ブレイディみかこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
3人の論者が「反緊縮派」という立場から日本の取るべき経済政策について、議論した本。現代政治経に関心はあるけど知識がない私にとっては格好の入門書だった。現代の国際政治では何が起きているのか、旧民主党系のどこが問題なのか、安倍政権の長期化の要因とその問題とは何か、など現代政治の様々な問題について経済政策の観点から一定の見識が得られるし、彼ら「反緊縮派」の主張には説得力もある。ただし、現代政治経済の入門になるとはいっても著者たちの議論が、「反緊縮派」という特定の政治的立場に立ったものであることには注意が必要ではある。いずれにしても、この本は現代政治に関心のある人に真っ先に勧めたい良書である。
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Posted by ブクログ
「無駄遣いヤメろ」も良いんだけど,それしか言うことないのかよ⁈
どうやったら豊かになれるのか,明日のメシにも困り,1年後の身分保障もままならない不安から抜け出せるのか⁈
何でそれを大声で言わないんだよ⁈
観念的な綺麗事ばっかり並べてんじゃねーよ!
って思うから,左派は信じられないんだ〜って,ずーっと思ってきた.
この本には,左派がそこから脱却するヒントが溢れていると思う.今までの左派の歩みに対する論評もなるほどと膝を打つものばかり.
願わくば,同じ内容で右派,特に虐げられてるにもかかわらず,安倍政権を熱烈に支持しているような人達が手に取るようなタイトルと切り口で再編して出版して欲しい. -
Posted by ブクログ
著者がブログ上で2004年から2005年に掲載したエッセイに、その後にやはりブログ上に掲載した2006年までのエッセイと、書下ろし原稿を加えた「デラックスエディション」。現在著者は英国在住の保育士という立場をベースに広くサブカルチャーから政治経済まで語ってくれているが、この本に収録された頃、彼女はまだ保育士でもなく、子どももおらず、職業として評論家のようなこともしていない。それでも彼女が友人や知り合いを見る眼差しから、英国社会が浮かび上がってくる。英国というのは階級社会というから政治的な社会なのが、外国人が見ることで政治性が明らかになるのだろうか。
とはいえ、本書のエッセイの中身は、現在の活動 -
Posted by ブクログ
左派が語るべき経済のあり方を学ぼうとすると期待外れ。そういう話題になると不思議と話がそれて、断片的にしか把握できない。対談本に書いてする必要があったかなーとも思う。対談をもとにもうすこしまとまりのある構成をとれたのではないか。反緊縮ってとこやケインズ的に需要を作り出すべきってあたりかな、せいぜい把握できたのは。需要が不足していたというのはアベノミクスによろしくという本でも学んでいたため、すとんと腹に落ちた。
左派が経済を語る必要性を啓蒙するための本としては、優れている。左派思想史としても鋭い分析が随所にある見られ、目を開かされる。過去の左派の思想へのツッコミは的確だし、新たな時代の左派像にも共 -
Posted by ブクログ
ここじゃない世界はいまここにあり、ここから広がっている。別の世界は存在する。
これって希望でもあり、"ここ"から抜け出す術がない彼等からしてみればとても非現実的で途方もない話でもある。それでもやっぱり信じて、諦めないでほしいと思ってしまうのはエゴなのかな。
福祉に関わる仕事をしていると、本当の意味で誰かを救えるのは自分とか家族とか守るべきものがない人だなと諦めを感じる場面がある。でも少し違うのかもしれない、とこれを読んで思った。ミアのことを誰よりも大切に想ってくれる人には、この先の人生、ミア自身が自分の力で出会っていくのかもしれないな。 -
Posted by ブクログ
ノンフィクションかエッセイか、解説にも述べられていましたが、ここに登録する際に私も迷いました。ウチにも12歳の小6男児がいますが、ブレイディ家の息子さんはデキ過ぎなくらい鋭く色々なことを考えていて、本当にノンフィクションなのか?と思うことしばしばでありました。
まぁ、きっと私が、ウチの子をそこまでインスパイアできていないということなんでしょう。
息子もこの本を読んだとのことですが、どうだった?と訊いてみたところ、あんまりよく分からないところも多かった、とのこと。まぁ、そうだろうな、とは思いますけど、少し背伸びするくらいの本に手を伸ばしたこと自体は、良かったと思っています。