ブレイディみかこのレビュー一覧
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コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。
そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」 -
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ネタバレBrexitのニュースも見なくなって久しいが、まだ古新聞とも言えないだろうと思い勉強のために読んでみた。
まず、読みやすいしわかりやすい。さすがに”地べた”から書かれてるだけあって、平易で読み下しやすい文体、説明も卑近な例えが多く交えてあったりとありがたい。
単なるポピュリズムという文脈で片付けられるような印象が強かったが、本書で見る目が変わった。
ファクトチェックの必要はあるだろうが、著者自らのインタビューで”おっさん”達に生の声を聞くと、より切迫した経済事情が見えてきたようで、なるほどと思えた。
ドキュメンタリー仕立ての番組でお母さん入れ替える番組構成、どこの国でもマスメディアの印象操作 -
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底辺託児所で働いていて政治に関心を持ったそうで、それはそうだろうな、と思った。緊縮財政のあおりをもろにうける社会的弱者、特にこどもと向き合っていればいろんな感情が起こるだろう。現場で、いろいろな感情やモチベーションが生まれる。
日本とは違って、貧富の壁だけでなく、意識高い系の移民が、えげつなくアンダークラスの白人を軽蔑したりする構図も興味深い。
大人にびくっとした子供に、「びくっとすると余計にたたかれるから、堂々としていろ。難しくてもいつかできるようになる」と諭した、底辺託児所卒業生の保育士の言葉が印象的。
日本の保育士の配置基準は天使のようなこどもを育てる。自由な発想や個性を伸ばす教育が -
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他の作品でもお馴染みの登場人物もいるし,描かれるブライトンの街の様子も,年代こそ違うものの,もはや顔馴染みのような感覚で読んだ.
比較的リアルタイムで読んだあとの初期の作品というのは,コレはコレでタイムスリップした様な,体験したことのない思い出を辿る様な不思議かつ楽しい体験だった.
音楽や映画のレヴューも含めて,パンクに軸足しっかりでイメージしやすくて,早速Apple Musicでライブラリに加えてしまった.
現在よりだいぶ尖った表現はあるものの,やっぱり何度も何度も何度でも感心させられるのは「フラットで透明な視点」で受け止めると言う姿勢.個人の価値観や評価はさておき,まずは受け止める,そして -
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ブレイディみかこさんの初期(といっても40くらいだったようだが)のエッセイ集。文章に勢いがあって面白い。「屁温い」なんて言葉は初めて見た。どうでしょう、この字面の破壊力。まぁ覚えても使う機会は無さそうだけど。
イギリスに旅立つ際、空港で父親に林芙美子の「花の命は短くて」の句を送られる話しは出来過ぎだが「放浪記」を書いた林芙美子の人生は不思議とブレイディさんの生き様と重なる。どちらも放浪癖があるのだ。英語でitchy feetと言うらしい。これは使えるかも。
イギリスは階級社会だと聞く。ミュージシャンのドキュメンタリーを見ていても必ず「〇〇はマンチェスターの労働階級の出身で」とか出自が紹介される -
購入済み
英国エッセイ
英国で子育てをしている方のエッセイ。
底辺の保育園で働いていて、自分の子供を作る気もなかったが、英国では無料で不妊治療チャレンジも可能だった頃にめでたく出来た子供と、時々差別とそんな感じで軽い語り口で書かれたエッセイ。 -
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This Charming Manがお気に入り
キャメロン首相のスミス好き禁止 ジョニー マー モリッシーも支持
労働党 底辺引き上げの教育ポリシー
日本語の「死ね」 主体が弱い I hope you are dead では弱い
英国では Die! とは言わない レイシズムで逮捕される
「ほとんどの自伝は(人生は)前半のほうが楽しい」
「サヴァイブとは闘争じゃない、一杯のティーなのだ」トレーシー ソーン
70年代のUKパンク
インテリとヤンキーが渾然一体となることによってスパークした
今は、ミュージシャンがレボリューションを歌わなくなった
モリッシーの尻ポケットのグラジオラ -
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『ブレイディ節が炸裂した社会派エッセイ』
ブレイディみかこさんの2冊目の著書「アナキズム・イン・ザ・UK」(2013年刊行)をベースに、未公開コラムなどを加えて文庫化したもの。予想以上にボリュームが増えたとのことで、「ジンセイハ、オンガクデアル。」との二冊構成になっています。
姉妹本とされている「ジンセイハ、オンガクデアル。」との違いは、より政治色が強くなっていること。前書は保育士時代の教育関係の話題が多いのに対して、本書はブレグジットなどの政治面やロックな音楽や思想が中心です。
本書に書かれている内容は、英国の歴史でもありブレイディみかこさんの歴史でもあります。ブレイディさんのレンズを -
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『ブレイディ節が炸裂した社会派エッセイ』
ブレイディみかこさんの2冊目の著書「アナキズム・イン・ザ・UK」(2013年刊行)をベースに、未公開コラムなどを加えて文庫化したもの。予想以上にボリュームが増えたとのことで、続書「オンガクハ、セイジデアル」との二冊構成になっています。
内容は著者が保育士時代に経験した英国の底辺を描いた、なかなかヘビーな社会派エッセイ。2000年~2013年頃の英国の政治・教育・文化のリアルを知ることができます。
格差社会や人種差別が強烈に描かれているため、英国に華やかな印象を抱いている方はショックを受けるかもしれません。ただ、キーワードはやはり「多様性」。私たち -
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ネタバレ敢えてカタカナでタイトルを示したブレイディさんの過去のコラムをリエディット、再掲しまとめた書。音楽と政治、英国がもつシニカルで、机上のやりとりを楽しむ社会が面白い。労働党と保守党という政党間で揺れる、アンダークラスに焦点を当てた日本語の本としては非常にユニークでもある。だからこそ、彼女が国際結婚したジャーナリストとしてではなく、一人のイギリス人として社会に入り込んで行った過程で、政治を一緒に連れて行っていたことに価値を見出しているように思える。もちろん、政治の結果は散々であるけれど、セックスピストルズ、レイジなどの労働階級からも支持されたパンクは、英国の生み出した産物であり、米国のJazzやヒ