一穂ミチのレビュー一覧

  • GOAT Summer 2025

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    やっと読み終わった…というのがまず感想。
    ボリュームがすごい。

    GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
    比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。

    「悪」というテーマはとてもよかった。
    悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。

    ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
    申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
    他の本が読めなくなってしまう。

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    2026年05月25日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    お気に入りの作家さんの一人 一穂ミチ

    作者が「いつか書きたかった」という、
    「不在」と「喪失」の物語。
    【置いていくのも行かれるのも つらいのに、
    他者を必要としてしまう。どうしてでしょうね】

    帯にあった言葉そのままに
    恋人が旅行に行ったまま帰らぬ人に
    かつて生んでくれた母も自分を置いて失踪・・・・

    そんな暗い過去を背負う主人公 川西青吾
    突然いなくなった同棲相手 多実の足取りを探す旅は
    意外な出会いとつながりが交差して
    皆がそれぞれ隠し通そうとした真実をあぶりだしていく

    事件を解き明かすミステリー要素満載なストーリー展開 なのだが 
    登場人物それぞれの複雑な心境がせつなく 悲しい

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    2026年05月24日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    愛っていろんな形があるんだなって思ったけど、すてきだなとは思ったけど、最後2人で一緒に生きていくのかなって思ったらそれはそうならないで欲しかったなって自分が大きかった。

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    2026年05月24日
  • ツミデミック

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    コロナ禍を舞台に六つの「罪」を描いた短編集。普段は話に入り込んだ瞬間に終わってしまう短編に物足りなさを感じがちだけど、今まで読んだ作品が相性の良い一穂ミチさんの直木賞受賞作ということで期待して手に取った。

    作品によって入り込める度合いにバラつきはあったものの、フードデリバリーにハマる主婦を描いた「ロマンス☆」が一番のお気に入りに。ゾッとする話から温かい気持ちになる話までバラエティ豊かで、一冊の中で自分好みの物語に出会える面白さがある作品。

    今読むとコロナ禍の異様な空気感が思い出される。

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    2026年05月21日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べ物を囲む二人の間柄も境遇も様々。ほっこり穏やかばかりではない。
    丁寧で淡白だったり、舌が痺れるほどジャンクな味わいだったり一筋縄でいかない閉じた空間は止まらない味わい。

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    2026年05月20日
  • is in you

    購入済み

    正直、主人公みたいなタイプは、苦手です。あまり感情移入ができませんでした。心理描写が緻密で、この作者さんは流石だなと思うとともに、読んでいる間、ずっと苦しかった。

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    2026年05月20日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    主人公は40代タクシー運転手、10年以上籍入れてないけどいっしょに暮らしていた恋人の多実が「友達と旅行に行ってくる」といったきり連絡がつかなくなり失踪…というところから物語は始まっていく。ミステリっぽい導入。そこから主人公の出生を含めた過去や、多実の過去に大きく関わる五島列島に舞台がうつる。島の自然の描写が美しい。隠されていた様々なことが、主人公によって明らかになっていくことが序盤は面白かったのだが、中盤からファンタジーの力によって重要な事項が分かるようになってしまって、そこが個人的な好みとは離れてしまった。泣ける内容なのに泣けなかった…。

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    2026年05月18日
  • アフター・ユー

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    主人公の恋人が旅に出たまま戻らない。その恋人は海難事故に遭ったという。一緒にいたのは知らない男。男の妻と名乗る女性と主人公は真実を求め旅をする。

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    2026年05月13日
  • GOAT Summer 2025

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    せっかくの紙の本でほとんどが読み切りなのに「続きはWebにて」がちょっと不満。

    気に入った話
    ◎おやすみなさい、小羊ちゃん 一穂ミチ
    ◎願えば叶う 染井為人

    紹介と広告で気になった本
    ◎銀座で一番小さな書店 森岡督行
    ◎ピクニック部 嶽本野ばら
    ◎寝ても覚めても 柴崎友香
    ◎記憶喪失になったぼくが見た世界 坪倉優介

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    2026年05月13日
  • ツミデミック

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    幽霊の子の話が一番刺さった。
    自分が一方的に好意を持っていて接していても、そうじゃないこともある、そんな経験をしてきたのでどこか冷めてしまう気持ちが自分の中にもあります。裏切られた恨みや絶望じゃなくただそういうものと受け止めて成仏できてよかった。

    パンデミックが起きた当初はそういう世間だった気もするが、自分のいた場所は相当恵まれており全く偏見のない世界だった。本当に思い詰めて自殺した人もいたのだろうな。忘れてしまった自分も含めて世の中残酷である。

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    2026年05月11日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋 アンソロジーなので
    どの短編も単純なハッピーエンドではない。
    けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。

    収録作は以下の8作品

    「感情旅行」・一穂ミチ
    「独身の女王」・麻布競馬場
    「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
    「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
    「不機嫌依存症」・田中兆子
    「出会い」・朝比奈あすか
    「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
    「となりの独り」・カツセマサヒコ

    私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
    「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
    スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩

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    2026年05月10日
  • パラソルでパラシュート

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    初めの出逢い方から仲良くなるまでは割と好きな感じでよかったけど、自分自身が関西弁とお笑い苦手なのもありあまりハマれなかった…世界観は優しくてゆるく好きだっただけにそんな感情を覚えてしまった自分が残念だった。

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    2026年05月09日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    一穂ミチさん、2冊目。「スモールワールズ」にはとても惹きつけられたものの、その後、間が開いてしまった。

    2025年、明日子と双子の弟・日々人は、歳の近いいとこがいて、明日から彼女と一緒に暮らすことになることを父に知らされる。戸惑う二人の前に現われた彼女・今日子は、コールドスリープから目覚めたばかりの30年前の女子高生だった…という出だし。
    1995年と2015年を見比べながら風俗やテクノロジーの違いが話題の中心になる前半は懐かしさで面白くはあるがやや冗長。そこからちょっとひねった展開になるが、小さいところをぐるぐるしてただけで、話が広がる前にドクターストップがかかった感じ。
    軽い語り口でサク

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    2026年04月28日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    ネタバレ

    アンソロジーで、シリーズものを知ってると更に楽しめる的な話もあった。
    リングの裏話的な話は本当にそうなのか信じそうになって、営繕かるかやシリーズは長くなってきて今更手を出しづらくと思っていたけどお試し的に読めてよかった。
    あとやっぱ澤村さん怖すぎるでしょ。

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    2026年04月27日
  • パラソルでパラシュート

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    ジャンル分けが難しいが、スムーズに読めてしまうような作品。一穂ミチさんの光のとこにいてねが好きで読んだので、いまいち関係値の深さが物足りなくも感じたけれど、全体として読みやすい文章で好きだった。亨がいい、かっこいい。

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    2026年04月25日
  • 朝から朝まで

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    ネタバレ

    テレビ局を舞台としている物語なので、
    「YESかNOか半分か」のシリーズかと思ったら,そうでもなさそう。また別のお話。

    テレビ局でバイトする20歳の大学生、羽村結(はむらゆい♂)と報道記者兼解説員の後藤京平の恋愛ものではあるけど、
    半分はやっぱりテレビ局で働く人たちのお仕事物語。

    一穂ミチさんのBLは、大体半分仕事、半分(弱)恋愛ってのが多いかなーと思う。今回もそれ。

    結の母がテレビ局で働く事をものすごく反対していている理由も、それでもテレビ局でバイトしている理由もちゃんと出てくるのがいい。ただの過保護母ではないのだなーと(それでも過保護だけどね)

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    2026年04月24日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    相手の真意を理解する。
    相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
    そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
    相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
    無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
    少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。

    「恋は中央線」という言葉があった。
    中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
    でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
    同じ駅に何回着いたとしても新鮮を

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    2026年04月23日
  • 砂嵐に星屑

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    あんまり読んだことのないお仕事小説?に挑戦
    〈資料室の幽霊〉が一番好きだった。
    仕事をしていればいい事なんてそんなにないよなって思った。
    ただ、その中で一瞬でもこれで良かったんだと思える日があればいいなと思う。
    上手くいかない中で出会う人や、ぶつかることで見えるもの、進んでみなきゃ分からない部分を優しく描いているように感じた。
    個人的には、上手くいかない日々のリアルさにちょっと苦しくなってしまった部分がある。
    現実は物語のようには救われないから。
    それでもこの物語を読んだことがいつか希望になるのかなと思った。

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    2026年04月22日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    自分だったらどうするか。

    100%正しい人間なんていない。
    みんな、人に見せない一面がある。
    自分のこともわからない時があるのに、人のことをすべて分かるなんて無理。

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    2026年06月16日
  • 砂嵐に星屑

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    星3.5
    人それぞれ見えている世界が違うし、考えていることも違う。外見(年齢、性別、顔、行動)によってこういう人だろうという印象と、本当のその人は違う。そういうことが丁寧に書かれていた。

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    2026年04月18日