一穂ミチのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ◼️一穂ミチ「砂嵐に星屑」
数多いる人々の一。大阪のテレビ局を舞台にした心の描き方。
また細かいな、微妙やな、なにわやな、と思う。仕事上、また私生活に蹉跌を持った人々をテレビ局を題材に描く。とかく後半のほうの話が、手を添えられているような気もしてくる。
なにわテレビで上司の看板男性アナウンサーとの不倫が発覚し、東京支社に転勤させられ、10年振りに大阪の本社に戻った女性アナウンサー。資料室で先ごろ他界した不倫相手の幽霊に遭遇し、新人女性アナと幽霊騒動の解決に挑む。
(資料室の幽霊)
立ち上がりは少し派手なネタ。細かいな、と思ったのは大きなストーリーの中に、主人公の心中の動き、思いを細かく描写してあるから。大きな線に沿ったわけではなく、リアルに浮かびそうな心のうち。
50代の負け組報道マン、タイムキーパーの女性の私生活の鬱屈、制作会社の冴えないADくん。それぞれ仕事が絡んでいて、他話で主人公だったりする報道番組に絡む人が交差する。
取材がうまくできない、前向きでないADくんの話にはそれ先に確認しとかな・・と社会人的に思うこともあった。でも人間らしくていかにもだ。ちょっと思い入れてしまう。このへん職種はあまり関係ないかも。
星屑・・誰しも、社会、さまざまな業界というカテゴリだけでも山ほど、いや星の数ほどいる・・そんなに多くないか笑大多数のうちの1人、という感覚を持ったことがあるのではないか。底で慌ただしくもがいている自分を。
ダイレクトに、だけどサラリと、微妙な事柄を時に熱く時にクールに描く筆者は変幻自在だなと思う。
作中には大阪のおっさんやな〜と思える人がほのぼのと登場したりする。女性のあけすけな言い方もなにわだな、と思ったりする。会話が上手い。
なんというか、人の機微テレビ局編、という感じでした。 -
Posted by ブクログ
ふわぁー。これは上級者向けだったかもしれません。。。
私のようなエロ描写苦手な者には、ちょっと苦しい内容になっておりました。。。m(_ _)m
男女で同棲のカップル。
男男で同棲のカップル??
どちらもセックスレスで悩んでおりました。
ある日の間違いメールから、その悩んでいる同士が意気投合してしまうわけですが、、、
最初っから男性のそういうお悩み!?
私には理解が追いつくところではなくて、、、
一穂さんの作品ですからね、超特急で読めてしまったのですが、感情移入型の読み方をする私には、感情移入出来る対象がいなかったからか?ちょっとこちらは難しかったです。
ほんと、すみませんm(_ _)m
お話自体は悪く無いですし、一気に読ませる凄い力があるのですが、これはとにかく私が上手に読めなかったです。
まだ私が読むには早かったのかもしれません。
すみませんm(_ _)m -
Posted by ブクログ
「イエスかノーか半分か」の番外編+書き下ろしの2冊目。
これもう1冊あるんだね。
1冊目の感想にも書いたけど
本編を読んでからかなり時間がたってて、2冊目の時に「もう一回本編を読みなおそう」っておもったものの、(2)をよんでしまったので、
前回同様「ん??この人は・・え~っと・・?」って思い返しながら読んだ。
あと、これはいつの時の何だろう?
とか思いつつ。
こちらの最後の「恋はあせらず」が書き下ろしなんですがとても読みごたえもよくていいお話なんだけど、
2回目のえっちに至る話なんですね。
それまでの短いお話の中ででも、さんざんヤッてるのを読んだままのテンションで読むと、最初「え?ん?」って感覚になります。
これ、番外編じゃなく本編にいれてほしいわ~って思うお話でした。
(1)と(2)をたまたま入手したんですが、本編よまずして(3)を読んでも同じ感想にしかならないかなぁ?
とはいえ、
もう不動のカップルではあるので、なにがどう転んでも幸せしかないとおもうと、
気楽にほわほわ~~~っと読めるのがいいです -
Posted by ブクログ
ネタバレココノエ南新町店の真実
なんでヨシナガさんから受け取ったノート読んだだけで、依田さんはそんなになってしまったんだ
そんなに入り込んで、自分がやらなきゃ!みたいな気持ちになる程の内容だったのか
普通にヤバイ客みたいになってるし
そこからの展開にえ?ってなってたら終わった
依田さん視点では無いのでスーパー火災の時に一体何があったのか、本当に戦っていたのかは定かではないけれど、読み終わってから想像したくなる作品だった
ニンゲン柱
結局村に帰りたくなるようになってるし、一番ヤバかったのは娘だった
那々木が暴いてあんな事があっても村はそのままだし
魂の飛翔
個人的にリングは自分が小説、文章という物を読んで初めて怖いと思った作品でした
笑える、泣ける、ワクワクするは文章読んでていて感じる事はあっても怖い、という感情はリングを読むまでは起こらなかった。ホラー文庫を読み始めるきっかけにもなった作品。
なので、リングシリーズは出るたびに読んでいましたが、まさかここに入っているとは思わずに驚きました、え?読めるの?と
しかしこれも個人的感想ですが、タイドまで行ってしまうと……え、じゃあ今まで読んでいたリングの話しはなんだったの?という気持ちになってしまいました…
もう視点が神視点というか、俯瞰が上すぎてそれ言ったらすべて終わりと言うか
余談ですが高山竜司のビジュアルが最初と変わっていくし
簡潔に言えばこのお話もメタと言うか、リングが作られるまでの話で、もう一つの世界
ノンフィクションのようなフィクションと言えば良いのか
作者そのものが主役というのは面白いですが、ちょっとまたタイドを読んだときの気持ちになりました
828の1
なる程、死を思い起こされるものが死神になるのか
最初からずっとフラグが立っていた
けども普通に母が合った事件はトラウマになるやつ
短編ドラマとかに合いそう、世にも奇妙みたいな
面白い作品でした
にえたかどうだか
茉利主役の話は何処ですか、と読み終わったあと思いました
霊感が親子に渡って引き継がれると言うか、持ってても巻き込まれないようにするのは大変。マンションの人達も最終的にはそこまで悪くないというか
いや引っ越してきてその輪に入るのは大変だろうなぁとは思う
風来たりて
中々私自身想像力というか、こう言う村の地図と言うか位置関係を考えながら読むのが大変で、ちょっと地図が欲しいと思ってしまった
いやかなり絶望的な状況。死んじゃう人は出るし、山の因縁でどうにもならない。これどうするんだろうとハラハラしながら読んでいたら
え?尾端さん!?!?ここで!?と、営繕かるかやシリーズを楽しみに読んでいた自分としては、魂の飛翔と同じくここで読んだことないお話が読めることに嬉しくなったと同時に、尾端さん登場してから一変
八方塞がりのどうにもならない状況が、滅茶苦茶スッキリと言うか一気に解決に向かった
凄い安心感
最初から出ると分かって読んでいたら、また違う気持ちになっていたと思う
アンソロジー作品は短編で、色々な作者さんの話が読めるので好きなのですがこの本はシリーズの番外的な作品が入ってて、気になったら本編読んでね、な1冊でした -
購入済み
作者の筆の多彩さ
同じ作者の作品で前評判が高かった「スモールワールズ」がどうも相性が悪く楽しく読めなかったので、この作品もどうかとは思ったが読んでみた。スモールワールズ同様に多彩な色合いを持った短編が集まってできている。各短編の間でこれといった関連性はないが、多少ホラー気味とかというように雰囲気は似たところがある。作者の筆の多彩さを感じることができる。