一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うーん、一言では言い表せない
新夏の立場を自分に置き換えて考えたら⋯どこまで啓久を信じられるのか、この先もコレを抱えながら一緒に歩めるのか 自信は無い 綺麗事では済まされない
別れるか結婚するのか、誰にも正解はわからない きっと、どれを選んでも時々悩まされる
一瞬の出来心だっただけなのか 啓久にしてもこの一瞬で人生が変わってしまう事の重大さを事あるごとに思い知らされる
あんなに結婚を目前にした、幸せを疑っていなかった2人に突きつけられた『性犯罪』と言う問題
莉子の境遇も複雑で色々と思いながら読み終わりました
答えが出ないまま、でも読み終えた感はすごく残りました
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Posted by ブクログ
久しぶりに小説のアンソロジーが読みたくなって購入。
一穂ミチさん、田中兆子さん、カツセマサヒコさんの短編が良かったけれど、あとは文章に深みを感じられずさーっと流してしまった。
一穂ミチさんは短編が本当に上手で、限られた文字数の中で想像を膨らませさせるような文章が良かった。設定からしてもひねりがあって、やっぱり安定の一穂ミチさん。
田中兆子さんの小説は初めて読んだけど、不機嫌で人をコントロールするタイプの女性の視点で描かれていてとても面白かった。どのように不機嫌な自分と言うものが出来上がるのか、不機嫌を撒き散らした後に回収できない自分のプライドの高さ、だけどそれを俯瞰的に見ている自分もいる -
Posted by ブクログ
ミステリ要素のある小説はさほど好まないけど、一穂ミチさんの筆力には信頼を置いているので、新刊が出たと聞いて迷わず購入。
当たり前に旅行から戻ってくると信じて疑わなかった恋人が帰ってこない。しかもその恋人多実は、五島列島の遠鹿島で男性と海難事故に遭い、行方不明になったという-というストーリー。ひとり喪失感に見舞われる青吾のもとに、多実と一緒に行方不明になった男性波留彦の妻が訪ねてくるところからストーリーが展開していく。
二人が訪れる遠鹿島の閉鎖的な雰囲気。誰もが彼もを知っていて、プライバシーなんてない田舎独特の空気。そこで少しずつ明らかになる二人の過去。
確かにミステリ要素は強めで、最初1 -
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Posted by ブクログ
発売と同時に買ったけどもったいなくてなかなか読めなかった一冊。やっと読みました。
婚約者が盗撮で逮捕された新香の複雑な心情だけじゃなくて、加害者である啓久の人生が、一瞬の出来心で犯した犯罪によって完全に変わってしまう様子も丁寧に書かれている。
新香の考え方はとても優しくて、どうにかして啓久を理解しようとする姿が痛々しくもあり。一方啓久の苦悩は自業自得と言ってしまえばそれまでだけど、そんな簡単なものでもなく、どんな形でも犯罪を犯した場合一番大きな罰は刑罰ではないのだなと思わされる。
男性視点も女性視点もとても心情描写が丁寧で、一穂ミチさんの作品をもっともっと読みたくなった。 -
Posted by ブクログ
「これはミステリー?…なの?」と手探りで読み進めた。一穂ミチさんの作品は文体も読みやすく個人的に相性がいいと感じていたはずが、今回は登場人物の繋がりを掴むのに少し苦戦して、思わず手元に相関図をメモしながらの読書になった(笑)これはきっとわたしの没入感が足りなかったせいかな。
それでも、最後のページには思わずうるっとした。「今」という日常が明日も当たり前に続くとは限らないんだよなぁと。
青吾や沙都子の行動力は現実味がないというか、そんなに?と思う場面はあったものの、こうもしてなきゃ正気を保っていられないというのはあるよなぁとも思ったり。現実を受け入れることもできず、落ち込みまくることもできず、宙 -
Posted by ブクログ
ネタバレ友達からたくさん推理小説を借り、その中に入っていた本で、今まで読んでこなかったタイプの本だった。
一言で言うと、「一旦みんな読む必要がある本だ」と感じた。性犯罪に関わらず、信じている人を一度でも裏切ってしまったら、もうその関係性はどう頑張っても元には戻せないのだと、改めて感じることができる。
ニカ目線のストーリーは読んでいてすごく切なく、自分ごとに置き換えて考えても、どうするべきかの答えは出なかった。
性犯罪は絶対に許されないことだ。しかし、自分の大好きなパートナーがついその日だけ、前日の酒も相待ってほろ酔いのままつい”やってしまった”その瞬間、相手のことを嫌いになれるかと言われたら私は無理。 -
Posted by ブクログ
愛するとは?許すとは?を考えさせられる一冊かなと。
若干私には若い感じがしたけども。
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「怖いような、わくわくもするような。進級前の春休みみたいな気分。」
これいいね。いい表現。
「男の欲望って、女から見ればブラックボックスみたいなところにあるよね。」
これはさすがに意義あり!お互い様だろそんなの。
結果的に女性が怖い目に遭う可能性が高いのは事実なんだけど、それと欲望を一緒にするのはどうなんかね。
「お釣り持ってないからLINE Payにしてくれない?」
連絡先をゲットするのに、こんなテクニックがあるん?笑
気持ち悪いおじさん(笑)の手法に何故か感心させられる。
こんな風にある意味ス -
Posted by ブクログ
ネタバレ盗撮という性犯罪をテーマにした恋愛の葛藤の物語。
タイトル名と「愛とか恋とかやさしさより」という2編の物語で構成されていて、タイトル作は婚約者が盗撮をしてしまった女性の話で、もう一つの方は盗撮してしまった本人の話。
盗撮は性犯罪でも軽いのか?拡散しなければ赦されるべきなのか?ということも含めて被害者ではなく、加害者側からの視点で心情が描かれていて、特に加害者の婚約者の苦しみは共感できました。
転じて、加害者本人の物語は被害者がキーパーソンとして登場してからは、ちょっとあり得ないシチュエーションだったものの、被害者の訳あり視点からなら理解できなくもない話でした。
いずれの女性も救われないものの