一穂ミチのレビュー一覧

  • アフター・ユー

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    旅行先で事故死した事実婚の妻は、ほかの男と一緒だった……。
    その男の妻とともに、事故の真相を探りに、現場に向かう。二人の事故の真相、そこに連なる自分の出自などが絡んでいき、なかなか複雑な人間関係に……ちょっと最近、記憶力にもやや自信がなくなってきている私は、なかなか読み進まず。
    事故で配偶者を亡くした、その連れ合い同士という設定は、先日始まったドラマ『Tシャツが乾くまで』と似ている。
    それにしても、突然パートナーを亡くした人のやり場のない気持ちは、胸に迫るものがある。小さな島という狭いコミュニティは、いろいろと怖いなぁ……。ファンタジー要素もありつつ、後半はミステリーだけでなくサスペンス要素も

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    2026年07月25日
  • 5分後にお風呂に入りたくなる! 湯けむり文学

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    ネタバレ

    好きな作家さんが含まれていたので。

    どういうオーダーで5,6頁の風呂関係の作品を
    22人もの作家に依頼したのだろうか。

    最初のはやみねかおるのSFちっくな風呂を焚く話が、
    結構インパクトが強くて、
    他のお話が平凡に思えてしまうのは良いのか悪いのか。

    現実かどうかわかないがエッセイっぽい作品や、
    浦島家が銭湯を経営しているおとぎ話的な作品、
    一応殺人までいろいろな作風、題材のお風呂があって面白かった。

    ただ、かなりの短さのせいか、
    甲乙つけがたいというよりかは
    虻蜂取らずという言葉が浮かんできてしまったのは、解せぬ。

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    2026年07月24日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    ネタバレ

    30年間、眠り続けた高校生。

    この一文だけで、物語の世界に引き込まれた。

    低体温治療によって30年もの眠りにつき、目覚めた今日子。

    高校生のまま眠りについた彼女は、目覚めたときには47歳。
    そんな現実を、いったいどう受け止めればいいのだろう。

    読み始めると、想像以上に本格的なSF。

    30年前の流行や価値観と、令和の世界。

    変わってしまったもの、変わらないものを一緒に見つめながら、時代の移り変わりについて考えさせられた。

    そして迎える衝撃のラスト。

    突然の別れに涙が止まらず、読み終えたあとも、今日子の幸せを願わずにはいられなかった。

    10年以上前に描かれた”近未来”が、今ではほ

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    2026年07月24日
  • アフター・ユー

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    恋愛小説だと思って読み進めたら、ミステリーに近い感じでした。

    タクシー運転手の青吾は、恋人の多実と10年同棲している。
    多実は旅行に行くと家を出たが、数日たっても戻らず、見知らぬ男性 波留彦と五島列島で海難事故に遭い行方不明となる。
    そこへ、波留彦の妻 沙都子が現れて、一緒に五島列島に行くことに…。

    出来事は1週間~10日くらいの話なのに、壮絶なドラマを見ているような感覚でした。
    多実と波留彦の過去を探る様子に、五島列島の小さな島"遠鹿島"(架空の島?)での人々の暮らしが静かに伝わってくる。
    田舎ならではのコミュニティの狭さ、人間関係の濃さもさることながら、見たことがな

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    2026年07月23日
  • アフター・ユー

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    ヒューマンドラマ、恋愛、
    ミステリー、スピリチュアル
    全てがふんわり混ぜたれたような
    小説だった。

    悲しかった。

    とにもかくにも
    一穂ミチさんの作品は全部読みたい!!
    と意気込んでます。

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    2026年07月19日
  • スモールワールズ

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    何回も読み直すと物語同士の繋がりが感じられて楽しいのかも。一読目だから全部の繋がりは見つけられていない。というか、最後の書き下ろしのスモールスパークスがどの作品と繋がっているのかがわからない。モヤモヤするからもう一巡しようかな。魔王の帰還が1番好き。お姉さんのキャラが濃くて笑ってしまう。

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    2026年07月17日
  • パラソルでパラシュート

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    30歳を目前として、このままの生き方でいいのか悩むのは自分と重なるところがあった。
    色々な生き方があって正解はないけど、もっと自由に自分の気持ちを優先させて、今を楽しんで生きてみたいなと。

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    2026年07月14日
  • うたかたモザイク

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    一穂ミチさんの『うたかたモザイク』を読んだ。読後感はまったく違うのだけれど、ショートショートとも言えるここまでの短編集を読んだのが久しぶりすぎて、「あぁ一時期、星新一とかにハマった時期があったなぁ」と懐かしく思い出した。『BL』とか良かったな。ふとした瞬間に思い出す一編になりそう。

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    2026年07月12日
  • スモールワールズ

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    不幸を同情で消化させない、想像の範疇で終わらせない登場人物たちが頼もしい。光のところにいてね、よりこっちの方が好み。

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    2026年07月10日
  • ほろよい読書 おかわり

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    前回のが良かったので続きを。
    最初の青山美智子さんの作品がとっても好みでした。タイトルも可愛いし、内容も良かったです。

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    2026年07月10日
  • スモールワールズ

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    私たちが生きている『小さな世界』はどこかでみんな繋がっていて、残酷で不平等でままならないことばかり…

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    2026年07月06日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    別のシリーズを読んでわりと良かったのでこちらも手に取ってみました

    表紙とタイトルから、ほっこりする癒しの本だと思っていたけれど、ちょっと違いました
    でも、いただきますは、一人じゃなくてふたり、
    そう、だれかと一緒にしたいものですよね

    アンソロジー、良いものですね

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    2026年07月05日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    久しぶりに小説のアンソロジーが読みたくなって購入。

    一穂ミチさん、田中兆子さん、カツセマサヒコさんの短編が良かったけれど、あとは文章に深みを感じられずさーっと流してしまった。

    一穂ミチさんは短編が本当に上手で、限られた文字数の中で想像を膨らませさせるような文章が良かった。設定からしてもひねりがあって、やっぱり安定の一穂ミチさん。

    田中兆子さんの小説は初めて読んだけど、不機嫌で人をコントロールするタイプの女性の視点で描かれていてとても面白かった。どのように不機嫌な自分と言うものが出来上がるのか、不機嫌を撒き散らした後に回収できない自分のプライドの高さ、だけどそれを俯瞰的に見ている自分もいる

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    2026年07月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食を通じて人との繋がりを描く短編&エッセイ集。

    一穂ミチさん、山本ゆりさん、原田ひ香さんがよかった。大谷翔平が云々という小説は興味がなさすぎて飛ばしてしまったのだけど、それ以外は全般良かった。

    特に原田さんの「夏のカレー」は、主人公の年代や時代背景にそこはかとない切なさを感じて、久々に泣いてしまった。そんなにものすごく特別な話じゃないのに、しかも短編なのに、読み終わるときには二人の幸せを願う気持ちにさせられる。映画一本見たような感覚。筆力がすごいな。

    小説とエッセイを一度に楽しめるのが贅沢。

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    2026年07月03日
  • スモールワールズ

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    大好きな一穂ミチさんの人気作品。個人的に、彼女の持ち味が最大限活かされているのが短編集だと思っているので(もちろん長編も良いのだけど)、読んでしまうのが勿体無くてなかなか読めずにいた本だけど、一度読んだらあまりに面白くて、これまでに何度か読み返している。

    個性的なお姉ちゃんが愛おしい「魔王の帰還」、終始ほわほわとした不思議な空気感が漂いながら最後にピリッと締めてくる「ピクニック」。犯罪者とその被害者遺族の文通で物語が進む「花うた」には泣いてしまった。

    それぞれの短編がほんの少しずつ繋がっている仕掛けも好き。

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    2026年07月01日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    トータル面白かったという印象だけど、読んでないシリーズもの関連は当然わからないので知らないからあのオチにああ感じたのね成程、と解説読んで思ったり。
    紐、女子高、型取りが楽しかった。
    コピペ率たけーーーってのとああ二次創作だなってのの差がよく見えた1冊だった。

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    2026年06月29日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食にまつわるアンソロジー。
    古内一絵「ワタシノミカタ」、奥田亜希子「白と悪党」、田辺智加「初恋と食事」がお気に入り。
    田辺智加って、ぼる塾の田辺さん!
    尾形真理子は、好きだけど今回のは特に好みではなかった。期待してただけに残念。
    それにしても偶然なのかなんなのか、食にまつわるどころか幽霊にまつわる話もいくつかあって、不思議〜。

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    2026年06月26日
  • パラソルでパラシュート

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    オーディブルにて。
    ナレーションはすごくよかった。お年頃をとうに過ぎてしまったのであまり共感できなかった。
    若くて可愛らしいのに自分の夢や道がはっきりしないのは可哀想。早く出会えるといいなと思った。

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    2026年06月23日
  • 砂嵐に星屑

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    一穂ミチさん、3冊目。大阪のテレビ局で働く老若男女のあれこれ。

    社内不倫の前科で腫れ物扱いの40代独身女性アナウンサー、同期たちの早期退職に悩む50代の報道デスク、、好きになった人がゲイなのになぜか一緒に暮らしている20代タイムキーパー、非正規の現状が恨めしくても当たって砕けることもできない30代AD。
    テレビ局という一見華やかな場所で働く人たちを描きながらキラキラ感はほとんどなく、幽霊やら児童ポルノやら腹話術やら出てくる、ちょっと変化球な筋書き。
    大阪府民にとっては、よく知った阪神間の街の描写が楽しめ、実際に見舞われたかつての地震や台風の記憶が甦るのも一興。

    地震で電車が止まっても徒歩で

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    2026年06月16日
  • パラソルでパラシュート

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    主人公がかなり不思議なキャラ。共感するのは難しくて、どちらかというと不思議な感性を持つ女のレンズで世界を見る、という気持ちがした。秩序と競争社会、役割に押し付けられる日本社会に抗うテーマは朝井リョウっぽい、今どきのテーマのように感じた。

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    2026年06月05日