ブレイディみかこのレビュー一覧

  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    誰もが気になっているだろうし、自分も気になっているコロナ後の社会。それを考えるヒントになりそうだと思って読んでみた。

    読んでみて、やはりコロナ後の世界は誰にもわからないのだという、当たり前だけれどちょっとホッとする自分なりの結論。でも、少なくともコロナ以前に戻ることはないし、新しい社会を作り上げる(あるいは、遠い未来に実現するはずだった社会を、少し近い未来に実現する)ことになるのだろうという予測はたった。

    その時に、どんな未来が待っているのか、自分はその未来でどのように立ち振る舞うのかを、いま考えなければならないという感覚を持った。

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    2020年11月14日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    一章一章それぞれで、
    自分の気持ちが言語化されて、改めて自分の思いを認識したり、
    こんな現実あったのか、と私も目を背けていたことに気付いたり。

    ラストには、日本のこの境のなさが、美しくもある。

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    2020年11月01日
  • コロナ後の世界を語る 現代の知性たちの視線

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    某所読書会課題図書.養老さんとブレイディみかこさんに出てきたブルシット・ジョブとキーワーカーの対比、世界レベルのアイデンティティの創造(p71)、政府とIT企業の連携で見えてくる世界(p77)、国家を超える連帯の必要性(p87)、リベラル層が強権発動を言い募る危うさ(p99)、ケア階級の再認識(p133)、人と会うことの暴力性(p142)、指定感染症への指定とその後の対応(p173)などなど、考えさせられる視点が多かった.

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    2020年10月24日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    第Ⅰ部 地べたから見たブレグジットの「その後」
     ブレグジット決定及びその前後についての概要。ブレグジットを思い返す時に参考になるであろう、コンパクトにまとまった導入部。

    第Ⅱ部 労働者階級とはどんな人たちなのか
     タイトル通り、イギリスの労働者階級についてのレポート。特に著者(元々は著者の夫)の友人達6人へのインタビューはこの本の白眉だと思う。

    第Ⅲ部 英国労働者階級の100年
     オックスフォード大学の歴史学者セリーナ・トッドの著書『ザ・ピープル イギリス労働者階級の盛衰』(みすず書房)のダイジェスト版。労働者、と言うより、労働党の100年を追ったもの。分かり安くまとまっているとは思うが

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    2020年10月11日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    『ブレイディみかこ幻のデビュー作』と文庫版の帯に書かれている。
    たしかにオリジナル版が出た後、版元が倒産したというところを踏まえると幻なのではあるが、文庫版、相当おもしろい。「ぼくはイエローで…」からすっかりはまってしまったわけで、いろいろ読み続けているのだが原点に回帰できてよかったという印象、なるほど十数年前だからこそ、なのか、パンクな口調がキレキレで、文庫版まえがき、にもあるが「若書き」という表現で荒々しくて生々しくて、おもしろい。

    このあたりの考え方・感じ方があって、後々、親となったり保育士となったり、緊縮財政への提言があったりしていくんだな、と。 まぁ、飲んだくれとしては、飲んだくれ

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    2020年08月13日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    勉強になった。 まさに勉強になった、という本。 現在の英国を理解するには、すごく大切な本。

    「僕はイエローで…」からひかれてすっかりはまってしまったみかこさんなのですが、なるほどなるほど、パンクな生きざまと明確な主張、そして社会起業家的に社会を変えようと行動していらっしゃる方、というそんな中で、さらに勉強家?というか研究者?というか、なるほどなるほど、やはり自分の考え方のベースで共感できる点が多く大好きな著者である。

    これまでの英国保育士とか、自らの労働者環境(今回は「ワイルドサイド…」で出てきたメンバーへのEU離脱投票に対するヒアリングもあった)という「地べた」の感覚から反緊縮に対する明

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    2020年08月08日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    日本の貧困問題の根本は、納税していないと主張する権利すらないと感じる「働かざる者食うべからず」の国民性と言っていたがまさしくその通りな気がする。
    この本の発行から5年経ち、今年に入ってからはコロナによって経済が落ち込み、密だから抗議デモが出来なくなり、もっと事態が悪化しているんだろうな…
    貧困問題、デモクラシー、人権について考える1冊。

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    2020年06月10日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    著者の名前を知ったのは、「子どもたちの階級闘争」を目にしたときだった。本書はデビュー作とのことであるが、一読の印象は、「ハマータウンの野郎ども」の世界を、ごく近いところにいる人間が、その肌感覚で書いたというものであった。イギリスの労働者階級の暮らしぶり、医療制度の問題その他政治、経済、社会状況が、そのブロークンな筆致で生き生きと活写されている。
    文庫版は何編かの増補が加えられているが、前に出てきた登場人物のその後に、思わずホロリとさせられる。

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    2020年05月25日
  • そろそろ左派は〈経済〉を語ろう――レフト3.0の政治経済学

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    経済、つまりどうやって食べていくか、がまず大事なことなのだということを考えさせてくれる。グラスルーツとか地べたというけどさ、理念うんぬんよりもまず食べていく不安をどうするのか。ナチスが支持率では決して高いわけじゃなかったにもかかわらず、強くなったのは、食べていくことへの不安になんとかしてくれるという信頼を勝ち得たからだ、という。そしてそれは現代においても、見られる話でね。

    右とか左とかわかんないけど、面白かったな。自分が右か左かなんて、わかんないし、どうでもいい。ただ、生活していかなくてはいけない以上、いろいろ考えることは必要だよな。

    ふだん見過ごされているような人たちに対して、何を求めて

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    2020年05月20日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    英国在住のエッセイスト、ライターで、保育士でもある著者の、2015年の日本での取材記。日本の保育園、政治運動、貧困問題をイギリスとの比較を絡めながら、現場目線で記している。
    平易で分かりやすい文章なだけに、問題の深刻さが良く伝わってくる。現時点で取材時から既に5年経過しているが、本書で描き出された問題はどれ一つとして解決、あるいは良くなっている兆しが全く無いところにものすごく閉塞感を覚えた。果たして、今からでも保育園不足、政治の劣化、貧困等々の問題が良くなっていくのだろうか?はなはだ不安である。

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    2020年04月13日
  • 女たちのテロル

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    たいへんくだけた文体にちょっとびっくりした。もしかしたら若い人たちに向けた本なのかもしれないが、恥ずかしながらいい歳をした私が知らないことばかり。
    私はこういう女性たちの壮絶な戦いがあったことを何も知らずに、のうのうと暮らしてきたのだなあ。

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    2020年03月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 無料お試し版

    購入済み

    ぼくはイエローでホワイトで、ブ

    続きを読もうかな、と思わせてくれる内容。

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    2020年03月20日
  • 女たちのテロル

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    不勉強で、金子文子は何となく知っていたが、エミリー&マーガレットのことは全く存じ上げず、サフラジェットやアイルランドのイースター蜂起についても無知で、大変勉強になった。金子文子の考え方は大変興味深い。頭でっかちの思想とは一線を画すもので、手記も読みたいと思う。

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    2020年02月23日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    ネタバレ

    2016年6月24日、イギリスはEU離脱投票で離脱派が勝利、
    先日EUからイギリスが正式に離脱(ブレグジット=
    Brexit)したところで読んでみました。

    イギリスでは現在、白人労働者階級という立ち位置に
    いる人々がマイノリティになっている。白人なら
    人種差別もないから自力で上がれ、といわれるためである。

    第1章はイギリスにおけるブレグジットについての
    簡単な説明と残留派と離脱派の女性がそれぞれの家庭を
    取り替えるというイギリスのテレビ番組の放送内容を
    紹介している。
    第2章は著者の身近な労働者階級の人々のインタビューと
    ニュー・マイノリティーの説明、第3章は労働者階級の
    100年の歴史が

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    2020年02月14日
  • THIS IS JAPAN 英国保育士が見た日本

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    久しぶりに、本を読んで気になったワードをメモに取りました。

    英国保育士である著者が映し出す日本。
    きっと保育施設の現状などを主体に書かれたのかなと想像したら、全く違いました。

    むしろ、ソーシャルワークや人権といったことが書かれてあり、障害者福祉についても触れられている。

    おもしろい!と、単純に思いながら読み進めました。

    もしも世界を変えたいのなら、小さなスケールで自分のアイディアを試し、それからその規模を大きくすればいい。ジェフ・マルガン

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    2020年01月22日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    ネタバレ

    在英の女性コラムニストによるブライトンでの生活を書いたエッセイなんてのと全然違う。
    貧民街での暮らし、イギリスの病院保険制度、持たざる者のノーフューチャーな生き方等々。
    貧民暮らしを開き直って酒飲んでガハハと生きながら考察して本にまとめるなんて、しかも結構読ませる。才能あるんだな。

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    2019年11月11日
  • 花の命はノー・フューチャー ──DELUXE EDITION

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    英国在住のコラムニストによる1990年代の英国での生活を記したエッセイ集の文庫版。
    オリジナルを出版した時の会社は潰れたとのこと。
    文庫版はオリジナルエッセイの後日譚が追加されていたり、未発表原稿や書下ろしも載っているので読み応えあり。
    著者は飲んだくれでセックスピストルズが大好き、ということからもわかるように、豪快な語り口調が魅力。
    ただ、単に豪快なだけでなく、酔っぱらいながらも自己の生活や周りの人の生きざまに対する観察眼と考察は鋭く、硬軟取り混ぜた内容をサラッとかけるのがこの人の強みだと感じた。

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    2019年11月01日
  • 労働者階級の反乱~地べたから見た英国EU離脱~

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    BREXIT国民投票の結果が発表され。まさかの離脱決定。冒頭著者の夫が叫ぶところから始まる。しかし夫は離脱賛成に入れていたというのが面白い。激しく面白かった「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」の著者が、英国の労働者階級が何を考えているのか、あるいはここ100年の政治を振り返り、英国社会を考察するという意外と硬い本。

    なかなか面白かった。

    英国のテレビ番組で、離脱派と残留派の家庭の奥さんを交換して、しばらく暮らしてもらうという企画の話が興味深かった。

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    2019年10月30日