一穂ミチのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
なんとなく表紙と「スモールワールズ」というタイトルから、例えていうなら青山美智子先生の短編集みたいのを想像していたんですよ。
…違いましたね。ぐっと辛口ですね。最後に「えっ!?そういうことだったの?」とヒヤリとしたものを感じたり…。ほのぼの作品を思い浮かべながら読んだので、クリームシチューと思って食べたら激辛ホワイトカレーだったみたいな感じです。もちろんどちらも美味しいので気分と好みの問題です。
よくみたら「光のところにいてね」の一穂ミチ先生でしたね。短編集は初めてでしたがミチ先生っぽいといえばそんな感じです。七つの短編集ですが、わたしは「魔王の帰還」「花うた」がよかったです。 -
Posted by ブクログ
事故の真実を求め、男の妻だという沙都子と
遠鹿島へ向かう青吾。その島で、彼らは意外な
真実へと辿り着く。
読み終えた後、何だか複雑な気持ちになった。
青吾も沙都子も、これで次の一歩を踏み出す事が
できるのだろうか(沙都子は踏み出さなければ
ならない状況だが)
絡み合う人間関係、隠れていた真実が露わに
なっていく過程は面白かった。
閉鎖的な島。その場所で起こったかつての事件、
そこから全てが始まった。
意外とミステリーで、頁をめくる手が
止まらなかった。
ただ、途中のテレフォンカードのくだりは、
賛否両論あると思う。
ファンタジー要素はあまり必要ないような気も
するが、実際、手掛かりにはなっ -
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Posted by ブクログ
ちょうど主人公が自分と同じ年齢だったので、本屋でなんとなく手にとって作品。彼女の年齢を越してしまう前に、読んでしまおうと思って読み始めた。
ジャンルとしては恋愛小説。
けども、ガッツリ恋愛という感じじゃないから、恋愛小説が苦手な自分にはすごく読みやすかった。
まず、登場人物たちの会話が面白い。お笑い芸人が登場人物というのもあるが、シンプルにこの作家の会話劇が上手なのだろう。
ガハハと笑うような「おかしさ」というよりは、「洒落がきいている」ような表現が適切か。とにかく、会話が魅力的なので、スルスルと読めてしまう。
物語の流れとしても悪くはなかったが、自分が秀逸だなと思ったのは、比喩表現のた