一穂ミチのレビュー一覧

  • 砂嵐に星屑

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    それぞれ皆、背景があってそこに想いがある
    理解する必要はないし全てを知る必要もないけど、想像する、尊重する、寄り添う姿勢が大切だと思う。それが人だと思った。

    【眠れる夜のあなた】より抜粋
    でも、薄い関わりであろうと縁は縁で、思いがけず誰かの魂にそっと指先が掠める瞬間というのは確かにあり、自分が望むと望まぎるとに関係なく、尊い一瞬だと思う。それを疎んじたり軽んじたりしていたら、人の間で生きていけない。

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    2026年01月07日
  • うたかたモザイク

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    「ごしょうばん」と「神さまはそないやさしない」は心に残る。あと、「人生は現品限りなのだから」という言葉。

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    2026年01月04日
  • 砂嵐に星屑

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    2025年発でした。一穂ミチ先生の人間味のあるお話は定期的に読みたくなります。現実や日常が感じられる人や描写。この本は阪神・淡路大震災がたびたび出てくるので関西住みとしてはより身近に感じました。

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    2025年12月28日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    最後の山田詠美さんのエッセイはなかなか良かった。
    今っぽい?恋愛小説がほとんどなイメージ。心にグサっとくる瞬間がほぼなくて、なんだか戸惑うばかりだった。
    私が古臭いのかもしれない

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    2025年12月24日
  • GOAT Summer 2025

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    面白かったけど少し重かった。短編集だから、結末が読めてしまったり、後味の良くない物語が続くとちょっと滅入っちゃった。
    旅特集編はあんまり好きじゃないなぁ。悪はよかった。

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    2025年12月15日
  • ほろよい読書 おかわり

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    色んな作家さんの短編集を楽しめてとても良かったです!最後のタイムスリップの居酒屋のお話がとても好きでした!!

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    2025年12月08日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食事と恋をテーマに編まれた短篇集。現代を代表する作家による 7編と、3編のエッセイを収める。
    お気に入りはラストの原田ひ香「夏のカレー」。近付いたり、離れたりを繰り返す運命の男女の物語語。最後にあっと思わせる趣向も見事だが、それは小説としての体をなすためだけに付けられた結末で、そこを除いたとしても十分に傑作。
    次点は古内一絵「ワタシノミカタ」。昴のお兄さんっぷりが子気味よく、主人公の葛藤もよく描かれていて、プロットも良い。
    他は平凡か。

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    2025年12月03日
  • is in you

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    ネタバレ

    香港から転校してきた一束(いつか)は、海外からきた子ばかりのクラスにいたが、アメリカやヨーロッパからの転校生が多い中、アジア圏内の自分はなんとなくクラスにもいずらく、学校の旧校舎に入り込んで一人の時間をすごしていた。
    そこに3年の圭輔がやってきた。
    やがて二人はこの旧校舎の誰も来ない部屋で時間を過ごすことがふえていく。
    そして圭輔に対する気持ちは、恋愛の好意になっていくが、ある日圭輔にその教室でそんな雰囲気になったが拒否してしまった。
    それから圭輔は卒業、あわなくなる。
    13年後、香港で再会する・・・

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    2025年11月20日
  • ひつじの鍵

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    ネタバレ

    先にスピンオフのアンティミテを読んでからこちらを読んでしまった。
    どっちが好きかと言われたら・・・アンティミテかなぁ。
    でも、こちらもおもしろかった。

    母の再婚相手がメガネフレーム会社の社長で、結婚してからヒットをとばし急にお金持ちの息子になった。そのあとすぐ母が死亡。
    義理の父と自分だけになった。義父は羊(よう)にとてもとてもよくしてくれ、関係は良好。だけど、とても忙しいので、広すぎるタワマンで独りぼっち。
    母と二人暮らしの時は高校にいけるかどうか・・だったのに、今はお金持ちばかりの高校に通っている。
    そんなとき、クレジット会社のコンシェルジュに世話になることがあり、一色と知り合う。
    一色は「明日取引先の中国人の息子がどうしても欲しいというスイカミルクフレーバーのキャラメル千個を用意してほしい」という要望にしっかり応えた。
    それどころか、彼らが乗る飛行機に955個を受託荷物の手続きをしてすでに乗せ、5個は飛行機内で食べられるように・・と直接手渡すという配慮まで。
    羊はその完ぺきぶりに、「お金があったら何でもできるんだな」とちょっとあきれる。
    が、空港で義父と別れてトイレにいくと、先ほどのコンシェルジュ、一色が顔を洗っていた。さっきは完ぺきなコンシェルジュだったのに、ちょっと砕けて人間味があるのをみてしまう。
    一色は「口止め料ですよ」と羊の口にキャラメルをいれた。

    羊は今の学校には行ったのは、中学まで友だちだった和楽が入学するから。
    昔、ボロアパートに母と住んでいた時に同じ校区で小さいころから友だちだった。
    和楽の祖父が日本画の大家で、父母とも絵描き。生粋の絵描き一家だったが、和楽自身は絵を描いて生計をたてようとは思っていない。
    中学までは一般庶民と同じ暮らしを・・ということで公立中学だったが、高校からはこの両家の子息しか入れない学校に行く予定だった。
    羊はある理由からそこに入れてほしい、和楽と同じ高校に行きたいと頼んで入れてもらった(もう、義父の事業が目まぐるしく成功して家のランクとしては入れた)
    が、周りは生粋のお金持ち。話がなかなか合わない。
    ちゃんと回りも分かっていて、でも羊をからかうこともなく、「庶民っぽいキャラ」という感じで扱われていた。
    その感じがとても・・・しんどい。
    よくわからないこのしんどい感覚になると、一色に無茶を言う電話をするようになった。
    興味のないプレミアチケットを急に用意させたり、
    レアでなかなか入手できないフィギュア(興味なし)を用意させたり・・
    それをきっちりこなす一色。
    ある時父が、うちのランクだとコンシェルジュは父の要望は聞いてくれるが家族からの要求までは聞いてもらえないという。
    なぜ?一色はいままで自分のいう事をきいてくれていたんだ?
    一色に問い詰めると、無茶をいう事で羊の気持ちがすむのであれば付き合っていただけ・・という。
    それからちょっと一色は砕けた雰囲気に。
    そして、会社の電話ではなく(こちらは全て録音されている)、個人的な電話番号を伝える。
    羊は一色に会いたくて、いろいろ会う口実をつくる。

    いっぽう、それを身近で見ている和楽。彼は羊が好きだった。
    でも、そもそも羊がゲイやバイな訳はないと、告白もせずにいた。
    一色にはその気持ちはばれていたが。

    ある日、実の父親が羊のところに現れた。お金を工面してくれという。
    もちろん、断ったが、しつこくつきまとう。
    一緒にご飯をたべようとついていたが、薬をいれられたのか軟禁?誘拐?の状態になっていることにびっくりし・・・

    本編?らしきものがおわってからは、
    一色と羊がくっついた後の話がありまして(和楽の告白は最後のお話のなかにある)
    ラブラブでよきですなぁ~って感じですかね。

    この高校生の和楽が、大人になりキュレーターになって「アンティミテ」では主役としてでてくるんです。
    羊に振られてからは、なかなかな生活だったようですよ。特定の人はつくらずにあちこち・・・って感じで?
    それを知りながら読むと、和楽もつらいなぁ・・って思ってしまった。
    先にアッチを読んだので、どっちかって言うと、和楽に感情移入してしまった

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    2025年11月13日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    男性にしかわからない思考、女性にしかわからない思考がはっきりと対比して見せつけられ、同じ人間でありながら、違う種のように感じる1つの理由が、はっきりとした描写で書かれていて、新しい経験をした気がしました。人(社会の一部)として、恋人として、家族として、兄弟として、同僚として、加害者・被害者として、多くの感受がとてもリアルに感じ、フィクション作品でありながら日常生活において何か考えさせられました。相手を理解しようとすることが、解決になるとは限らないけれど、それは努力なしには成功がないことと一緒で、何もしなかったら、好転するはずがないことと同義だと思います。私は、周りの人を幸せにする力をつけたいと思ってはいますが、なかなかそのモチベーションと技術は長年つきません。そのチャンスが来た時に、すぐに一歩踏み出せるようにこのような本を今後も読んでいきたいです。

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    2026年09月10日
  • ほろよい読書 おかわり

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    前作が読んでいて心地よかったのでこちらも購入。
    今回も良い感じのサクサク感で読み進められました。
    奥田さんの中学生の姪との物語が1番好きだった。どうして男女で普通に友達として仲良くしてはいけないのか?なぜみんな「付き合う」ようになるのか?10代前半の子どもがピュアに熱く向き合う姿に、私もそう思った時期があったなあと。あくまで私の場合ですが、大学生くらいになると、ふたたび男女の距離が友情として近づくことも増えるから、そのことをあの姪ちゃんに教えてあげたくなった。笑

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    2025年10月31日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    一穂ミチさんが好きで手に取りました。短編集は気になっていた作家さんをパッと読めたり、触れたことない作家さんに出会えるのでたまに読むようにしています。
    どの短編も読みやすかった。

    今回は前から気になっていた原田ひ香さんを次読みたいなと思いました。

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    2025年10月30日
  • 青を抱く

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    ノンケ・ストレートを口説き落として受け堕ちさせた挙句に相思相愛という腐女子垂涎のBLストーリー。

    一穂ミチ好きが高じてとうとう BL にまで手を出してしまった…というわけではなく、角川文庫に入っていたので一般小説かと思って読んだというのが本当のところ。こういうのはルビー文庫に入れておけよ、と思ったら、初版はフルール文庫ブルーラインというBLレーベルで、長らく絶版だったものを昨今の一穂ミチの活躍を見て角川文庫で復刊させたものらしい。普通に同一レーベルで復刊すればいいのに。

    まあ、出生をめぐってあっと驚く展開もあり、濡れ場もたっぷりあり(まったく興奮せんけど…)、舞台となる海辺の町の雰囲気も良く、面白いは面白かった。

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    2025年10月26日
  • 青を抱く

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    BL⋯BLだよな、作品のジャンルとしては。海に落ちたまま意識が戻らなくなった弟・靖野を介護し続ける泉と、その泉の前に現れた、靖野によく似た宗清の、淡々と、でも深淵を覗き込むような危うさがたまらなかった。

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    2025年10月09日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景
    個性豊かな短編とエッセイがぎゅっと詰まった一冊

    収録作品は以下のとおり

    一穂ミチ 「わたしたちは平穏」

    古内一絵 「ワタシノミカタ 」

    君嶋彼方 「ヴァンパイアの朝食 」

    錦見映理子 「くちうつし 」

    奥田亜希子 「白と悪党」

    尾形真理子 「SUMMER STREAMER 」

    原田ひ香 「夏のカレー」

    《エッセイ・掌編》
    田辺智加 「初恋と食事」

    山本ゆり 「ゆかりとバターのパスタ」

    山田詠美 「恩響の彼方のトマトサラダ」


    私は特に、錦見映理子さん、尾形真理子さん、原田ひ香さんの作品が好みだった。
    ある作品では、涙がじんわり浮かんでくる。
    またある作品では、言葉のセンスが上手すぎてニンマリしてしまった。尾形さんの背徳行為とか。笑

    どの作品も、恋と食がテーマという以外は、全く趣が違っていて面白い。其々の個性が光っているので、気になった作家さんの他作品も読んでみたいと思った。


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    2025年10月09日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    それほど有栖川有栖の作品は読んだことないのだけれど、知らなくても楽しめる作品が多かった。一番好みなのはやはり白井さん。いろんな意味で本人らしさをしっかり出しつつも良さが出ていた。

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    2025年10月01日
  • イエスかノーか半分か《コミック版》(1)【電子限定おまけ付き】

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    ネタバレ

    ずっと気になっていた一穂ミチさん原作の漫画。

    仕事モードの時に完璧な仮面を被る計が、その表と裏の使い分けによって自分らしさがわからなくなったところを、潮がすべて包み込んで好きでいてくれるのがたまらなく純愛を感じた。

    アクセント辞典にパラパラ漫画描いてくれていたところを見た時、声にならない悲鳴が出た。良すぎる。

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    2025年09月18日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    最恐感はないけれどなかなかに楽しめた一冊。展開は828の1、オチはニンゲン柱が結構好き。あとは冬彦ー!とツッコミたくなった
    笑

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    2025年09月15日
  • 砂嵐に星屑

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    大阪の民放テレビ局で働くアナウンサー、報道デスク、タイムキーパー、ADたち、華やかそうに見える裏側にある悩み、葛藤、辛さ、ままならない思いなど。小説の題材としてはいかにもではあるし、一穂ミチの描き出す物語は傷ついた心を少し癒すような、労わるようなところがある。
    お話としてはしょうもないなあ、まあそうね、でも何とかなるよ、とか思いながら読み進めたが、この作家の傑作を読んできたところからすると、かなり物足りない。というか、この軽さやよく言えば優しさが、この作者の真骨頂なのかもしれない。大阪とマスコミという自分が好きでない題材による評価は必ずしもこの小説への正当な評価とは言えないが。

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    2025年09月15日
  • 青を抱く

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    ネタバレ

    BLだとわかってて読み始めたが、ほんとうに、ちゃんと、BLだった。始めてBL作品を読んだ。
    ごめんなさい、行為のところは読み飛ばしてしまいました。アナルだけは、、、、

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    2025年09月11日