一穂ミチのレビュー一覧
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旅行先で事故死した事実婚の妻は、ほかの男と一緒だった……。
その男の妻とともに、事故の真相を探りに、現場に向かう。二人の事故の真相、そこに連なる自分の出自などが絡んでいき、なかなか複雑な人間関係に……ちょっと最近、記憶力にもやや自信がなくなってきている私は、なかなか読み進まず。
事故で配偶者を亡くした、その連れ合い同士という設定は、先日始まったドラマ『Tシャツが乾くまで』と似ている。
それにしても、突然パートナーを亡くした人のやり場のない気持ちは、胸に迫るものがある。小さな島という狭いコミュニティは、いろいろと怖いなぁ……。ファンタジー要素もありつつ、後半はミステリーだけでなくサスペンス要素も -
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Posted by ブクログ
ネタバレ30年間、眠り続けた高校生。
この一文だけで、物語の世界に引き込まれた。
低体温治療によって30年もの眠りにつき、目覚めた今日子。
高校生のまま眠りについた彼女は、目覚めたときには47歳。
そんな現実を、いったいどう受け止めればいいのだろう。
読み始めると、想像以上に本格的なSF。
30年前の流行や価値観と、令和の世界。
変わってしまったもの、変わらないものを一緒に見つめながら、時代の移り変わりについて考えさせられた。
そして迎える衝撃のラスト。
突然の別れに涙が止まらず、読み終えたあとも、今日子の幸せを願わずにはいられなかった。
10年以上前に描かれた”近未来”が、今ではほ -
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恋愛小説だと思って読み進めたら、ミステリーに近い感じでした。
タクシー運転手の青吾は、恋人の多実と10年同棲している。
多実は旅行に行くと家を出たが、数日たっても戻らず、見知らぬ男性 波留彦と五島列島で海難事故に遭い行方不明となる。
そこへ、波留彦の妻 沙都子が現れて、一緒に五島列島に行くことに…。
出来事は1週間~10日くらいの話なのに、壮絶なドラマを見ているような感覚でした。
多実と波留彦の過去を探る様子に、五島列島の小さな島"遠鹿島"(架空の島?)での人々の暮らしが静かに伝わってくる。
田舎ならではのコミュニティの狭さ、人間関係の濃さもさることながら、見たことがな -
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久しぶりに小説のアンソロジーが読みたくなって購入。
一穂ミチさん、田中兆子さん、カツセマサヒコさんの短編が良かったけれど、あとは文章に深みを感じられずさーっと流してしまった。
一穂ミチさんは短編が本当に上手で、限られた文字数の中で想像を膨らませさせるような文章が良かった。設定からしてもひねりがあって、やっぱり安定の一穂ミチさん。
田中兆子さんの小説は初めて読んだけど、不機嫌で人をコントロールするタイプの女性の視点で描かれていてとても面白かった。どのように不機嫌な自分と言うものが出来上がるのか、不機嫌を撒き散らした後に回収できない自分のプライドの高さ、だけどそれを俯瞰的に見ている自分もいる -
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Posted by ブクログ
一穂ミチさん、3冊目。大阪のテレビ局で働く老若男女のあれこれ。
社内不倫の前科で腫れ物扱いの40代独身女性アナウンサー、同期たちの早期退職に悩む50代の報道デスク、、好きになった人がゲイなのになぜか一緒に暮らしている20代タイムキーパー、非正規の現状が恨めしくても当たって砕けることもできない30代AD。
テレビ局という一見華やかな場所で働く人たちを描きながらキラキラ感はほとんどなく、幽霊やら児童ポルノやら腹話術やら出てくる、ちょっと変化球な筋書き。
大阪府民にとっては、よく知った阪神間の街の描写が楽しめ、実際に見舞われたかつての地震や台風の記憶が甦るのも一興。
地震で電車が止まっても徒歩で