ブレイディみかこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
左派が語るべき経済のあり方を学ぼうとすると期待外れ。そういう話題になると不思議と話がそれて、断片的にしか把握できない。対談本に書いてする必要があったかなーとも思う。対談をもとにもうすこしまとまりのある構成をとれたのではないか。反緊縮ってとこやケインズ的に需要を作り出すべきってあたりかな、せいぜい把握できたのは。需要が不足していたというのはアベノミクスによろしくという本でも学んでいたため、すとんと腹に落ちた。
左派が経済を語る必要性を啓蒙するための本としては、優れている。左派思想史としても鋭い分析が随所にある見られ、目を開かされる。過去の左派の思想へのツッコミは的確だし、新たな時代の左派像にも共 -
Posted by ブクログ
ここじゃない世界はいまここにあり、ここから広がっている。別の世界は存在する。
これって希望でもあり、"ここ"から抜け出す術がない彼等からしてみればとても非現実的で途方もない話でもある。それでもやっぱり信じて、諦めないでほしいと思ってしまうのはエゴなのかな。
福祉に関わる仕事をしていると、本当の意味で誰かを救えるのは自分とか家族とか守るべきものがない人だなと諦めを感じる場面がある。でも少し違うのかもしれない、とこれを読んで思った。ミアのことを誰よりも大切に想ってくれる人には、この先の人生、ミア自身が自分の力で出会っていくのかもしれないな。 -
Posted by ブクログ
ノンフィクションかエッセイか、解説にも述べられていましたが、ここに登録する際に私も迷いました。ウチにも12歳の小6男児がいますが、ブレイディ家の息子さんはデキ過ぎなくらい鋭く色々なことを考えていて、本当にノンフィクションなのか?と思うことしばしばでありました。
まぁ、きっと私が、ウチの子をそこまでインスパイアできていないということなんでしょう。
息子もこの本を読んだとのことですが、どうだった?と訊いてみたところ、あんまりよく分からないところも多かった、とのこと。まぁ、そうだろうな、とは思いますけど、少し背伸びするくらいの本に手を伸ばしたこと自体は、良かったと思っています。 -
Posted by ブクログ
ぼくはホワイトでイエローでちょっとブルー のおっさん版だ、とあったけど、くたびれ感がありつつも確かに同じ空気が漂ってる。大人になったって、迷うし間違うし悩みながら暮らしてる。おんなじだなあと思うところも、お国柄ってあるんだなあというところも、いろいろあって面白かった。
医療へのアクセスの差異、何が正解ってものでもないけど、日本式に慣れていると、イギリスで病気になると大変そうだな…と思ってしまった。
あと、ビールからスパークリングワインへ嗜好が変化してるっていう話に驚き。そもそもノンアルコール派が増えているっていうのは、全世界的なものなのか?喫煙と同様、酒飲みも肩身の狭くなる時代が来るのかな… -
Posted by ブクログ
以前から気になっていた一冊だったが、中学生の姪が読んだとのことで手に取った。
日本にも差別や格差は存在するが、どちらかと言うと陰口や顔の見えないSNSでの批判の方が多い気がする。
舞台となるイギリスブライトンでのそれは、(他国でも起きているだろうけれど)もっと深刻で目に見える形の社会問題となっていて、むしろ日本は特殊なのかもしれない。
この所の日本における移民問題についても、どうしても排他的思考が捨てられない私としては、いつまでも他人事ではいられない。
このところ耳にする多様性という言葉は、より差別、カテゴライズを生むことにつながっている気もする。
ハーフという言葉が差別的と捉えられかねな -
Posted by ブクログ
みかこさんの今作、あともう少しで読み終わるけど、感想を書く。KADOKAWAだったので買うのに躊躇した、個人的にKADOKAWAと幻冬舎の取締役の言動に賛同出来なくてずっと不買してる。
だけど読みたくて購入。『こどもたちの階級闘争』を読んだ時の様な衝撃はなかったけど、読みました。多分最後まで読むでしょう。いま、英国の日本人向けのスーパーのまかないの仕事でいじめやハラスメントを受けて犬のシットを踏んだ話を読み終わった。
シット・ジョブ、低賃金なだけじゃない。わたし自身は『清掃のパート』しかまともに出来ないし、働けない。なにかのスキルもない。清掃の仕事もシット・ジョブ。低賃金。賃金も上げてほしい、