと綴られる
    その上品な甘さに「ご馳走様」と言いたくなりました。お気に入り。

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    2009年11月09日
  • はな咲く家路

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    一穂さんの書く青春ものが好きすぎます。適切に言い表す言葉が見つからないんですが。嘘っぽくないんだけどなんとなく透明というか……。あと家族の書き方もうまいですよね。エロを期待する人向けではないですがBL大丈夫なら是非おすすめしたいです。

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    2009年10月29日
  • 朝から朝まで

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    ああああ萌える!萌えるよ!萌えるなんて一言でまとめるのがもったいないくらい萌えた!
    一穂さんはくっつくまでの描写が神だと思うのです。この作品も表題作〜くっつくまでとかがすごい好きです。
    オススメです。

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    2009年10月04日
  • オールトの雲

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    帯の志水ゆきせんせーが仰っている通り、BL初心者でもすんなり読める課題図書といった印象。

    幼なじみっていいな。と素直に思える、心がほっこり&ラストにじんわりくる良作ではないかと思います。
    個人的に成長した二人のその後を見てみたい、という気持ちを込めて☆5つv

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    2009年10月04日
  • 朝から朝まで

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    色々なことをきちんと描いていて、読み応えがありました。
    「夜から朝まで」の、電車に乗ってからのシーンがとても可愛いかったです。

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    2009年10月04日
  • オールトの雲

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    ついに一穂さんの新刊が……!
    『雪よ林檎の香のごとく』読んでから他に出ないのかなーとずっと待ってたのですよ。

    本編に関しては幼馴染かわいすぎる!家族愛とか人との関わりとかそういうとこもしっかり書いてあるし雰囲気がとてつもなくいいんですよ……!そして流星群とムーンボウが見てみたいです。

    とにかくオススメです。BL大丈夫な方は是非。

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    2009年10月04日
  • アフター・ユー

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    海難事故にあった恋人には、どんな秘密があったのか? 大人の恋愛を描いたミステリー #アフター・ユー

    ■あらすじ
    タクシー運転手の青吾が帰宅すると、同棲していた多実がいなくなっていた。数日待ってみるも連絡が取れず不安に思っていると、海難事故の連絡が入る。しかもその時多実は見知らぬ男と一緒だったというのだ。その後、男の妻である沙都子と合流、事故のあった遠鹿島に向かうのだった…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    愛ってやつは年を重ねても鮮やかさを失うことはありませんよね。本作はそんな大人の愛を描いた物語です。

    ストーリーとしては、行方不明になってしまった恋人や関連する情報を調査すべく、関係者の沙都

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    2025年12月21日
  • パラソルでパラシュート

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    こちらの本も大阪が舞台。
    とても身近に感じられ、想像すらできてしまう。
    芸人さんの話は、興味深いところがあるので、すいすい読めてしまう。
    この第三者的な存在から見る芸人さんの思い。
    立場的にあり得ないような気がするが、あり得るかも?って考えると楽しい。
    恋愛なのか、友情なのか、微妙な関わり方が良かった。

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    2025年12月21日
  • スモールワールズ

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    まったく異なる7つの人生を垣間見れておもしろかった!
    どれも重いテーマではあったけど、ずーんと沈み込んでしまうだけではなく、その中でどう人生を生き抜いていこうとしているのかを見ることができた。

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    2025年12月20日