【感想・ネタバレ】ぼくのスターのレビュー

あらすじ

ほとんど学校へ行かず、アイドルオタクに勤しむ侑史。そんな推しメン一色の日々に、芹沢航輝と名乗る同級生が踏み込んできた――曰く、高校生活最後の一年は楽しく過ごしたいのにまだ顔も知らないクラスメートがいると気づいてやってきた、らしい。明るくかっこよくて直向きな航輝に気圧されるようにして、怖々と足を踏み出した侑史だけど……?

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

こういうお話すごく好きです。
久々に甘酸っぱくてキラキラした青春BLのお話に出会ったなと思いました。
引きこもりの早瀬君が、芹沢君にぐいぐい引っ張られて外の世界に連れだされていく、と同時に心までもぐいぐい持っていかれてしまう様子が可愛らしく、微笑ましくなりました。

きゅんとしたい人にオススメかもしれません。

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2013年04月16日

Posted by ブクログ

相変わらず上手い。最初の一頁で負けた気がするww

チケットの半券のミシン目の、切り離した後のチクチク…わかる、わかる、そういう感覚!こういう質の高い文章が最後まで覆い尽くしてるから読後感がハンパなく良いです

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2013年03月26日

購入済み

作家さんの大ファンです。今回もずぼしで、安心してたのしめました。これから段々大スターになっていく攻め君と迷わず、拗らせず、愛し合っていきますように…

#ほのぼの #癒やされる #萌え

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2021年06月02日

購入済み

学生らしい

中に挿し絵が1枚も入っていないので、コウキ。先生の絵がないのが残念です。内容は、少し強引な展開がありますが、学生らしい狭い世界で生きている感じが出ていてリアルで良かったです。挿し絵がないのでマイナス1。

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2021年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一穂さんは思春期の焦燥を描くのがとても上手くて、あとがきを読んでいても「あの頃」の感情をとてもやわらかに優しく胸に留めているのかな、と思わされます。
在宅ドルオタで半引きこもりの侑史が強引な性格のクラスメイトに無理やり教室へと引き戻され…から始まる青春物語。
小さなつまづき(年頃の子には心を揺るがす大事件)に身動きを奪われていた男の子がキラッキラのまばゆい輝きを放つ男の子に手を引かれての成長物語という構造はハートの問題のヨウを思い出します。そういえばレーベルいっしょ。
すごく真っ当でよい青春ものでキラキラしてるがゆえに、この友情はいつ恋愛になり、セックスで結ばれたいとなったのか正直よくわからないや…。
とはいえ、「妹に囲まれている」シチュエーションでの初めての濡れ場がとてもよいのです…。

主人公たちふたりだけではなく、「ほたるん」の兄への葛藤、親友が煌びやかな世界へと羽ばたいていってからの変わらない親友たちの態度など、等身大に生きている子達みんなが優しくていとおしくなります。

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2017年11月26日

Posted by ブクログ

一穂さんの学生もの、堪能させていただきました!好きだなこういうの。芸能人という派手なキーワードがありながらも物語自体は平凡な学生が一人のクラスメートに徐々に惹かれていくという至極まっとうな流れで、地味な話ながらもとても楽しめました。また一穂さんの学生もの、読んでみたい。

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2015年06月01日

Posted by ブクログ

面白くて、満足度は高いけど、
全然BL・・というか恋愛物の感じがしなかった。
普通に友情物語でも満足するような話しだったなー

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2013年08月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

こういう話好き。
エロがちょっと物足りないけど、静かに惹かれ合っていく日常の描写がすごく素敵だった。読み終わった後にふんわりした気持ちになれる話はいい。

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2013年06月23日

匿名

購入済み

一穂さんの作品に出てくる女性はたいていかっこいい。
今回もほたるんがいい。
正直メインの二人が”そこ”まで行くのがちょっと唐突だった気がする。
脇キャラの久住くんと羽山くんのその後も気になる。
特に久住くんが興味深い。

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2022年12月28日

購入済み

ゲーノー人

テーマでタイトルにスターの文字もある割りにどっちかってーと地味にまとまってます。ユーシは一穂さんの標準的な?どっか冷めてる低体温で浮世離れしてる風な子、対してコーキはちょっと暑苦しい子?(笑)。一穂さんだし!で粗筋もそこそこに読み出したら意外にも設定が高校生でちょっと新鮮でしたね。一穂さん作品、心理描写が的確で大抵の場合は移入出来る部分があるんですが本作はビミョーで盛り上がりに欠けた感じです。高校生故に?淡々とした展開からのボンっと火が付いたよーな官能的な件もなく、うーん普通に良かったけど一穂さん作品としたらどうでしょう、特記する点はない気がします。。

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2014年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

半ひきこもりでアイドルオタの侑史の前に突然現れたクラスメートの航輝。話したことすらないのに勝手に部屋まで上がりこんで来たこのクラスメートは、クラス全員揃ってないとさみしいしみんなでちゃんと卒業したいーなんていう手前勝手な理論を展開して、あれよあれよと言う間に侑史を強引に外の世界へと引っ張り出してしまう。
国民的アイドル『ほたるん』だらけの侑史の部屋を見て『キモ』などと物事はっきり言ってのける航輝の口調には、でも、1ミリの悪意もない。単純に思ったことを言っただけ…風の正直さに侑史も不思議と腹が立たない。
訳もわからないまま毎日学校へ連れ出され、放課後も頻繁に部屋にやってくる航輝に侑史は困惑する。どうやらクラスでも目立った存在らしい航輝がどうして自分みたいなオタクにかまうのか、戸惑いながらも侑史は航輝の半ば強引な訪問を受け入れていく。
でも種明かしはすぐにされ、学業の傍ら駆け出しの俳優でもある航輝は次の役作りのため、ひきこもりである侑史を観察したいのだと言う。
理由がはっきりして安堵する侑史は、航輝のペースに引っ張られ、次第に航輝のいる世界に溶け込んでいく。
航輝の方でも、初めこそ興味本位だったことは否めないけれど、侑史の繊細なやさしさ、真っ直ぐさに安らぎを覚える。侑史はちゃんと自分をわかってくれる。
侑史の言葉には嘘がないから。その言葉はいつも誠実だから。口から紡ぎ出されるモノと心のうちとはいつもきっかり同質だから。
俳優てしての注目度が上がるにつれ、次第に騒がしくなる周囲。気の置けない幼なじみ達のあえての無関心も心地よいけれど、航輝はやっぱり侑史の言葉が聞きたいと思う。
冒頭では、こんなふたりが一体どうやってお互いに恋愛感情を抱くのだろ…と思っていたけれど、案外スルスルっと恋愛にシフトするまで違和感なく読まされてしまった感じ。恋愛スイッチはなんだったんだろうな、とふと思ったりする。ふたりが潜在的ゲイだったって言うならふんふんと納得なんだけど。お互いがお互いを認め合って惹かれ合ってるのはよくわかったんだけど、ノンケ同士が誰よりも大切な友達を踏み越えて、恋愛対象に至るまでのプロセスがうすらモヤモヤ~としたまま、うまいこと読まされちゃったな。
航輝が実は国民的アイドル『ほたるん』の実兄で、兄妹がお互いに抱いているコンプレックスみたいなモノとか、まだ駆け出しの兄の伸びしろが脅威なのだと、そんな兄に勝ち逃げしたいという妹の切実な心理とか、結構良かったな。
航輝の普通にかっこよくて、そのことに気負ってなくて、時に子供っぽく拗ねたりするとこかわいくて悪くなかった。
青々しいキラキラっとした話でした☆

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2013年12月30日

Posted by ブクログ

あ~これは一穂せんせいだから許される本だね。
キラキラで切なくて、何かに、あるいはどこかに届きそうで届かないもどかしい感じ…青春ってこんな感じだよねぇ。そういうのが過不足なく、ことさらに青春崇拝されることなく、でも丁寧に丁寧に重なって紡がれるストーリー。
こういう書き方は一穂せんせいならでは。ほかの作家さんにはできない技だ。

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2013年09月03日

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