一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
そっと、大事にしたい人間ドラマ。
BLで、純な心で素直に恋しているんだけど・・
この話で良かったのは、
恋愛じゃない部分。
さらっと恋している心に触れさせられて、
感情移入しかけていたところに
人間模様や泣けるサイドストーリーが折り混じる。
テレビ局員×テレビ局でバイトしている大学生。
お互いが背負っているマスコミに関わるトラウマや、
人間味たっぷりな葛藤がすごくいいです。
その二人だけじゃなくて、
周りの局アナとかディレクターとかADとかその家族たちまで、
心が見えてきてリアリティがある。
(いろんな人の描写があってもごちゃごちゃしているわけじゃなく上手く流れに引き込まれる)
だが二人は
なかなかくっつかないのでエロはすーくなーいですw
でも、
前半のキスとかの「あらあら」「なぜそうなった」っていうちょっとした疑問が、
その後詳しく心象が描かれて「そうだったのか(しんみり)」と微笑ましく思える過程は存分に楽しめました。
どこか浮世離れしている雰囲気はたぶんイラストとの相乗効果^^
恋に落ちたりくっつく過程は
比較的やや早急っていうかあまり描写が多くないなあって印象。
私個人的に好きな「男どおしだから葛藤」ていうのもほとんどないですw
でもそれでもいい!!
攻めが作ったあの番組で泣いたからw
そこまでの布石があったからこそですが。
構成も文章も言葉もさすが一穂ミチさんって感じ。
ただ恋していちゃいちゃじゃない、
いろんな気持ちについて考えながら温かくなれる作品です。 -
Posted by ブクログ
人気作家5名による本屋に関係ある短編集。いずれもホッコリする佳品です。本屋で生き生きバイトする青年男子と占い師の小母さん「つづ続きは書店で」〈瀬尾まいこ〉、中国から来た男性との大学生生協書店での出会いに始まる不思議な縁とその真相?「歌うように生きて」〈一穂ミチ〉、瀬戸内海の島で地元に愛される鳩豆書店・駄菓子屋を開店する「手に取って見てみろよ」〈坂木司〉、離婚して実家の本屋に戻った女性(44歳)の中学時代の級友男性との出会い「小鳥たち」〈凪良ゆう〉、曾祖父からの書店を4代目で受け継いだ女性の仕事ぶり「見晴らし書店の一日」〈三浦しをん〉。書店の経営が厳しい環境にあることをいずれの話からも感じさせられ、業界の動向についてもいずれの作品からも学びとなった。