一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とにかく1日の疲れが最高値に達した時のお風呂に入らなきゃっていうのが億劫過ぎる。
で、入んなきゃ〜入んなきゃ〜って思ってる間にうたた寝。
こんな生活が多いので、本の帯の文句にどんぴしゃり。
くたくたに疲れて帰った日、ショート動画でだらだら時間を溶かしてしまう日。
「お風呂に入らなきゃ」と頭では分かっているのに入る覚悟が決まらない!
→まさに私のこと。
なので気になって買いました。
お風呂にまつわるいろんなジャンルの話が読めて楽しかったけど、一つ一つが短いから何となく物足りなかったかな。
でも、お風呂に入った時の開放感、安堵感、そういうのに改めて気付かされたというか。もうさっさとお風呂に入ろうって思えました。
入っちゃえば気持ちいいんですよね。
いいなと思ったのは日向夏さんの『回復の泉』です。 -
Posted by ブクログ
自分が思う以上に人は自分のことを愛してくれているし、大事に想ってくれていることを感じられる作品でした!
死って本当に突然訪れるものって分かってるけど、
本当に突然すぎるよね、、
10年間同棲していた彼女が、突然目の前から消えてしまった。同じ境遇の沙都子と2人で事件の真相を探すべく離島でパートナーの過去と自分の母親の真の姿を知る。
この多実の考え、好き。
「自分」を決めるのって、自分じゃないんだなって思わない?誰かと接した瞬間の境界線がそのまま輪郭になるんだと思う。島みたいじゃない?
島?
そう。潮の満ち引きや天気によって海岸線は全然違うでしょ。それで、ほとんどは海の中。外から見えてる姿なんてほんの一部だけ。
(p.6) -
Posted by ブクログ
ネタバレ30年間、眠り続けた高校生。
この一文だけで、物語の世界に引き込まれた。
低体温治療によって30年もの眠りにつき、目覚めた今日子。
高校生のまま眠りについた彼女は、目覚めたときには47歳。
そんな現実を、いったいどう受け止めればいいのだろう。
読み始めると、想像以上に本格的なSF。
30年前の流行や価値観と、令和の世界。
変わってしまったもの、変わらないものを一緒に見つめながら、時代の移り変わりについて考えさせられた。
そして迎える衝撃のラスト。
突然の別れに涙が止まらず、読み終えたあとも、今日子の幸せを願わずにはいられなかった。
10年以上前に描かれた”近未来”が、今ではほとんど現代になっていることにも驚かされる。
切なくて、温かくて、未来について考えたくなる。
そんな余韻の残る一冊でした。