一穂ミチのレビュー一覧

  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あこがれのインフルエンサーが予想外に結婚、その生き方を正解と思い込み信じてきたのにどうする?という話、麻布競馬場「独身女王」。
    砂村かいり「オレンジシャドウの憂鬱」、気が合うと思っていた若い友人の嫌らしい行い。女同士ありがちで怖い。でもメイクをそれほど楽しめることは羨ましかった。自分が何ベース+季節なのか私はわからないけど世の中の人はそんなにわかってるものなのかな。アンソロジーなのでさっと読め気分転換にぴったりの一冊。

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    2026年03月15日
  • パラソルでパラシュート

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    他の小説が面白かったのでこちらも。終盤まであまりのめり込めずに拍子抜けしたものの、終盤のごたごたからは面白かった。自由に生きたっていいよね。

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    2026年03月15日
  • フルール文庫創刊記念 ブルーライン

    購入済み

    いろいろ

    最初のお話ふったらどしゃぶりの続きがめちゃくちゃ気になります。この2人がどうやって恋に落ちていくのか。他作品はちょっと好みと合わなかったかもです。

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    2026年03月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今まで恋愛小説というものを
    「まあ読んでみるか」みたいな感じに
    年に1~2冊程度読んできた私だが、
    恋というものに対峙したときに
    普段は知らない自分を見せつけられたり
    思わぬ人間臭さ、ダサさみたいなものが出てしまったり
    実に人間らしいなと、
    恋愛小説を続けて読んでそう思った。

    本書の「不機嫌依存性」に出てくる女性はまさしく私で、
    読んでいて恥ずかしくなってしまった。

    恋って人間ですね。

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    2026年03月03日
  • パラソルでパラシュート

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    舞台は大阪。受付嬢の美雨が北海道出身ながらもコテコテな関西弁を話す芸人トオルとのバンドのコンサートで出会い不思議な関係を作っていく。芸人トオルと何とも不思議な関係性が展開されていく、ヘンテコな関係のヘンテコな物語。二十代後半ながらも家族でも無く、ラブストーリーでも無く、安定した関西に住む芸人たちと受付嬢の歪な関係性の若者達のお話。何とも不思議な関係性が和やかでもあり悠々自適でもあり色んな季節の感じを受けた作品でした。

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    2026年03月06日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋のアンソロジー。
    読んだことのある作家さんが4人、まだの作家さんが4人とちょうど半分。
    アンソロジーでは、こうやって普段手に取ることのない方の作品を読めるのも楽しい。
    「うまくいかない」とタイトルにもある通り、30代の恋愛は年齢的にも難しくなってくる。
    若さの勢いに任せて…も無理だし、達観するには若いし。
    好きだったのは、一穂ミチさんの「感情旅行」。行き先が出雲というのも良かった。
    そして、この本を読んでいて改めて気付いたのは、やっぱり恋愛小説はハッピーエンドが好きだということ。次は幸せに浸れる恋愛小説を読もう。

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    2026年03月02日
  • パラソルでパラシュート

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    ネタバレ

    audible
    カバーのかわいらしいイラストとタイトルに騙される。一人の人間としての強さを描いているお話だった。恋愛小説のような、たまにキュンとするところも出てくる。出てくる人達みんながいい人でないところが良い。とても人間らしく、親しみがわく。美雨の飄々とした感じも良かった。そこが、みんなに好かれている理由なのでは。お笑いの人と引けを取らない感じだった。
    まだまだ女性の若さ有りきの風潮に哀しみと、一穂さんのそれに対するメッセージが感じられた。

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    2026年03月01日
  • ほろよい読書 おかわり

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    ネタバレ

    きのこ鍋したくなった。
    ホンサイホンベーではジンコレクションをしたくなってきた。これまでワインが1番好きだったけど、まさのワインも有名なオーストラリアに来てむしろお酒をあまり飲まなくなり、少量が良い派になった今、ジンが来てるかもしれない。
    "友だちと恋人の境目なんて、案外曖昧なのにね。お酒の飲み方次第で一気に崩れることもある。"
    日本のカウンターと小さなテーブル2つ程度のこぢんまりした居酒屋が恋しい。日本酒とお刺身やおでん、小エビ揚げとか、、懐かしい思い出の多くが居酒屋にある。

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    2026年03月01日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    甘酸っぱいのとは違う青春の味。大切なものが少し違った形で残っている。そんな割り切れない気持ち。とても素敵な本でした。

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    2026年02月27日
  • パラソルでパラシュート

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    舞台は大阪。29歳受付嬢の美雨は、お笑い芸人の享と出会いルームシェアすることになる。
    テンポの良い会話が読みやすい。ただの友達でも恋人でもない不思議な関係。大人になってからこんな出会いがあるなら、あえて関係性に名前を付けなくてもいいのかも知れません。

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    2026年02月23日
  • 世界のまんなか~イエスかノーか半分か(2)~

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    最後の展開がちょっと、都合良すぎなのがいただけなかったのですが、あの壁ドン展開は流石でございました。

    仕事に一生懸命なのがいいんだよねぇ。

    2026.2.14
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    2026年02月14日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    恋と食のある10の風景

    小説新潮掲載作品から編まれた、
    人気作家陣による〈恋〉と〈食〉をテーマにしたアンソロジー。

    顔ぶれはなかなか豪華。

    「わたしたちは平穏」 一穂ミチ
    平穏なふりをする平穏が好きなふたり。
    波風を立てず、壊さない距離を選び続ける関係性が、食卓の静けさとともに描かれる。
    元妻の生霊だか怨霊だかの存在だって平穏

    「ワタシノミカタ」 古内一絵
    シングルマザーの漫画家と、その息子。
    忙しさと不安を抱えるふたりのもとに現れたのは、救世主のような若いイケメンアシスタント。
    外見だけでなく、心までイケメン。
    仕事にも生活にも、さりげなく手を差し伸べる存在は、ふたりにとって確かに“味方”。

    エッセイ
    「初恋と食事」 田辺智加
    お笑い方面の方みたい。

    「ヴァンパイヤの朝食」 君嶋彼方
    君嶋彼方は、まだそれほど作品数が多くない作家さん。今ならあなたもコンプリート可。
    最新作は予約中。
    本作も含めて、やっぱり君嶋さんの小説が好きだと再確認する一編。なんていうか、優しくて強い感じのストーリーが多いんでは、と思う。

    ※BL作品のため、内容には触れず。
    (結局そこかーい)

    「くちうつし」 錦見映理子
    自分の生家へ移り住み、ほどなくして
    夫を階段転落で亡くした。
    愛しさと寂しさ、そして引っ越してきたことへの後悔が入り混じり、日々は空虚に過ぎていく。
    そんな時知り合った美容師の女性。
    どこか現実と異界の境が曖昧になる感触は、
    『異人たちとの夏』を思い出させる短編だった。

    掌編
    「ゆかりとバターのパスタ」 山本ゆり
    料理コラムニストの掌編。
    飾らない文章と、華やかで手軽なレシピで知られ、ブログが人気だという。
    料理が好きで、しかも上手。勝てない。

    「白と悪党」 奥田亜希子
    読んでも読んでも、初読みの作家が現れる。
    読書の楽しさは、たぶんこういうところにもある。
    落ち着いた文章で、とても読みやすい。
    短編でも無理がなく、世界にすっと入れる感触があった。

    長編も、そのうちに。

    「SUMMER STREAMER」 尾形まりこ
    コピーライターで、そちら方面での受賞も多い作家。本作の主人公は、夫を突然亡くした、やや高齢の女性。

    引きこもりがちな生活の中で、大谷翔平の魅力に惹き込まれ、やがてアメリカへ試合を観に行く決断をする。
    かつての昭和主婦世代は、
    仕事を持たず家庭にいた人も多く、
    趣味にお金や時間を使うことを どこか「いけないこと」「自分には許されないこと」と
    感じていた人も少なくなかったと思う。

    残された時間は自由。
    ただし、詐欺には気をつけて。

    「夏のカレー」 原田ひ香
    婚約までしていた彼女が、
    実家の倒産をきっかけに失踪し、連絡が取れなくなる。
    その後、人生の節目ごとに
    すれ違うように再会するふたり。
    会うたびに、彼女の立場や暮らしは変わっていく。
    けれど、カレーの味だけは変わらない。
    昭和の途中までは、
    夜逃げという言葉が現実にあった記憶。
    変わり続ける人生と、
    変わらない味。

    エッセイ
    「恩讐の彼方のトマトサラダ」 山田詠美
    山田詠美さんの こういうタイトルのセンスが好き









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    2026年02月09日
  • 二周目の恋

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    どれも普通ではない恋(と呼んでいいかもわからない)の話。でも部分部分で分かる感情もあって、よかった。

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    2026年02月09日
  • うたかたモザイク

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    一穂さんの2本目ですが可もなく不可もなくって感じでしたね。短編でしたが気にいるストーリーもあれば良くわからんモノもあり

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    2026年02月03日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    自分の好きな作家さんが多く入っている為購入したものの、あまりハマらなかった。
    アリスと火村の掛け合いが長すぎて、事件にスピード感が無くて、ダラダラしてる所が自分に合わなかったのかも。
    人によってはまた違う意見が出てくると思うので、他の人の感想を見てみたい。

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    2026年01月26日
  • うたかたモザイク

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    ツーバイツー
    BL
    神さまはそない優しない
    このあたりが印象に強く残ってる。

    どことなくファンタジーというか、SFっぽい雰囲気があって、一穂さんは星新一の短編集が好きな方なんだろうなと思った。
    オチの作り方が似てる。少しゾッとするオチ。

    sofa&…
    も結構好きだった。わたしも1つの物に愛着が湧いて、長年使うタイプだから、物からこんな風に思われてたらうれしいなぁと思った。色んな物をもっと大切にしたい。

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    2026年01月26日
  • 【電子限定おまけ付き】 ペーパー・バック 1

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    ネタバレ

    新聞社シリーズの番外編をまとめたもの。

    順不同で入っているので戸惑うこともあり。
    あと時系列もばらばらなので、これは誰と誰の話でどのタイミングの話?って考えないとわけわからんってことになる。

    これを読むと、圭輔×一束のCPが一番好きだなーと思った。最初に読んだからかな。
    ちょっと香港に行ってみたくなったもん。
    最後の話で、いつか圭輔が再び転勤となったらどうなるんだろーと不安になる。二人はある意味,しょうがないと思ってるみたいだけど、読んでるこっちは嫌だよーっ:(;゙゚'ω゚'):

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    2026年01月22日
  • アンフォーゲタブル

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    ネタバレ

    新聞社シリーズ第四弾。
    is in you
    off you go
    ステノグラフィカ
    アンフォーゲタブル
    の順番で本編はこの4作らしい。

    新聞社の整理部に勤める和久井冬悟が証明写真をとろうとすると、泣いたい男が乱入してきた。有村望、大手真秀製薬会社の人事部勤務。この時は喪服で泥酔し号泣する望に「泣いていいですよ」と声をかけ、帰り際に「役に立つことがあれば」と名刺を渡した。
    後日、謝罪で電話がかかってきた。それから二人はちょくちょくあって飲みに行ったり、出かけたりするようになった。
    望があの日、実は好きな人が死んでしまったんだという。お通夜だったらしい。
    その相手は、男性の先輩だった。
    冬悟は社会部の記者だったが、正義感から他社の記者と喧嘩になりそれが元で、集まった記事を編集する整理部に配属された。が、本当は一面を飾るスクープを撮ってみたいという夢があった。

    2人ですごす時間が増え、お互いを想う気持ちが友情とは違うものになっていく。
    が、もちろんその線は越えない。

    ある時、望が「ドライブがしたい」というので、出かけた。
    その日は天気が悪く、行き先の灯台もすごい霧がでてきた。
    灯台から聞こえる音が生き物の声に聞こえる。それは霧笛というんだそう。
    好きだった先輩が、「最後の恐竜が霧笛の音を仲間だと思って海の底から上がってきたがそこには誰もいない‥という話が好きだった」というと、
    冬悟が、望の忘れられない人の話にちょっと不快になる。その様子を見た望は、不快になるってことはどういうことか?自分の事をそういう風に想っているのか?と,聞き,さらに
    「ここで、一回だけ抱いてくれませんか?」と。
    2人は霧の車の中で・・・・

    帰り際望は「この日の事はわすれません」といって帰っていた。
    冬悟は、男とヤッてしまった。と家の中で動揺もするが、でも、望を愛おしい気持ちが募る。
    だが、翌日望に電話をすると、「現在つかわれておりません」という。
    まさか・・・?!
    すると冬悟宛、差出人不明の封筒の中のCD-Rが
    そこには真秀製薬の風邪薬の成分検査結果が改ざんされていて、実は微量ながら発がん性物質が入っている情報が入っていた。
    おそらくこれを出したのは・・・望。
    これをもっていけば・・・一面のスクープになる?!
    同期の静や、先輩の西口と相談してそれを一面トップのスクープにした。
    当然一大スキャンダルで大騒動。真秀製薬は大ダメージを負う。

    先輩に「この情報のリーク先はわかっているか?」と聞かれもし、その人がリークしたとばれるとその人がとんでもない目にあってしまう。だから絶対に漏らすな。守れ。そのためには、自分とその人のつながりを全部消せ。と言われた。
    そうか・・望はそのために自分の前から消えたのだ。

    真秀製薬の株は暴落し信用もなくなり勤めている人たちの生活すら変わってしまったかもしれない。それを見て、冬悟はこれでよかったのかと思う。だが西田たちは、自分たちは間違った情報を出したわけじゃない。これでいいのだという。
    そして、真秀製薬に勤めている夫の妻に冬悟はハンマーで殴られ、意識不明となってしまった。
    ようやく目がさめたころにはその事件は一件落着していた。が、このあとどうなるかわからないということで、冬悟は海外赴任となってしまった。
    望に会えないなら・・もう・・・

    17年後、冬悟は日本にかえってくることになった・・・

    って話。
    まぁ、なんやかんやハッピーエンドなんだけど、
    それにしても出会った頃は26歳。その後17年って43歳やん。
    いちばんいい時を一緒に過ごせなかったのって、やっぱり悲しいよなぁ・・・って思ってしまった。
    2人が少しでも長く、ラブラブイチャイチャですごせますように。

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    2026年01月16日
  • GOAT Summer 2025

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    初めて文芸誌を買った!
    このボリュームで510円はお得。

    「特集:キトヴォラの今」朝井リョウ
    キトヴォラって何?けみさゆろって何?って思って調べてしまった。きっとこれらに当てはまるのは読者それぞれの解釈なんだなぁと思った。すごく短いお話だったけど、朝井リョウ味があって考えさせられた。

    「落ち着いて」小川哲
    すごいリアルだと感じた。
    『優しさは冷たさでもある。「君に文句を言わないよ」という温かいルールの裏には、「だから僕にも文句を言わないでね」という冷たいルールが存在する。誰かに対して怒ってしまうのは、誰かのことを期待して信じているからで、怒るのをやめるためには、他人に期待しないように生きなければならない。私にはそれができない。だから私は優しくなれない。』という文章が印象に残った。

    「あの子にしか行けない天国」木爾チレン
    寿命は短くなるけれど18歳の姿のまま生き続けられる選択があるという設定が面白くて、私だったらどうするかなぁと没入できた。外見至上主義な友達の気持ちもわからなくはない。おばあちゃんとの関係がホッとした。

    「みんなのこうえん」カツセマサヒコ
    排除ベンチと言われてしまうものが作られた理由も分かるから、折り合いをつけるのは難しいと思った。

    「MARIA」モモコグミカンパニー
    主人公の周りがとにかく最悪。過去のことだからと割り切れないくらい心に負った深い傷って救いようがないのかもしれないと思った。

    「願えば叶う」染井為人
    自分よりも絶対に友達を幸せにさせないという腹黒い気持ちは怖いし、そんなの友達じゃないけど結局ありがちだよねって思った。

    「車止め」芦沢央
    闇バイトって気づかずに闇バイトに加担しているとはよく聞くけど、こんなに巧妙に引っかかってしまうのかと怖くなった。人の役に立てていると思っていた主人公が不憫でちょっとトラウマもの。

    「IN a FloP」市街地ギャオ
    MBTIの中に主人公って項目があるのはどうなのっていう気持ちは少し共感。今まで何者にもなれなかったけど、地下では自分の存在が認められて、それを俯瞰している主人公。純文学って感じだった。

    「クレジット」丸山春乃
    退屈で真面目な日々に少しのスリリングを求めて、やってやったぞっていう気持ちになるのわかるなぁと思った。

    「サンクトペテルブルクの鍋」坂崎かおる
    面白かったんだけど途中から難しくなって辞めちゃった。いつか読み直す。

    「夜の底」夏夜米子
    「世の中の大半がきっと同じように、自分の欲求を満たす為だけに他人の人生を侵害している。」という文章が心に残った。

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    2026年01月16日
  • ほろよい読書 おかわり

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    お酒という身近なテーマを入り口に、短い物語の中に人間の営みの奥深さが凝縮されていました。
    ふとした瞬間に込み上げる寂しさや、やり切れない後悔、そして小さな救い。それぞれの作家が描く「人生の機微」が、まるでお酒のように心にじわじわと染み渡ります。華やかなだけではない、少し苦くて温かい「哀愁」を感じたい夜に、ゆっくりとページをめくりたくなる一冊です。

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    2026年03月22日