ブレイディみかこのレビュー一覧

  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ノンフィクションかエッセイか、解説にも述べられていましたが、ここに登録する際に私も迷いました。ウチにも12歳の小6男児がいますが、ブレイディ家の息子さんはデキ過ぎなくらい鋭く色々なことを考えていて、本当にノンフィクションなのか?と思うことしばしばでありました。
    まぁ、きっと私が、ウチの子をそこまでインスパイアできていないということなんでしょう。

    息子もこの本を読んだとのことですが、どうだった?と訊いてみたところ、あんまりよく分からないところも多かった、とのこと。まぁ、そうだろうな、とは思いますけど、少し背伸びするくらいの本に手を伸ばしたこと自体は、良かったと思っています。

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    2026年07月05日
  • ワイルドサイドをほっつき歩け ――ハマータウンのおっさんたち

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    ぼくはホワイトでイエローでちょっとブルー のおっさん版だ、とあったけど、くたびれ感がありつつも確かに同じ空気が漂ってる。大人になったって、迷うし間違うし悩みながら暮らしてる。おんなじだなあと思うところも、お国柄ってあるんだなあというところも、いろいろあって面白かった。

    医療へのアクセスの差異、何が正解ってものでもないけど、日本式に慣れていると、イギリスで病気になると大変そうだな…と思ってしまった。
    あと、ビールからスパークリングワインへ嗜好が変化してるっていう話に驚き。そもそもノンアルコール派が増えているっていうのは、全世界的なものなのか?喫煙と同様、酒飲みも肩身の狭くなる時代が来るのかな…

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    2026年06月29日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    イギリスで学校に通う東洋人ハーフとして生きる息子の体験を母親目線でまとめたエッセイ。
    自分の海外経験と重ねながら読んで共感したり、その経験の裏側も知れて良かったと思う。

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    2026年06月17日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    多様性や貧困、圧倒的な格差、宗教的な背景…知識はあっても実感できていない問題が、海の彼方の地ではいつもの日常として現実に起きていることを突きつけられた。私は無意識に存在しない「普通」に縛りつけられている。

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    2026年05月27日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    本書は、著者自身の経験をもとに、子どもの自律性や価値観を尊重する子育てを描いたエッセイ的な内容である。親が一方的に価値観を押し付けるのではなく、子ども自身が感じ、考えることを大切にする姿勢が印象的である。子どもは多様性に対して柔軟でフラットな感性を持ち、著者はその視点を否定せず受け止めている。親として管理するよりも、子どもの個性や世界観を信頼し見守ることの大切さを感じさせる一冊であった。

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    2026年05月23日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    他者の立場で考えることを疎かにしていないか。人は完璧でなく間違いを認め変化できる可能性を忘れてはならない。何かを語れるほど自信はないが、無関心でなく「無知である」自覚を持ち続けていたい。fightとstruggleの違い。自分とのシスターフッド。

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    2026年05月17日
  • 両手にトカレフ

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    ミア(私)とチャーリー(弟)を取り巻く環境(イギリス)、並行して語られる金子文子の凄まじい境遇(日本・朝鮮)、何れも毒親の犠牲者たち。昨日読んだ〝水車小屋のネネ〟と地続きのようだ。

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    2026年05月16日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    以前から気になっていた一冊だったが、中学生の姪が読んだとのことで手に取った。

    日本にも差別や格差は存在するが、どちらかと言うと陰口や顔の見えないSNSでの批判の方が多い気がする。
    舞台となるイギリスブライトンでのそれは、(他国でも起きているだろうけれど)もっと深刻で目に見える形の社会問題となっていて、むしろ日本は特殊なのかもしれない。

    この所の日本における移民問題についても、どうしても排他的思考が捨てられない私としては、いつまでも他人事ではいられない。
    このところ耳にする多様性という言葉は、より差別、カテゴライズを生むことにつながっている気もする。
    ハーフという言葉が差別的と捉えられかねな

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    2026年05月14日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    みかこさんの今作、あともう少しで読み終わるけど、感想を書く。KADOKAWAだったので買うのに躊躇した、個人的にKADOKAWAと幻冬舎の取締役の言動に賛同出来なくてずっと不買してる。
    だけど読みたくて購入。『こどもたちの階級闘争』を読んだ時の様な衝撃はなかったけど、読みました。多分最後まで読むでしょう。いま、英国の日本人向けのスーパーのまかないの仕事でいじめやハラスメントを受けて犬のシットを踏んだ話を読み終わった。
    シット・ジョブ、低賃金なだけじゃない。わたし自身は『清掃のパート』しかまともに出来ないし、働けない。なにかのスキルもない。清掃の仕事もシット・ジョブ。低賃金。賃金も上げてほしい、

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    2026年05月04日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    ネタバレ

    息子の身の回りで起きている人種問題などの問題を母親から見た形で描いている
    子供ながらに悩んで、自分の答えを持って主張している息子くん
    私が12歳の頃そんなこと考えてなかった(考えなくても暮らせた)と思うと今の社会と自分の立場を考えさせられる
    最後の『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとグリーン』は日本だと青二才とか若い果物とか「青い」って言うから「ブルー」だな〜なんて思った

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    2026年05月01日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    これ2巻だったのか。
    著者の自伝的小説ということもあり、スルスル読んでいたのだけれど、ラスト『督促ガールの手記』にやられました。
    家族という逃れられない負債を、お仕事小説でぶっこまれると思わなかった。
    読後感が最悪で、でもまあそれがいいのかも。

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    2026年04月29日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    全部うすら後味わるかったが『アジアン・レストランの舞台裏』、『ある見習い掃除人の手引書』、『督促ガールの手記』が特にだった。前2編は移民差別、3つ目は貧困、育ち、などが中心に据えられていることが、読後に浮かび上がってくる。

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    2026年04月25日
  • 両手にトカレフ

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    アナキストが題材ならもう少し社会への抵抗が描かれていて欲しかった。ガールミーツボーイに回収されてしまった感じがする。

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    2026年04月24日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー(新潮文庫)

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    裏表紙に書かれているあらすじだと『ぼく』目線で描かれているのかと思ったら、作者目線のエッセイ?ノンフィクション?で少し驚いた。

    日本に住んでいる私では、絶対に体験できないであろう日常のアレコレを知ることができて面白かったし、勉強になった。

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    2026年04月11日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    今まで負債として考えていなかった事が、なるほど実は負債なのだなと思えた。これに縛られてしまうと身動きが取れなくなる。


    負債返済道徳
    借りたものは何があっても必ず返さなければならないという負債返済道徳から人間は解放されなければならない

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    2026年04月09日
  • 私労働小説 負債の重力にあらがって

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    文章が軽快なのに内容は重たい。面白かったが、考えさせられるポイントが多々有った。最終話の負債返済道徳という概念には怖いと思ったが、個人的には、やっぱり借金を返さないのは人でなしという考え方に同意してしまう。

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    2026年03月28日
  • 女たちのテロル

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    3人の女性の生き様を描いた作品。闘った女性というキーワードで繋がる3人で筆者はこの3名を一緒に書きたかったのだろうと思うが、3人の人生それぞれ波乱万丈なのでそれぞれで1作品で書いたほうが分かりやすく、衝撃が大きかったんじゃないかなぁと思った。
    また3人の章がくるくると展開して、文章の最後と最初を同じようなキーワードで繋げてはいるが、読んでいる方としては頭の切り替えが大変だった。
    今、当たり前のことが当たり前ではなかった時代。想像すらしてこなかったことが書かれてあり、とても衝撃を受けた。
    また時間が経ったら再読したい。

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    2026年03月19日
  • ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー 2(新潮文庫)

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    前作を読んだのが2021年でほぼ5年前。続編のこれ、最近の発行かと思いきや、2021年発行で前作読んだ時点でもう発売されてたんかい!!って思った。
    相変わらず、イギリスは子供の時からLGBTOとか政治について考える機会が多いなぁと実感。あとは、普通の会話とディベートの差がない。友達とか知り合いと話してても自然と深い議論へとつながっていく環境はすごくいいなって思う。まあ、子供の頃から、考える機会があるからこそみんな自分の意見を持って話し合えるんだろうなって思う。日本人同士だと浅い会話で終わるから考えるきっかけがないんだろうな。焦り。

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    2026年03月14日
  • SISTER “FOOT” EMPATHY

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    男性にも刺さる一冊。
    サードプレイス、ベッドロッティングという言葉が印象に残った。女性の自由に対しての解放、運動には歴史があるのだなと思うし、これからも続くのだと確信した。
    著者の思想を丸ごと飲み込んだ気がした。
    良きエッセイでした。

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    2026年03月13日
  • 私労働小説 ザ・シット・ジョブ

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    シット・ジョブ。「くそみたいに報われない仕事」と、その仕事をしている人が自らの仕事を卑下して言う言葉らしい。
    英国ではエッセンシャルワーカーなど人の世話をする職がシット・ジョブと言われがちだったとのこと。

    本書に出てくる登場人物たちも、住み込みで子どもの世話をしていたり、スーパー従業員のまかないだったり、低賃金且つ大変な仕事に就いている。
    読んでいると、鬱鬱としてくる。給金は入るものの、まるで一人の人間として尊重されていないような扱いを受けて、それでも文句も言えない状況が書かれているのだから。

    「職業貴賤はない」などと言われているけれど、そうは言っても皆、口に出さないだけで、意識的に「あの

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    2026年03月11日